16 / 25
16.それでもやっぱり彼が好き?
しおりを挟む
次は展望台に行った。
さちこは彼の手をつないだ。
(優柔不断疑惑があるとはいえ、この風貌にはまだまだかなわないわ。
本当は向こうからつないできてほしいんだけどなあ。。。)
彼はさちこの手を握ると中指を上下に動かしてさちこの手のひらをこする。
まるであそこをさするかのようだ。
さちこにはそれに対して少々違和感があった。
(この動き、前も2軒目に行くときしてたよなあ。
あの時はやる気満々のアピールかと思ったけど、
今日もするってのは、単なるクセなのか?だったらちょっとキモい。)
展望台は室内で360度ガラス張りの窓から景色楽しめた。
人もそれほど多くなくゆっくり歩けた。
さちこは離した手をまたつなぎたかったが、
いつも自分からばっかりするのがなんだかしゃくで我慢した。
「ねえねえ、たーくんの写真撮っていい?」
「いいよ。」
さちこは東京タワーをバックに彼の全身写真を撮った。
彼のバランスの取れた体に惚れ惚れした。
「一緒にも撮ろう。いい?」
「うん、いいよ。」
「たーくん、手長いからシャッターボタン押してね。」
さちこは彼に自分のスマホを預けた。
彼から<一緒に写真撮ろう>と提案がなかったことや
写真を撮った後、<俺にも送ってね>の一言がないことに少しモヤモヤした。
展望台を降りて、駅前のカフェはどこもいっぱいだったので、
彼の家に行く途中のカフェで休憩した。
彼がネットで調べたおしゃれという口コミがあった喫茶店に行った。
1階がヘルスというデイープな建物で、おしゃれなカフェというよりは
副流煙が渦巻くただの喫煙ルームの様な店であった。
さちこはこの後のセックスに備え、
コーヒーはやめてクランベリージュースを頼んだ。
「クランベリージュースって飲んだことない。ちょっとちょうだい。」
(またか?やっぱこいつ、いっつもちょうだいっていうタイプやねんな。)
「うん、いいよ。どうぞ。」
「さっちゃん、疲れてるね。」
「うん、暑いし、マスクしてもっと暑いし。。。でも休んだから大丈夫。」
二人は彼の家に向かった。
さちこは彼の手をつないだ。
(優柔不断疑惑があるとはいえ、この風貌にはまだまだかなわないわ。
本当は向こうからつないできてほしいんだけどなあ。。。)
彼はさちこの手を握ると中指を上下に動かしてさちこの手のひらをこする。
まるであそこをさするかのようだ。
さちこにはそれに対して少々違和感があった。
(この動き、前も2軒目に行くときしてたよなあ。
あの時はやる気満々のアピールかと思ったけど、
今日もするってのは、単なるクセなのか?だったらちょっとキモい。)
展望台は室内で360度ガラス張りの窓から景色楽しめた。
人もそれほど多くなくゆっくり歩けた。
さちこは離した手をまたつなぎたかったが、
いつも自分からばっかりするのがなんだかしゃくで我慢した。
「ねえねえ、たーくんの写真撮っていい?」
「いいよ。」
さちこは東京タワーをバックに彼の全身写真を撮った。
彼のバランスの取れた体に惚れ惚れした。
「一緒にも撮ろう。いい?」
「うん、いいよ。」
「たーくん、手長いからシャッターボタン押してね。」
さちこは彼に自分のスマホを預けた。
彼から<一緒に写真撮ろう>と提案がなかったことや
写真を撮った後、<俺にも送ってね>の一言がないことに少しモヤモヤした。
展望台を降りて、駅前のカフェはどこもいっぱいだったので、
彼の家に行く途中のカフェで休憩した。
彼がネットで調べたおしゃれという口コミがあった喫茶店に行った。
1階がヘルスというデイープな建物で、おしゃれなカフェというよりは
副流煙が渦巻くただの喫煙ルームの様な店であった。
さちこはこの後のセックスに備え、
コーヒーはやめてクランベリージュースを頼んだ。
「クランベリージュースって飲んだことない。ちょっとちょうだい。」
(またか?やっぱこいつ、いっつもちょうだいっていうタイプやねんな。)
「うん、いいよ。どうぞ。」
「さっちゃん、疲れてるね。」
「うん、暑いし、マスクしてもっと暑いし。。。でも休んだから大丈夫。」
二人は彼の家に向かった。
0
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる