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無理するな

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 淫らに喘ぐ僕の頭を、優しく撫でてくれたレイン様。

「デュオ、なぜそんな事を言う? 俺はデュオの事を嫌いになんてならないぞ」
「私がデュオンの初めてを貰ってしまったからじゃないの? 私に挿れられて気持ちよくなっているから、それをレインに見られてデュオンは罪悪感を持ってしまったのかもしれないね?」

 そう言いながらクラウド様は、後孔の奥にある僕が感じる所を探し出すとズンズン突いてきた。

「ひぁっ、ァア……っん、……ぁンッ……!」
「ここもいいの? 腰が揺れててやらしいね、デュオン。ほら、レインも見てるよ」
「ゃ、れぃんしゃ……みなァ……いで、んン」
「レインにたくさん見てもらおうね、私に気持ちよくされて喘いでいる姿を」

 イヤイヤをするように首を横に振る。
 でも口からは、淫らな喘ぎ声しか出てこない。

「ねぇ、見てデュオン。デュオンが可愛く乱れる姿を見て、レインが興奮しているよ」
「ふぇ……れぃん……しゃ、まが……?」
「そうだよ、ほら」
「ぉぃ、クラウド、余計な事をするな」

 クラウド様は身体を少しずらして手を伸ばし、レイン様の腰にかかっていたタオルを引っ張って取った。

 目を疑うくらい巨大な陰茎が、僕の目の前にそびえ立っている。
 ビキビキと血管も浮き出ていて、興奮してガチガチに硬くなっているのが触らなくても見ただけで分かった。

「しゅ、ご……ぃ……」

 思わず呟いてしまう。
 スリスリと僕の腰をクラウド様に撫でられた。

「次はあの凄いのがデュオンのココに入るよ……ぁ、締まったね。想像しちゃったのかな。デュオンはエッチだね、悪い子だ」

 はしたない自分が情けなくて、再び僕の目から涙が零れていく。

「ごめ、なしゃ……、えっちで、ごめん、なしゃっ」
「ふふ、エッチで可愛いよ、デュオン。そうだデュオン、どうせあの様子だと一回じゃ収まらないし、レインのを口でしてあげてよ」
「な、クラウドっ」

 珍しく慌てた感じのレイン様の声。
 見上げると、レイン様は手の甲を口に当て顔を真っ赤にしていた。

 レイン様が、恥ずかしがってる……?

「ほら、レインもまんざらでもなさそう。デュオン、もうちょっとレインの方へいこうね」
「……ん、っ……」

 クラウド様にズンと奥を突かれ、思わず前のめりになった。
 レイン様の狂暴な陰茎が、すぐ目の前にある。

 おずおずと舌を出しながら、レイン様の先端をぱくりと咥えた。

「く……ッ。デュオ、無理するな。その小さい口じゃ苦しいだろ?」

 正直、苦しい。
 でもレイン様の声は微かに情欲を含んでいるような気がして。
 もっと、もっと僕で感じて欲しいと思ってしまう。

 口に含んだまま、レイン様の先端をチロチロ舐め回す。
 獰猛なのに、舌を這わせると僕の口内でピクピク震えるレイン様の陰茎が愛しい。

 僕の奥をズンズン責め立てながら、クラウド様が呟いた。

「ぁぁ、デュオンのナカ気持ちぃ……レインも、気持ちいい?」
「くっ……ぃぃ」

 吐息のように小さく吐き出されたレイン様の声が嬉しくて、自分の股間が熱くなった。

 その感覚が伝わってしまったのか、クラウド様の手が僕の陰茎に伸びてくる。

 口にレイン様のモノを咥えて、うしろからクラウド様に奥を突かれ、さらに陰茎を扱かれて。
 強すぎる快楽に脳が蕩け、頭がボーっとする。

「んっ……んン、ぅ……んぅ……ッ」 
「はっ、レインのを咥えているからかな。デュオンのナカ、凄く締まるよ。もうイきそうだ、激しくするね、デュオン」

 ぐぢゅっ、ぐぢゅっ、ぐぢゅっ、と聞いた事の無い淫らな水音を立てながら最奥を穿たれ、僕は再び吐精した。
 その直後、ドクッドクッと脈打つクラウド様を僕のナカで感じる。
 ズルリとクラウド様の存在が抜かれる刺激にすら、ァン、と声を上げ悶えてしまった。

「デュオンもイけたね。そのうちきっと射精しなくても気持ちよくなれると思うよ」

 激しい愉悦の波に翻弄されて疲れ果てた僕。
 マットにペタンと座り込み、レイン様の太腿にもたれかかってしまった。

「レインは? デュオンの口では出してないみたいだけど。位置を替えて、する?」
「いや、初めてなのに続けてするなんてデュオの身体への負担が大きい。今日はもう止めておこう」
「ぇ、いいの? まだ凄い事になっているけど、レインのそこ」
「後で自分で処理するから、構わない」

 途中からレイン様のを咥えている事ができず、口から離してしまったのを思い出した。
 もたれかかっていたレイン様の太腿から慌てて頭を起こし、レイン様の顔を見上げる。

「レ、レイン様……、僕の身体で良ければ、自由に使ってください……」

 額に手を当て、はぁぁぁ、とレイン様が大きなため息をついた。

 ぁ、厚かましいお願いだった……かな……。
 レイン様、僕に呆れてしまったのかも。

「デュオ、可愛い事を言うな。俺の理性が崩壊する」

 ヒョイと身体を持ち上げられて、膝の上にのせられた。

「俺のを握れるか、デュオ?」

 おずおずと手を伸ばして、ガチガチに硬くなっているレイン様の陰茎をそっと握る。
 僕の手にレイン様が自分の手を重ねた。

「デュオは手も可愛いのか。小さくて、重ねると俺の手で隠れてしまうな」

 そう言うと僕と重ねた手で自分の陰茎を扱き、射精したレイン様。
 扱いている間ずっと「デュオ、デュオ……」と名前を呼ばれながらたくさんキスをされて僕も気持ちよくなってしまった。
 射精していないけど、キスだけで軽くイってしまったような気がする。

 クラウド様とレイン様はご自分の身体を洗った後で、僕の身体をもう一度洗ってくれた。
 そして身体を拭き髪を乾かしてくれて、抱っこしたままベッドまで運んでくれて。


 そういえばお風呂に入る前にクラウド様が「三人で入った方が時間も短くて済む」って言ってたけど、ずいぶん長く入っていたような……。





 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
 

 【読者様へ】

 いつも小説の閲覧&しおりやお気に入り登録、感想の投稿等してくださりありがとうございます。

 R18シーンはこれで一区切りです。
 バタバタと更新しちゃってごめんなさい……。
 
 次回から、一話あたりの文字数が少なめになる予定です。

 再びフォッグ様の登場になります。





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