ドラゴンともふ魔獣に懐かれて〜転生幼女は最強ドラゴン騎士家族と幸せに暮らします〜

ありぽん

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54話 モフリモに起きた出来事

 ボスネズズ、許すまじ!!

『いまから、さがしにいく!!』

『うん!! すぐにさがしにいこう!!』

『それで、どすばしっ!! やっつける!!』

『それから、ばこんどがし、やっつける!!』

『ゆいもやる?』

「あたりもビシバシ、やっちゅけりゅ!!」

『それじゃ、さがしいこ!!』

『かならずぼくたりが、やっつけてあげるからね!!』

「しゅっぱちゅ!!」

「出発じゃない!! 止まれ止まれ、まったくまだ話しの途中だろう。それに探しに行くって、どこを探しに行くんだ。まずは最後まで話しをして、俺たちがこれからの事を考えるから。お前たちはまだ動くな」

『まったくだ。まずはしっかり話しをしてからだ』

『もう、はなしきいた』

『だから、ばこんどかし、やりにいく』

『どすばしっ、も』

「ビシバシね」

「大体ガオにポヨ、お前たちの戦いの音は何なんだ」

『オレとポヨの、たたかいのときのおと』

『いつもこれでたたかってる』

「あたちも」

『よし、いこう!!』

『さぁ、いこう!!』

「しゅっぱちゅ!!」

「だから行くんじゃない、はぁ、まったく。ほら、みんな座れ。話の続きをするぞ」

『だが、アルベルト、ユイたちではないが、まだ皆が来ない状態で、話しを進めるのもどうなんだ?』

「とりあえず聞いておくさ。ユイたちを止めておかないといけないしな。だが、後でしっかり対策を考える。いくら変異種だとしても、どうにも様子がおかしいからな」

 アルベルトさんとエルドレッドに座るように言われて、仕方なく椅子に座る私とガオとポヨ。それから私たちの先頭を行こうとしていたモフリモも、何で座るんだよという顔をしながら、とりあえず私たちの方へ戻ってきてくれたよ。

 というかね、ガオとポヨじゃないけど、もうほとんど話しは聞いたでしょう。何で私たちの殴り込みを止めるのさ。私たちのおやつだって、厨房だって、モフリモだって、ここまで被害が出過ぎてるんだよ? もう待ったなしでしょう!

 私たちの部屋に来て、まず最初に私たちがやったこと。というかガオとポヨがやったこと。それはモフリモの落ち着ける入れ物を作ってあげることで。

 ガオとポヨは、私たちがおままごとで使う、小さな入れ物を持ってくると。私たちがよく使っている、魔獣の高級な毛を敷き詰め。それから小さな可愛いぬいぐるみも入れて、モフリモがゆっくりできる場所を作ってあげたんだ。

 それから、私たちの部屋に来たから、自由にしていいよってモフリモに言ったら。様子を伺ってからポケットから出てきたモフリモ。その後はそっと、入れ物を確認。数分後には初めて可愛い笑顔を見せてくれながら、入れ物に入ってくれたの。

 そしてセバスチャンさんが運んできてくれたお茶を飲んで、さらにリラックスしたモフリモに、少し安心した私たち。

 でも、ようやくリラックスして、ゆっくりしているモフリモには可哀想だったんだけど。何があったのか聞かないといけないってことで、私たちはすぐに話しを聞いたんだ。

 ほら、モフリモは珍しい魔獣だから、密猟されるって言ったでしょう? もしも密猟者が関係しているなら、その対応をしなくちゃいけないし。密猟者じゃなくても、誰かが何かしている可能性があるのなら、動かないといけないからね。
 
 それでモフリモに話を聞いたんだ。そしたら、モフリモが話してくれたのは、まさかの内容だったよ。

 モフリモは少し前から、この家の屋根裏に住んでいたらしいの。相棒のモフリモと一緒にね。それで宝物を集めたり、ご飯を集めたり、少しずつ暮らしやすいように寝床を整えて行って、つい最近寝床が完成したんだって。

 でも、そこに現れたのがボスネズズたちだった。ボスネズズは、モフリモたちが集めた物に目をつけて、夜中に襲撃してきたんだって。

 何とか止めようとしたモフリモ達。でも小さなモフリモたちが敵うわけもなく、すぐに寝床は破壊され、全てを奪われちゃったんだ。
 
 ただ、それで終わらなかった。ボスネズズたちはもモフリモたちを、どこかへ連れて行こうとしたの。それは食べるため? ううん、なんかね、ボスネズズが変なことを言っていたって。

『あの人間の所へ連れて行こう』

 って。よく分からなかったけど、危険だと感じたモフリモたちは一生懸命逃げたんだ。でも途中ではぐれちゃって。探しに行こうとしてもネズズたちがふらついてるから探しに行けずに、あそこで隠れていたみたい。そこに私たちが現れたって。

 と、ちょっと待って。はぐれた? ボスネズズたちにイラついて、もう1匹もモフリモのことが頭から飛んでたよ!!

「もう1ぴきのもふりも、しゃがしゅ!?」

『そうだ!! さがさなくちゃ!!』

『いそがなくちゃ!?』

「しまった、そっちを忘れてたな」

「捕まってなければ良いが」

 みんなも思い出したみたい。

「どこにいりゅか、わかりゅ?」

 私たちが見つめる中、力強くモフリモが頷いたよ。
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