最悪のハーレム〜絶対にあなたを逃しません

七瀬ななし

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燃えるプロハーレム(笑)編

ぽんこつキューチューバーを救え〜其の1

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「うわ、ひどいな、これ。」

俺は、超絶美人キューチューバー(笑)姉崎京子の動画を見て、愕然とした。

「ど、どう?」

恐る恐る人気(笑)キューチューバーが、俺の顔を窺う。

「0点だな。それもよく見積もって。これは、残っているのは、面倒だからチャンネル解除しないやつと、特殊な性癖を持つやつら・・・・」

俺はストーカーのストーカーのストーカー達をちらりと見た。

「我々のアイドル京子様とひっつくとは許せん!」
「アイツマジコロス!」
「京子たん、マジ最高ハアハア」

「・・・・・・しかいないと思うぞ。」
「・・・・・・何が悪いの・・・・・。」
「全部だな。」
「全部って・・・・・。」
「お前の薄い胸にもわかるように説明してやる。」
「胸は関係ないだろうこの際!」

激昂する胸の薄いキューチューバー様を無視して俺は続けた。

「まずは、撮影機材だな。きちんとしたライティングもされていなければ、編集も甘い。音は、聞こえづらい、テロップも素人、いいとこないよな。」
「ぐ・・・・しかたないでしょ。お金ないんだから。」
「お前さ、お金を言い訳にすんなよ。きちんとライティングさえすれば、スマホだって、そこそこ良い画質で、撮れるぞ。まあ、それはいい。一番まずいのは、トピックだな。」
「な何が、悪いのよ。」
「だいたいだ、お前の企画全部どこかで聞いたり見たりしたものばかりなんだ。よく言って2番煎じ、はっきりいって、単なる後追い、パクリだな。」
「そ、それのどこが悪いのよ。」
「あのなあ、もし2番煎じなら、それなりにアレンジするとか、自分なりの色をつけるとかしないとオリジナルを見た方がマシだろ。そして最大の欠点は・・・・・。」
「な、何よ、もったいぶらないで言いなさいよ。」
「お前に、これといった強みがないということだな。」
「どういうことよ。」
「例えば、化粧でも、音楽でも、人気キューチューバーはコア層をうならせるだけの専門性があるもんだ。そこまで深くなくてやはり人を捕らえて離さない魅力があるもんだ。お前のには、それが感じられない。」
「・・・・・・・つ、続けなさいよ・・・・・・。」
「このチャンネル、レビューとかいっておきながら、ほとんど商品レビューもないし、きちんと本物を使ったデモもない。ほぼほぼ、お前の日常の話がダラダラ続くチャンネルになっている。カテゴリーミスだな。」
「しかたないでしょ。最初は、レビューしていれば、商品がどんどん無料でとどけれらるって思ったのよ。」
「どこの大手キューチューバーだよ。しかも、お前はどこにも所属していない。スポンサーもいない。ひどいもんだ。はっきり言って9千人いるのが、奇跡だ。」
「う、うぐ・・・・・。」
「しかたない、お前が、いつも撮影している部屋を見せてみろ。」

はっと、胸の薄い女はなぜか胸を隠した。

「わ、私をどうするつもりよ。」
「アホか、お前のような胸の薄い女をどうこうする気はないわ!機材と、ライティングを見にいくだけだわ、ボケが!」

俺たちは、連れ立って、胸の薄い女が住むマンションへと向かった。

「あいつ、京子タンの部屋に!」
「ギギギ、許すまじ!」
「殺るか!今なのか?」

くるっと胸の薄い女は営業スマイルを貼り付けた。

「応援してくれているみんなー。心配しないで、こいつは、私と、契約を結んで、今からマネージャーになりました。みんな応援してね。あと、こいつは、実は、内緒なんだけど、隠れホモだから心配しないで~!」
「お、お前!」

すると、ストーカーのストーカーのストーカー達は考え始めたようだ。

「た、確かに、あの男、いつも綺麗なストーカーや、女に囲まれていても迷惑そうだったのでござる。」
「うむあいつのチャンネルに出てくる、なんといったか、宏氏というイケメンといつもベタベタしているのである。」
「納得いった。」

くそー俺が納得いかねー。俺は、部屋に入ってライティングの指導をすることにした。ちなみにその後、なぜか、そちらの層からの人気も高まり俺のチャンネル登録者数は、ついに400万人を突破したのだった。

嬉しくねえな。時々俺が出ると、ほもぉとか書き込むおまいら、殺す!
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