17 / 41
17.王妃からの招待
しおりを挟む
食事を終えると、カトリーナは迎えに来た侍女に連れられて王女宮に戻っていった。
大切そうに花冠を持っていったので、よほど気に入ったらしい。
カトリーナが去るとアイリスとレオナルドは二人きりになる。
先ほど話に出てきたブラックバーン公爵のことを尋ねてみるべきか、アイリスは迷う。
「そうだ、王妃からパーティーの招待状が届いた」
ところが、それよりも早くレオナルドが口を開いた。
その内容も驚きのもので、アイリスはあっけにとられてしまう。ブラックバーン公爵のことは、頭から吹き飛んでしまった。
もしかしたら、先ほどのストロベリーブロンドの令嬢ことデラニーが運んできたのだろうかと、ぼんやり頭に浮かぶ。
「お気に入りの令嬢を連れてくるとよいとあった。現王妃主催のパーティーなど、私は一度も参加したことがないからな。関係改善のアピールでもしたいのだろう」
レオナルドの話を聞き、アイリスは考え込む。
王妃は王太子レオナルドと良い関係を築きたく、アイリスに橋渡しをしてほしいとは以前聞いたことだ。
これはそのための一歩ということだろうか。
ただ、王妃の言葉など、ただの建前だろうとアイリスは思っている。
アイリスを王太子宮に送り込んでから数日、次の手を打ったということだろう。
「……レオナルドさまは、王妃殿下のことをどう思っておいでですの?」
「王妃か。くだらないことを企んでいるようだな。私としては興味もないのだが、あの女のために死んでもよいとは思えぬ」
つまらなさそうなレオナルドの発した言葉に、アイリスは言葉を失った。
レオナルドは時々物騒な物言いをするが、これはおそらく本当に命を狙われているのだろう。
そこで、レオナルドがメイドを気に入らないからと斬り捨ててしまったと、王妃が言っていたことをアイリスは思い出す。
レオナルドによればメイドは暗殺者だったようだが、ならば仕組んだのは誰か。
「アイリスだとて、王妃の企みによって望まぬ閨に送られただろう。思うところはないのか?」
考え始めたアイリスだったが、レオナルドの言葉によって驚きと共に引き戻される。
何を言われたのか、一瞬理解できなかったほどだ。
「……レオナルドさまが、そのようなことをおっしゃるなんて……あっさりと了承した張本人が……」
結局は閨で何事もなかったのだが、それはアイリスが戸惑っているだけの役立たずだったためだろう。適応していれば、レオナルドが途中で行為を止めたとは思い難い。
「最初は、納得済みだと思っていたからな。何も知らぬとわかっていれば、了承はしなかった」
レオナルドは苦笑しながら答える。
「それとも、本当は望んでいたのか? それならば、今からでも続きをしようか?」
「お望みでしたら、構いませんわよ」
微笑んでアイリスが答えると、レオナルドは一瞬だけ驚いた顔をした。だが、すぐに打ち消して唇の端をつり上げる。
「……いや、やめておこう。この流れでそれはあまりに無粋だ」
「あら、残念ですこと」
単にからかおうとしただけらしい。レオナルドが取り消すのを聞き、アイリスは物憂げにため息をついた。
すると、レオナルドの笑みが苦くなる。
「あまり煽るな。……まあ、アイリスを送り込んでくれたことに関しては、王妃に感謝してもよい。その気持ちを表すべく、パーティーにはアイリスを連れて参加したいと思うが、よいか?」
ごまかすように、レオナルドは話を元に戻す。
「ええ、お供いたしますわ」
嫌だと答える理由はない。アイリスは素直に頷く。
先ほど問われたときは、違う部分で衝撃を受けて流れてしまったが、アイリスも王妃に対して思うところがあるのは事実だ。
利用されているのは納得済みだったが、王妃の思惑は何も明かされていない。アイリスがどう動くことを期待されているかも教えられておらず、不気味だった。
「実のところ、今回の王妃の思惑は読み切れていない。何を企んでいるのかは予想がつくものの、やり方が不完全に思える。パーティーにも仕掛けがあるかもしれないので、気を付けてくれ」
心配そうなレオナルドの言葉に、アイリスは彼も読み切れていないのかと驚く。
しかも、そのことをアイリスにあっさり話すあたり、信用してくれているのだろうか。気遣いの言葉があるので、おそらくはそうなのだろう。
アイリスは自分の立ち位置がわからなくなってくる。
「……もしかしたら私が王妃の手駒で、何かを仕掛けているのかもしれませんわよ」
思わず、アイリスの口からこのような言葉が出てくる。
何かを仕掛けているというのは嘘だが、王妃の手駒に関しては間違いと言い切れない。王妃はおそらくそう思っているだろう。
アイリスの意思とは関係なく、何らかの装置としての役割を課されているのかもしれない。もしそうであれば、それはレオナルドにとって良いものではないだろう。
「アイリスが私を騙しているということか?」
興味深そうな顔をしながら、レオナルドが問いかけてくる。
アイリスは何も答えられない。いったい何故、先ほどのようなことを言ってしまったのか、自分でもわからなかった。
「アイリスに騙されるのなら、本望だ。最期まで騙し切ってくれ」
ところが、レオナルドはアイリスの答えを確かめることもなく、嬉しそうに笑った。
アイリスの艶やかな黒髪を一筋すくい上げると、レオナルドは唇を落とす。
そうしながら見つめてくる瞳は、獲物を捕らえるかのような物騒な光を放っていて、アイリスはめまいがしそうだった。
大切そうに花冠を持っていったので、よほど気に入ったらしい。
カトリーナが去るとアイリスとレオナルドは二人きりになる。
先ほど話に出てきたブラックバーン公爵のことを尋ねてみるべきか、アイリスは迷う。
「そうだ、王妃からパーティーの招待状が届いた」
ところが、それよりも早くレオナルドが口を開いた。
その内容も驚きのもので、アイリスはあっけにとられてしまう。ブラックバーン公爵のことは、頭から吹き飛んでしまった。
もしかしたら、先ほどのストロベリーブロンドの令嬢ことデラニーが運んできたのだろうかと、ぼんやり頭に浮かぶ。
「お気に入りの令嬢を連れてくるとよいとあった。現王妃主催のパーティーなど、私は一度も参加したことがないからな。関係改善のアピールでもしたいのだろう」
レオナルドの話を聞き、アイリスは考え込む。
王妃は王太子レオナルドと良い関係を築きたく、アイリスに橋渡しをしてほしいとは以前聞いたことだ。
これはそのための一歩ということだろうか。
ただ、王妃の言葉など、ただの建前だろうとアイリスは思っている。
アイリスを王太子宮に送り込んでから数日、次の手を打ったということだろう。
「……レオナルドさまは、王妃殿下のことをどう思っておいでですの?」
「王妃か。くだらないことを企んでいるようだな。私としては興味もないのだが、あの女のために死んでもよいとは思えぬ」
つまらなさそうなレオナルドの発した言葉に、アイリスは言葉を失った。
レオナルドは時々物騒な物言いをするが、これはおそらく本当に命を狙われているのだろう。
そこで、レオナルドがメイドを気に入らないからと斬り捨ててしまったと、王妃が言っていたことをアイリスは思い出す。
レオナルドによればメイドは暗殺者だったようだが、ならば仕組んだのは誰か。
「アイリスだとて、王妃の企みによって望まぬ閨に送られただろう。思うところはないのか?」
考え始めたアイリスだったが、レオナルドの言葉によって驚きと共に引き戻される。
何を言われたのか、一瞬理解できなかったほどだ。
「……レオナルドさまが、そのようなことをおっしゃるなんて……あっさりと了承した張本人が……」
結局は閨で何事もなかったのだが、それはアイリスが戸惑っているだけの役立たずだったためだろう。適応していれば、レオナルドが途中で行為を止めたとは思い難い。
「最初は、納得済みだと思っていたからな。何も知らぬとわかっていれば、了承はしなかった」
レオナルドは苦笑しながら答える。
「それとも、本当は望んでいたのか? それならば、今からでも続きをしようか?」
「お望みでしたら、構いませんわよ」
微笑んでアイリスが答えると、レオナルドは一瞬だけ驚いた顔をした。だが、すぐに打ち消して唇の端をつり上げる。
「……いや、やめておこう。この流れでそれはあまりに無粋だ」
「あら、残念ですこと」
単にからかおうとしただけらしい。レオナルドが取り消すのを聞き、アイリスは物憂げにため息をついた。
すると、レオナルドの笑みが苦くなる。
「あまり煽るな。……まあ、アイリスを送り込んでくれたことに関しては、王妃に感謝してもよい。その気持ちを表すべく、パーティーにはアイリスを連れて参加したいと思うが、よいか?」
ごまかすように、レオナルドは話を元に戻す。
「ええ、お供いたしますわ」
嫌だと答える理由はない。アイリスは素直に頷く。
