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シーズン1
88.彼の唯一の友人の為にできること
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突然、私は「あーーーーー!!大事なこと忘れてたーーー!!」と大声をあげてしまった。自分でも驚くほどの声量だったが、隣にいたユリの驚き方はそれ以上だった。彼の目が丸くなり、肩がビクリと震える。
「どうされました?」
ユリは困惑しながらも、少し怯えたような表情で私を見つめている。
「ユリ、大事な話をしておきます。」
私は深刻な表情を作り、彼に向き直った。
「はい?」
ユリの声にはまだ戸惑いが混じっていた。
「私は絶対に浮気とかしないから、誰かと親しそうにしていても、自分のものにならないからといって私を殺さないように!!良い?」
勢いよく言い切った私に、ユリは一瞬言葉を失ったようだった。驚きの表情を浮かべながらも、その目が次第に真剣さを帯びていく。
「メイ…」
ユリは少し考え込むように眉をひそめたが、やがてしっかりと頷いた。
「俺はあなたを信じています。浮気なんて考えたこともありません。ただ…」
彼の声は静かで穏やかだったが、その瞳にはどこか不安が漂っている。
「ただ?」
私は首をかしげながら尋ねた。
「俺はあなたを失うことが一番怖いんです。だから、時には過剰に反応してしまうかもしれません。でも、それが愛ゆえの行動だと理解してもらえると嬉しいです。」
彼の目は真剣そのもので、その言葉には揺るぎない誓いが込められていた。
私は彼の手を取り、優しく握り返した。
「分かったわ。でも、お願いだから殺すとかはやめてね。お互いに信じ合って、支え合っていきましょう。」
ユリはふっと微笑みを浮かべ、私の手を両手で包み込んだ。
「もちろんです、メイ。あなたを守るために、俺は全力を尽くします。」
危なかった。私は内心、胸をなでおろした。そうよ、あの家出事件がなければ、私は何かを間違えてユリに殺されてしまう可能性があったんだから。改めて思い出して良かったわ。記憶を失っている今のユリは、私が初めて出会った頃の彼そのもの。純粋で、一途で、そして少し怖いほどに執着心が強い。
だからこそ、私も慎重に行動しなければいけない。死んでも死なない私だけれど、ルーの話を聞いてしまったせいで、私はどうしても考えてしまう。過去のループで、私はたくさんのユリを置き去りにしてきたのかもしれない、と。
(早く記憶戻って~ユリ~!)
私は心の中で叫びつつ、微笑みを作って彼の顔を見上げた。記憶が戻れば、今のぎこちない感じも、過剰な心配もすぐに落ち着くはず。だけど、記憶が戻るその日まで、私は彼を受け止め続けるしかない。
――――――――――
――――――
ユリが記憶喪失になってから一週間が経った。この日々の中で、私たちは少しずつ日常を取り戻しつつも、ユリの記憶が戻るのをただ待ち続けていた。シルバークイーン侯爵家では、子息が引き起こした魔力暴走の責任を追及されているとの噂が王都でも広まり、彼らが非常に困難な立場に置かれていることを耳にしていた。
その朝、朝食を終えた後、私はいつものように書斎に向かおうと廊下を歩いていた。その途中、ゼノが静かに足音を忍ばせるように近づいてきた。
「奥様、シルバークイーン侯爵からお手紙が届きました。」
ゼノが銀色の封蝋が施された手紙を丁寧に差し出す。その封蝋の模様を見ただけで、侯爵家がこの手紙に込めた重みが伝わってくるようだった。
「ありがとう、ゼノ。」
私はその場で立ち止まり、慎重に封を切った。中から取り出した便箋には、シルバークイーン侯爵自らが書いたとおぼしき整った字で、子息の魔力暴走についての謝罪と、今後の対応への協力を求める文面が綴られていた。その文を読み進めるにつれ、侯爵家がどれだけ厳しい状況に置かれているかがひしひしと伝わってきた。
