プライド

東雲 乱丸

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成長する呪い

叫んでみても

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 あれから一週間経った。
相変わらず調教という名の凌辱は続いている。
また昼夜を問わず男達の気分次第で犯された。

 ある日は、アナルにローターを入れられたまま、二本刺しで犯される。
 ある日は、睾丸を万力で潰されながらオナニーショーをさせられた。
 ある日は、再び訪れた竜治達を加え五人に輪姦されていく。
その日のメニューは直之を使えば一回、直之でイケば一回、直之が射精イカされるといったものだった。

 パンッパンッパンッ!!
「おらぁ!また出すぞ!」
竜治は直之のぷりんと張りのある尻たぶを掴み、激しく腰を打ち付けている。
「ちょっと待てよ、ボクもイキそうだから一緒にイこうぜ」
時雄が直之の口内を犯しながら言った。
「なら同時にイッて、直之は連続でイカせよう」
新しいオモチャの使い方を竜治が提案する。
「了解っ」
「いくぞ!せーの……」
ドビュッドビュッ!!
ビュルルルーーッ!!
二人はほぼ同時に達した。
今日何度目かも分からない射精を直之は受け入れる。
「次は直之だな。今回は休んでる暇はないぞ」
 バイブ内蔵のコックリングを嵌められ萎える事を許されない直之のどす黒く変色した肉棒を那技が激しくしごき上げた。
「もう限界だ……頼む、許してくれ……」
直之は弱々しく懇願するが、那技は直之の敏感な部分を執拗に攻め続ける。
グチュッグッチュッ……
ビクンビクン……
直之の身体が跳ね上がった。
「ぐひゃぁぁーっ!!」
直之は悲鳴を上げイカされる。
 既に20回以上も無理やり絶頂を迎えさせられた肉棒は、何度か脈動するも精液は出なかった。
既に射精時に快感はなく、ズキンズキンと激痛が走るだけである。
それでも直之のペニスはコックリングとその振動によって強制的に勃起させられたままだった。
「今回は連続射精だったな。いい友達を持ったな。今日はイキ放題じゃねえか」
那技は容赦無く亀頭を磨き続ける。
「ほら、がんばれー!」
そう言いながら時雄は直之の尻を平手打ちした。
パーンッ! パーンッ!
直之は叩かれる度にビクンと身体と肉棒を震わせていたが、限界を超えた亀頭は僅かに触れるだけで鋭い痛みに襲われる。
もはやその亀頭は連射には耐えられなくなった。
「あがっ……あがあぁぁーーーッ!!」
プシャアアアァァァーーーッ!
直之は絶叫を上げ大量の潮を吹き出し床を濡らしていく。
「潮は射精には含まれないよね?」
時雄がおどけて言う。
「おやつかよっ!ま、直之にはおやつみたいなもんか」
竜治は笑い転げた。
 あまりの亀頭の激痛に屈辱すら感じることも出来なくなった直之は切れ長な目から涙を流しながら、肉棒からも壊れた蛇口のように透明な液体を垂れ流している。
その後も何度も潮は吹くものの射精イク様子はなく、痛みで直之が失神するまでしごかれ続けた。

 「もう壊れちゃったんじゃない?これ」
時雄は直之の亀頭を指先でつつく。
「大丈夫だ。コイツは性欲オバケだから、明日の朝には元気に朝勃ちしてるぜ」
那技はまだ意識が戻らない直之を見下ろして言った。
「今日の調教はここまでだな」
瑛心が宣言し、お開きとなった。

 しかし、ここ一週間で一番直之を苦しませたのは、尿道責めによる調教である。
プジーと呼ばれるボコボコとコブのついた細長い棒状の器具による責めだった。
 アナルと異なり通常固形物が通ることの無い尿道への侵入は、直之に今までにない挿入されるという感覚を強く植え付ける。
オスの象徴であり感覚器官であるペニスが、逆にメス特有の感覚器官に変わるその未知の快感は、直之の心を確実に蝕んでいた。

 ゴニュッ···ゴニュッ···
「あっん!あぁっ!?あふぅぅっ!!」
鈴口をコブが一つ入り込む度、ゾクゾクっとした快感が襲う。
そしてそのコブの分、奥へ侵入を進めるプジーによる尿道の拡張は射精感に似ていた。
しかし射精とは異なり収まる事がないその感覚は直之を快感で包んでいく。
「あぁっ!あぁっ!あぁぁっ!!」
直之の口からは喘ぎ声しか出てこない。
既にプジーを半分以上飲み込んでいた。
男達はその様子をニヤニヤしながら撮影している。
「いつまで男でいられるかな?」
瑛心が直之につぶやく。
「んぐっ……んんーっ!」
直之は切なげな表情を浮かべるも答えようとしない。
「ふんっ。これで終いだ、メスイキしやがれーっ!!」
ゴリュッ!
瑛心がプジーを更に押し込んだ。

