『Love Stories。』

日向理

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Chapter.3

Episode.17

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♪♪~ッ!

    ( ゜Д゜ノノ”☆パチパチパチパチ

「えー、新しいアルバムから
 2曲続けてお届けしました」

「えーっと」

「テレビのチカラってやっぱり凄いね 笑」

          笑

「今日のライブも最初はいつも通りなペースで
 チケットははけてたんだけど…」
「あの放送の後、一気にきて…」
「おかげさまで今日は、
 満員御礼ソールドアウトでございます」

    ( ゜Д゜ノノ”☆パチパチパチパチ

「まぁ中にはぁ

 私じゃなくてぇ

 健治さん目当ての人もぉ

 チラホラいたりもしてぇ~」

          笑

「まぁドラム叩いてる、あのおっちゃん目当ては
 絶対いないとは思うけど 笑」

          爆笑

「でもこうして色んな人が私の音楽を感じてくれる、
 その瞬間にとても感謝しております、
 みんなホントにありがとう!」


    ( ゜Д゜ノノ”☆パチパチパチパチ

「で次にお届けする曲は、本番始まる前に健治さんと
 ちゃちゃっと2人で作った新曲です」

            おー

「『時のかけら』って仮のタイトルがついてます」
「お聞きください」




♪~♩~

弱い自分の心が 弱い私を強くする
そう気付かせてくれたあなたは 
もうそばにいないけれど

自分1人で生きて行ける 
そんな風にずっと思っていたわ
たかが26年しか生きてない私は
そんな風に人生をなめていた

時計の針はとても残酷に 時を刻み続ける
時のかけらを拾い集めても 全部過去のもの

Ah~ ただあなたに Ah~ 伝えたかった
あなたの言葉や声や仕草が全部、私には宝物だった

Ah~ 手の届かない 場所へ~行ってしまったけど
あなたの温もり残る時のかけらは 大切に胸に刻む

♪~♩~

「ピアノ、落合健治」
パチパチ
♪~♪~♩


Ah~ ただあなたに Ah~ 伝えたかった
あなたの言葉や声や仕草が全部、
私にとって特別だった

Ah~ 手の届かない 場所へ~行ってしまったけど
あなたの温もり残る時のかけらは 大切に胸に刻む

あなたの温もり残る時のかけらは 
私の心をこれからも
支えてくれて 見守ってくれて

弱い自分も一緒に 包んでくれる


♪~♩~~



    ( ゜Д゜ノノ”☆パチパチパチパチ

「…結構いい曲でしょー 笑」

   (゜д゜)(。_。)(゜д゜)(。_。) ウンウン

「このラフな感じがこの曲には合ってると思うので
 音源化はせずライブで歌ってこうと思ってます」

「しょっちゅう歌うと…私が飽きちゃうんで 笑」

           笑

「どんくらいの登場率になるかはわかりませんが、
 今日来てくださった方への、
 スペシャルな贈り物的なやつで^^」

          おー

「私がめっちゃ売れたら自慢してね 笑」


          爆笑
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