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8 高潔な少年
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最近の日課になっていた金額つり上げの為の顔見せが終わったらしいと気づいたのは朝の支度の手伝いに下働きさんが3人も来て僕を磨き上げ、いつものエセ聖職者が僕をいつもの広間に向かう通路ではなく別の部屋へと向かった時だった。
「分かっているね。余計なことを話さないように」
はじめて来た区画の部屋の前で念を押してきたエセ聖職者にベールの下で(はげろ!!はげろ!!まだらはげになってしまえ!小指をタンスの角にぶつけて悶絶しろ!!)と地味な呪いをかけていた僕はやる気なく「はぁ」と短く答えた。
サイラー様に伝えたように人質をとられている以上今から会うどっかの金持ちに助けを求めることはできない。
知り合いでもない限り事情を話して事態が悪化することはあっても良くなるとは思えない。
(そもそもあの子達が無事かどうか信じるしかない)
前世が平和ぼけした日本人の僕は学園での剣術の授業とかも苦手でさぼってばかりだった。一人では力づくで争って逃げ出せない以上現状に甘んじるしかないわけだけど。
(もしサイラー様が僕を助けてくれたとしてあの子達はどうする)
傷心旅行の途中知り合っただけだけど、僕のせいであの子達がひどい目に遭うのは防ぎたい。そんなことを考えていると
エセ聖職者が手を掛けた内開きの部屋の扉が開かれた。
中から出てこようとしていた聖職者が僕たちに気づき一礼する。
「ノブル様ちょうど部屋の準備が整いました」
「そうか。ではお客様方をお呼びしておいで」
「失礼いたします」
「さあ愛し子様、こちらに」
招き入れられた部屋の中には女神様の立像が置かれその前には錦糸でかがった豪奢なクッションが沢山置かれた大きな寝台、全体的に華美な装飾から賓客用の部屋なのだろうと僕は思った。
(ここで聖水ごっくんさせろってことか。張り型もいつもの椅子もなしってことは……時間かかっちゃいそう。ま、いいか)
どこの国の金持ちかは知らないけれど勝手にぼくのちんちんにはりついてくれ。なんて投げやりな気持ちになりつつベッド横でぼんやりと立っていたら男達が入ってきた。
見るからに良いとこのぼんぼんだなと思われる仕立ての良い縦襟の水色の西洋風のジャケットを着た優しげな僕より少若く見える十代半ばの銀髪の少年に護衛の人だろうか背の高いがっちりとした色黒の青年。
……しょうねん。
(ぇぇえ!君?君がダイレクトごっくんするの!僕より年下でしょ?頼むからそっちの色黒くんであって欲しい!)
どうか予想が外れますようにという淡い願いはすぐに砕かれた。
「愛し子様。お初にお目にかかります。ウェスと申します。本日は女神様の慈愛を宿した霊力をお持ちの愛し子様自ら私に聖水を授けていただけるとのこと感謝申し上げます」
キラキラと輝かせた目で僕を見て爽やかかつはきはきとそういって礼をした少年の顎下で切り揃えられた銀色の髪がさらりとゆれる。その艶やかな煌めは僕に恋しい人を思い出させた。顔を上げた少年の濃い藍色の瞳にはっと息を飲む。
(似てる?)
