中級編マッチングアプリの男〜ロバートデニーロ似の男〜

椋のひかり~むくのひかり~

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8話 フェロモンがたまらん男

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「ねえ、俺フワフワだよ。触って。」

気づけば彼はどんどんさちことの距離を縮めていた。
さちこは彼の前腕を触った。
今まで触ったことのない気持ちよさだった。

「ほんとだね。フワフワだね。気持ちいいね。」
「そうでしょ?気持ちいいでしょ。ねえ、ぎゅーしたい。」
「え?ここで?」

だだっ広い空間で抱き合うというのか?
服を着ているとは言え、壁に向いているとはいえ、
後ろからあのバーテンダーが見ているかと思うと恥ずかしい。
さちこはちらりと辺りを見回した。
空席だった2席も埋まっていた。
恥ずかしかったが、彼のあふれるフェロモンには贖えなかった。

「うん、ぎゅーしよ。」

(なんなんだ。この黄色いお花畑のようなフェロモンは。たまらん。)

さちこは彼の余りある色気にムラムラしてきたが必死に平然を装っていた。

彼はお構いなしににじり寄り背中に手を回してきた。
彼に抱き寄せられたまま抵抗できずにじっとしているのが精一杯だった。

そんなさちこの気配を感じ取ったのか彼のプッシュは続く。

「キスしたい。」

(まあそうくるよな。)

さちこは嫌ではなかった。というか、もうむしろ試したかった。

気づけば顔の距離が数センチになっていた。

「キスしたいの?」
「うん。」

吸い寄せられるかのように何度か軽く唇を合わせた。
感触は良かった。
いきなりベロベロと舌を入れてくるわけでもなく、ムードのあるキス。
さちこのパンティは湿り始めていた。

「俺、もう硬くなってるよ。」

(そりゃキスするからだろ。笑)

平然を装いながら聞く。

「そーなの?」
「ほら、触って。」

ズボンの上からでもムクムクと主張しているものを目にすると
自然と手が伸びていた。

「ほんとだ。すごい硬いね。」

ほんとにガチガチだった。
しかも予想通り太くて立派そうだった。

「俺、形がめっちゃ綺麗ってよく言われるの。」
「へえ、そうなの?」

さらに興味が湧いてきた。
もう身体がウズウズしてきた。

「見せたい。」
「それは興味あるね。」

かろうじて平然を装いながら言う。

「でしょ?見たい?」

(そりゃあ見たいよ!)

「ところで、剥けてるよね?私火星人NGなの。」
「うん。」

彼はハーフということもあるし、火星人ではないとは確信していたが、
とうとう聞いてしまった。

「だと思った。」
「ねえ、えっちゃんに見て欲しい。だめ?」
「うん。。。どうしようかな。。。」
「嫌なら今日じゃなくていいよ。今度でも。無理しないでいいよ。」

(またそんな控えめに言うところがイタリアンテクニックなんだろうな。
無理はしてない!見たい!今すぐ見たくてたまらない!)

「わかった。じゃあゴムしてくれる?」
「うん。」

なんだか自分でもよくわからない落とし所をつけて承諾した。
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