エナジークエスト

リョウタ

文字の大きさ
96 / 184

第92エナジー  「10分前」

しおりを挟む
「竜牙」本体の体に異変が起き、エナジー使いになる10分前、「ケミエナ星」を破壊し、「マールル」と「アルガンドル」、「ケミエナ星」の住民と戦士を殺した、元「ヤマタノオロチ」の「黒竜」が太陽にいた。


「『太陽』の中に俺たちの『核』を隠していたとはな。『卑弥呼』め。返してもらうぞ。」


「黒竜」は「シールド」を張ることで、「太陽」の数百万度の高熱をモノともせず、ズブズブと太陽の中に入り込んだ。


「太陽」は「スーパーフレア」を発し、巨大な数百万度の炎の高熱を「黒竜」に放った。


ボボ。


「ただの『恒星』のくせに生意気だな。来い。」


「黒竜」は「太陽」の「スーパーフレア」をまともに喰らったが、全て「アブソーブ」(吸収)した。


キュルルルル。


「ごちそうさま。なかなか美味しい『エナジー』だった。そう慌てるな。俺と戦いたかったら、『核』を回収した後で、相手になってやる。」


「『太陽』攻撃をやめろ。やつは、『ブラックホール』の力を持っている。ただの『エナジー』攻撃はやつの餌になるだけだ。」


「太陽」の中から神々しい羽織を着た女が出てきた。


「『卑弥呼』。やっぱりおまえも『太陽』に潜んでいたか。いや『アマテラス』と呼ぶべきか。」


「私の弟、『スサノオ』に敗れてからずいぶん私のことも調べてきたようだな。元『ヤマタノオロチ』『黒竜』。いやおまえこそ『ブラックホール』の化身。自分から滅ぼされに来るとはな。」


「俺が『ブラックホール』の化身だと知っておきながら、そんな口を叩けるとはな。おまえに勝ち目はない。俺には『エナジー』攻撃が一切通用しないんだからな。」


「では試してみよう。」


「アマテラス」は「恒星」クラスの赤い「エナジー」を纏った。「黒竜」の目の前に一瞬で移動し、拳でボディーブローをかました。


「グフ。」


「黒竜」は「太陽」から宇宙空間に吹っ飛ばされるほど、強烈な一撃を受けた。


「はっ。俺がただの打撃でやられるとは・・・。いや何かしてあるな。」


「謎解きはいいから早く死ねよ。宇宙のためにな。」


「アマテラス」は宇宙空間に吹き飛ばされた「黒竜」に追いつき、蹴りをかまし、連続で打撃の応酬をし、「黒竜」はボロボロになった。


「チッ。おまえみたいなババアに全開のエナジーを使うのは癪(しゃく)だぜ。」


「黒竜」は「エナジーリカバリー」(傷の回復)を行いながら、「恒星クラス」の赤いエナジーを放出した。


「これは驚きだ。『核』なしのミクロ生物でありながら、エナジーを『恒星クラス』まで高めるとは恐ろしいな。早く勝負をつけるべきだな。」


「アマテラス」は全身のエナジーを拳に集中させ、「黒竜」の顔面に強烈な一撃をかました。


ガン!!


「・・・・・・。なるほど。これは超強力な『重力』を込めた打撃だったということか。」


「おまえ、今の攻撃わざと受けたのか。そうだ。『ブラックホール』は強力な『重力』を常に放っている。だから『重力』を込めた攻撃は効くと思っていたんだ。」


「俺が『恒星クラス』になる前に勝負をつけるべきだったな。もう喰らわん。」


「黒竜」のスピードは「アマテラス」を凌駕してしまっていた。


打撃を仕掛けた「アマテラス」の腕を「黒竜」が掴み、掌からエナジーを「アブソーブ」(吸収)し、「アマテラス」の腕がミイラ化してしまった。


「ギャアアアアアアアアアアア。」


「やっぱりおまえに勝ち目はなかったな。」


次回。  第93エナジー  「『アマテラス』の最期」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

裏長屋の若殿、限られた自由を満喫する

克全
歴史・時代
貧乏人が肩を寄せ合って暮らす聖天長屋に徳田新之丞と名乗る人品卑しからぬ若侍がいた。月のうち数日しか長屋にいないのだが、いる時には自ら竈で米を炊き七輪で魚を焼く小まめな男だった。

Husband's secret (夫の秘密)

設楽理沙
ライト文芸
果たして・・ 秘密などあったのだろうか! むちゃくちゃ、1回投稿文が短いです。(^^ゞ💦アセアセ  10秒~30秒?  何気ない隠し事が、とんでもないことに繋がっていくこともあるんですね。 ❦ イラストはAI生成画像 自作