先ほど問われたときは、違う部分で衝撃を受けて流れてしまったが、アイリスも王妃に対して思うところがあるのは事実だ。
利用されているのは納得済みだったが、王妃の思惑は何も明かされていない。アイリスがどう動くことを期待されているかも教えられておらず、不気味だった。
「実のところ、今回の王妃の思惑は読み切れていない。何を企んでいるのかは予想がつくものの、やり方が不完全に思える。パーティーにも仕掛けがあるかもしれないので、気を付けてくれ」
心配そうなレオナルドの言葉に、アイリスは彼も読み切れていないのかと驚く。
しかも、そのことをアイリスにあっさり話すあたり、信用してくれているのだろうか。気遣いの言葉があるので、おそらくはそうなのだろう。
アイリスは自分の立ち位置がわからなくなってくる。
「……もしかしたら私が王妃の手駒で、何かを仕掛けているのかもしれませんわよ」
思わず、アイリスの口からこのような言葉が出てくる。
何かを仕掛けているというのは嘘だが、王妃の手駒に関しては間違いと言い切れない。王妃はおそらくそう思っているだろう。
アイリスの意思とは関係なく、何らかの装置としての役割を課されているのかもしれない。もしそうであれば、それはレオナルドにとって良いものではないだろう。
「アイリスが私を騙しているということか?」
興味深そうな顔をしながら、レオナルドが問いかけてくる。
アイリスは何も答えられない。いったい何故、先ほどのようなことを言ってしまったのか、自分でもわからなかった。
「アイリスに騙されるのなら、本望だ。最期まで騙し切ってくれ」
ところが、レオナルドはアイリスの答えを確かめることもなく、嬉しそうに笑った。
アイリスの艶やかな黒髪を一筋すくい上げると、レオナルドは唇を落とす。
そうしながら見つめてくる瞳は、獲物を捕らえるかのような物騒な光を放っていて、アイリスはめまいがしそうだった。
4
あなたにおすすめの小説
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
転生したら悪役令嬢だった婚約者様の溺愛に気づいたようですが、実は私も無関心でした
ハリネズミの肉球
恋愛
気づけば私は、“悪役令嬢”として断罪寸前――しかも、乙女ゲームのクライマックス目前!?
容赦ないヒロインと取り巻きたちに追いつめられ、開き直った私はこう言い放った。
「……まぁ、別に婚約者様にも未練ないし?」
ところが。
ずっと私に冷たかった“婚約者様”こと第一王子アレクシスが、まさかの豹変。
無関心だったはずの彼が、なぜか私にだけやたらと優しい。甘い。距離が近い……って、え、なにこれ、溺愛モード突入!?今さらどういうつもり!?
でも、よく考えたら――
私だって最初からアレクシスに興味なんてなかったんですけど?(ほんとに)
お互いに「どうでもいい」と思っていたはずの関係が、“転生”という非常識な出来事をきっかけに、静かに、でも確実に動き始める。
これは、すれ違いと誤解の果てに生まれる、ちょっとズレたふたりの再恋(?)物語。
じれじれで不器用な“無自覚すれ違いラブ”、ここに開幕――!
本作は、アルファポリス様、小説家になろう様、カクヨム様にて掲載させていただいております。
アイデア提供者:ゆう(YuFidi)
URL:https://note.com/yufidi88/n/n8caa44812464
悪役令嬢、記憶をなくして辺境でカフェを開きます〜お忍びで通ってくる元婚約者の王子様、私はあなたのことなど知りません〜
咲月ねむと
恋愛
王子の婚約者だった公爵令嬢セレスティーナは、断罪イベントの最中、興奮のあまり階段から転げ落ち、頭を打ってしまう。目覚めた彼女は、なんと「悪役令嬢として生きてきた数年間」の記憶をすっぽりと失い、動物を愛する心優しくおっとりした本来の性格に戻っていた。
もはや王宮に居場所はないと、自ら婚約破棄を申し出て辺境の領地へ。そこで動物たちに異常に好かれる体質を活かし、もふもふの聖獣たちが集まるカフェを開店し、穏やかな日々を送り始める。
一方、セレスティーナの豹変ぶりが気になって仕方ない元婚約者の王子・アルフレッドは、身分を隠してお忍びでカフェを訪れる。別人になったかのような彼女に戸惑いながらも、次第に本当の彼女に惹かれていくが、セレスティーナは彼のことを全く覚えておらず…?
