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104話 海のあるダンジョン
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「何だ? 海か湖、川で遊びたいって?」
『きゅい!!』
『ぬおっ!!』
うん!! ビート板持ってくぞ!! と答えるラビとブーちゃん。
『ぷぷぷ、ぷぷっぷ~!!』
『ぼくも、シュババババッ!! って、プーおにいちゃんみたいにやりたい!!』
「ついでに魔獣討伐したいって? 上手にできるようになったから?」
それと一緒に魔獣討伐、シュシュシュッ!! ってしたい。と言ったププちゃん。よくよく聞いたら、この話しを言い出したのはブーちゃんだったらしい。
トリミングセットを買いに行って1週間。まだ1週間しか経っていなかったが、どんな匂いになるかお楽しみシャンプーとリンスを2回ほどやって。ブーちゃんはほぼ毎日お風呂で、骨つきお肉型のビート板で、ゆっくりまったりしていたんだけど。
昨日また、テレビでやっていたサーフィンの大会を見て、広い場所でビート板に乗りたくなったらしい。
しっかりとブーちゃんの体重に耐え、お菓子と水も置くことができる。ブーちゃんにとっては最高のビート板を、広い場所で使いたいと。
そして、その話しを聞いたラビ達は。ラビは広い場所で、思いきり泳ぎたい。ププちゃんとクーちゃんも泳ぎたいし。
ついでにププちゃんは、この頃上手くなった、自分の攻撃とラビの攻撃技を合わせた新技で、魔獣討伐をしたい。クーちゃんもププちゃんの真似をしたい、って言ってきたんだ。
「別に良いけど、広い場所が良いんだろう? じゃあ湖か海の方が良いんじゃないか? 川ももちろん遊べるけど、そっちに比べるとな」
『ぬおっ!!』
『きゅい!!』
『ぷぷ~、ぷぷ~!!』
『ぼく、うみはじめて!!』
じゃあ海だな!! 海だね!! う~み、う~み!! と合唱を始めるラビ達。と、いう事で、入るダンジョンが決まった。海がある、南国風のダンジョンだ。
ダンジョンにしては珍しい、海があるダンジョン。まぁ、どこまでも続く海ってわけじゃなく、なんというか湖をだだっ広くした感じか。
これがどういう仕組みなのか分かっていないが、自然に波が発生して。ダンジョンに入るたびに、毎回波の強さが違い、本当に海みたいなんだよ。
その周りは、これまた海みたいに、砂浜が形成されていて、貝殻も落ちており、木々は南国風の物が生えていているため。その見た目と様子から、海じゃないけど海と呼ばれている。
「分かった。ダンジョンを予約するから、少し待ってくれ。そうだな。ついでに配信もするか。【ダンジョンの海で遊ぶぞ】配信とかな。よし、晴翔に連絡だ」
俺の言葉に、歓声を上げるラビ達は。そのまま俺達の部屋から出ると、階段を駆け降りて行った。そして、お風呂場のドアを開ける音が聞こえると。今度は母さんの、びしょびしょにならないようにするから、まだ入らないで!! という声が聞こえた。その後。
「拓哉!! この子達、シャンプーするの!? あの変なシャンプー!! というか、ビショビショにならないようにして!!」
「シャンプーはしないよ!! と、ちょっと待ってすぐ行くから!!」
俺は急いで携帯端末を手に取り、階段を下っていく。そしてお風呂場に着くと、一旦ラビ達を脱衣所から出して、脱衣所の床と壁に、ビニールシートを貼り付けた。雨の日と同じ要領だ。もちろん雨の日ほど満面なく、いろいろな部屋、廊下、階段は対策はしない。脱衣所だけな。
そしてビニールシートを貼り終わると、今度は湯船に熱くもなく、冷たくもない、ぬるま湯を浴槽に溜め始める。
「よし、入ってきて良いぞ!!」
俺の言葉に、全員が一気に駆け込んできて、まだ湯が溜まっていない浴槽に飛び込んだ。しっかりと骨つきお肉ビート板とおもちゃを持って。
「いいか、俺はこれから海のことで、晴翔に電話するから、勝手に遊んでてくれ。はしゃぎ過ぎるんじゃないぞ。それから脱衣所までなら出て良いけど、廊下には出るなよ」
『きゅい!!』
『ぷぷ!!』
『ぬっ!!』
『は~い!!』
まぁ、俺はドアの前で電話してるから、外には出られないと思うけど。そうしてラビ達がお風呂で遊んでいる間に、俺は晴翔に連絡を取った。
“何だ? 海で遊びたいって?”
