エナジークエスト

リョウタ

文字の大きさ
81 / 184

第78エナジー  「『竜牙』VS『青牙』」

しおりを挟む
「竜牙」の拳を簡単にいなす「青牙」。


「おいおい。俺はおまえと戦うと決めたわけじゃないんだが。」


「うるさい!!俺は俺よりイケメンが大嫌いなんだ!!」


「どっちが悪者かわからないな~。仕方ない。おまえの体術を見せてもらうか。」


「竜牙」と「青牙」は激しい打撃戦を繰り広げる。パンチ、キック、頭突き、やや「竜牙」が押している。だが決定打は決まっていない。


「『青牙』とか言ったな。おまえ全然本気を出していないだろ!!」


「それはおまえも同じだろ?じゃあ少し力を出すか。」


「青牙」の周辺のエナジーが、冷気に変質し始めた。


「エナジーの属性攻撃か。来いよ。」


「俺は氷のエナジーが得意でな、エナジーを使うと自然と冷気を纏ってしまうんだ。『アイス・エナジーショット』。」


「青牙」は氷の属性を纏った「エナジーショット」を「竜牙」に放った。


「なめるな。『ファイアー・エナジーショット』!!」


「竜牙」は火の属性の「エナジーショット」を撃ち返し、「青牙」の技を相殺した。


「やはり火が得意か。」


「別に火だけじゃないぜ。今の俺の得意技は『引力』!!」


「竜牙」は「引力」で「青牙」を無理やり自分の方に引きつけて、思いっきり「青牙」の顔面に拳を入れた。


ガン!!


「キャア。『青牙』様のイケメンが!!」


「おい!!『藤堂』!!おまえどっち応援してんだよ!!」


「だって『青牙』様かっこいいんだもん。」


「お嬢さん。心配してくれてありがとう。でもご心配無用。『アイス・ブロック』(氷の壁)。」


「青牙」は「シールド」の内側に氷の薄い膜で強度の高い防御を施してあったのだ。


「しかし、『磁力』が操れるとは予想外だな。おまえがそんな器用な戦いができるなんて。」


「なに俺のこと知ったつもりでいるんだ。後悔させてやる。そんな氷の壁なんかぶち壊してやる。『ハンドレッド・ファイアーエナジーボール』。」


「竜牙」は、火で包まれた100個のエナジーボールを出現させた。


「顔面まで燃やし尽くせ!!『ハンドレッド・ファイアーエナジーショット』!!」


100個のファイアーエナジーショットが、「青牙」を襲った。


「これはまずいな。『アイス・ビッグブロック』。」


「青牙」は氷の大きな壁を出現させ、ファイアーエナジーショットを防ごうとした。


ドンドンドンドン!!!!!


「竜牙」は徐々に「引力」の力により、ファイアーエナジーショットの引きつける力を強くさせ、威力を上げていった。


「防御しれきれない!!うわああ~。」


ドンドンドンドンドン!!!ボーーーーーーン!!


「青牙」は数十発のファイアーエナジーショットを受け、氷の壁は蒸発させられ、「青牙」自身が燃えた。


「きゃあああ~。『青牙』様~。『竜牙』様もうやめてあげて。」


「あいつがあれくらいでくたばるかよ。俺のエナジー力が『2200万』で、あいつは『3000万』あるんだぜ。全然本気を出していやがらねえ。」


「いや~熱かったぜ。おまえの攻撃。『エナジー・リカバリー』(回復)。」


「青牙」は火傷と受けたダメージを瞬時に回復させた。


「もう戦いよくね?どうせ俺が勝つし。」


「はあ~?それはこっちのセリフだ!!俺の方が全然本気出してないぜ!!」


「もう何のバトルなのよ~。子どものケンカみたい。子どもだけど。」


「じゃあおまえの本気みせてみろよ。」


「さっきまで丸焼きだったおまえがよくそんな大きな口を叩けるな。いいぜ。せいぜいビビってな。はあ~『サンライト・エナジー』!!」


「竜牙」は「サンライト・エナジー」を解放した。エナジー力は「2億2000万」まで高まった。


「どうだ。今のお前なんて拳一撃で粉砕だぜ。」


「ふ~ん。お前はそんなもんか。じゃあ俺も力を出すか。エナジー解放。」


ドン!


