【R18】王太子に婚約破棄された公爵令嬢は純潔を奪われる~何も知らない純真な乙女は元婚約者の前で淫らに啼かされた~

弓はあと

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第二王子ストルグの想い⑦

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 リーベのナカに挿し込んだはいいけれど、動けなくなってしまった……。
 少しでも動いたら、すぐに果ててしまいそう、で……。

 気持ち、良すぎ、だ……ッ!

 歯を食いしばって、吐精感を必死に堪える。

 …………クッ……ゥ…………
 ……いっそのこと、一度、出す、べきか?

 耐えきれそうになくて、抽送を開始しようとして、気づいた。

 鼻をすするような、微かな音に。

 泣いてるのか、リーベ!?

 慌てて少しだけ顔を上げると、リーベの目尻から流れる涙が見えた。

 胸が、ギュッと締めつけられて、痛い。

 俺が純潔を奪ったせいで、リーベが、泣いている。

 流れる涙を、そっと拭った。

 ごめんな、リーベ。
 どうにかして慰めて、あげたい。

 武骨な俺は兄上と容姿は似ていないが、声はそっくりだとよく言われる。
 俺の顔が見えないように伏せた状態で愛を囁けば、兄上に抱かれていると思えて泣き止んでくれるだろうか。

 挿入したまま首筋から耳朶まで、つーッ、と舌を這わせる。
 リーベの身体がピクッと揺れ、ン、と甘い吐息が漏れるのが聞こえた。

「好きだ、リーベ」

 耳元でそっと囁いてみたら、なんだか自分の想いを告白してしまったように思えて、顔がカーッと熱くなった。
 
「愛して、る」

 リーベの手をとって、指を絡めて握る。
 きゅ、と握り返された。
 兄上の手だと、思っているのだろうか。
 それでも、かまわない。
 リーベ、愛している。

「リーベ……可愛い……リーベ……」

 片手は繋いだまま、背中にまわした方の手でリーベの身体を抱きしめる。
 それに応えるように俺の背中にまわされたリーベの手。

 シャツを脱いだ俺の背中に、リーベの指先が直接触れて。
 まさかそうされるとは思わなかったから、心臓の音がバクバク騒がしい。

「全部、可愛い……」

 リーベが兄上の事を愛していても。
 その想いも、全て受け止める。
 どんな、リーベでも……。

 本当に、可愛いすぎて。
 愛しくてたまらない。
 
 ゆっくりと、腰を前後に動かしてみる。
 リーベのナカが、俺のを離すまいと絡みついてくるから。
 ナカに挿れたモノが、より一層硬く猛々しくなってしまう。

「俺の、俺のリーベ……好きだ」

「んッ、」

 背中にギュッと爪を立てられた。
 その瞬間、自分の犯した失敗に気付く。

 ……兄上は、自分の事を俺とは言わない。




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