「メイ、何かあったのですか?」
背後からユリの声がした。振り返ると、心配そうに私を見つめる彼の姿があった。やはり記憶を失った今のユリは、どこか初々しく、そして少しぎこちない。けれど、その真剣な表情には、変わらず私を思ってくれている気持ちが感じられた。
「シルバークイーン侯爵家が、子息の魔力暴走の責任を問われて、大変な状況にあるの。侯爵様から謝罪の手紙が届いたわ。」
私はユリに手紙の内容を簡潔に説明した。
「そうですか…。あの時のことがまだ尾を引いているのですね。」
ユリは眉を寄せ、少し難しそうな表情を浮かべた。その顔には、どこか自分に責任があるように感じている色が見えた。
ふと思い出して、私は軽く声を弾ませながら話題を変えた。「そういえば、ユリとシルバークイーン侯爵様って仲が良かったわよね?彼らのために力を貸してあげたらどうかしら?」
ユリは驚いたように目を見開いた後、少し照れたように目を伏せた。「いえ、仲が良いというほどでは…あ、そうでしたね。今の俺は自由でした。そうですね。あいつとは王宮で唯一話せる友達でした。でも…変な感じですね。つい最近話したばかりのマーメルドが、もう立派な侯爵になっているなんて…。」
その言葉には、記憶の混乱と友への懐かしさが入り混じった感情が滲んでいた。
「混乱するわよね。」私は笑みを浮かべながら、そっと彼の腕に触れた。「お友達なら助けてあげなくちゃね。」
ユリはその言葉にハッとしたような表情を浮かべ、照れ隠しのように頬を軽く掻いた。「そうですね…。俺が助けられることがあるなら、やってみます。」
彼のぎこちない微笑みに、私の胸が少しだけ温かくなった。初々しいユリを見るのは新鮮だったけれど、同時に早く元のユリに戻ってほしいという思いが心の奥底から湧き上がる。
「ありがとう、ユリ。あなたのその気持ちだけで、きっと彼も救われるわ。」
ユリは少し照れくさそうに笑い、私はその笑顔に励まされるように一歩前へ進む気持ちになった。
私は執務室の机に向かい、深く息を吸い込んで集中した。シルバークイーン侯爵を助けるためには、慎重な計画と適切な手段が必要だ。今回の船上パーティーで起きた魔力暴走事件は、侯爵家にとって大きな打撃となるに違いない。だからこそ、根回しはこの上なく重要だった。
まず、事件の全体像を整理するため、手元に紙を広げてペンを取り、詳細を箇条書きにして書き出した。
【子息の魔力暴走: 水の竜巻が発生し、参加者たちがびしょ濡れになったこと。】
【参加者の危険: 特に何人かの子息が竜巻に巻き込まれ、命を落としかけたこと。】
【被害の回避: 迅速な対応により全員が救出され、奇跡的に大きな被害を免れたこと。】
「これで事件の概要は大丈夫ね」と、私は一度内容を読み返して、ペンを置いた。
次に、事件についての正確な情報を広めるため、手紙を書くことにした。最初に手紙を送る相手は、事件の関係者や王宮の有力者たち。内容は、シルバークイーン侯爵がこの危機をどのように対処したかを称賛するものにした。
「ルーの活躍は伏せておかないとね」と、私は小さく呟いた。彼の力を世間に知られるわけにはいかない。この事件が彼の評判に影響を与えることだけは避けなければならなかった。
さらに、侯爵家を支援するため、パーティーに参加した貴族たちにも手紙を送ることにした。この手紙では、事件の経緯を簡潔に伝えるとともに、シルバークイーン侯爵の素早い対応と冷静な指揮によって被害が最小限に抑えられたことを強調した。貴族たちが侯爵家への信頼を取り戻せるよう、前向きな内容に仕上げた。
また、王宮の有力者たちへの手紙には、侯爵家の名誉を守るための協力を依頼する文言を追加した。彼らが力を貸してくれれば、侯爵家の立場もより安定するはずだ。
