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キャプテン プランティング・グリーン
第2話 エレメンターT
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「なんだこの電流は!!」
羽から発せられた不思議な電流に辻 雄介は動揺した。
「はぁ、はぁ、なんだったんだ今のは」
雄介は自分が床に転んでいた事に気づき、すぐさま立ち上がった。
「何が起こったんだ…?
今のは全部幻覚だったのか?
それとも……」
色んな思考が頭を巡り巡ったが、どれも腑に落ちないものばかりで雄介は混乱していた。羽は未だ雄介の右手の中にあった。
「この羽に触ったからあんな事が起こったのか?」
雄介は羽を左手に持ち変えようとしたその時
「とても驚いた様子だな」
真正面から突然低めの声が聞こえた。
「うわぁっ!!」
雄介は酷く驚いた。
「驚かせてしまったね。申し訳ないよ。」
その男は身長2m近くあり、頭の両こめかみに2本の30センチ近い赤い羽が刺さっている。
「誰!?もう店じまいなのに人がいる!?
」
声を裏返しながら雄介はリアクションしてしまった。
「私の名前はエレメンターT」
「ぼ…僕は辻 雄介です」
「知っているよ。知ったのはつい先日の話だけれどね」
「僕を知っているんですか!?」
雄介は「マジに誰だよ」と思いながら宛を頭の中で探ったが結局誰も思い浮かばなかった。
「その羽、軽いだろ。
この軽さを素手で実感出来るのは君だけだよ。」
確かに羽は軽かった。というより、重さという概念がなかった。
「あぁ、確かに軽いです。……
僕だけってどういうことですか?」
エレメンターTは顔を近づけて言った
「君にしか持ち上げられないんだよ」
「え、僕にしか?」
雄介は持ち上げられない羽の噂を思い出した。
「これってまさか!!これが例の!?」
驚きを隠せなかった雄介。
「さぁ、驚くのはこれで最後にしてもらおうか」
エレメンターTは場を整えた。
「まず私がここに来た理由を説明する前に、何をしているかについて話そう」
「は、はぁ、なにをしてらっしゃるんですか」
「大地、空、海、あらゆる自然現象を操り、地球の調和を保つ働きを私はしている」
「大地?…自然現象…?」
「そう。自然現象を操って調和を保っている」
エレメンターTの話に雄介はまるでついていけなかった。
そして雄介は純粋な疑問をエレメンターTに投げかけた。
「これは、あなたの羽ですか?」
エレメンターTはゆっくりと頷いた。
「そうだよ。これは私の天頂についていた羽だ。嘗て三本の羽がついていたけどそのうちの一本を君に授けた」
雄介は羽を見つめ直した。
確かにエレメンターTの頭についている羽と同じサイズだった。
「そうだ、羽を返さなきゃ。エレメンター…Tさん。はい」
雄介はエレメンターTに羽を返そうとした。
その時、
「ズン…ズン…ズン…」
展示場の奥から奇妙な物音が聞こえた。
エレメンターTはそっと雄介に身を寄せて呟いた。
「これから君の役割を教えてやろう」
「僕の役目!?」
羽から発せられた不思議な電流に辻 雄介は動揺した。
「はぁ、はぁ、なんだったんだ今のは」
雄介は自分が床に転んでいた事に気づき、すぐさま立ち上がった。
「何が起こったんだ…?
今のは全部幻覚だったのか?
それとも……」
色んな思考が頭を巡り巡ったが、どれも腑に落ちないものばかりで雄介は混乱していた。羽は未だ雄介の右手の中にあった。
「この羽に触ったからあんな事が起こったのか?」
雄介は羽を左手に持ち変えようとしたその時
「とても驚いた様子だな」
真正面から突然低めの声が聞こえた。
「うわぁっ!!」
雄介は酷く驚いた。
「驚かせてしまったね。申し訳ないよ。」
その男は身長2m近くあり、頭の両こめかみに2本の30センチ近い赤い羽が刺さっている。
「誰!?もう店じまいなのに人がいる!?
」
声を裏返しながら雄介はリアクションしてしまった。
「私の名前はエレメンターT」
「ぼ…僕は辻 雄介です」
「知っているよ。知ったのはつい先日の話だけれどね」
「僕を知っているんですか!?」
雄介は「マジに誰だよ」と思いながら宛を頭の中で探ったが結局誰も思い浮かばなかった。
「その羽、軽いだろ。
この軽さを素手で実感出来るのは君だけだよ。」
確かに羽は軽かった。というより、重さという概念がなかった。
「あぁ、確かに軽いです。……
僕だけってどういうことですか?」
エレメンターTは顔を近づけて言った
「君にしか持ち上げられないんだよ」
「え、僕にしか?」
雄介は持ち上げられない羽の噂を思い出した。
「これってまさか!!これが例の!?」
驚きを隠せなかった雄介。
「さぁ、驚くのはこれで最後にしてもらおうか」
エレメンターTは場を整えた。
「まず私がここに来た理由を説明する前に、何をしているかについて話そう」
「は、はぁ、なにをしてらっしゃるんですか」
「大地、空、海、あらゆる自然現象を操り、地球の調和を保つ働きを私はしている」
「大地?…自然現象…?」
「そう。自然現象を操って調和を保っている」
エレメンターTの話に雄介はまるでついていけなかった。
そして雄介は純粋な疑問をエレメンターTに投げかけた。
「これは、あなたの羽ですか?」
エレメンターTはゆっくりと頷いた。
「そうだよ。これは私の天頂についていた羽だ。嘗て三本の羽がついていたけどそのうちの一本を君に授けた」
雄介は羽を見つめ直した。
確かにエレメンターTの頭についている羽と同じサイズだった。
「そうだ、羽を返さなきゃ。エレメンター…Tさん。はい」
雄介はエレメンターTに羽を返そうとした。
その時、
「ズン…ズン…ズン…」
展示場の奥から奇妙な物音が聞こえた。
エレメンターTはそっと雄介に身を寄せて呟いた。
「これから君の役割を教えてやろう」
「僕の役目!?」
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