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出会い
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しおりを挟む結局人数的にもちょうどいいということのトランプではなくUNOをやり始め1週目がちょうど終わる頃に、彰人の背後にあったドアがガチャリと開く音がした
音に驚き振り向くと、ドアを開けたのは先ほど助けてくれた赤髪の学生だった
「お疲れ様っす、戻りました」
低い声で短く挨拶すると、すぐ目の前に座っていた彰人に視線を移した
「あ……もう大丈夫なん?」
あまり表情が変えずに首だけ少し傾げながらそういう彼に、彰人はコクコクと頷くと、そっかと一言言って窓側に空いていた、名前をまだ知らない先輩の横に座った
「上條戻ってきたし、一旦自己紹介しとかね?サークル紹介のおかげで俺とか福部、河野は名前知ってるけど山本くんは知らないし」
「そうですね」
河野は須田の言葉にこくんと頷くと、長机を二つ合わせているテーブルで彰人の斜め前にいた、名前の知らない先輩の方に視線をやった
「あ、俺からすか?沢井拓経済学部の3年、一応このサークルのサークル長な」
沢井と名乗った先輩を皮切りに時計回りに次々と自己紹介を先輩達は始めた
「福部謙です、工学部情報工学科の4年、よろしくねぇ」
「河野拓哉です、さっきはありがとう。工学部化学工学科の4年です、よろしく」
「上條拓斗、文学部2年」
「ほんで、俺が須田駿介な?理学部の物理学科4年!よろしく!!」
5人の自己紹介にも何となく個性が出ているなと感じているうちにあっという間に終わり最後に自分の番が回ってきた
「えっと……山本彰人です……理学部物理学科の1年です、その……ありがとうございました」
5人に見られていることで恥ずかしくなり、視線を落としながらもごもごと挨拶をすると、5人は優しく声をかけてくれた
「よし、これでみんなの名前知れたからもっかいゲームしようぜ」
沢井はテンション高めにそういうと、横にいた上条にうるさそうに見られていた
「元気ですね、ほんまに」
「いや、せっかく1年いるし知ってほしいじゃん俺らのこと」
「まあ、そうなんやけど」
楽しそうに笑う沢井にやれやれという表情をしつつ笑って合わせてる上條は学年は違えど本当に仲がいいんだろうなと感じさせた
そのまま沢井の提案で今度はボードゲームをはじめ気がつくと1時間半ほど時間が経過していた
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