手紙を書き終えると、私は一息つき、書斎の椅子にもたれかかった。ペンを置いた手が少し震えているのを感じた。「大丈夫、これで侯爵様のためにできることは尽くしたはず」と、自分に言い聞かせる。
「どうされました?」
ユリは困惑しながらも、少し怯えたような表情で私を見つめている。
「ユリ、大事な話をしておきます。」
私は深刻な表情を作り、彼に向き直った。
「はい?」
ユリの声にはまだ戸惑いが混じっていた。
「私は絶対に浮気とかしないから、誰かと親しそうにしていても、自分のものにならないからといって私を殺さないように!!良い?」
勢いよく言い切った私に、ユリは一瞬言葉を失ったようだった。驚きの表情を浮かべながらも、その目が次第に真剣さを帯びていく。
「メイ…」
ユリは少し考え込むように眉をひそめたが、やがてしっかりと頷いた。
「俺はあなたを信じています。浮気なんて考えたこともありません。ただ…」
彼の声は静かで穏やかだったが、その瞳にはどこか不安が漂っている。
「ただ?」
私は首をかしげながら尋ねた。
「俺はあなたを失うことが一番怖いんです。だから、時には過剰に反応してしまうかもしれません。でも、それが愛ゆえの行動だと理解してもらえると嬉しいです。」
彼の目は真剣そのもので、その言葉には揺るぎない誓いが込められていた。
私は彼の手を取り、優しく握り返した。
「分かったわ。でも、お願いだから殺すとかはやめてね。お互いに信じ合って、支え合っていきましょう。」
ユリはふっと微笑みを浮かべ、私の手を両手で包み込んだ。
「もちろんです、メイ。あなたを守るために、俺は全力を尽くします。」
危なかった。私は内心、胸をなでおろした。そうよ、あの家出事件がなければ、私は何かを間違えてユリに殺されてしまう可能性があったんだから。改めて思い出して良かったわ。記憶を失っている今のユリは、私が初めて出会った頃の彼そのもの。純粋で、一途で、そして少し怖いほどに執着心が強い。
だからこそ、私も慎重に行動しなければいけない。死んでも死なない私だけれど、ルーの話を聞いてしまったせいで、私はどうしても考えてしまう。過去のループで、私はたくさんのユリを置き去りにしてきたのかもしれない、と。
(早く記憶戻って~ユリ~!)
私は心の中で叫びつつ、微笑みを作って彼の顔を見上げた。記憶が戻れば、今のぎこちない感じも、過剰な心配もすぐに落ち着くはず。だけど、記憶が戻るその日まで、私は彼を受け止め続けるしかない。
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ユリが記憶喪失になってから一週間が経った。この日々の中で、私たちは少しずつ日常を取り戻しつつも、ユリの記憶が戻るのをただ待ち続けていた。シルバークイーン侯爵家では、子息が引き起こした魔力暴走の責任を追及されているとの噂が王都でも広まり、彼らが非常に困難な立場に置かれていることを耳にしていた。
その朝、朝食を終えた後、私はいつものように書斎に向かおうと廊下を歩いていた。その途中、ゼノが静かに足音を忍ばせるように近づいてきた。
「奥様、シルバークイーン侯爵からお手紙が届きました。」
ゼノが銀色の封蝋が施された手紙を丁寧に差し出す。その封蝋の模様を見ただけで、侯爵家がこの手紙に込めた重みが伝わってくるようだった。
「ありがとう、ゼノ。」
私はその場で立ち止まり、慎重に封を切った。中から取り出した便箋には、シルバークイーン侯爵自らが書いたとおぼしき整った字で、子息の魔力暴走についての謝罪と、今後の対応への協力を求める文面が綴られていた。その文を読み進めるにつれ、侯爵家がどれだけ厳しい状況に置かれているかがひしひしと伝わってきた。
「メイ、何かあったのですか?」
背後からユリの声がした。振り返ると、心配そうに私を見つめる彼の姿があった。やはり記憶を失った今のユリは、どこか初々しく、そして少しぎこちない。けれど、その真剣な表情には、変わらず私を思ってくれている気持ちが感じられた。
