6 / 10
5話
しおりを挟む
「ヤバイ!急いで戻ろう!有宮君!!」
「そんなに急がなくても……俺のバイト先って今日、暇なんですよ」
「バイト初日の君がそんな事言っててどうするの!暇なら今がチャンスよ!いっぱい仕事覚えてきなさい!」
キョトンとする有宮君。
違うショップの子に何で説教してんだ……私。
「そうですねぇ。まぁ、ヤル気スイッチがオンになれば頑張ります」
「つねにオンにしておきなさい!」
「ふっ。はいはい」
何かさっきからつかみ所のないヤツ。
ちゃんと喋ったと思ったらアクビなんかしちゃってるし。
さっきまでの真面目そーな顔は偽物なの?
売り場に戻る通路を歩きながらジーっとこの子を見ていると……
「相田さん、さっきから俺の事見過ぎ。そんなに俺の事気になります?」
「えっ?」
「同じショップの髪巻いた女の子と、ずっと俺の事見てたでしょ?」
「げっ!」
「ぷっ………
そんなにドリンクをタダでくれた俺の事気になりました?」
「あっ……あぁ、うん、そう。わ……悪かったなぁと思って」
「別に気にしなくていーのに。
あっ、店長見えた。
はは、凄い営業スマイルで接客してる」
コロコロかわる話の内容。
そうだ……喋ってたら忘れてたけど有宮君はマイペースなヤツだった。
「じゃぁ、相田さん、案内ありがとうございました。これでドリンクの奢りはチャラって事で」 「えっ?」 返事をしようと思ったら、すぐに自分の売り場に戻った有宮君。 何か……いいヤツなのか変なヤツなのかわからなかったな。 「かーなーさーんー………」 はっ!!とビクっとして振り返る。 振り返った先には鬼。 悠ちゃん……あなたに角が生えてたのは付き合い長いけど今まで知らなかったよ。
ただいまの時間、現在夜の9時。
私はとあるチェーン店の居酒屋で、飲めない酎ハイ片手に必死で営業スマイル絶賛公開中。
何でこんな事になったかというと…
まぁ、自己責任だ。貴重な悠ちゃんの休憩時間をカットさせてしまい、罰を受けた次第でございます。
その肝心の悠ちゃんはまだ仕事中。
相手のメンバーも遅れてくる人もいるという事で、今いるメンバーで一次会を先に始めた。
まぁ…それにしてもよく初めて会った相手に対してここまでさらけ出せるよなぁと思う位、男の子達は盛り上げてくれてる。
対して女の子達は何様のつもりなのか、気分をあげてもらって当たり前みたいな感じ。
悠ちゃん、人選間違えたかもよ?と、つい余計な事を思ってしまった。
「香奈ちゃーん!飲んでる?さっきからグラス持ってるだけで全然飲んでなくない?」
「大丈夫ー。飲んでるよー?お腹いっぱいになってきたから休憩してるだけ」
当たり障りないお返事をしながら視線はウヨウヨと泳いでいる私。
とりあえず早く帰りたい。悠ちゃん来たら交代で帰らしてもらおう。
「じゃあ、先にデザート食べちゃう?どれがいい?」
何て親切な男の子なんだ。君はアタリだ。
ツンツンヘアーでちょっと色黒の笑顔がいい男の子。
名前は確か真島 健太君。全員年下だって聞いてたけど、ちゃんと気遣い出来る子いるじゃん 。
「じゃあ、この抹茶パフェ…」
「嫌だなぁ香奈ちゃん、俺たちのどれがデザートにどう?って話だよー」
せっかくかぶがあがったっていうのにコレだ。
私の冷たい態度に関わらず、回りはゲラゲラ笑い出す。
女の子達もやだぁなんて言いながらケラケラ笑ってる。
前言撤回。
キミ、ムリ。
でも、一応ニコニコ笑顔で対応しておく。
悠ちゃんの顔、潰しちゃいけないしね。
「んで、香奈ちゃん、誰がタイプ?俺、香奈ちゃんタイプ~」
なんて言いながら、ケラケラ笑いながら肩を寄せられ頬ずりされた。
ギャー!!嫌ぁぁ!っと心の中で叫んだ。
前彼以来、こんなに男が接近してくるのは久しぶりなワケで…
ていうか酒臭い!!