「ああ。広い場所でビート板を使いたいのと、ついでに泳ぎたいし、魔獣討伐をしたいって。で、どうせなら配信しようと思うんだけどさ。海で遊ぶのは楽しいけど。注意点もあるからさ。その辺、配信できたらって」
“なるほど、良いんじゃないか。これで本当の海みたいで人気があるけど、案外怪我が多いい場所だからな”
「だろ? 人間にとっては危険じゃなくても、魔獣にとっては危険なこと。逆に魔獣は平気でも、人間が危険な事。どっちも危険な事があるからな」
“分かった。じゃあ予定していた配信の後じゃなくて、先にした方が良いだろう。ブー達、待てないだろうからな。まだ、配信予定は更新してないし丁度だ。ついでに明日、道具の確認しちゃおうぜ”
「ああ。それで海なんだけどさ、なるべく人が少ない場所にする予定だよ。ラビ達迷惑かけないようにな」
“ハハハッ、まぁ、その方が良いだろうな。前に行った場所はどうだ? あそこは中級以上の連中しか来られないから、人が少なかったろ。FランクやEランクだと、本当に遊び目的で来ている、初心者から上級者達でごった返してるからな”
「そうだな。じゃあ、今から予約するよ。日時が決まったら連絡する」
“分かった”
「じゃあ明日な」
“ああ、じゃあな”
こうして【ダンジョンの海で遊ぶぞ】配信が決まった。
『きゅい!!』
『ぬおっ!!』
うん!! ビート板持ってくぞ!! と答えるラビとブーちゃん。
『ぷぷぷ、ぷぷっぷ~!!』
『ぼくも、シュババババッ!! って、プーおにいちゃんみたいにやりたい!!』
「ついでに魔獣討伐したいって? 上手にできるようになったから?」
それと一緒に魔獣討伐、シュシュシュッ!! ってしたい。と言ったププちゃん。よくよく聞いたら、この話しを言い出したのはブーちゃんだったらしい。
トリミングセットを買いに行って1週間。まだ1週間しか経っていなかったが、どんな匂いになるかお楽しみシャンプーとリンスを2回ほどやって。ブーちゃんはほぼ毎日お風呂で、骨つきお肉型のビート板で、ゆっくりまったりしていたんだけど。
昨日また、テレビでやっていたサーフィンの大会を見て、広い場所でビート板に乗りたくなったらしい。
しっかりとブーちゃんの体重に耐え、お菓子と水も置くことができる。ブーちゃんにとっては最高のビート板を、広い場所で使いたいと。
そして、その話しを聞いたラビ達は。ラビは広い場所で、思いきり泳ぎたい。ププちゃんとクーちゃんも泳ぎたいし。
ついでにププちゃんは、この頃上手くなった、自分の攻撃とラビの攻撃技を合わせた新技で、魔獣討伐をしたい。クーちゃんもププちゃんの真似をしたい、って言ってきたんだ。
「別に良いけど、広い場所が良いんだろう? じゃあ湖か海の方が良いんじゃないか? 川ももちろん遊べるけど、そっちに比べるとな」
『ぬおっ!!』
『きゅい!!』
『ぷぷ~、ぷぷ~!!』
『ぼく、うみはじめて!!』
じゃあ海だな!! 海だね!! う~み、う~み!! と合唱を始めるラビ達。と、いう事で、入るダンジョンが決まった。海がある、南国風のダンジョンだ。
ダンジョンにしては珍しい、海があるダンジョン。まぁ、どこまでも続く海ってわけじゃなく、なんというか湖をだだっ広くした感じか。
これがどういう仕組みなのか分かっていないが、自然に波が発生して。ダンジョンに入るたびに、毎回波の強さが違い、本当に海みたいなんだよ。
