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第二章
エピローグ「めんどくさくて、愛しい日々」
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数日ぶりの学校。
廊下を歩いていると、さやのランドセルが目に入った。
チャラチャラと金属の音を立てながら揺れている。
銀色に鈍く光る――あのサッカーボールのキーホルダーだ。
「さや、そのキーホルダー……」
俺が小声で言うと、さやは得意げに胸を張った。
「ひなにもらったやつだもん! かわいくはないけど、気に入ってるんだよ」
周りの子が「ちょっとダサくない?」と笑った。
けれどさやは気にする様子もなく、ランドセルを背負い直して、
「だって、ひなからのプレゼントだし!」と元気に言い切った。
その言葉に、俺は思わず耳まで赤くなる。
「……いらないなら返せよ」
小声でぼやくと、さやはにやっと笑った。
「やだよ。もう私の宝物なんだから!」
⸻
家に帰って布団に潜り込む。
目を閉じても、ランドセルで揺れるキーホルダーと、さやの笑顔が浮かんできた。
(……めんどくさいけど。ほんと、悪くないな)
心の奥に、小さな芽が確かに根を張っていくのを感じながら――
俺は静かにまぶたを閉じた。
廊下を歩いていると、さやのランドセルが目に入った。
チャラチャラと金属の音を立てながら揺れている。
銀色に鈍く光る――あのサッカーボールのキーホルダーだ。
「さや、そのキーホルダー……」
俺が小声で言うと、さやは得意げに胸を張った。
「ひなにもらったやつだもん! かわいくはないけど、気に入ってるんだよ」
周りの子が「ちょっとダサくない?」と笑った。
けれどさやは気にする様子もなく、ランドセルを背負い直して、
「だって、ひなからのプレゼントだし!」と元気に言い切った。
その言葉に、俺は思わず耳まで赤くなる。
「……いらないなら返せよ」
小声でぼやくと、さやはにやっと笑った。
「やだよ。もう私の宝物なんだから!」
⸻
家に帰って布団に潜り込む。
目を閉じても、ランドセルで揺れるキーホルダーと、さやの笑顔が浮かんできた。
(……めんどくさいけど。ほんと、悪くないな)
心の奥に、小さな芽が確かに根を張っていくのを感じながら――
俺は静かにまぶたを閉じた。
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