「ちょっ…ちょっと流石にやめ…」
言葉でやめてって言おうとした瞬間。
べリッ
と真島君は剥がされ、寄せられてた部分がスッとした。
「健太、調子乗り過ぎ、
相田さん嫌がってるし」
聞き覚えのある低音イケメンボイス。
有宮君だっ!
私服姿の有宮君がそこにいた。
眼鏡ショップの白をメインにした爽やかな制服とは違って、黒のコートにグレーに近いシャツと黒のストライプのパンツ。
首もとにはグレーの薄手のマフラーを巻いていて、鎖骨から見えるシルバーアクセサリーが色気倍増
カナリ大人っぽい雰囲気を漂わせて…
やだ、カッコイイ 。
「哲、おせーよー。
あっ、こいつが遅れてくるツレの1人の哲ね。」
さっきの言った事など全く気にせず、有宮君の紹介を始める真島君。
何だ、さっきの冗談だったんだ。
あ~良かった……
「どーも、有宮です。遅れてすみません」
かけてる眼鏡を手の甲であげながら、自己紹介する有宮君。
伊達じゃないのかな?
じゃなくて……
「何で有宮君がここに?!」
私の前に座った有宮君に乗り出しながら聞く。
「相田さんと一緒ですよ。合コンに来ただけ」
「合コンとか来るんだ…」
「…相田さんこそ」
……………
変な沈黙が私たちの間にある。
何か有宮君、ちょっと機嫌悪そう?
「てゆーか哲と香奈ちゃん知り合いだったの?お前、年上にツレいたんなら言えよ~俺、年上大好き!」
間に入り込んできた真島君が、一気にたたみかけるように喋る。
「うるさいよお前、とりあえずビール頼んで」
「何だよー今日はイキナリ参加出来るって言うから優しいと思ったら今は冷たいし……
お前、実はツンデレ?」
みんなケラケラ笑う。
真島君は本当に盛り上げ上手だなぁと思う。
「変な事相田さんの前で言うなよ。
今日から一緒の職場で働く事になってる人なんだから」
「あー!なるほど!だから知り合いなわけね?こいつ扱いずらいでしょー」
私の事をジッと見る有宮。
何だか威圧感が凄すぎてひるんでしまう。
「うーんと…まぁ、ちょっとマイペースなトコロあるけどでも真面目だよね?」
まぁ、こんな答えでいいでしょっと思う。
だって彼の事、これ位しか知らないんだし。
「ヘぇ~真面目ねぇ、お前がねぇ」
ニヤリとしながら有宮君を見る真島君。
まぁ、つい昨日までニートだったんだから、真面目ってわけではないよね。
その雰囲気を察したのかますます仏頂面の有宮君。
からかわれるのが苦手ならお酒の席になんかこなきゃいいのに。
こういうトコロはまだ子どもなんだな。
「ねぇ知り合い同士で話ばっかりしてないで、私ともお話しようよ。哲君」
そういいながら真島君をグイッと体全体でどかし、有宮君の隣を強引にゲットした…えーっと…確かさやかちゃん。
お胸に自信があるのかこの寒さに関係なく、鎖骨丸見えの胸元強調のホワホワニット。
髪も緩くアップにしてあって女子力高い。
ちなみに今日の私の服はまさか合コンに行く事になるとは思わず、紺色のタートルネックのニットにスキニーデニム。
唯一、女っぽいのはバイカラーのパンプスくらい。
あまりにも普通のカッコだったので、悠ちゃんが今はやりだというゴツくてジャラジャラしたネックレスをかしてくれた。
せっかく貸してくれたけど、悠ちゃん、これなかなか肩が凝るよ。
それにしても、結構グイグイと胸を押し付けて有宮君にアピールしてるさやかちゃんは手でのボディタッチも忘れずにまだまだアピールしてる。
隣でさやかちゃんのお友達が、
「また始まったね、さやかの(私、イイ体してるでしょアピール)。キモイっつーの」
「マジ、勘弁」
前の男性陣に聞こえないように言いたい放題。
あなた達、さっきまでさやかちゃんと楽しそうに笑顔かわしてたんじゃないの?
女って怖いと思った瞬間だった。
それよりも悠ちゃんいないから完全アウェーだ。
早く来て~!っと心で叫んでいた。
目の前の有宮君とさやかちゃんの2人を直視するのは申し訳ない気がして、グラスを俯いてチビチビ飲みながらひたすら時間が過ぎるのを待つ。
やっぱり有宮君もこういう可愛くて胸大っきい子好きなのかな?
