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504 綺麗な綺麗な花火大会
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穴開き窓の外、街の中心の方から、ヒュ~っていう、お空に何かが上がっていく音が何個か聞こえて。次の瞬間には、パンッ!! バンッ!! パンッ!! お空には綺麗な綺麗な花火が。
「にょおぉぉぉ!!」
『わぁ!!』
『何あれ、何あれ! とっても綺麗!!』
『いろんな色がキラキラ!!』
次々と上がる花火に、お部屋の中が一気に盛り上がりました。パパに色々聞こうと思っていた僕も、もう質問のことなんて忘れて花火を見て拍手。
大きな大きなま~るい花火に、小さいけど何個も上がる花火、1色だけどとってもキラキラの花火だったり、色々な色が混ざっている花火もあったり。もうね、色々な花火が打ち上がります。
1つが1つがしっかりと分かる花火だけじゃないよ。ぶわぁっ!! っと一斉に花火が打ち上がると、一気にお空が明るくなって、大きなカーテンみたいに、花火のカーテンができたり、下の方でシュルシュル回っている花火もあったり。
みんなシュルシュルの花火が好きみたい。真似してその場でクルクル回っていました。僕は手だけ回したよ。
そんないろんな花火が一気に打ち上がったんだ。そしてちょっと落ち着くと。今度は1つずつの大きな花火がゆっくりと打ち上がって、時々バババッ!! と打ち上がったり。日本の花火大会って感じです。
僕は本物の花火を、近くで見たことはなくて、いつもテレビで見ていたけど。この花火の感覚、地球の花火と同じかな? ドンッ!! ドンッ!! って打ち上がる時に感じる衝撃ね。
『とっても綺麗だね! でも音も凄い。あんな魔法があるの?』
『う~ん、ボク見たことない。みんなは?』
『ぼくもない。爆発してる感じ? 爆発魔法ってあったっけ?』
『オレ、知らないなんだな』
『ホミュちゃんもなの!』
あ、そうだよね。確か日本だと、大きな玉に火薬を入れて作るんだっけ? なんかそんなこと聞いた事があったような? 違うかも? それでま~るい、大きな玉を打ち上げるんだよね。
この世界の花火は、みんなが言った通り、魔法の花火なのかな? 爆発魔法? 僕はパパ達の魔法しか見た事がないけど。あっ、その前に花火を花火って言うのかな?
「ふふ、みんな、この綺麗な物は花火って言うのよ」
おお! 花火は花火なんだね。これは地球と同じだったよ。
「これは特別な石と粉を使って、魔法で空に打ち上げておるんだぞ。道具と魔法、どちらも必要なんだ。みんなが言っていた…」
僕達が考えていた、爆発魔法じゃありませんでした。まず特別な石と粉を使って、またまた特別な入れ物にそれを入れるんだって。その時に火の魔法と雷の魔法も特別な入れ物に入れて。それからその入れ物を風魔法でお空に上げるんだ。
そうするとちょうど良いぐらいの所で、火魔法と雷魔法が入れ物の中で爆発。爆発すると綺麗に花火の出来上がりです。
説明は簡単だけど、作るのはとっても難しくて、花火を作る専門の人達がいるんだって。花火職人、この世界にも花火職人さんがいました。
『う~ん、じゃあ、僕達が作るのはダメだね』
『お父さん達も無理?』
『ああ、というか、これだけしっかりした物を、近くで見たのは初めてだからな。前に数度、森から街の方を見ていて。その時に見たことはあったが』
「ちー、めちゃ?」
『グッシーもダメ? って聞いてるよ』
『そうだな。我にも無理だろうな。いや、あれをこうすれば…』
グッシーがお話しの途中で黙っちゃいました。グッシーどうしたのかな? でもグッシーにも無理なんて、やっぱりとっても難しいんだね。花火職人さん凄いねぇ。
それから花火は、いつでも見られるわけじゃありませんでした。寒い季節にしか見られないんだって。寒い季節に花火? 今回は特別だって。これは日本と逆だね。日本はほとんど夏だもんね。
後は何か特別な事があった時。街でお祝いがあったり、記念日だったり。