その周りは、これまた海みたいに、砂浜が形成されていて、貝殻も落ちており、木々は南国風の物が生えていているため。その見た目と様子から、海じゃないけど海と呼ばれている。
「分かった。ダンジョンを予約するから、少し待ってくれ。そうだな。ついでに配信もするか。【ダンジョンの海で遊ぶぞ】配信とかな。よし、晴翔に連絡だ」
俺の言葉に、歓声を上げるラビ達は。そのまま俺達の部屋から出ると、階段を駆け降りて行った。そして、お風呂場のドアを開ける音が聞こえると。今度は母さんの、びしょびしょにならないようにするから、まだ入らないで!! という声が聞こえた。その後。
「拓哉!! この子達、シャンプーするの!? あの変なシャンプー!! というか、ビショビショにならないようにして!!」
「シャンプーはしないよ!! と、ちょっと待ってすぐ行くから!!」
俺は急いで携帯端末を手に取り、階段を下っていく。そしてお風呂場に着くと、一旦ラビ達を脱衣所から出して、脱衣所の床と壁に、ビニールシートを貼り付けた。雨の日と同じ要領だ。もちろん雨の日ほど満面なく、いろいろな部屋、廊下、階段は対策はしない。脱衣所だけな。
そしてビニールシートを貼り終わると、今度は湯船に熱くもなく、冷たくもない、ぬるま湯を浴槽に溜め始める。
「よし、入ってきて良いぞ!!」
俺の言葉に、全員が一気に駆け込んできて、まだ湯が溜まっていない浴槽に飛び込んだ。しっかりと骨つきお肉ビート板とおもちゃを持って。
「いいか、俺はこれから海のことで、晴翔に電話するから、勝手に遊んでてくれ。はしゃぎ過ぎるんじゃないぞ。それから脱衣所までなら出て良いけど、廊下には出るなよ」
『きゅい!!』
『ぷぷ!!』
『ぬっ!!』
『は~い!!』
まぁ、俺はドアの前で電話してるから、外には出られないと思うけど。そうしてラビ達がお風呂で遊んでいる間に、俺は晴翔に連絡を取った。
“何だ? 海で遊びたいって?”
「ああ。広い場所でビート板を使いたいのと、ついでに泳ぎたいし、魔獣討伐をしたいって。で、どうせなら配信しようと思うんだけどさ。海で遊ぶのは楽しいけど。注意点もあるからさ。その辺、配信できたらって」
“なるほど、良いんじゃないか。これで本当の海みたいで人気があるけど、案外怪我が多いい場所だからな”
「だろ? 人間にとっては危険じゃなくても、魔獣にとっては危険なこと。逆に魔獣は平気でも、人間が危険な事。どっちも危険な事があるからな」
“分かった。じゃあ予定していた配信の後じゃなくて、先にした方が良いだろう。ブー達、待てないだろうからな。まだ、配信予定は更新してないし丁度だ。ついでに明日、道具の確認しちゃおうぜ”
「ああ。それで海なんだけどさ、なるべく人が少ない場所にする予定だよ。ラビ達迷惑かけないようにな」
“ハハハッ、まぁ、その方が良いだろうな。前に行った場所はどうだ? あそこは中級以上の連中しか来られないから、人が少なかったろ。FランクやEランクだと、本当に遊び目的で来ている、初心者から上級者達でごった返してるからな”
「そうだな。じゃあ、今から予約するよ。日時が決まったら連絡する」
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