 遂にプジーの先端が直之の前立腺に直に届くと、全身の筋肉が強ばり小刻みに震えだす。
「んぐおおおおぉぉぉぉぉぉぉーッ!!!!」
その刹那、強烈な快感が直之を貫く。


直之は絶頂メスイキした。


 目の焦点は合わず口の端からヨダレが垂れ、ガクンガクンと何度も腰を突き上げる。
「あひっ……あひっ……あひっ……」
虚ろな目で直之は意味のない言葉を繰り返す。
ビタンビタンと肉棒が割れた腹筋を叩きプジーを吐き出そうする。
瑛心は直之の肉棒をむんずと掴み、プジーを押し戻す。
「そのまま何度もイキまくれッ!!お前はメス豚M奴隷なんだよッ!」
瑛心が叫ぶ。
「あびぇ!あびぇ!」
直之は奇声を上げながら、またイッてしまう。
射精を伴わないメスイキは、何度も何度も繰り返し訪れる。
それはまるで地獄のような快感だった。

 「ぁあっ……ぁあっ……」
30分以上休むことなくイカされ続けた直之は白目となり、口は醜く歪み涎を垂らして呆けている。
その顔からは、かつてアイドルと騒がれていた面影は微塵もない。
反対に筋肉の収縮を繰り返しバンプアップした肉体はより一層男らしさを強調し、汗で輝く褐色の肌は淫靡な色気を醸し出している。
未だ勃起したままの肉棒は、先程よりも少し小さくなったものの、尿道にはプジーが挿入されたままだった···。

 閑話休題。
 そんな通常の男ならとっくに気が狂っているであろう調教を二週間以上耐え抜いた直之だが、一度メスイキを覚えた身体は直之の意志に反してどんな責め苦にも敏感に反応してしまう。
痛みや苦しみだけでもイってしまう事もあった。
今日も、タバスコを塗られた乳首をペンチで捻られると同時に射精してしまっていた。
「うっ……うぅ……うぅ……っ」
屈辱に涙を浮かべる直之を尻目に、瑛心は笑いかける。
「どうした?気持ちよかったのか?」
「うっ……うるせえよ……この変態野郎……」
直之は精一杯の抵抗を見せる。
「ふんっ。相変わらず威勢だけはいいな。まあそういう奴ほど、メスに堕ちたら凄いんだけどな」
瑛心が言う。
「ふっ···ふざけんなっ···俺は···俺は···っ」
 覚えてしまった快楽を求め熱く火照る身体と、あくまでも強制的に行われているだけで自ら求めるような真似はしないと誓う頭が直之の中で葛藤していた。
「お前がいくら強がったところで俺達が調教すれば、お前は必ずになる」
瑛心は直之の耳元で囁いた。
「ぐ……う、嘘……だ……」
「本当の変態はどっちだろうな?」
瑛心は直之に問いかけながら耳に息を吹きかける。
「う、うぁああっ!?」
直之はゾワッとした感覚に襲われ思わず悲鳴を上げると同時に肉棒はビクンッと跳ね上がり先走りが溢れ出す。

 「瑛心~、飯行こうよぉ~」
遠くから体斗が呼びかける。
「おう、すぐ行くから車回しとけ」
瑛心は直之の髪をガシッと掴んだ。
「残念だが今日はもうお終いだ。さっさとイカせてもらうおうか」
有無を言わさず直之の口へ自らの怒張をぶち込んだ。
ジュプジュプジュプ···ッ!
「んぐっ!んぐっ!んぐっ!」
瑛心は自らは動かず、掴んだ直之の頭を激しくグラインドさせ喉奥を責め立てる。
「うげぇぇぇぇぇーーっ!」
ゴプゴプゴプ···
胃液が逆流し嘔吐するも男の手は緩まず、逆により一層グラインドを加速さるため、吐瀉物が僅かな口の隙間や鼻から吹き出す。
「イクぞ、全部飲め」
ガツッと一番奥で直之の頭をホールドする。
ドビュッドビュルルルーーー!
 直之は白目を剥きながら瑛心が出し終わるまで喉を鳴らして飲み干すしかなかった。
「う、うぷっ···」
ようやく喉を解放された直之は、その場に崩れ落ちた。
「じゃあ、また明日来る」
瑛心は素早く身支度し部屋を出ていった。

「う、うぅ……うぅ……っ」
悔しさに直之は涙を流す。
それは喉を犯された事ではなく、自分の肉棒が固く勃起している事に気付いてしまったからだった。
「ちくしょう……ちくしょう……っ」
直之は拳を強く握り締め、涙を流し続けた。
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