【R18】婚約破棄予定の御曹司に溺愛調教される無自覚ドSな同居生活でお試し中です

弓はあと

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同居の解消した方がいいのかも

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 朝、目が覚めると、ベッドに創一郎さんの姿は無かった。
 ――無理して、好きでもない相手とする必要はない。
 創一郎さんに言われたことを思い出す。

 前に射精とかについて『毎日でもしたい気分になる』って言っていた創一郎さん。
 私と一緒にいる時には、もう全然していない。

 ……誰か他の女性と、しているのでしょうか。
 『好きでもない』私のことを、ベッドで抱きしめたり、キスしてくれたりすることはもう無いのかな………。

 このまま一緒にいる方が、離れているよりも辛いのかもしれない。
 ……この家を出て行きたいって、創一郎さんに伝えてみよう。

 リビングのドアを開けると、スーツ姿の創一郎さんがいた。
 コーヒーのいい匂いがする。

「花、俺これから会社に行ってくる。サラダ作ってあるから、よかったら食べて」

 土曜日に仕事のこと、多いですね……。
 忙しそうだし、この家を出る事を伝えるのは、帰ってきてからの方がよさそうかな。

 玄関まで創一郎さんを見送る。
 前はよくしていた、いってきますのキスはしてくれない。

 もう、創一郎さんとキスすることは、ないのかな……。

 創一郎さんが、ドアに手をかける。
 咄嗟に素足のまま玄関のたたきにおりて、創一郎さんのスーツの袖をひっぱった。

 目を見開いた表情の創一郎さんが、こちらを振り向く。
 背伸びをして創一郎さんの首に抱きつきながらキスをして、驚いたのか薄く開いた彼の口に舌を差し込んだ。
 そのまま、創一郎さんの舌先を舐め、ねっとりと絡めていく。

「はッんン……」

 名前を呼ばれたような気がするが、最後のキスになってしまうと思うから、このままもう少しだけ唇を味わっていたい。
 創一郎さんが後ろによろけた拍子に、ガタッとドアにぶつかる音がした。

 創一郎さんの後頭部に右手をまわして、奥深くまで舌が届くようにしっかりと彼の頭を固定する。
 タガが外れてしまったのかもしれない。創一郎さんが欲しくてたまらない。
 創一郎さんの舌の感触が久しぶりで、気持ちよすぎて、はしたなく貪るように舌を絡めた。

 ? ぅん……?
 腰の辺りに、硬い何かが当たってる?
 あ、これって、これって、

 創一郎さんのアソコが私を求めているようで嬉しいなんて、恥ずかしいことを考えてしまう。

 下腹部がジンとして、身体が熱くなるのが、自分でも分かった。

 創一郎さんが反応してくれていると思うと、どうしようもなく身体の芯が疼いて。

 ズボンの上から創一郎さんの膨らみをスーッと撫で上げる。

「……ッ……!?」

 創一郎さんが、小さく息を呑むのが分かった。

 唇を離すと、真っ赤な顔の創一郎さん。
 ちょっと潤んだ瞳が、可愛い。
 この表情をもう見ることができないなんて。

 後頭部にまわしていた手を、創一郎さんの頬に添える。
 いつの間にか彼の手が、私の腰にまわされていた。

「花……」

 久しぶりに聞く甘さを帯びた創一郎さんの声。
 もう一度唇が近づき触れそうになった瞬間、スウェットのポケットに入れていたスマホの着信音が響いた。

 創一郎さんが、ハッと我に返ったような顔をする。

「ィ、イッてきますっ」

 創一郎さんはバッと私に背中を向けてドアを開けようとするが、ガチャガチャガチャとしても何故かなかなかドアが開かない。
 やっと開いたと思ったら、ドアを出る時に壁とぶつかりそうになっていた。
 壁を避けたら、今度は躓きながら外へと出て行く。

「……いってらっしゃい」

 創一郎さん、大丈夫かな?
 なんだか、すごく動揺してた??

 ドアが閉まると再び、私の携帯の着信音が響く。
 
 今さっき電話をくれた人からかな。

 表示を見ると、スージーさんだった。スマホを操作して、電話に出る。

「創一郎さんは、先ほど家を出たところです」
『あらやだ、本当に仕事に行くのね。最近の創一郎、ワーカホリック一直線じゃない。ね、花ちゃん、もし今日の予定が大丈夫なら、お昼の時間に会社に来て創一郎のこと癒してあげてくれない?』

「私が行ったら、お邪魔じゃないですか?」
『そんな事ないわよ。私も勇太も創一郎に付き合わされてこれから仕事に行くことになったから、来てくれると私も嬉しい。』

 本当に、私が行ってもいいのかな?

「声かけてくれてありがとうございます。でもやっぱりお邪魔だと思うので……」
『そっかぁ、創一郎最近落ち込んでることが多いから、花ちゃんがいないと私が慰めてあげなきゃいけなくなっちゃうわ』

 スージーさんが、創一郎さんを、慰める……。

「スージーさん、私行きます」
『ふふ、快諾してくれてよかった。それじゃ花ちゃん、会社で待ってるわね』

 んん? 私、快諾、だった、かな?
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