まだまだ質問があったけど、というか、みんな質問していたけど、まずは花火を楽しみましょうってママが。
そうだよ。せっかくの花火だもんね。今はお話しよりも花火だよ。僕達はもちろん話しながら花火を見ていたけど、その後はみんなしっかりと花火を見ました。
僕達が1番気に入ったのは、ニコちゃんマークの花火や、お星様や魔獣の形をした花火。とっても可愛かったです。
ニコちゃんマークには他にもブスッとした顔、ぽや~っとした顔、怒っている顔、ニコニコよりも、もっとニコニコの顔があって。それぞれが打ち上がる度に、みんなでその顔をして遊びました。
そんな楽しい、とっても綺麗な花火は続いて、何度目かの花火と花火の合間に。そうしたらパパが次で最後だぞって。いよいよ最後みたいです。
ヒュ~ッ!! パ~ンッ!! 今までで1番大きな丸い花火が上がった後、ババババババッ!! 一気に花火が打ち上がりました。その後は、今日見た全部の種類の花火がどんどん上がって、街が綺麗な花火で包まれたよ。もしかしたら、お昼よりも明るくなっていたかも。
そして最後、全部の花火が一緒に上がって。もうね、僕達の興奮は大変な事に。みんな叫んでいたんだけど、何を言っているか分からないくらい興奮していたよ。
そうしてついに終わった花火。花火の打ち上げは終わっても、なかなか花火自体は消えなくて。それから数分、お空で輝いた後、最後はスゥッと消えていきました。
「にょおぉぉぉ!!」
『『『わあぁぁぁ!!』』』
消えるまでずっと拍手をしていた僕達。ドラック達は花火が消えて拍手を止めると、椅子から飛び降りて、氷床の上で花火の真似って、クルクル滑って回り始めたよ。
僕もやりたかったけど、できるわけもなく。でも一緒に盛り上がりたくて、椅子から下ろしてもらうと、氷床の上に座って。背中を押してって、僕の言ったことをドラック達に、パパに伝えて伝えてもらいました。
パパに押してもらうと、クルクル回るみんなの間をすぃ~と進む僕。それでまたまたみんなで大盛り上がり。花火の後の楽しいは、その後もずっと続きました。
「にょおぉぉぉ!!」
『わぁ!!』
『何あれ、何あれ! とっても綺麗!!』
『いろんな色がキラキラ!!』
次々と上がる花火に、お部屋の中が一気に盛り上がりました。パパに色々聞こうと思っていた僕も、もう質問のことなんて忘れて花火を見て拍手。
大きな大きなま~るい花火に、小さいけど何個も上がる花火、1色だけどとってもキラキラの花火だったり、色々な色が混ざっている花火もあったり。もうね、色々な花火が打ち上がります。
1つが1つがしっかりと分かる花火だけじゃないよ。ぶわぁっ!! っと一斉に花火が打ち上がると、一気にお空が明るくなって、大きなカーテンみたいに、花火のカーテンができたり、下の方でシュルシュル回っている花火もあったり。
みんなシュルシュルの花火が好きみたい。真似してその場でクルクル回っていました。僕は手だけ回したよ。
そんないろんな花火が一気に打ち上がったんだ。そしてちょっと落ち着くと。今度は1つずつの大きな花火がゆっくりと打ち上がって、時々バババッ!! と打ち上がったり。日本の花火大会って感じです。
僕は本物の花火を、近くで見たことはなくて、いつもテレビで見ていたけど。この花火の感覚、地球の花火と同じかな? ドンッ!! ドンッ!! って打ち上がる時に感じる衝撃ね。
『とっても綺麗だね! でも音も凄い。あんな魔法があるの?』
『う~ん、ボク見たことない。みんなは?』
『ぼくもない。爆発してる感じ? 爆発魔法ってあったっけ?』
『オレ、知らないなんだな』
『ホミュちゃんもなの!』
あ、そうだよね。確か日本だと、大きな玉に火薬を入れて作るんだっけ? なんかそんなこと聞いた事があったような? 違うかも? それでま~るい、大きな玉を打ち上げるんだよね。
この世界の花火は、みんなが言った通り、魔法の花火なのかな? 爆発魔法? 僕はパパ達の魔法しか見た事がないけど。あっ、その前に花火を花火って言うのかな?
