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所長のお話
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ピコン♪ とシステム画面にメッセージの受信を伝える合図。
1か月ほど前からやり取りを始めた、謎の人物だ。
謎、と言っても何か親近感を覚える。男性と、もうひとり連れの女性がいるらしい。
最初は言語の違いに少し苦労したが、向こうも歩み寄りの姿勢をみせてくれている。
近々彼女にプロポーズする予定だと言っていた。
どうやら彼は、時空と光と世界、そして生命体の持つ歪みの謎に気付いたらしい。
『彼女と一緒に異世界でスローライフをおくりたいんだ』と彼は言う。
『だから、そっちへ行ってもいい?』と。
しばらくは、桃香とふたりの生活を満喫したい。
彼には悪いが、こちらに来るのはもう少し待ってもらうように交渉しよう。
システムの予約状況を確認する。
異世界転生はネットで予約できるようになってから、大盛況だ。
システム化しておいて、本当によかった。
計算によると、あと2か月ほどで、この世界から俺と桃香以外の人間が、消える。
どうしてみんな異世界に行きたがるんだろう。
もうすでに、この世界が異世界なのに。
週末は満天の星空の下、桃香に結婚を申し込もう。
君が受け入れてくれたなら、人がいなくなる前に、結婚指輪を選びに行きたい。
もし結婚式をするとしたら、参列するのは謎の人物とその彼女だったりするのだろうか。
「ケンちゃん、コーヒーどうぞ」
桃香が俺に笑顔を向ける。
ああ、この笑顔は最強だ。
「ありがとう、桃香」
この自由なスローライフの日常に感謝して、彼女の淹れてくれたコーヒーを飲む。
1か月ほど前からやり取りを始めた、謎の人物だ。
謎、と言っても何か親近感を覚える。男性と、もうひとり連れの女性がいるらしい。
最初は言語の違いに少し苦労したが、向こうも歩み寄りの姿勢をみせてくれている。
近々彼女にプロポーズする予定だと言っていた。
どうやら彼は、時空と光と世界、そして生命体の持つ歪みの謎に気付いたらしい。
『彼女と一緒に異世界でスローライフをおくりたいんだ』と彼は言う。
『だから、そっちへ行ってもいい?』と。
しばらくは、桃香とふたりの生活を満喫したい。
彼には悪いが、こちらに来るのはもう少し待ってもらうように交渉しよう。
システムの予約状況を確認する。
異世界転生はネットで予約できるようになってから、大盛況だ。
システム化しておいて、本当によかった。
計算によると、あと2か月ほどで、この世界から俺と桃香以外の人間が、消える。
どうしてみんな異世界に行きたがるんだろう。
もうすでに、この世界が異世界なのに。
週末は満天の星空の下、桃香に結婚を申し込もう。
君が受け入れてくれたなら、人がいなくなる前に、結婚指輪を選びに行きたい。
もし結婚式をするとしたら、参列するのは謎の人物とその彼女だったりするのだろうか。
「ケンちゃん、コーヒーどうぞ」
桃香が俺に笑顔を向ける。
ああ、この笑顔は最強だ。
「ありがとう、桃香」
この自由なスローライフの日常に感謝して、彼女の淹れてくれたコーヒーを飲む。
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幼馴染みも 両片想いからの成就も好物です😆
ただ、冗談でなく2人しか居ない世界って、ハッピーエンドというには物語終了後の不安要素が多すぎて。。。😅
それに、ケンちゃんが意図的に彼女を巻き込んで異世界転生した先が今の世界だとしたら、彼の執着がコワすぎる😰 今の世界に転生してから彼女に出会ったなら まだマシですけどね😓
セライア様
感想ありがとうございます♪
確かに、ケンちゃんの執着は強そうです(汗)
2人しかいない世界に備えて自給自足できる生活能力を身につけているし、桃香にもキャンプを通して不便な生活に慣れさせている……
ただケンちゃんの計算によると、少しの間ふたりきりの生活を楽しんだらまた他の世界から異世界転生してくる人がいて人口が増えていくらしいのでご安心ください♪♪