月が揺れた。あまりの力の大きさに。青色のエナジーが「青牙」を覆っている。


「『火竜』は『衛星クラス』の力もないんだな。がっかりだぜ。」


「着色されたエナジー!?なんだこの強大な力は!!さっきまで『3000万』しかなかったのに、『3000兆』!!『惑星クラス』・・・・・・。」


次回。  第79エナジー  「『竜牙』の正体」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話

登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。

裏長屋の若殿、限られた自由を満喫する

克全
歴史・時代
貧乏人が肩を寄せ合って暮らす聖天長屋に徳田新之丞と名乗る人品卑しからぬ若侍がいた。月のうち数日しか長屋にいないのだが、いる時には自ら竈で米を炊き七輪で魚を焼く小まめな男だった。

欠席魔の公爵令嬢、冤罪断罪も欠席す 〜メイリーン戦記〜

水戸直樹
ファンタジー
王太子との婚約――それは、彼に恋したからでも、権力のためでもなかった。 魔王乱立の時代。 王も公爵も外征に出ている王都で、公爵令嬢メイリーンは“地味な婚約者”として王城に現れる。 だが、王太子は初顔合わせに現れなかった。 にもかかわらず、記録に残ったのは「公爵令嬢の欠席」。 抗議はしない。 訂正もしない。 ただ一つ、欠席という事実だけを積み上げていく。 ――それが、誰にとっての不合格なのか。 まだ、誰も気づいていない。 欠席から始まる、静かなるファンタジー戦記。

捨てられた悪役はきっと幸せになる

ariya
恋愛
ヴィヴィア・ゴーヴァン公爵夫人は少女小説に登場する悪役だった。 強欲で傲慢で嫌われ者、夫に捨てられて惨めな最期を迎えた悪役。 その悪役に転生していたことに気づいたヴィヴィアは、夫がヒロインと結ばれたら潔く退場することを考えていた。 それまでお世話になった為、貴族夫人としての仕事の一部だけでもがんばろう。 「ヴィヴィア、あなたを愛してます」 ヒロインに惹かれつつあるはずの夫・クリスは愛をヴィヴィアに捧げると言ってきて。 そもそもクリスがヴィヴィアを娶ったのは、王位継承を狙っている疑惑から逃れる為の契約結婚だったはずでは? 愛などなかったと思っていた夫婦生活に変化が訪れる。 ※この作品は、人によっては元鞘話にみえて地雷の方がいるかもしれません。また、ヒーローがヤンデレ寄りですので苦手な方はご注意ください。

後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~

菱沼あゆ
キャラ文芸
 突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。  洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。  天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。  洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。  中華後宮ラブコメディ。

その狂犬戦士はお義兄様ですが、何か?

行枝ローザ
ファンタジー
美しき侯爵令嬢の側には、強面・高背・剛腕と揃った『狂犬戦士』と恐れられる偉丈夫がいる。 貧乏男爵家の五人兄弟末子が養子に入った魔力を誇る伯爵家で彼を待ち受けていたのは、五歳下の義妹と二歳上の義兄、そして王都随一の魔術後方支援警護兵たち。 元・家族の誰からも愛されなかった少年は、新しい家族から愛されることと癒されることを知って強くなる。 これは不遇な微魔力持ち魔剣士が凄惨な乳幼児期から幸福な少年期を経て、成長していく物語。 ※見切り発車で書いていきます(通常運転。笑) ※エブリスタでも同時連載。2021/6/5よりカクヨムでも後追い連載しています。 ※2021/9/15けっこう前に追いついて、カクヨムでも現在は同時掲載です。

廃城の泣き虫アデリー

今野綾
ファンタジー
領主の娘だったアデリーはある日家族を殺され育った領地から命からがら逃げ出した。辿り着いた先は廃城。ひとり、ふたりと住人が増える中、問題が次々とおこって… 表紙はフリー素材です

別れし夫婦の御定書(おさだめがき)

佐倉 蘭
歴史・時代
★第11回歴史・時代小説大賞 奨励賞受賞★ 嫡男を産めぬがゆえに、姑の策略で南町奉行所の例繰方与力・進藤 又十蔵と離縁させられた与岐(よき)。 離縁後、生家の父の猛反対を押し切って生まれ育った八丁堀の組屋敷を出ると、小伝馬町の仕舞屋に居を定めて一人暮らしを始めた。 月日は流れ、姑の思惑どおり後妻が嫡男を産み、婚家に置いてきた娘は二人とも無事与力の御家に嫁いだ。 おのれに起こったことは綺麗さっぱり水に流した与岐は、今では女だてらに離縁を望む町家の女房たちの代わりに亭主どもから去り状(三行半)をもぎ取るなどをする「公事師(くじし)」の生業(なりわい)をして生計を立てていた。 されどもある日突然、与岐の仕舞屋にとっくの昔に離縁したはずの元夫・又十蔵が転がり込んできて—— ※「今宵は遣らずの雨」「大江戸ロミオ&ジュリエット」「大江戸シンデレラ」「大江戸の番人 〜吉原髪切り捕物帖〜」にうっすらと関連したお話ですが単独でお読みいただけます。

処理中です...