思わずその瞳に金が散っているのが見えないかじっと見つめていると僕の視線を感じたのか彼の頬に朱がさしだした、はにかんだように微笑まれてそっとうつむかれてしまう。
(え、なんかこの子かわいいな)
ベール越しとはいえ不躾な行動をしてしまったこともあり僕もついもじもじと挙動不審になる。そっと視線をさまよわせれば少年の隣に立つ色黒の彼が呆れたように僕たちをながめていた。
「では早速ですが愛し子様ご用意を」
聖職者が式典でも始めるかのように厳かに声を上げたが今から起こることは僕にとっても少年にとっても性的虐待だ。
(でも、そうまでして霊力を上げたい理由があるってことか)
服の仕立ての良さからかなりの階級に属していることが推察される彼はどこかの国の貴族なんだろう。跡取りに求められるのが強い霊力だったりするお家柄なのかもしれない。ひもじさを凌ぐためにその辺のきのみや果実を食べることにためらいのない貧乏貴族の僕とは違うんだろう、きっと美味しいご飯を沢山の人にかしづかれて食べてるんだろうな。けれどこんな若い子がその貧乏貴族のイチモツから直で聖水を飲み干さなくてはならないなんてやんごとなき人も大変だななんて同情してしまう。
(まぁ、わかっててここに来ているなら僕がどうこう言えないか)
どこかのお金持ちのおじいさんにしゃぶられるんだろうと思っていたから意外だったけどおそらく大金を払った彼に対価をあげなくては。
(うぅ、変態行為をする罪悪感)
気まずいながらもやるしかないからベッドに上がりクッションにもたれ貫頭衣の裾をたくしあげ、彼がごっくんをやりやすいように足を拡げる。隅々まで磨かれ香油を塗り込められた肌がからふわりと花の香り。もちろん下着を着けていないのでぱっかーんとご開帳でぽろりどころか何もかも見られてしまう形になる。
(ベール被ってて良かった)
さすがの僕もまだ羞恥心とかあるので、普段相手にしているどんなに取り繕ってもえへえへげへへと下卑た笑いが透けて見えるおっさん爺さんたちではない人にこんな姿をさらしながらポーカーフェイスは貫けない。
羞恥で歪んだ顔をしつつ少年を透かしみれば少年は僕を見て一瞬ほうけた顔をしてすぐ後顔を背けた。その顔は耳まで真っ赤になっている。
「な、何をされているんですか!」
「?」
思っていた反応と違い僕も戸惑う。だけど慌てているのは少年だけ、色黒の彼は表情も変えずこちらを見、聖職者のジジイは見慣れた僕の痴態に満足そうに頷いている。
(これはこの子だけ分かってなかったパターン!)
何が起こるか分かってなかった幼気な少年に恥部を見せつけたまじもんの変態として僕も頭を抱えた。
(穴があったら入りたいー!恥ずかしい!)
かなりのダメージを受け頭を上げられない僕を気にせずジジイは少年にやたらと圧のある態度で迫る。
「ささ、おはやく。愛し子様より賜る特別霊力の高い聖水をお望みでしたよね?」
「まさか」
動揺などない連れの青年の様子をみて状況を把握したのか少年の顔色が変わった。
「お前わかっていて!」
少年から彼の裏切りを責めるような視線が色黒の青年にむけられた。
「どうされたのです。何か問題でも?」
「こんなっ……聖水を授かる方法がこんな!あなた方は愛し子様に無体を働いていると思わないのですか?」
「無体?まるで私達が無理矢理愛し子様を従わせているような言い方はやめていただきたい。これは愛し子様のご意志。女神様の尊い施しです」
「詭弁です!」
「なぜ愛し子様の聖水がこのように産み出されるのか私たちも考えたのです。悲しみの涙ではなく生命の息吹き。愛の種を介して我々に女神様は施し慈しみを示されることを選ばれたのだと我々は女神様のご慈悲を受け止めております」
「だがこれでは春を売るものと何が違うというのか!」
「市井で身体を売るものと愛し子様の行為は全くの別物!あのものたちは卑しくも己の欲望と糊口を凌ぐための行為、そこに愛などない。愛し子様はその御身を介して女神様の慈愛を示されているのです!愛し子様の聖水がどれ程の霊力を快復するのか御身でご理解なさったからこそここにいらっしゃったのでは?」
「しかし」
「これ以上のお言葉は教会へ、ひいては女神様への侮辱と見なしますぞ!疑問に思われるなら愛し子様に直接お尋ねなされば宜しい。ご自分のご意志かどうか!我々が無体を強いているのか!!」
ジジイがぼくのそばにやってきた。
「愛し子様、あなた様はご自分のご意志で聖水を産み出されているのですか?」
「……」
(余計なことを言えない僕に許されてる答えはないんだよねぇ)
「お答え願います」
「……はい」
「望んでこの行為をなさっているのですか?」
「そうです」
渋々ながらも同意を示せば聖職者のジジイは好々爺の微笑みを浮かべ少年に向き直る。
「お分かりになりましたか?愛し子様のご意志。さて貴殿はどうされる?」
「断わる!こんな辱しめるような……」
「通常の聖水以上の効果を求めてらした理由はもうよろしいと?」
「くっ……だが」
「あなた様が一番必要とされていると判断したのですが。本当によろしいのですね?この愛し子様との面談時間次の方にお譲りして」
「だって人権侵害です!お母様に顔向け出来ない!」
(人権侵害?)