※これはかなり人を選ぶ作品です。
感想欄にもある通り、私自身も再度読み返してみて、皆様のおっしゃる通りもう少しプロットをしっかりしてればと。
それでも大丈夫って方は、ぜひ。
ヒロインしか愛さないはずの公爵様が、なぜか悪女の私を手放さない
魚谷
恋愛
伯爵令嬢イザベラは多くの男性と浮名を流す悪女。
そんな彼女に公爵家当主のジークベルトとの縁談が持ち上がった。
ジークベルトと対面した瞬間、前世の記憶がよみがえり、この世界が乙女ゲームであることを自覚する。
イザベラは、主要攻略キャラのジークベルトの裏の顔を知ってしまったがために、冒頭で殺されてしまうモブキャラ。
ゲーム知識を頼りに、どうにか冒頭死を回避したイザベラは最弱魔法と言われる付与魔法と前世の知識を頼りに便利グッズを発明し、離婚にそなえて資金を確保する。
いよいよジークベルトが、乙女ゲームのヒロインと出会う。
離婚を切り出されることを待っていたイザベラだったが、ジークベルトは平然としていて。
「どうして俺がお前以外の女を愛さなければならないんだ?」
予想外の溺愛が始まってしまう!
(世界の平和のためにも)ヒロインに惚れてください、公爵様!!
無事にバッドエンドは回避できたので、これからは自由に楽しく生きていきます。
木山楽斗
恋愛
悪役令嬢ラナトゥーリ・ウェルリグルに転生した私は、無事にゲームのエンディングである魔法学校の卒業式の日を迎えていた。
本来であれば、ラナトゥーリはこの時点で断罪されており、良くて国外追放になっているのだが、私は大人しく生活を送ったおかげでそれを回避することができていた。
しかしながら、思い返してみると私の今までの人生というものは、それ程面白いものではなかったように感じられる。
特に友達も作らず勉強ばかりしてきたこの人生は、悪いとは言えないが少々彩りに欠けているような気がしたのだ。
せっかく掴んだ二度目の人生を、このまま終わらせていいはずはない。
そう思った私は、これからの人生を楽しいものにすることを決意した。
幸いにも、私はそれ程貴族としてのしがらみに縛られている訳でもない。多少のわがままも許してもらえるはずだ。
こうして私は、改めてゲームの世界で新たな人生を送る決意をするのだった。
※一部キャラクターの名前を変更しました。(リウェルド→リベルト)
逃げたい悪役令嬢と、逃がさない王子
ねむたん
恋愛
セレスティーナ・エヴァンジェリンは今日も王宮の廊下を静かに歩きながら、ちらりと視線を横に流した。白いドレスを揺らし、愛らしく微笑むアリシア・ローゼンベルクの姿を目にするたび、彼女の胸はわずかに弾む。
(その調子よ、アリシア。もっと頑張って! あなたがしっかり王子を誘惑してくれれば、私は自由になれるのだから!)
期待に満ちた瞳で、影からこっそり彼女の奮闘を見守る。今日こそレオナルトがアリシアの魅力に落ちるかもしれない——いや、落ちてほしい。
勘違いで嫁ぎましたが、相手が理想の筋肉でした!
エス
恋愛
「男性の魅力は筋肉ですわっ!!」
華奢な男がもてはやされるこの国で、そう豪語する侯爵令嬢テレーゼ。
縁談はことごとく破談し、兄アルベルトも王太子ユリウスも頭を抱えていた。
そんな折、騎士団長ヴォルフがユリウスの元に「若い女性を紹介してほしい」と相談に現れる。
よく見ればこの男──家柄よし、部下からの信頼厚し、そして何より、圧巻の筋肉!!
「この男しかいない!」とユリウスは即断し、テレーゼとの結婚話を進める。
ところがテレーゼが嫁いだ先で、当のヴォルフは、
「俺は……メイドを紹介してほしかったんだが!?」
と何やら焦っていて。
……まあ細かいことはいいでしょう。
なにせ、その腕、その太もも、その背中。
最高の筋肉ですもの! この結婚、全力で続行させていただきますわ!!
女性不慣れな不器用騎士団長 × 筋肉フェチ令嬢。
誤解から始まる、すれ違いだらけの新婚生活、いざスタート!
※他サイトに投稿したものを、改稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる