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3 そして王国では ※サイラー視点
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(何かがおかしい)
王国の上級貴族家に生まれた俺は幼馴染の王太子アーノルトの側近となるべく、いつものように学園で過ごしていたがある日違和感に気づいた。
女性が苦手なアーノルトのために女性よけとして選んだ仮初めのお気に入り、下級貴族の華奢な少年フィルの姿がいつからか学園の中から消えている。俺の記憶が正しければアーノルトはかなり彼を気に入っていたし、俺も彼の小動物のような可愛らしさを好ましいと思っていた。ぼんやりとする記憶を探ってもアーノルトと彼が仲違いをしたようなものはない。
戯れのようなアーノルトの行動に顔を真赤にしながら照れていた彼だったが、ある日妙な気だるさをまとっており、その横で晴れ晴れとした様子のアーノルトを見て(とうとう二人は一線を超えたのだ)と微妙にくすぶる己の心を不思議に思いながらも二人を見守っていたものだ。
仲睦まじい様子の二人を周りの皆も当然として受け入れていたが、いつからその姿が消えたのか思い出せない。
(フィルはどこに?)
さらにおかしなことにアーノルトはフィルのことを忘れてしまったかのように振る舞っているのだ。俺の問いかけにも「恋人?男と?なんの冗談だ?」しまいには俺の正気を疑い出したのでそれ以上問うのをやめた。
隙あらばアーノルトとの縁を結ぼうとする学園の女性たちを押しのけて、今フィルの代わりにアーノルトの側に侍るのは一際香り高いピンクのバラのような髪をした少女、マリア。
今も少し離れたガゼボではアーノルトとマリアが仲睦まじい様子で茶菓子を分け合っている。人払いをしているとはいえ菓子で汚れたお互いの指を口に含み、なめ合うなどマリアのアーノルト様への距離感は貞淑を求められる貴族令嬢としてはあるまじきものだ。
だがおかしなことに一言注意をしようと二人に近づき口を開くと「お二人の仲睦まじさ今日も王国が平和であることのあかしですね。マリア様ありがとうございます。今日もその微笑みで皇子の心を癒やして差し上げてください」と注意どころかマリアを褒めたたえ挙句の果てには(あぁその微笑みを私に向けてくださればいいのに。なぜ私ではなくアーノルトなのだ)とまるで彼女の崇拝者のような考えが俺の心を染め出すのだ。
何度かそんなことを経験して以来、俺はマリアがアーノルトとともにいる時は近づきすぎないようにしながら側にいるように心がけている。
アーノルトもマリアが側にいると思考がおかしくなることには気づいているようなのだが何がそうさせるのか俺達は確たる証拠を掴む事ができなかった。
***
ある午後のこと俺はアーノルトと学園の魔術研究棟へと歩いていた。アーノルトがマリアとともに居る際おきる不思議な現象が魔術によるものではと相談するためだったが、曲がった通路の先に誰かが騒ぎたてている。幾人かの人影の中によく見知ったピンク色を見た俺は足を止め柱の陰になるよう数歩下がる。横にいるアーノルトにも音を立てないように合図した。
「女神の愛し子ってなに?気に食わないわ」
もとから淑女としての振る舞いに問題のあるマリアだが今の彼女は金切り声でローブを着た誰かを怒鳴りつけている。何がそんなに気に食わないのか手に持っていたものを床に叩きつけた。小さな瓶らしきものだったようで陶器が割れる高い音が聞こえたことで察しが付いた。
周りの男達がマリアの行動に非難の声を上げた。「もったいない」と言っているということは瓶の中身は貴重なものだったらしい。
「あれは魔法使い達だな。学園のものだけでなく宮廷魔術師もいるな」
「第一宮廷魔術師のローブをまとっているものも」
「マリアと関係があるということか?彼女の家は裕福でない下級貴族だったはずだが」
(一体どういう関係だ?)
ろくな食事もとれず借金水飲み貴族と裕福な平民商人に馬鹿にされる最下位下級貴族が王宮に出入りするほどの魔法使いを雇うほど金回りが良いはずがない。俺は首をひねった。不自然な気配に隣を見るとアーノルトの表情が苦しげに歪んでいた。やはりマリアを視界にいれることで何か影響があるらしい、この場を離れようとアーノルトを促そうとしたその時再びマリアの声が聞こえてきた。
「ねぇその愛し子って殺せる?できるよね?なんたって国一番の魔法使いなんだから。簡単でしょ?」
(愛し子?殺す?だと?)
「だって万が一って事があるでしょう?私の世界なのに愛し子なんてのがでしゃばってきたら嫌なのよ。あのフィルってモブみたいなのがアーノルトのお気に入りだったんだもの、これからもストーリーにバグが出る可能性はあるわ。邪魔者は排除しないと!せっかくアーノルトにかけた術がとけたら私の人生どうしてくれるのよ!あんたが私をヒロインにしたんだから最後まで責任取ってよ」
(フィル、やはりこの女のせいでいなくなったのか)
「隣の国だからなんだっていうの!馬に乗ったら1週間もかからないわよ。
私はこの世界で唯一になるの。
神に愛されるのは私だけ!
わかった?
わかったならとっとと行きなさいよ!
殺したらちゃんと証拠を持ってきてね。
あはははは。楽しみー」
耳の奥底をざらりと撫でる邪悪な高笑いをする彼女をおいて魔法使いたちは廊下から姿を消した。
我が国の魔法使いが隣国の女神の愛し子暗殺をマリアに命じられた、ということだろう。
もしも暗殺が実行され我が国貴族の差し金だとわかれば国家間での争いは免れない。
隣のアーノルトも同じことを思ったようだ。
視線を交わした俺達は静かにもと来た道を戻りだした。
「我が国の魔術師たちを手なづけているなら猶予はないな。私からもマリアを捕まえるために手を回す。魔法使いたちを手なづけているなら誰がマリアの手先なのかわからない。流石に父上達まで巻き込んでいるとは思わんが……サイラーお前は隣の国、アルト国へ行き愛し子とやらを守ってほしい」
「御意に」
「あと……」
きりりと眉を吊り上げていたアーノルトはすこし気まずげな様子を見せる。
「フィルのことも必ず見つける」
「思い出したのか?」
「情けないことにずいぶんと深く術にかけられていたらしい。マリアが先ほど名を出すまで記憶がおぼろげになっていた、だがもう忘れない。必ず連れ戻すさ」
「あー、マリアとのことを誤解して身を隠したのなら、振られなきゃいいがな」
「それは……会えてから許しを請うよ」
珍しく迷子の子どものような顔をして微笑む親友に別れを告げて俺は国を出た。
(アーノルトならすぐにフィルを見つけるだろう。ならば俺は愛し子暗殺を防ぐのみ)
なぜかチクりと痛んだ胸を不思議に思いつつ。ただひたすらに馬を走らせた。
王国の上級貴族家に生まれた俺は幼馴染の王太子アーノルトの側近となるべく、いつものように学園で過ごしていたがある日違和感に気づいた。
女性が苦手なアーノルトのために女性よけとして選んだ仮初めのお気に入り、下級貴族の華奢な少年フィルの姿がいつからか学園の中から消えている。俺の記憶が正しければアーノルトはかなり彼を気に入っていたし、俺も彼の小動物のような可愛らしさを好ましいと思っていた。ぼんやりとする記憶を探ってもアーノルトと彼が仲違いをしたようなものはない。
戯れのようなアーノルトの行動に顔を真赤にしながら照れていた彼だったが、ある日妙な気だるさをまとっており、その横で晴れ晴れとした様子のアーノルトを見て(とうとう二人は一線を超えたのだ)と微妙にくすぶる己の心を不思議に思いながらも二人を見守っていたものだ。
仲睦まじい様子の二人を周りの皆も当然として受け入れていたが、いつからその姿が消えたのか思い出せない。
(フィルはどこに?)
