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金木犀

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訓練

7


「……そんじゃ、始めるか……」

冷たい麦茶を彰人に出してもらい、2人とも一息をついた頃須田は口を開いた

「う、ん……」

緊張気味に彰人が返事をすると、何度もしてもらっているように頭を撫でられた

「だいじょーぶ、講義の後行った通り今日はお互いの意思確認するだけだから」

そう言う須田にこくんと頷くと、須田はルーズリーフを机の上に出した

「そんじゃあ、まずはセーフワードから決めていこっか……これだったら言いやすいなとかある?」

セーフワードを使ったことがない彰人は、何だったら言いやすいのか分からず考え込んでしまった

「いきなり言われても困るわな、まあとりあえずなんか決めておいて、慣れてきた頃により言いやすいやつに変えていく事にするか」

助け舟を出すように須田はそう言ってくれ、結局当面の間のセーフワードは『嫌だ』に決まった

「今後Playをしていく中で、彰人が『嫌だ』って言ったら必ず俺はPlayを止めるから、少しでも負担に感じたらすぐに言うんだぞ?」

「……うん」

上手く使えるか自信がなく、小さい声で返事をすると安心させるように須田はまた頭を撫でてくれて、手元にあったルーズリーフに今話したことを書きこんだ

「じゃあ次はRewordについてな」

Playをしていく中でDomのCommand指示にきちんと従えたSubを誉めるときに使う言葉を決めるため、須田は再びルーズリーフに書き込んだ

「今まで何回かCommand使ってきたけど、その時のRewordはどうだった?」

そう聞かれて、これまでの須田からのCommandを思い返してみる

GoodBoyいいこって言われるの安心する、かな……あと……頭撫でてもらったり、抱きしめられるの……僕は、好き……な気がする」

今までの須田からのRewordは不快に感じることも不足感もなかったためそのまま話すと、嬉しそうに口元を緩めてくれた

「そっかそっか……それ聞いてなんか安心したわ。Subによって、好きなRewordが違うって福部たちが言っててさ、沢井は頭撫でて額にキスするのが好きで、河野はおでこくっつけて抱きしめられると安心するんだと。あ、あいつらから彰人に話していいって言われてるから安心してな?」

パートナー間での決め事は、プライバシーに関係することもあると心配する前に須田は補足してくれた

Rewordについて記入を終えると、そのままうーんと考える素振りを見せた

「あとはー……あ、好きなCommandとか、逆にこれは嫌いってCommandある?」

DomからのCommand全てが怖いと感じていた彰人は、好き嫌いを聞かれて一層頭を悩ませた

「えっと……好きなCommandは、わかんない……嫌いなのは……Strip脱げLick舐めろは特に嫌かな」

翔たちに使われて特に嫌だった二つを挙げると、余程の信頼関係が築けてない限り使うことのない二つを挙げたため須田は驚いた顔をした

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