【R18】イケメン御曹司の暗証番号は地味メガネな私の誕生日と一緒~こんな偶然ってあるんですね、と思っていたらなんだか溺愛されてるような?~

弓はあと

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 なぜかパンツを穿いてない。
 着ているのは明らかにサイズの大きなTシャツだけ。

 こんなに大きなTシャツ持ってたっけ??
 着た記憶もないけど……。

 まだ寝起きで頭が働かない。
 時計を見るためにメガネをかけようと枕元に手を伸ばして、自分がいつも寝ているベッドではないことに気が付いた。


 軽く見渡すと、私の家とは明らかに違う室内の風景。
 明るさを落とした電気が点いていて、部屋の中はぼんやりと明るい。


 窓の方に目を向ける。シンプルな無地のカーテンがしっかりと閉じられていた。
 外の様子が見えないから、今何時なのか見当もつかない。

 ひとまずメガネを探そう。
 愛用の黒縁メガネ。

 
 ――あ、あったあった。


 ベッドのサイドテーブルに置いてあった黒縁メガネを手にしてかける。


 ――あれ?


 見える感じが、いつもと違う。
 かけたメガネを外して、ジッとみつめた。


 これ、私のメガネじゃない――?


「あ……起きた?」





 成瀬君の少し掠れた声が、すぐそばで聞こえた……。





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