この世界では聞きなれない言葉に少年をみつめる。彼は納得できないと頭を左右に激しくふると下を向いた。固く握りこまれた手が震えている。そこへ色黒の青年が近付き少年の肩に手を置くと幼い弟を諭すように口を開いた。
「本当に良いのか?お前がしなくても他の者はするぞ。お前には聖水の力が必要なのは分かっているだろう」
「……でも、私はそういった行為は愛する人とするものだと教わってきた。出来ない」
「だが」
「しない!」
意を決したように顔を上げた少年は色黒の彼にきっぱりと言いきると僕にまっすぐな視線を向けてきた。
「愛し子様、私は失礼させていただきます。願わくば貴方の日々が御身に宿る霊力のように穏やかでありますように」
そういって軽く礼をすると少年は部屋を出ていった。色黒の男は聖職者のジジイに「布施は払ったのだからその分通常の聖水を貰う」と言い捨てあとに続く。
「まぁそれくらいは融通させましょうか。おい、先程のお客様に聖水をお渡しするように。次にお待ちの方を呼んでおくれ」
聖職者が廊下に控える人に声をかけると僕を振り返った。
「お若い方にはこの奇跡の有り難みが分からないのでしょうね」
ねっとりとしたその視線は服の下の僕のちんちんに向けられていて思わず固く脚を閉じた。
「分かっているね。余計なことを話さないように」
はじめて来た区画の部屋の前で念を押してきたエセ聖職者にベールの下で(はげろ!!はげろ!!まだらはげになってしまえ!小指をタンスの角にぶつけて悶絶しろ!!)と地味な呪いをかけていた僕はやる気なく「はぁ」と短く答えた。
サイラー様に伝えたように人質をとられている以上今から会うどっかの金持ちに助けを求めることはできない。
知り合いでもない限り事情を話して事態が悪化することはあっても良くなるとは思えない。
(そもそもあの子達が無事かどうか信じるしかない)
前世が平和ぼけした日本人の僕は学園での剣術の授業とかも苦手でさぼってばかりだった。一人では力づくで争って逃げ出せない以上現状に甘んじるしかないわけだけど。
(もしサイラー様が僕を助けてくれたとしてあの子達はどうする)
傷心旅行の途中知り合っただけだけど、僕のせいであの子達がひどい目に遭うのは防ぎたい。そんなことを考えていると
エセ聖職者が手を掛けた内開きの部屋の扉が開かれた。
中から出てこようとしていた聖職者が僕たちに気づき一礼する。
「ノブル様ちょうど部屋の準備が整いました」
「そうか。ではお客様方をお呼びしておいで」
「失礼いたします」
「さあ愛し子様、こちらに」
招き入れられた部屋の中には女神様の立像が置かれその前には錦糸でかがった豪奢なクッションが沢山置かれた大きな寝台、全体的に華美な装飾から賓客用の部屋なのだろうと僕は思った。
(ここで聖水ごっくんさせろってことか。張り型もいつもの椅子もなしってことは……時間かかっちゃいそう。ま、いいか)
どこの国の金持ちかは知らないけれど勝手にぼくのちんちんにはりついてくれ。なんて投げやりな気持ちになりつつベッド横でぼんやりと立っていたら男達が入ってきた。
見るからに良いとこのぼんぼんだなと思われる仕立ての良い縦襟の水色の西洋風のジャケットを着た優しげな僕より少若く見える十代半ばの銀髪の少年に護衛の人だろうか背の高いがっちりとした色黒の青年。
……しょうねん。
(ぇぇえ!君?君がダイレクトごっくんするの!僕より年下でしょ?頼むからそっちの色黒くんであって欲しい!)
