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サービス終了の日
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ボクの名前は西村とおる。17歳の高校生だ。年齢=彼女いない歴だったが、ひょんなことから嫁が7人もできた。日替わりなんて、どこの世界線の話だ。実は、これ、クソゲーで有名なときめきの青春が、現実世界に飛び出してきたことから起こったんだが・・・・なんと、あの超絶クソゲーが、
終了することになりました・・・・・
父さんも母さんも、海外出張から帰ってきた。やっぱり、海外での100円ショップの展開は、コスト的にもなかなか難しいということで、帰ってきた。それもサービスが終了してから。
妹?の優子は、風のように消えてしまった。残りの5人の子もだ・・・・・・・。
そしてアカネも夢から覚めたように、ボクの元をさり、ボクの周りは、すっかり静かになった。
クラスのみんなも、あの恐ろしい喧騒の日々を忘れてしまったようで、ボクが何か言うたびに、舌打ちなどが起こるということはなくなった。
ボクはある意味、以前のような、クラスの中での透明人間になったのだ。しかしこれでよかったのだ。あの世界が以上で、この世界が本当のボクのいる世界なのだ・・・・・・・。
やっと解放されたはずのボクだったが、なぜか少し寂しさがあることに気がついた。
ボクは空を見えげた。そして、ボクはあの6人の女の子たちが、どこか、物語の世界ででも、生き続けてくれたらいいな、そう思った。
家に帰ってもやるころがない。以前は何をしていたのだろう。ちょっと不思議に思った。時間が山ほどあるから、せっかくだから溜まったアニメでも消化しようか、と思ったが、暗い部屋でアニメを見ているとふと、自分が涙を流していることに気がついた。誰もいないのに、恥ずかしくなって、ポケットを探ると、ハンカチが出てきた。不思議なことに、これは優子からもらったハンカチだ。
ボクは、優子からもらったハンカチを眺めた。これだけはなぜか消えなかったのだ。そう思うと不思議な気がした。
ボクはアニメを見て、寝ようとした。すると、ネットニュースに例のときめきの青春について、書いてあった
なんとサービスは終了したが、クラウドファンディングが成功し、アプリは、そのままで、完結したクローズドのゲームとして使えるようになると書いてあった。こんな流れになっているとはしらなかった。サプライズでもうしわけないが、以前にダウンロードしたコンテンツだけは遊べると書いてあった。
その瞬間、ドアが開いた。
「お兄ちゃん、ただいま!」「ダーリンl、帰ってきたよ!」「とおるくん、ただいま!」「とおるちゃんのカオリっちだよ!」「帰ってきたアルヨ!」「私の愛しい人!」
みんなに抱きつかれ、ボクは呆然とした。するとメールが入った。父さんと母さんからだ。やっぱり事業続行になったから、今からまた出かけるそうだ。
その後、ドアが開いてアカネが飛び込んできた。
「こらー!!!私がとおるちゃんの本妻なんだからー1!!」
ボクは泣いたらいいのか、笑ったらいいのかわからなくなった。ただ一言口からでたのは、
「おかえり」の一言だった。
ここで本当におしまい!
終了することになりました・・・・・
父さんも母さんも、海外出張から帰ってきた。やっぱり、海外での100円ショップの展開は、コスト的にもなかなか難しいということで、帰ってきた。それもサービスが終了してから。
妹?の優子は、風のように消えてしまった。残りの5人の子もだ・・・・・・・。
そしてアカネも夢から覚めたように、ボクの元をさり、ボクの周りは、すっかり静かになった。
クラスのみんなも、あの恐ろしい喧騒の日々を忘れてしまったようで、ボクが何か言うたびに、舌打ちなどが起こるということはなくなった。
ボクはある意味、以前のような、クラスの中での透明人間になったのだ。しかしこれでよかったのだ。あの世界が以上で、この世界が本当のボクのいる世界なのだ・・・・・・・。
やっと解放されたはずのボクだったが、なぜか少し寂しさがあることに気がついた。
ボクは空を見えげた。そして、ボクはあの6人の女の子たちが、どこか、物語の世界ででも、生き続けてくれたらいいな、そう思った。
家に帰ってもやるころがない。以前は何をしていたのだろう。ちょっと不思議に思った。時間が山ほどあるから、せっかくだから溜まったアニメでも消化しようか、と思ったが、暗い部屋でアニメを見ているとふと、自分が涙を流していることに気がついた。誰もいないのに、恥ずかしくなって、ポケットを探ると、ハンカチが出てきた。不思議なことに、これは優子からもらったハンカチだ。
ボクは、優子からもらったハンカチを眺めた。これだけはなぜか消えなかったのだ。そう思うと不思議な気がした。
ボクはアニメを見て、寝ようとした。すると、ネットニュースに例のときめきの青春について、書いてあった
なんとサービスは終了したが、クラウドファンディングが成功し、アプリは、そのままで、完結したクローズドのゲームとして使えるようになると書いてあった。こんな流れになっているとはしらなかった。サプライズでもうしわけないが、以前にダウンロードしたコンテンツだけは遊べると書いてあった。
その瞬間、ドアが開いた。
「お兄ちゃん、ただいま!」「ダーリンl、帰ってきたよ!」「とおるくん、ただいま!」「とおるちゃんのカオリっちだよ!」「帰ってきたアルヨ!」「私の愛しい人!」
みんなに抱きつかれ、ボクは呆然とした。するとメールが入った。父さんと母さんからだ。やっぱり事業続行になったから、今からまた出かけるそうだ。
その後、ドアが開いてアカネが飛び込んできた。
「こらー!!!私がとおるちゃんの本妻なんだからー1!!」
ボクは泣いたらいいのか、笑ったらいいのかわからなくなった。ただ一言口からでたのは、
「おかえり」の一言だった。
ここで本当におしまい!
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