似たもの同士って言われた時、ちょっと嬉しかったんだけどな。
顔を上げてチラッとだけ有宮君達の方をみた。
そしたら体がビクッ!!っと震えあがる。
有宮君、こっちガン見し過ぎ!
私の後ろに何かあるのかと思い、振り返るけど何もない。
見てるの、私……?
「じゃぁ、相田さん、案内ありがとうございました。これでドリンクの奢りはチャラって事で」 「えっ?」 返事をしようと思ったら、すぐに自分の売り場に戻った有宮君。 何か……いいヤツなのか変なヤツなのかわからなかったな。 「かーなーさーんー………」 はっ!!とビクっとして振り返る。 振り返った先には鬼。 悠ちゃん……あなたに角が生えてたのは付き合い長いけど今まで知らなかったよ。
ただいまの時間、現在夜の9時。
私はとあるチェーン店の居酒屋で、飲めない酎ハイ片手に必死で営業スマイル絶賛公開中。
何でこんな事になったかというと…
まぁ、自己責任だ。貴重な悠ちゃんの休憩時間をカットさせてしまい、罰を受けた次第でございます。
その肝心の悠ちゃんはまだ仕事中。
相手のメンバーも遅れてくる人もいるという事で、今いるメンバーで一次会を先に始めた。
まぁ…それにしてもよく初めて会った相手に対してここまでさらけ出せるよなぁと思う位、男の子達は盛り上げてくれてる。
対して女の子達は何様のつもりなのか、気分をあげてもらって当たり前みたいな感じ。
悠ちゃん、人選間違えたかもよ?と、つい余計な事を思ってしまった。
「香奈ちゃーん!飲んでる?さっきからグラス持ってるだけで全然飲んでなくない?」
「大丈夫ー。飲んでるよー?お腹いっぱいになってきたから休憩してるだけ」
当たり障りないお返事をしながら視線はウヨウヨと泳いでいる私。
とりあえず早く帰りたい。悠ちゃん来たら交代で帰らしてもらおう。
「じゃあ、先にデザート食べちゃう?どれがいい?」
何て親切な男の子なんだ。君はアタリだ。
ツンツンヘアーでちょっと色黒の笑顔がいい男の子。
名前は確か真島 健太君。全員年下だって聞いてたけど、ちゃんと気遣い出来る子いるじゃん 。
「じゃあ、この抹茶パフェ…」
「嫌だなぁ香奈ちゃん、俺たちのどれがデザートにどう?って話だよー」
せっかくかぶがあがったっていうのにコレだ。
私の冷たい態度に関わらず、回りはゲラゲラ笑い出す。
女の子達もやだぁなんて言いながらケラケラ笑ってる。
前言撤回。
キミ、ムリ。
でも、一応ニコニコ笑顔で対応しておく。
悠ちゃんの顔、潰しちゃいけないしね。
「んで、香奈ちゃん、誰がタイプ?俺、香奈ちゃんタイプ~」
なんて言いながら、ケラケラ笑いながら肩を寄せられ頬ずりされた。
ギャー!!嫌ぁぁ!っと心の中で叫んだ。
前彼以来、こんなに男が接近してくるのは久しぶりなワケで…
ていうか酒臭い!!
「ちょっ…ちょっと流石にやめ…」
言葉でやめてって言おうとした瞬間。
べリッ
と真島君は剥がされ、寄せられてた部分がスッとした。
「健太、調子乗り過ぎ、
相田さん嫌がってるし」
聞き覚えのある低音イケメンボイス。
有宮君だっ!
私服姿の有宮君がそこにいた。
眼鏡ショップの白をメインにした爽やかな制服とは違って、黒のコートにグレーに近いシャツと黒のストライプのパンツ。
首もとにはグレーの薄手のマフラーを巻いていて、鎖骨から見えるシルバーアクセサリーが色気倍増
カナリ大人っぽい雰囲気を漂わせて…
やだ、カッコイイ 。
「哲、おせーよー。
あっ、こいつが遅れてくるツレの1人の哲ね。」
さっきの言った事など全く気にせず、有宮君の紹介を始める真島君。
何だ、さっきの冗談だったんだ。
あ~良かった……
「どーも、有宮です。遅れてすみません」
かけてる眼鏡を手の甲であげながら、自己紹介する有宮君。
伊達じゃないのかな?
じゃなくて……
「何で有宮君がここに?!」
私の前に座った有宮君に乗り出しながら聞く。
「相田さんと一緒ですよ。合コンに来ただけ」
「合コンとか来るんだ…」
「…相田さんこそ」
……………
変な沈黙が私たちの間にある。
何か有宮君、ちょっと機嫌悪そう?
「てゆーか哲と香奈ちゃん知り合いだったの?お前、年上にツレいたんなら言えよ~俺、年上大好き!」
間に入り込んできた真島君が、一気にたたみかけるように喋る。
「うるさいよお前、とりあえずビール頼んで」
「何だよー今日はイキナリ参加出来るって言うから優しいと思ったら今は冷たいし……
お前、実はツンデレ?」
みんなケラケラ笑う。
真島君は本当に盛り上げ上手だなぁと思う。
「変な事相田さんの前で言うなよ。
今日から一緒の職場で働く事になってる人なんだから」
「あー!なるほど!だから知り合いなわけね?こいつ扱いずらいでしょー」
私の事をジッと見る有宮。
何だか威圧感が凄すぎてひるんでしまう。
「うーんと…まぁ、ちょっとマイペースなトコロあるけどでも真面目だよね?」
まぁ、こんな答えでいいでしょっと思う。
だって彼の事、これ位しか知らないんだし。
「ヘぇ~真面目ねぇ、お前がねぇ」
ニヤリとしながら有宮君を見る真島君。
まぁ、つい昨日までニートだったんだから、真面目ってわけではないよね。
その雰囲気を察したのかますます仏頂面の有宮君。
からかわれるのが苦手ならお酒の席になんかこなきゃいいのに。
こういうトコロはまだ子どもなんだな。
「ねぇ知り合い同士で話ばっかりしてないで、私ともお話しようよ。哲君」
そういいながら真島君をグイッと体全体でどかし、有宮君の隣を強引にゲットした…えーっと…確かさやかちゃん。
お胸に自信があるのかこの寒さに関係なく、鎖骨丸見えの胸元強調のホワホワニット。
髪も緩くアップにしてあって女子力高い。
ちなみに今日の私の服はまさか合コンに行く事になるとは思わず、紺色のタートルネックのニットにスキニーデニム。
唯一、女っぽいのはバイカラーのパンプスくらい。
あまりにも普通のカッコだったので、悠ちゃんが今はやりだというゴツくてジャラジャラしたネックレスをかしてくれた。
せっかく貸してくれたけど、悠ちゃん、これなかなか肩が凝るよ。
それにしても、結構グイグイと胸を押し付けて有宮君にアピールしてるさやかちゃんは手でのボディタッチも忘れずにまだまだアピールしてる。
隣でさやかちゃんのお友達が、
「また始まったね、さやかの(私、イイ体してるでしょアピール)。キモイっつーの」
「マジ、勘弁」
前の男性陣に聞こえないように言いたい放題。
あなた達、さっきまでさやかちゃんと楽しそうに笑顔かわしてたんじゃないの?
女って怖いと思った瞬間だった。
それよりも悠ちゃんいないから完全アウェーだ。
早く来て~!っと心で叫んでいた。
目の前の有宮君とさやかちゃんの2人を直視するのは申し訳ない気がして、グラスを俯いてチビチビ飲みながらひたすら時間が過ぎるのを待つ。
やっぱり有宮君もこういう可愛くて胸大っきい子好きなのかな?
似たもの同士って言われた時、ちょっと嬉しかったんだけどな。
顔を上げてチラッとだけ有宮君達の方をみた。
そしたら体がビクッ!!っと震えあがる。
有宮君、こっちガン見し過ぎ!
私の後ろに何かあるのかと思い、振り返るけど何もない。
見てるの、私……?
0
あなたにおすすめの小説
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉
最高魔導師の重すぎる愛の結末
甘寧
恋愛
私、ステフィ・フェルスターの仕事は街の中央にある魔術協会の事務員。
いつもの様に出勤すると、私の席がなかった。
呆然とする私に上司であるジンドルフに尋ねると私は昇進し自分の直属の部下になったと言う。
このジンドルフと言う男は、結婚したい男不動のNO.1。
銀色の長髪を後ろに縛り、黒のローブを纏ったその男は微笑むだけで女性を虜にするほど色気がある。
ジンドルフに会いたいが為に、用もないのに魔術協会に来る女性多数。
でも、皆は気づいて無いみたいだけど、あの男、なんか闇を秘めている気がする……
その感は残念ならが当たることになる。
何十年にも渡りストーカーしていた最高魔導師と捕まってしまった可哀想な部下のお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる