11 / 41
初めまして
しおりを挟む
どこを見渡しても美しい装飾が施されていて、現実だということを疑いたくなる。
少し歩いてみると、中庭に通じている道を見つけた。
ここももちろんおしゃれだが、もういちいち驚いているとキリがない。一旦平常心で。
中庭に行くとベンチが置いてあり、そこに座ってみると、天気がいいのもあいまって、なんとも心地が良かった。
このまま寝ちゃいそうだな、なんて考えていると、後ろから声をかけられた。
「こんにちは」
「へっ…?」
「アツキ、でしょ?」
初対面なのになんだか馴れ馴れしいな。そういえばレンもそうだった気がする。こっちだとみんなそうなのか。
「誰ですか?」
「あれ、聞いてない?」
何がだ。それに、他に誰が住んでるかなんてレンに何も聞いていない。
「…はい。」
「そっかー。だろうな。まあ、いいや。俺フィルね。よろしくアツキ。」
そう言って手を差し出してくる。
「あ、ああ」
手を握り返してみると意外とあったかかった。
「フィル様!旦那様がお呼びです。」
そう後ろから声をかけてきたのはサキさんだった。
「ああ、今行くよ。」
「じゃあね、アツキ、また」
ひらひらと手を振ってサキさんのところへ行く。
いきなりきてすぐ帰ってった。忙しいやつだな。ところでフィルはなんだったんだろう。旦那様って王様のことだろ?てことは偉いのか。
にしてもなんだか話していて緊張した。
そういえば前のところだって人と話すことに対して緊張していた。
今更ながら、レンと普通に話さていることに気がついた。
少し歩いてみると、中庭に通じている道を見つけた。
ここももちろんおしゃれだが、もういちいち驚いているとキリがない。一旦平常心で。
中庭に行くとベンチが置いてあり、そこに座ってみると、天気がいいのもあいまって、なんとも心地が良かった。
このまま寝ちゃいそうだな、なんて考えていると、後ろから声をかけられた。
「こんにちは」
「へっ…?」
「アツキ、でしょ?」
初対面なのになんだか馴れ馴れしいな。そういえばレンもそうだった気がする。こっちだとみんなそうなのか。
「誰ですか?」
「あれ、聞いてない?」
何がだ。それに、他に誰が住んでるかなんてレンに何も聞いていない。
「…はい。」
「そっかー。だろうな。まあ、いいや。俺フィルね。よろしくアツキ。」
そう言って手を差し出してくる。
「あ、ああ」
手を握り返してみると意外とあったかかった。
「フィル様!旦那様がお呼びです。」
そう後ろから声をかけてきたのはサキさんだった。
「ああ、今行くよ。」
「じゃあね、アツキ、また」
ひらひらと手を振ってサキさんのところへ行く。
いきなりきてすぐ帰ってった。忙しいやつだな。ところでフィルはなんだったんだろう。旦那様って王様のことだろ?てことは偉いのか。
にしてもなんだか話していて緊張した。
そういえば前のところだって人と話すことに対して緊張していた。
今更ながら、レンと普通に話さていることに気がついた。
0
あなたにおすすめの小説
悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!
梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!?
【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】
▼2025年9月17日(水)より投稿再開
▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。
▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。
王家の影一族に転生した僕にはどうやら才能があるらしい。(完結)
薄明 喰
BL
アーバスノイヤー公爵家の次男として生誕した僕、ルナイス・アーバスノイヤーは日本という異世界で生きていた記憶を持って生まれてきた。
アーバスノイヤー公爵家は表向きは代々王家に仕える近衛騎士として名を挙げている一族であるが、実は陰で王家に牙を向ける者達の処分や面倒ごとを片付ける暗躍一族なのだ。
そんな公爵家に生まれた僕も将来は家業を熟さないといけないのだけど…前世でなんの才もなくぼんやりと生きてきた僕には無理ですよ!!
え?
僕には暗躍一族としての才能に恵まれている!?