アブナイお殿様-月野家江戸屋敷騒動顛末-(R15版)

三矢由巳
歴史・時代
時は江戸、老中水野忠邦が失脚した頃のこと。 佳穂(かほ)は江戸の望月藩月野家上屋敷の奥方様に仕える中臈。 幼い頃に会った千代という少女に憧れ、奥での一生奉公を望んでいた。 ところが、若殿様が急死し事態は一変、分家から養子に入った慶温(よしはる)こと又四郎に侍ることに。 又四郎はずっと前にも会ったことがあると言うが、佳穂には心当たりがない。 海外の事情や英吉利語を教える又四郎に翻弄されるも、惹かれていく佳穂。 一方、二人の周辺では次々に不可解な事件が起きる。 事件の真相を追うのは又四郎や屋敷の人々、そしてスタンダードプードルのシロ。 果たして、佳穂は又四郎と結ばれるのか。 シロの鼻が真実を追い詰める! 別サイトで発表した作品のR15版です。

後宮薬師は名を持たない

由香
キャラ文芸
後宮で怪異を診る薬師・玉玲は、母が禁薬により処刑された過去を持つ。 帝と皇子に迫る“鬼”の気配、母の遺した禁薬、鬼神の青年・玄曜との出会い。 救いと犠牲の狭間で、玉玲は母が選ばなかった選択を重ねていく。 後宮が燃え、名を失ってもなお―― 彼女は薬師として、人として、生きる道を選ぶ。

アイムキャット❕~異世界キャット驚く漫遊記~

ma-no
ファンタジー
 神様のミスで森に住む猫に転生させられた元人間。猫として第二の人生を歩むがこの世界は何かがおかしい。引っ掛かりはあるものの、猫家族と楽しく過ごしていた主人公は、ミスに気付いた神様に詫びの品を受け取る。  その品とは、全世界で使われた魔法が載っている魔法書。元人間の性からか、魔法書で変身魔法を探した主人公は、立って歩く猫へと変身する。  世界でただ一匹の歩く猫は、人間の住む街に行けば騒動勃発。  そして何故かハンターになって、王様に即位!?  この物語りは、歩く猫となった主人公がやらかしながら異世界を自由気ままに生きるドタバタコメディである。 注:イラストはイメージであって、登場猫物と異なります。   R指定は念の為です。   登場人物紹介は「11、15、19章」の手前にあります。   「小説家になろう」「カクヨム」にて、同時掲載しております。   一番最後にも登場人物紹介がありますので、途中でキャラを忘れている方はそちらをお読みください。

公爵令嬢は結婚式当日に死んだ

白雲八鈴
恋愛
 今日はとある公爵令嬢の結婚式だ。幸せいっぱいの公爵令嬢の前に婚約者のレイモンドが現れる。 「今日の結婚式は俺と番であるナタリーの結婚式に変更だ!そのドレスをナタリーに渡せ!」  突然のことに公爵令嬢は何を言われたのか理解できなかった。いや、したくなかった。 婚約者のレイモンドは番という運命に出逢ってしまったという。  そして、真っ白な花嫁衣装を脱がされ、そのドレスは番だという女性に着させられる。周りの者達はめでたいと大喜びだ。  その場所に居ることが出来ず公爵令嬢は外に飛び出し……  生まれ変わった令嬢は復讐を誓ったのだった。  婚約者とその番という女性に 『一発ぐらい思いっきり殴ってもいいですわね?』 そして、つがいという者に囚われた者の存在が現れる。 *タグ注意 *不快であれば閉じてください。

愛人を選んだ夫を捨てたら、元婚約者の公爵に捕まりました

由香
恋愛
伯爵夫人リュシエンヌは、夫が公然と愛人を囲う結婚生活を送っていた。 尽くしても感謝されず、妻としての役割だけを求められる日々。 けれど彼女は、泣きわめくことも縋ることもなく、静かに離婚を選ぶ。 そうして“捨てられた妻”になったはずの彼女の前に現れたのは、かつて婚約していた元婚約者――冷静沈着で有能な公爵セドリックだった。 再会とともに始まるのは、彼女の価値を正しく理解し、決して手放さない男による溺愛の日々。 一方、彼女を失った元夫は、妻が担っていたすべてを失い、社会的にも転落していく。 “尽くすだけの妻”から、“選ばれ、守られる女性”へ。 静かに離婚しただけなのに、 なぜか元婚約者の公爵に捕まりました。

月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~

真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。

処理中です...