どうか予想が外れますようにという淡い願いはすぐに砕かれた。
「愛し子様。お初にお目にかかります。ウェスと申します。本日は女神様の慈愛を宿した霊力をお持ちの愛し子様自ら私に聖水を授けていただけるとのこと感謝申し上げます」
キラキラと輝かせた目で僕を見て爽やかかつはきはきとそういって礼をした少年の顎下で切り揃えられた銀色の髪がさらりとゆれる。その艶やかな煌めは僕に恋しい人を思い出させた。顔を上げた少年の濃い藍色の瞳にはっと息を飲む。
(似てる?)
思わずその瞳に金が散っているのが見えないかじっと見つめていると僕の視線を感じたのか彼の頬に朱がさしだした、はにかんだように微笑まれてそっとうつむかれてしまう。
(え、なんかこの子かわいいな)
ベール越しとはいえ不躾な行動をしてしまったこともあり僕もついもじもじと挙動不審になる。そっと視線をさまよわせれば少年の隣に立つ色黒の彼が呆れたように僕たちをながめていた。
「では早速ですが愛し子様ご用意を」
聖職者が式典でも始めるかのように厳かに声を上げたが今から起こることは僕にとっても少年にとっても性的虐待だ。
(でも、そうまでして霊力を上げたい理由があるってことか)
服の仕立ての良さからかなりの階級に属していることが推察される彼はどこかの国の貴族なんだろう。跡取りに求められるのが強い霊力だったりするお家柄なのかもしれない。ひもじさを凌ぐためにその辺のきのみや果実を食べることにためらいのない貧乏貴族の僕とは違うんだろう、きっと美味しいご飯を沢山の人にかしづかれて食べてるんだろうな。けれどこんな若い子がその貧乏貴族のイチモツから直で聖水を飲み干さなくてはならないなんてやんごとなき人も大変だななんて同情してしまう。
(まぁ、わかっててここに来ているなら僕がどうこう言えないか)
どこかのお金持ちのおじいさんにしゃぶられるんだろうと思っていたから意外だったけどおそらく大金を払った彼に対価をあげなくては。
(うぅ、変態行為をする罪悪感)
気まずいながらもやるしかないからベッドに上がりクッションにもたれ貫頭衣の裾をたくしあげ、彼がごっくんをやりやすいように足を拡げる。隅々まで磨かれ香油を塗り込められた肌がからふわりと花の香り。もちろん下着を着けていないのでぱっかーんとご開帳でぽろりどころか何もかも見られてしまう形になる。
(ベール被ってて良かった)
さすがの僕もまだ羞恥心とかあるので、普段相手にしているどんなに取り繕ってもえへえへげへへと下卑た笑いが透けて見えるおっさん爺さんたちではない人にこんな姿をさらしながらポーカーフェイスは貫けない。
羞恥で歪んだ顔をしつつ少年を透かしみれば少年は僕を見て一瞬ほうけた顔をしてすぐ後顔を背けた。その顔は耳まで真っ赤になっている。
「な、何をされているんですか!」
「?」
思っていた反応と違い僕も戸惑う。だけど慌てているのは少年だけ、色黒の彼は表情も変えずこちらを見、聖職者のジジイは見慣れた僕の痴態に満足そうに頷いている。
(これはこの子だけ分かってなかったパターン!)
