自分で書いた未完のラノベ小説の世界に転生したけどどうしたらいいですか?

黒野 ヒカリ

文字の大きさ
37 / 53

No.36

しおりを挟む



 「つ、疲れた」

 ベッドに飛び込んだ俺はメイさんから秩序を受け疲れ果てていた。

 散々全身を見られ、擦られて俺のぞうさんを押さえつけるのに必死だった。

 それでも耐えられたのはパメラ様の顔がちらついたお陰だ。

 パメラ様がいなければメイさんに陥落していただろう。

 「メイさん、怖いわ~」と呟いた瞬間ドアがノックされ俺は飛び起きた。

 (メイさん帰ったよね…)

 そう心の中で呟きながら返事をした。

 「はい!何か用ですかメイさん」

 「えっ!メイいたの?パメラだけど」

 パメラ様だった。
 何もなかったが何故か後ろめたい気がして言葉を噛んでしまう。

 「えっと、パパパパメラ様でしたか、いい今あけましゅ、」

 「あら?慌てちゃってメイと何かあったのかしら?」

 ドアを開けると鬼の表情を浮かべたパメラ様がピンクの透け透けネグリジェを着て立っていた。

 そして俺は吹いた。

 「パパパパメラ様、どどどどうしたんですか?」

 「どうした?それはこっちの台詞よ!メイと何があったのかなラグー!!」

 (怖い怖過ぎる…)

 笑顔とは裏腹に殺気を発するパメラ様はエロいんだが怖くて冷や汗が止まらない。

 「パメラ様、とりあえず中に入って下さい!その格好じゃ風を引きますよ」

 俺は気づかってそう言った。
 心から心配て言ったのにパメラ様は急に顔を真っ赤にして悲鳴を上げた。

 「キャャャャ!ラグーのスケベーーーー!」

 そしてパメラ様の平手が俺の左頬を直撃して吹き飛ばされた。

 「ぶふへっ!!」

 壁に激突してやっと止まった俺は油断しすぎてパメラ様の平手で意識が一瞬飛んでしまった。

 そんな格好をしてきたのはパメラ様なのに理不尽すぎる。

 「ごめん、ラグー!大丈夫?」

 「大丈夫ですが、一瞬意識が飛びました」

 「ラグーが悪いのよ…メイと……」

 俺に掛け寄り俯くパメラ様は申し訳無さそうにそう言った。

 「パメラ様、何か勘違いをされてるようですか、メイさんとは何もありませんよ」

 「そうなの?ラグーが慌ててたから何かあったと思って……」

 まぁ平手はもらったが何事も無く穏便に済みそうなので良しとしよう。

 「まぁお風呂には入れてもらいましたけどね」

 俺のこの言葉は余計だった。

 「は?」と言ったパメラ様はまた俺に平手を放った。

 高速で動くパメラ様の平手は進化したデビルマウスばりに早かった。

 避ける事すら出来ず直撃すると、俺は逆方向にあるベッドまで吹っ飛ばされた。

 「理不尽な……」

 そう言い残して俺は気を失った。

 目が覚めるとベッドの上に座るパメラ様の膝の上だった。

 透け透けのネグリジェから白いブラがうっすらと見え、即座に俺のぞうさんが反応してしまう。

 「パメラ様に、ちょっと申し難いのですが目のやり場に困ります」

 「あら、ラグー起きたのね良かった」

 そう言って俺の顔を胸に押し付けるパメラ様

 (ヤバイ、理性が……)

 「パメラ様、もうダメです!僕も男です!こんな魅力的なパメラ様に抱き締められては理性が持ちません!」

 そう言ってパメラ様を引き離すとパメラ様は顔を真っ赤にして「いいよ、ラグーなら…」と言った。

 そして俺はパメラ様をベッドに押し倒した。

 「いいよ……」

 パメラ様は目を瞑った。

 (もうダメだ)

 俺は限界に達し、パメラ様にキスをしようとした所で「はうっ」と声が聞こえた。

 「何者だ!」

 俺は叫んだ。

 「ちっ、興奮し過ぎて声が漏れてしまったわ」

 その声が聞こえた瞬間、壁の一部が剥がれメイさんが姿を現した。

 「メメイさん!?」

 俺は突然現れたメイさんに驚いた。

 「メイ!貴女は何をしてるのよ!」

 「何をってパメラ様の初めてを観察しようかと思いまして」

 怒るパメラ様にあっけらかんと返すメイさん

 「メイ貴女は何を言ってるのよ!」

 「パメラ様が小さい頃から御世話をしてきた私の務めですよ?」

 「そんな務めいらないからーー!」

 「そうですか、それでは私は行きますので続きをどうぞ」

 ニコニコとそう言ったメイさんに呆れた表情をしたパメラ様は「もうできるかー!」とツッコミをしたのは残念だった。

 「ラグー私、もう行くわ、ほらメイさんも行くよ!」

 「……分かりました」

 残念だ。
 本当に残念だ。
 今日はそのまま眠れそうにない。と思っていたのだが、

 「ラグー、またね、おやすみ」

 と言ってパメラ様は去り際に俺の頬にキスをして行った。

 俺はスローモーションで閉まって行くドアを見ながら一瞬の出来事に固まっていたが、ドアが閉まった瞬間吠えた。

 「うぉぉぉぉぉ!パメラ様かわぇぇぇぇぇ!」

 パメラ様は可愛すぎる。
 俺はパメラ様に夢中だ。
 まだ十四の少女が精神年齢二十五の俺の心をこんなに乱したのだから本当にすごい。

 興奮したままベッドに入った俺はそのまま眠れず、魔力操作をしようとしたが、目を瞑るとネグリジェ姿のパメラ様にキスをされた瞬間が浮かんで全く集中出来なかった。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます

竹桜
ファンタジー
 ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。  そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。  そして、ヒロインは4人いる。  ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。  エンドのルートしては六種類ある。  バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。  残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。  大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。  そして、主人公は不幸にも死んでしまった。    次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。  だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。  主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。  そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。  

異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る

マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息 三歳で婚約破棄され そのショックで前世の記憶が蘇る 前世でも貧乏だったのなんの問題なし なによりも魔法の世界 ワクワクが止まらない三歳児の 波瀾万丈

没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで

六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。 乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。 ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。 有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。 前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

処理中です...