「シルバークイーン侯爵家が、子息の魔力暴走の責任を問われて、大変な状況にあるの。侯爵様から謝罪の手紙が届いたわ。」
私はユリに手紙の内容を簡潔に説明した。
「そうですか…。あの時のことがまだ尾を引いているのですね。」
ユリは眉を寄せ、少し難しそうな表情を浮かべた。その顔には、どこか自分に責任があるように感じている色が見えた。
ふと思い出して、私は軽く声を弾ませながら話題を変えた。「そういえば、ユリとシルバークイーン侯爵様って仲が良かったわよね?彼らのために力を貸してあげたらどうかしら?」
ユリは驚いたように目を見開いた後、少し照れたように目を伏せた。「いえ、仲が良いというほどでは…あ、そうでしたね。今の俺は自由でした。そうですね。あいつとは王宮で唯一話せる友達でした。でも…変な感じですね。つい最近話したばかりのマーメルドが、もう立派な侯爵になっているなんて…。」
その言葉には、記憶の混乱と友への懐かしさが入り混じった感情が滲んでいた。
「混乱するわよね。」私は笑みを浮かべながら、そっと彼の腕に触れた。「お友達なら助けてあげなくちゃね。」
ユリはその言葉にハッとしたような表情を浮かべ、照れ隠しのように頬を軽く掻いた。「そうですね…。俺が助けられることがあるなら、やってみます。」
彼のぎこちない微笑みに、私の胸が少しだけ温かくなった。初々しいユリを見るのは新鮮だったけれど、同時に早く元のユリに戻ってほしいという思いが心の奥底から湧き上がる。
「ありがとう、ユリ。あなたのその気持ちだけで、きっと彼も救われるわ。」
ユリは少し照れくさそうに笑い、私はその笑顔に励まされるように一歩前へ進む気持ちになった。
私は執務室の机に向かい、深く息を吸い込んで集中した。シルバークイーン侯爵を助けるためには、慎重な計画と適切な手段が必要だ。今回の船上パーティーで起きた魔力暴走事件は、侯爵家にとって大きな打撃となるに違いない。だからこそ、根回しはこの上なく重要だった。
まず、事件の全体像を整理するため、手元に紙を広げてペンを取り、詳細を箇条書きにして書き出した。
【子息の魔力暴走: 水の竜巻が発生し、参加者たちがびしょ濡れになったこと。】
【参加者の危険: 特に何人かの子息が竜巻に巻き込まれ、命を落としかけたこと。】
【被害の回避: 迅速な対応により全員が救出され、奇跡的に大きな被害を免れたこと。】
「これで事件の概要は大丈夫ね」と、私は一度内容を読み返して、ペンを置いた。
次に、事件についての正確な情報を広めるため、手紙を書くことにした。最初に手紙を送る相手は、事件の関係者や王宮の有力者たち。内容は、シルバークイーン侯爵がこの危機をどのように対処したかを称賛するものにした。
「ルーの活躍は伏せておかないとね」と、私は小さく呟いた。彼の力を世間に知られるわけにはいかない。この事件が彼の評判に影響を与えることだけは避けなければならなかった。
さらに、侯爵家を支援するため、パーティーに参加した貴族たちにも手紙を送ることにした。この手紙では、事件の経緯を簡潔に伝えるとともに、シルバークイーン侯爵の素早い対応と冷静な指揮によって被害が最小限に抑えられたことを強調した。貴族たちが侯爵家への信頼を取り戻せるよう、前向きな内容に仕上げた。
また、王宮の有力者たちへの手紙には、侯爵家の名誉を守るための協力を依頼する文言を追加した。彼らが力を貸してくれれば、侯爵家の立場もより安定するはずだ。
手紙を書き終えると、私は一息つき、書斎の椅子にもたれかかった。ペンを置いた手が少し震えているのを感じた。「大丈夫、これで侯爵様のためにできることは尽くしたはず」と、自分に言い聞かせる。
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