何が起こるか分かってなかった幼気な少年に恥部を見せつけたまじもんの変態として僕も頭を抱えた。
(穴があったら入りたいー!恥ずかしい!)
かなりのダメージを受け頭を上げられない僕を気にせずジジイは少年にやたらと圧のある態度で迫る。
「ささ、おはやく。愛し子様より賜る特別霊力の高い聖水をお望みでしたよね?」
「まさか」
動揺などない連れの青年の様子をみて状況を把握したのか少年の顔色が変わった。
「お前わかっていて!」
少年から彼の裏切りを責めるような視線が色黒の青年にむけられた。
「どうされたのです。何か問題でも?」
「こんなっ……聖水を授かる方法がこんな!あなた方は愛し子様に無体を働いていると思わないのですか?」
「無体?まるで私達が無理矢理愛し子様を従わせているような言い方はやめていただきたい。これは愛し子様のご意志。女神様の尊い施しです」
「詭弁です!」
「なぜ愛し子様の聖水がこのように産み出されるのか私たちも考えたのです。悲しみの涙ではなく生命の息吹き。愛の種を介して我々に女神様は施し慈しみを示されることを選ばれたのだと我々は女神様のご慈悲を受け止めております」
「だがこれでは春を売るものと何が違うというのか!」
「市井で身体を売るものと愛し子様の行為は全くの別物!あのものたちは卑しくも己の欲望と糊口を凌ぐための行為、そこに愛などない。愛し子様はその御身を介して女神様の慈愛を示されているのです!愛し子様の聖水がどれ程の霊力を快復するのか御身でご理解なさったからこそここにいらっしゃったのでは?」
「しかし」
「これ以上のお言葉は教会へ、ひいては女神様への侮辱と見なしますぞ!疑問に思われるなら愛し子様に直接お尋ねなされば宜しい。ご自分のご意志かどうか!我々が無体を強いているのか!!」
ジジイがぼくのそばにやってきた。
「愛し子様、あなた様はご自分のご意志で聖水を産み出されているのですか?」
「……」
(余計なことを言えない僕に許されてる答えはないんだよねぇ)
「お答え願います」
「……はい」
「望んでこの行為をなさっているのですか?」
「そうです」
渋々ながらも同意を示せば聖職者のジジイは好々爺の微笑みを浮かべ少年に向き直る。
「お分かりになりましたか?愛し子様のご意志。さて貴殿はどうされる?」
「断わる!こんな辱しめるような……」
「通常の聖水以上の効果を求めてらした理由はもうよろしいと?」
「くっ……だが」
「あなた様が一番必要とされていると判断したのですが。本当によろしいのですね?この愛し子様との面談時間次の方にお譲りして」
「だって人権侵害です!お母様に顔向け出来ない!」
(人権侵害?)
この世界では聞きなれない言葉に少年をみつめる。彼は納得できないと頭を左右に激しくふると下を向いた。固く握りこまれた手が震えている。そこへ色黒の青年が近付き少年の肩に手を置くと幼い弟を諭すように口を開いた。
「本当に良いのか?お前がしなくても他の者はするぞ。お前には聖水の力が必要なのは分かっているだろう」
「……でも、私はそういった行為は愛する人とするものだと教わってきた。出来ない」
「だが」
「しない!」
意を決したように顔を上げた少年は色黒の彼にきっぱりと言いきると僕にまっすぐな視線を向けてきた。
「愛し子様、私は失礼させていただきます。願わくば貴方の日々が御身に宿る霊力のように穏やかでありますように」
そういって軽く礼をすると少年は部屋を出ていった。色黒の男は聖職者のジジイに「布施は払ったのだからその分通常の聖水を貰う」と言い捨てあとに続く。
「まぁそれくらいは融通させましょうか。おい、先程のお客様に聖水をお渡しするように。次にお待ちの方を呼んでおくれ」
聖職者が廊下に控える人に声をかけると僕を振り返った。
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