※すべてフィクションであり実在する物、人、言語とは異なることをご了承ください。
色んな国の言葉をMIXさせています。
この俺が正ヒロインとして殿方に求愛されるわけがない!
ゆずまめ鯉
BL
五歳の頃の授業中、頭に衝撃を受けたことから、自分が、前世の妹が遊んでいた乙女ゲームの世界にいることに気づいてしまったニエル・ガルフィオン。
ニエルの外見はどこからどう見ても金髪碧眼の美少年。しかもヒロインとはくっつかないモブキャラだったので、伯爵家次男として悠々自適に暮らそうとしていた。
これなら異性にもモテると信じて疑わなかった。
ところが、正ヒロインであるイリーナと結ばれるはずのチート級メインキャラであるユージン・アイアンズが熱心に構うのは、モブで攻略対象外のニエルで……!?
ユージン・アイアンズ(19)×ニエル・ガルフィオン(19)
公爵家嫡男と伯爵家次男の同い年BLです。
【完結】悪役令嬢モノのバカ王子に転生してしまったんだが、なぜかヒーローがイチャラブを求めてくる
路地裏乃猫
BL
ひょんなことから悪役令嬢モノと思しき異世界に転生した〝俺〟。それも、よりにもよって破滅が確定した〝バカ王子〟にだと?説明しよう。ここで言うバカ王子とは、いわゆる悪役令嬢モノで冒頭から理不尽な婚約破棄を主人公に告げ、最後はざまぁ要素によって何やかんやと破滅させられる例のアンポンタンのことであり――とにかく、俺はこの異世界でそのバカ王子として生き延びにゃならんのだ。つーわけで、脱☆バカ王子!を目指し、真っ当な王子としての道を歩き始めた俺だが、そんな俺になぜか、この世界ではヒロインとイチャコラをキメるはずのヒーローがぐいぐい迫ってくる!一方、俺の命を狙う謎の暗殺集団!果たして俺は、この破滅ルート満載の世界で生き延びることができるのか?
いや、その前に……何だって悪役令嬢モノの世界でバカ王子の俺がヒーローに惚れられてんだ?
2025年10月に全面改稿を行ないました。
2025年10月28日・BLランキング35位ありがとうございます。
2025年10月29日・BLランキング27位ありがとうございます。
2025年10月30日・BLランキング15位ありがとうございます。
2025年11月1日 ・BLランキング13位ありがとうございます。
【本編完結】死に戻りに疲れた美貌の傾国王子、生存ルートを模索する
とうこ
BL
その美しさで知られた母に似て美貌の第三王子ツェーレンは、王弟に嫁いだ隣国で不貞を疑われ哀れ極刑に……と思ったら逆行!? しかもまだ夫選びの前。訳が分からないが、同じ道は絶対に御免だ。
「隣国以外でお願いします!」
死を回避する為に選んだ先々でもバラエティ豊かにkillされ続け、巻き戻り続けるツェーレン。これが最後と十二回目の夫となったのは、有名特殊な一族の三男、天才魔術師アレスター。
彼は婚姻を拒絶するが、ツェーレンが呪いを受けていると言い解呪を約束する。
いじられ体質の情けない末っ子天才魔術師×素直前向きな呪われ美形王子。
転移日本人を祖に持つグレイシア三兄弟、三男アレスターの物語。
小説家になろう様にも掲載しております。
※本編完結。ぼちぼち番外編を投稿していきます。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も皆の小話もあがります。
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新!
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
なぜ処刑予定の悪役子息の俺が溺愛されている?
詩河とんぼ
BL
前世では過労死し、バース性があるBLゲームに転生した俺は、なる方が珍しいバットエンド以外は全て処刑されるというの世界の悪役子息・カイラントになっていた。処刑されるのはもちろん嫌だし、知識を付けてそれなりのところで働くか婿入りできたらいいな……と思っていたのだが、攻略対象者で王太子のアルスタから猛アプローチを受ける。……どうしてこうなった?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる