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No.36
しおりを挟む「つ、疲れた」
ベッドに飛び込んだ俺はメイさんから秩序を受け疲れ果てていた。
散々全身を見られ、擦られて俺のぞうさんを押さえつけるのに必死だった。
それでも耐えられたのはパメラ様の顔がちらついたお陰だ。
パメラ様がいなければメイさんに陥落していただろう。
「メイさん、怖いわ~」と呟いた瞬間ドアがノックされ俺は飛び起きた。
(メイさん帰ったよね…)
そう心の中で呟きながら返事をした。
「はい!何か用ですかメイさん」
「えっ!メイいたの?パメラだけど」
パメラ様だった。
何もなかったが何故か後ろめたい気がして言葉を噛んでしまう。
「えっと、パパパパメラ様でしたか、いい今あけましゅ、」
「あら?慌てちゃってメイと何かあったのかしら?」
ドアを開けると鬼の表情を浮かべたパメラ様がピンクの透け透けネグリジェを着て立っていた。
そして俺は吹いた。
「パパパパメラ様、どどどどうしたんですか?」
「どうした?それはこっちの台詞よ!メイと何があったのかなラグー!!」
(怖い怖過ぎる…)
笑顔とは裏腹に殺気を発するパメラ様はエロいんだが怖くて冷や汗が止まらない。
「パメラ様、とりあえず中に入って下さい!その格好じゃ風を引きますよ」
俺は気づかってそう言った。
心から心配て言ったのにパメラ様は急に顔を真っ赤にして悲鳴を上げた。
「キャャャャ!ラグーのスケベーーーー!」
そしてパメラ様の平手が俺の左頬を直撃して吹き飛ばされた。
「ぶふへっ!!」
壁に激突してやっと止まった俺は油断しすぎてパメラ様の平手で意識が一瞬飛んでしまった。
そんな格好をしてきたのはパメラ様なのに理不尽すぎる。
「ごめん、ラグー!大丈夫?」
「大丈夫ですが、一瞬意識が飛びました」
「ラグーが悪いのよ…メイと……」
俺に掛け寄り俯くパメラ様は申し訳無さそうにそう言った。
「パメラ様、何か勘違いをされてるようですか、メイさんとは何もありませんよ」
「そうなの?ラグーが慌ててたから何かあったと思って……」
まぁ平手はもらったが何事も無く穏便に済みそうなので良しとしよう。
「まぁお風呂には入れてもらいましたけどね」
俺のこの言葉は余計だった。
「は?」と言ったパメラ様はまた俺に平手を放った。
高速で動くパメラ様の平手は進化したデビルマウスばりに早かった。
避ける事すら出来ず直撃すると、俺は逆方向にあるベッドまで吹っ飛ばされた。
「理不尽な……」
そう言い残して俺は気を失った。
目が覚めるとベッドの上に座るパメラ様の膝の上だった。
透け透けのネグリジェから白いブラがうっすらと見え、即座に俺のぞうさんが反応してしまう。
「パメラ様に、ちょっと申し難いのですが目のやり場に困ります」
「あら、ラグー起きたのね良かった」
そう言って俺の顔を胸に押し付けるパメラ様
(ヤバイ、理性が……)
「パメラ様、もうダメです!僕も男です!こんな魅力的なパメラ様に抱き締められては理性が持ちません!」
そう言ってパメラ様を引き離すとパメラ様は顔を真っ赤にして「いいよ、ラグーなら…」と言った。
そして俺はパメラ様をベッドに押し倒した。
「いいよ……」
パメラ様は目を瞑った。
(もうダメだ)
俺は限界に達し、パメラ様にキスをしようとした所で「はうっ」と声が聞こえた。
「何者だ!」
俺は叫んだ。
「ちっ、興奮し過ぎて声が漏れてしまったわ」
その声が聞こえた瞬間、壁の一部が剥がれメイさんが姿を現した。
「メメイさん!?」
俺は突然現れたメイさんに驚いた。
「メイ!貴女は何をしてるのよ!」
「何をってパメラ様の初めてを観察しようかと思いまして」
怒るパメラ様にあっけらかんと返すメイさん
「メイ貴女は何を言ってるのよ!」
「パメラ様が小さい頃から御世話をしてきた私の務めですよ?」
「そんな務めいらないからーー!」
「そうですか、それでは私は行きますので続きをどうぞ」
ニコニコとそう言ったメイさんに呆れた表情をしたパメラ様は「もうできるかー!」とツッコミをしたのは残念だった。
「ラグー私、もう行くわ、ほらメイさんも行くよ!」
「……分かりました」
残念だ。
本当に残念だ。
今日はそのまま眠れそうにない。と思っていたのだが、
「ラグー、またね、おやすみ」
と言ってパメラ様は去り際に俺の頬にキスをして行った。
俺はスローモーションで閉まって行くドアを見ながら一瞬の出来事に固まっていたが、ドアが閉まった瞬間吠えた。
「うぉぉぉぉぉ!パメラ様かわぇぇぇぇぇ!」
パメラ様は可愛すぎる。
俺はパメラ様に夢中だ。
まだ十四の少女が精神年齢二十五の俺の心をこんなに乱したのだから本当にすごい。
興奮したままベッドに入った俺はそのまま眠れず、魔力操作をしようとしたが、目を瞑るとネグリジェ姿のパメラ様にキスをされた瞬間が浮かんで全く集中出来なかった。
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