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ぎゅー
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「ほんとか!俺もアツキのこと大好きだ」
そう言って俺と体を向かい合うようにし、両手を握ってきた。
一方で俺は恥ずかしすぎてレンのことを見れず、ずっと下を向いている。
「アツキは俺と結婚してくれるの、か?」
「それなんだけど、いきなり結婚はちょっとあれなので恋人からはだめか…?」
ずっと顔を下に向けていたが、目線だけチラッと上に向けてみる。
「アツキは本当に可愛すぎないか?もちろんアツキがそうしたいならそれでいいぞ。あ、でもいつか絶対結婚しような」
そういうレンは今までにないような優しく、眩しい笑顔を俺に向けてくれた。ずっと手を繋いだままで。
「よろ、しく」
「ああ!こちらこそよろしくな!」
「なあアツキ?抱きしめていいか?」
「…ん」
いいよ、の代わりに繋いでいた手をぎゅっと握った。
言葉にするための勇気なんてほとんど使い切ってしまったから。
レンは勢いよく抱きついてくるのかなと思い、若干身構えていたが、そんなことはなく優しく、壊れやすいものを扱うかのように俺の体に手を回してきた。
「ねえ俺今すっごく幸せ。心臓の音聞こえる?」
そっと心臓の方に耳を傾けてみると、俺と同じくらいか、それ以上の速さで鳴っている心臓の音が聞こえた。
俺もだよ、というのを伝えるためにレンの体に腕を回して抱きしめ返し、心臓がより近くやるようにした。
「ふふっ、アツキもおんなじだ」
俺はまだ何も言っていなかったのに、言われて、考えていることを全部見抜かれているようで恥ずかしい。
「お前はエスパーかなんかか」
「うん?そんなことないよ。アツキのことはよく見てるからかな」
「なっ、」
「アツキはいつ見ても可愛いから」
「うるさい」
「照れ隠し?」
「うーるーさーい」
そう言って俺は抱きしめていた手を話し、レンのほっぺをつまんだ。
「いひゃい、あつき、」
それから顔を近づて、
「なんでお前はこんなになってもイケメンなんだよ」
という言ってから惚気にしかならないんではないか、というようなことを言った。
「え、今俺のこと褒めてくれたの?!」
そう言って俺と体を向かい合うようにし、両手を握ってきた。
一方で俺は恥ずかしすぎてレンのことを見れず、ずっと下を向いている。
「アツキは俺と結婚してくれるの、か?」
「それなんだけど、いきなり結婚はちょっとあれなので恋人からはだめか…?」
ずっと顔を下に向けていたが、目線だけチラッと上に向けてみる。
「アツキは本当に可愛すぎないか?もちろんアツキがそうしたいならそれでいいぞ。あ、でもいつか絶対結婚しような」
そういうレンは今までにないような優しく、眩しい笑顔を俺に向けてくれた。ずっと手を繋いだままで。
「よろ、しく」
「ああ!こちらこそよろしくな!」
「なあアツキ?抱きしめていいか?」
「…ん」
いいよ、の代わりに繋いでいた手をぎゅっと握った。
言葉にするための勇気なんてほとんど使い切ってしまったから。
レンは勢いよく抱きついてくるのかなと思い、若干身構えていたが、そんなことはなく優しく、壊れやすいものを扱うかのように俺の体に手を回してきた。
「ねえ俺今すっごく幸せ。心臓の音聞こえる?」
そっと心臓の方に耳を傾けてみると、俺と同じくらいか、それ以上の速さで鳴っている心臓の音が聞こえた。
俺もだよ、というのを伝えるためにレンの体に腕を回して抱きしめ返し、心臓がより近くやるようにした。
「ふふっ、アツキもおんなじだ」
俺はまだ何も言っていなかったのに、言われて、考えていることを全部見抜かれているようで恥ずかしい。
「お前はエスパーかなんかか」
「うん?そんなことないよ。アツキのことはよく見てるからかな」
「なっ、」
「アツキはいつ見ても可愛いから」
「うるさい」
「照れ隠し?」
「うーるーさーい」
そう言って俺は抱きしめていた手を話し、レンのほっぺをつまんだ。
「いひゃい、あつき、」
それから顔を近づて、
「なんでお前はこんなになってもイケメンなんだよ」
という言ってから惚気にしかならないんではないか、というようなことを言った。
「え、今俺のこと褒めてくれたの?!」
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