「ふふ、みんな、この綺麗な物は花火って言うのよ」
おお! 花火は花火なんだね。これは地球と同じだったよ。
「これは特別な石と粉を使って、魔法で空に打ち上げておるんだぞ。道具と魔法、どちらも必要なんだ。みんなが言っていた…」
僕達が考えていた、爆発魔法じゃありませんでした。まず特別な石と粉を使って、またまた特別な入れ物にそれを入れるんだって。その時に火の魔法と雷の魔法も特別な入れ物に入れて。それからその入れ物を風魔法でお空に上げるんだ。
そうするとちょうど良いぐらいの所で、火魔法と雷魔法が入れ物の中で爆発。爆発すると綺麗に花火の出来上がりです。
説明は簡単だけど、作るのはとっても難しくて、花火を作る専門の人達がいるんだって。花火職人、この世界にも花火職人さんがいました。
『う~ん、じゃあ、僕達が作るのはダメだね』
『お父さん達も無理?』
『ああ、というか、これだけしっかりした物を、近くで見たのは初めてだからな。前に数度、森から街の方を見ていて。その時に見たことはあったが』
「ちー、めちゃ?」
『グッシーもダメ? って聞いてるよ』
『そうだな。我にも無理だろうな。いや、あれをこうすれば…』
グッシーがお話しの途中で黙っちゃいました。グッシーどうしたのかな? でもグッシーにも無理なんて、やっぱりとっても難しいんだね。花火職人さん凄いねぇ。
それから花火は、いつでも見られるわけじゃありませんでした。寒い季節にしか見られないんだって。寒い季節に花火? 今回は特別だって。これは日本と逆だね。日本はほとんど夏だもんね。
後は何か特別な事があった時。街でお祝いがあったり、記念日だったり。
まだまだ質問があったけど、というか、みんな質問していたけど、まずは花火を楽しみましょうってママが。
そうだよ。せっかくの花火だもんね。今はお話しよりも花火だよ。僕達はもちろん話しながら花火を見ていたけど、その後はみんなしっかりと花火を見ました。
僕達が1番気に入ったのは、ニコちゃんマークの花火や、お星様や魔獣の形をした花火。とっても可愛かったです。
ニコちゃんマークには他にもブスッとした顔、ぽや~っとした顔、怒っている顔、ニコニコよりも、もっとニコニコの顔があって。それぞれが打ち上がる度に、みんなでその顔をして遊びました。
そんな楽しい、とっても綺麗な花火は続いて、何度目かの花火と花火の合間に。そうしたらパパが次で最後だぞって。いよいよ最後みたいです。
ヒュ~ッ!! パ~ンッ!! 今までで1番大きな丸い花火が上がった後、ババババババッ!! 一気に花火が打ち上がりました。その後は、今日見た全部の種類の花火がどんどん上がって、街が綺麗な花火で包まれたよ。もしかしたら、お昼よりも明るくなっていたかも。
そして最後、全部の花火が一緒に上がって。もうね、僕達の興奮は大変な事に。みんな叫んでいたんだけど、何を言っているか分からないくらい興奮していたよ。
そうしてついに終わった花火。花火の打ち上げは終わっても、なかなか花火自体は消えなくて。それから数分、お空で輝いた後、最後はスゥッと消えていきました。
「にょおぉぉぉ!!」
『『『わあぁぁぁ!!』』』
消えるまでずっと拍手をしていた僕達。ドラック達は花火が消えて拍手を止めると、椅子から飛び降りて、氷床の上で花火の真似って、クルクル滑って回り始めたよ。
僕もやりたかったけど、できるわけもなく。でも一緒に盛り上がりたくて、椅子から下ろしてもらうと、氷床の上に座って。背中を押してって、僕の言ったことをドラック達に、パパに伝えて伝えてもらいました。
パパに押してもらうと、クルクル回るみんなの間をすぃ~と進む僕。それでまたまたみんなで大盛り上がり。花火の後の楽しいは、その後もずっと続きました。
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