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257.マサキさんと同じ?
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加護? そう言えば僕、加護を与えたって、ルルリア様や神様に会った時に聞いたよね。ただどんな加護か、そこまでは聞かなかったけど。まだ僕には強すぎるとか何とか? 後は表示もまだしない方が良いとか言ってたし。
ん? その前に加護の話し、カースにしたっけ? 森から出る時は、まだそんな話しまでしてなかったはず。それどころか僕、生活になれるだけで精一杯で、加護とかそういうの全然知らなかったもんね。それにずっとスノーラやカースが守ってくれてたし。
「かーしゅ、かご、おはなちちた? しゅのー、しゃっきちた?」
『ああ、別に話はしてないよ。まぁ少しだけ、レンが僕達の前に現れてから少しして、どんな力を持っているかとか、予想とかはしてたけどね』
スノーラは僕のステータスを見て、その話しをカースとしていました。ほとんど表示がされていなかった僕のステータスボード。伝言板になってたステータスボード。そしてマサキさんの関係者というか、同じ世界からここへ来た僕。
その事から、ルルリア様や神様に詳しい話しを聞く前に、スノーラもカースも、僕がただの子供のわけないって考えていたんだって。
『だって、神様が直接スノーラに君の事を頼んできたんだよ。それに何も分からないステータスボードに、マサキと同じ世界からって言うんだから、絶対におかしいに決まってるじゃない』
おかしいって。カースまでそんな事言うなんて。
『前に1度だけ、マサキがステータスボードを見せてくれたんだよ。どんな凄いステータスかと思ってたら、まぁ、おかしいおかしい。出鱈目な力がそれはもうたくさん表示されてて、あれは凄いを通り越しておかしかったね。ふふふふふ』
カース声は笑っていたけど、顔は笑っていませんでした。マサキさん、どれだけ凄かったんだろう? と思ってたら、すぐに笑うのをやめるカース。そして真剣な顔になって。
『それでね、そんなマサキと同じなら、レンは将来必ず大変なことになるだろうからしっかり守らないと。ううん、絶対に守って見せるって、スノーラ言ってたよ』
「………」
『レンもスノーラのこと、小さいながらしっかり守ってくれてるみたいだし、ルリとあの新しい家族アイスも、みんながみんな、お互いを思いやってる感じが伝わってきたよ。…みんな家族になれて良かったね』
「うん!!」
僕達は確かに血のつながりとか、そういうのは全然なくて。それどころか種族さえ違うけど、でもどんな家族にも負けないくらい、仲良し家族で幸せ家族だよ!!
カースが僕の頭を撫でます。それからスノーラの家族になってくれてありがとうって。でもすぐに撫でるのを止めて。
『それでね、少し話はずれちゃったけど、レンの加護の話し。そのレンがもらった加護の中に、僕の速さにも平気でいられるような、そんな加護があるんじゃないかなって。どんな加護か分からないけど、それしか考えられないんだよね』
「かご、わかんにゃい。じぇんじぇんみれにゃい」
『今度ゆっくりしたら確かめてみると良いよ。何か加護について、表示が増えているかもしれないから。それに僕の速さについてこれるって事は、他の魔獣のそういうの力にも対応出来るかもだね。これについても、後でゆっくりした時にでも、スノーラに聞くと良いよ。…どうもそろそろみたいだからね』
本当は詳しく聞きたかったけど、今までも真面目だったり、ニヤニヤしたり、おかしいってちょっと呆れていたり、色々な表情を見せていたカース。
でも僕じゃなくて、遠くを見た見たカースの表情は、今までにないくらいとってもしっかりとした表情をしていて。僕でもちゃんと分かったよ。ついにディアブナスが来るんだって。
すぐにカースが魔獣の姿に戻ります。そして僕を背中に乗せて最後の確認。カースの合図で僕は気配を消して、そのまま次の合図を待ちます。いくらずっとカースに乗っていて平気でも、周りがちゃんと見えるわけじゃないからね。早すぎて周りが見えないから、カースに合図をもらわないとディアブナスを攻撃できません。
そしてカースがディアブナスの所へ行って合図をくれたら、僕は思いっきりハリセン攻撃! パ~ンッ!!て、良い音がする様に、さっきよりももっとしっかり攻撃できるように、僕頑張って攻撃するからね。
僕はカースに乗りながら、ハリセンを持って、少しだけ素振りをします。カースに僕に当てないでよって言われたけど、そんな事しないよ。シュッ! シュッ!
その後も少しだけ素振りをした僕。うん、いい感じかも。これならバッチリ、ディアブナスを叩けそうだよ。
『良し、これからかなりスピードをあげるからね。いくら乗るのが平気だって言っても、手とか足とか、外に伸ばしたりしないでね。怪我する所の話しじゃないから。…レン、僕の話しを聞いてくれて、そしてそれをやってくれてありがとう』
「かーしゅ、がんばりょ!」
『ああ! さぁ、行こうか!』
シュッ!!とカースが飛び立ちました。少しだけスノーラ達の上を旋回、その時はゆっくり飛んでいたから、スノーラ達が良く見えて。スノーラが僕を見てニコッと笑ってきたよ。それからルリとアイス、ドラちゃんとブローが手を振ってくれて。僕もブンブン手を振ります。
みんな僕頑張るからね。それで絶対にディアブナスを止めてみせるよ。みんなの分までしっかりとハリセンで叩いてくるからね。スノーラは魔力流すの頑張って!!
カースが旋回を止めて、少しだけみんなから離れたら、だんだんとスピードを上げ始めました。
ん? その前に加護の話し、カースにしたっけ? 森から出る時は、まだそんな話しまでしてなかったはず。それどころか僕、生活になれるだけで精一杯で、加護とかそういうの全然知らなかったもんね。それにずっとスノーラやカースが守ってくれてたし。
「かーしゅ、かご、おはなちちた? しゅのー、しゃっきちた?」
『ああ、別に話はしてないよ。まぁ少しだけ、レンが僕達の前に現れてから少しして、どんな力を持っているかとか、予想とかはしてたけどね』
スノーラは僕のステータスを見て、その話しをカースとしていました。ほとんど表示がされていなかった僕のステータスボード。伝言板になってたステータスボード。そしてマサキさんの関係者というか、同じ世界からここへ来た僕。
その事から、ルルリア様や神様に詳しい話しを聞く前に、スノーラもカースも、僕がただの子供のわけないって考えていたんだって。
『だって、神様が直接スノーラに君の事を頼んできたんだよ。それに何も分からないステータスボードに、マサキと同じ世界からって言うんだから、絶対におかしいに決まってるじゃない』
おかしいって。カースまでそんな事言うなんて。
『前に1度だけ、マサキがステータスボードを見せてくれたんだよ。どんな凄いステータスかと思ってたら、まぁ、おかしいおかしい。出鱈目な力がそれはもうたくさん表示されてて、あれは凄いを通り越しておかしかったね。ふふふふふ』
カース声は笑っていたけど、顔は笑っていませんでした。マサキさん、どれだけ凄かったんだろう? と思ってたら、すぐに笑うのをやめるカース。そして真剣な顔になって。
『それでね、そんなマサキと同じなら、レンは将来必ず大変なことになるだろうからしっかり守らないと。ううん、絶対に守って見せるって、スノーラ言ってたよ』
「………」
『レンもスノーラのこと、小さいながらしっかり守ってくれてるみたいだし、ルリとあの新しい家族アイスも、みんながみんな、お互いを思いやってる感じが伝わってきたよ。…みんな家族になれて良かったね』
「うん!!」
僕達は確かに血のつながりとか、そういうのは全然なくて。それどころか種族さえ違うけど、でもどんな家族にも負けないくらい、仲良し家族で幸せ家族だよ!!
カースが僕の頭を撫でます。それからスノーラの家族になってくれてありがとうって。でもすぐに撫でるのを止めて。
『それでね、少し話はずれちゃったけど、レンの加護の話し。そのレンがもらった加護の中に、僕の速さにも平気でいられるような、そんな加護があるんじゃないかなって。どんな加護か分からないけど、それしか考えられないんだよね』
「かご、わかんにゃい。じぇんじぇんみれにゃい」
『今度ゆっくりしたら確かめてみると良いよ。何か加護について、表示が増えているかもしれないから。それに僕の速さについてこれるって事は、他の魔獣のそういうの力にも対応出来るかもだね。これについても、後でゆっくりした時にでも、スノーラに聞くと良いよ。…どうもそろそろみたいだからね』
本当は詳しく聞きたかったけど、今までも真面目だったり、ニヤニヤしたり、おかしいってちょっと呆れていたり、色々な表情を見せていたカース。
でも僕じゃなくて、遠くを見た見たカースの表情は、今までにないくらいとってもしっかりとした表情をしていて。僕でもちゃんと分かったよ。ついにディアブナスが来るんだって。
すぐにカースが魔獣の姿に戻ります。そして僕を背中に乗せて最後の確認。カースの合図で僕は気配を消して、そのまま次の合図を待ちます。いくらずっとカースに乗っていて平気でも、周りがちゃんと見えるわけじゃないからね。早すぎて周りが見えないから、カースに合図をもらわないとディアブナスを攻撃できません。
そしてカースがディアブナスの所へ行って合図をくれたら、僕は思いっきりハリセン攻撃! パ~ンッ!!て、良い音がする様に、さっきよりももっとしっかり攻撃できるように、僕頑張って攻撃するからね。
僕はカースに乗りながら、ハリセンを持って、少しだけ素振りをします。カースに僕に当てないでよって言われたけど、そんな事しないよ。シュッ! シュッ!
その後も少しだけ素振りをした僕。うん、いい感じかも。これならバッチリ、ディアブナスを叩けそうだよ。
『良し、これからかなりスピードをあげるからね。いくら乗るのが平気だって言っても、手とか足とか、外に伸ばしたりしないでね。怪我する所の話しじゃないから。…レン、僕の話しを聞いてくれて、そしてそれをやってくれてありがとう』
「かーしゅ、がんばりょ!」
『ああ! さぁ、行こうか!』
シュッ!!とカースが飛び立ちました。少しだけスノーラ達の上を旋回、その時はゆっくり飛んでいたから、スノーラ達が良く見えて。スノーラが僕を見てニコッと笑ってきたよ。それからルリとアイス、ドラちゃんとブローが手を振ってくれて。僕もブンブン手を振ります。
みんな僕頑張るからね。それで絶対にディアブナスを止めてみせるよ。みんなの分までしっかりとハリセンで叩いてくるからね。スノーラは魔力流すの頑張って!!
カースが旋回を止めて、少しだけみんなから離れたら、だんだんとスピードを上げ始めました。
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