さらにおかしなことにアーノルトはフィルのことを忘れてしまったかのように振る舞っているのだ。俺の問いかけにも「恋人?男と?なんの冗談だ?」しまいには俺の正気を疑い出したのでそれ以上問うのをやめた。
隙あらばアーノルトとの縁を結ぼうとする学園の女性たちを押しのけて、今フィルの代わりにアーノルトの側に侍るのは一際香り高いピンクのバラのような髪をした少女、マリア。
今も少し離れたガゼボではアーノルトとマリアが仲睦まじい様子で茶菓子を分け合っている。人払いをしているとはいえ菓子で汚れたお互いの指を口に含み、なめ合うなどマリアのアーノルト様への距離感は貞淑を求められる貴族令嬢としてはあるまじきものだ。
だがおかしなことに一言注意をしようと二人に近づき口を開くと「お二人の仲睦まじさ今日も王国が平和であることのあかしですね。マリア様ありがとうございます。今日もその微笑みで皇子の心を癒やして差し上げてください」と注意どころかマリアを褒めたたえ挙句の果てには(あぁその微笑みを私に向けてくださればいいのに。なぜ私ではなくアーノルトなのだ)とまるで彼女の崇拝者のような考えが俺の心を染め出すのだ。
何度かそんなことを経験して以来、俺はマリアがアーノルトとともにいる時は近づきすぎないようにしながら側にいるように心がけている。
アーノルトもマリアが側にいると思考がおかしくなることには気づいているようなのだが何がそうさせるのか俺達は確たる証拠を掴む事ができなかった。
***
ある午後のこと俺はアーノルトと学園の魔術研究棟へと歩いていた。アーノルトがマリアとともに居る際おきる不思議な現象が魔術によるものではと相談するためだったが、曲がった通路の先に誰かが騒ぎたてている。幾人かの人影の中によく見知ったピンク色を見た俺は足を止め柱の陰になるよう数歩下がる。横にいるアーノルトにも音を立てないように合図した。
「女神の愛し子ってなに?気に食わないわ」
もとから淑女としての振る舞いに問題のあるマリアだが今の彼女は金切り声でローブを着た誰かを怒鳴りつけている。何がそんなに気に食わないのか手に持っていたものを床に叩きつけた。小さな瓶らしきものだったようで陶器が割れる高い音が聞こえたことで察しが付いた。
周りの男達がマリアの行動に非難の声を上げた。「もったいない」と言っているということは瓶の中身は貴重なものだったらしい。
「あれは魔法使い達だな。学園のものだけでなく宮廷魔術師もいるな」
「第一宮廷魔術師のローブをまとっているものも」
「マリアと関係があるということか?彼女の家は裕福でない下級貴族だったはずだが」
(一体どういう関係だ?)
ろくな食事もとれず借金水飲み貴族と裕福な平民商人に馬鹿にされる最下位下級貴族が王宮に出入りするほどの魔法使いを雇うほど金回りが良いはずがない。俺は首をひねった。不自然な気配に隣を見るとアーノルトの表情が苦しげに歪んでいた。やはりマリアを視界にいれることで何か影響があるらしい、この場を離れようとアーノルトを促そうとしたその時再びマリアの声が聞こえてきた。
「ねぇその愛し子って殺せる?できるよね?なんたって国一番の魔法使いなんだから。簡単でしょ?」
(愛し子?殺す?だと?)
「だって万が一って事があるでしょう?私の世界なのに愛し子なんてのがでしゃばってきたら嫌なのよ。あのフィルってモブみたいなのがアーノルトのお気に入りだったんだもの、これからもストーリーにバグが出る可能性はあるわ。邪魔者は排除しないと!せっかくアーノルトにかけた術がとけたら私の人生どうしてくれるのよ!あんたが私をヒロインにしたんだから最後まで責任取ってよ」
(フィル、やはりこの女のせいでいなくなったのか)
「隣の国だからなんだっていうの!馬に乗ったら1週間もかからないわよ。
私はこの世界で唯一になるの。
神に愛されるのは私だけ!
わかった?
わかったならとっとと行きなさいよ!
殺したらちゃんと証拠を持ってきてね。
あはははは。楽しみー」
耳の奥底をざらりと撫でる邪悪な高笑いをする彼女をおいて魔法使いたちは廊下から姿を消した。
我が国の魔法使いが隣国の女神の愛し子暗殺をマリアに命じられた、ということだろう。
もしも暗殺が実行され我が国貴族の差し金だとわかれば国家間での争いは免れない。
隣のアーノルトも同じことを思ったようだ。
視線を交わした俺達は静かにもと来た道を戻りだした。
「我が国の魔術師たちを手なづけているなら猶予はないな。私からもマリアを捕まえるために手を回す。魔法使いたちを手なづけているなら誰がマリアの手先なのかわからない。流石に父上達まで巻き込んでいるとは思わんが……サイラーお前は隣の国、アルト国へ行き愛し子とやらを守ってほしい」
「御意に」
「あと……」
きりりと眉を吊り上げていたアーノルトはすこし気まずげな様子を見せる。
「フィルのことも必ず見つける」
「思い出したのか?」
「情けないことにずいぶんと深く術にかけられていたらしい。マリアが先ほど名を出すまで記憶がおぼろげになっていた、だがもう忘れない。必ず連れ戻すさ」
「あー、マリアとのことを誤解して身を隠したのなら、振られなきゃいいがな」
「それは……会えてから許しを請うよ」
珍しく迷子の子どものような顔をして微笑む親友に別れを告げて俺は国を出た。
(アーノルトならすぐにフィルを見つけるだろう。ならば俺は愛し子暗殺を防ぐのみ)
なぜかチクりと痛んだ胸を不思議に思いつつ。ただひたすらに馬を走らせた。
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