あるとれいと~絶対回避能力があるのに色々トラブルに巻き込まれちゃう男のお話~

上田るぅ

文字の大きさ
55 / 82
お城奪還編

第55話 花火

しおりを挟む
「アル…… ちょっと良いかな? お願いがあるんだけど……」

 レイがアルにそう告げた少し前の事。

 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 アストリナ貴族の引き渡しまで、残り七日となった日の正午。

 午前中はアズサの一件により散々な目にあったアル。

 この日は雨天により城の偵察等も出来ずに、家の中で出来る事をする事になった。

 とは言え出来る事と言っても限られており、基本的に各々が自由に過ごすといった具合だ。

「ハァ…… 何で俺がこんな事を…… まぁ…… 俺しか居ないだろうけど……」

 アルは昨夜の風呂の一件もあり、罰としてレイに自宅の風呂の修理をするように命じられる。

「えーーっと…… ここが壊れてんだな…… んっしょっと……」

 元々、先住者であるワンが作った物なので、ワンが残した著書にも大体の構造が記載されていた。

 それを参考にアルは風呂の不具合がある箇所を特定し、修理を行っていく。

「ふぅ…… 大体こんなもんかな? あとは水が流ればっと……」

 大体の修理を終え確認作業をしているアルの様子を確認するように、レイが浴場へとやってきた。

 浴場の戸を掴みひょっこりと顔を覗かせるレイに気付いたアルは、不満そうな表情で声をかける。

「大体終わったけど…… まだ何かあるのか?」

 不可抗力とは言えアズサとの一件があったアルに対し、先程までは不機嫌そうに対応していたレイ。

 そんなレイとは打って変わって、覗き込むレイの表情は少しだけ気不味そうに感じられた。

「あの…… 何かごめんね? ちょっと言いすぎちゃったみたいで……」

 申し訳無さそうな表情でそう言うレイは、浴場で座り込むアルに近付く。

 そして目線を合わせるようにしゃがみ込むと、冒頭の言葉をアルにかけた。

「アル…… ちょっと良いかな? お願いがあるんだけど……」

「お願い? まぁ別に良いけど…… お願いってのは?」

 レイの態度を少し疑問に感じつつも、アルは気の抜けたような表情で問いかける。

「あのさっ…… もうそろそろ夏だし…… 何か夏っぽい事したいなぁって」

「はぁ? なんでいきなりそんな事」

 レイの予想外の要求に対し、アルは少し呆れた表情に変わる。

「もちろん、今はそんな事してる場合じゃないって分かってるよ?」

 否定的な態度を取ったアルに対し、レイは焦ったように両掌を振りながら苦笑いを浮かべていた。

「でもでも。 今回の事が上手くいってもいかなくても…… みんなとはお別れになっちゃうでしょ?」

「まぁ…… そうだろうなぁ……」

 レイの問いかけに対し、アルは腕を組みながら少しだけ眉間にシワを寄せて返答する。

「だからさっ! その前に思い出作りっていうか……」

「思い出…… ねぇ……」

(正直、今はそんな事してる場合じゃないんだけどなぁ……)

 アルは腕を組んだまま表情を変えずに返答する。

 その否定的な態度を見たレイは、説得するように苦笑いを浮かべながら言葉を続けていく。

「それにさっ! 今回のアズサさんもそうだし、リナちゃんも。 うぅん、きっとシナモンちゃんも」

 苦笑いを浮かべたままレイは、アルの目をジッと見つめたまま話を続けていく。

「みんな色々と事情があって、一人で大変な思いをしてきててさ。 なのに、今は皆すっごく楽しそうにしてるの。 アルのおかげだと思うんだよね!」

 取り繕うように言葉を重ねるレイに対し、アルは少し呆れた表情を浮かべていた。

「そうかぁ? 全然、そんな気しないけどな」

「そんな事無い! そんな事無いんだってば! だって私も…… それにさっ」

 渋る態度のアルに対し、レイは更に言葉を続けていく。

「あの貴族の人達も凄く大変な思いしてきたでしょ? これからどうなるか分からないけど…… 少しでも皆の不安を和らげられたらって思って……」

 レイはそう言うと少しだけ不安そうな表情に変わり、アルから目を反らし俯いていた。

 その様子を見ていたアルは、腕を組んだまま天井を見上げる。

(まぁ確かに不安を和らげるって意味では有りか。 本当、どうなるか分からないしな)

 考えが纏まったアルは俯くレイの頭をポンポンと撫でると、先程とは一転して笑顔を見せる。

「そうだな。 んで? 具体的には何がしたいんだ? 夏っぽい事って言われてもなぁ」

 アルの言葉を聞いたレイはパァッと明るい表情に変わると、グッとアルに近付く。

「うんうん! 私がお姉ちゃんやワンちゃんとしてたのはねっ! 外でご飯食べたりぃ」

 レイは思い出すように時折、目線を上に向けながら言葉を続けていく。

「川で泳いだり、海に行ったりかな! 後は何て言ったっけ? あのほら」

「ほらって言われても…… 夏っぽい事だろ?」

「うんうん! 何て言うんだっけなぁ。 あの綺麗なの……」

 レイは腕を組むと右人差し指で顎をトントンと触りながら、眉間にシワを寄せ考え込む。

(綺麗なの…… って言われてもなぁ…… 夏にする綺麗なの…… 花火とかかな?)

 アルは思いついたように、考え込むレイに言葉をかける。

「それって花火とかか? 花火があるかどうかは分からんけど……」

「そうそれ! 花火ってやつ! 何か綺麗な色の火のやつだよね?」

「まぁそうだけど…… 村とかで売ってるのか?」

 アルに言われパァッと明るい表情に変わったレイ。

 だがアルの問いかけを聞いて、すぐに表情が曇り始めた。

「無い…… かな。 ワンちゃんが一回作ってくれただけだからさっ。 でもでも」

「じゃ駄目だろ…… まぁ直ぐに出来ると言ったら…… 外でご飯食べるくらいか?」

「そうだけど…… でも花火っていうのがあれば、良い思い出に……」

 アルの否定的な言葉に少しゴネたように説得を重ねるレイ。

 そんなレイの頭をポンポンと撫でたアルは、少し呆れた表情で諭すように話しかける。

「まぁ気持ちは分かるけどな。 一応、調べては見るけど…… 期待はするなよ」

「うん! あっ、ありがとねアル」

 気不味そうに苦笑いを浮かべるレイの頭を再度撫でたアルは、スッと立ち上がって背伸びをする。

「んーーーっ。 よし、修理も終わったし…… じゃ俺は調べてみるから。 もう行って良いか?」

 しゃがみ込んだままアルを見上げるレイに対し、確認するように問いかけるアル。

「えっ? あっ、うん。 それとね」

 レイも釣られるように立ち上がると、少しだけ気不味そうに笑いかける。

「んっ? まだ何かあるのか?」

「うん。 あの…… こんな事、アルにお願いするのも、酷いかなって思ってるんだけどさ……」

 話の続きを躊躇するように少し俯き、両手の人差し指を突き合わせクルクルと回すレイ。

「何だよ今更。 まぁ出来る事はするけど、出来ない事までは期待するなよ?」

 少し呆れたように話すアルに、レイは苦笑いを浮かべたまま返答する。

「うん。 あのさっ、リナちゃんやアズサさんがさっ。 アルの事、お兄ちゃんやお父さんみたいだって言ってたでしょ?」

「まぁ…… 言ってたけど」

「だからさっ。 出来るだけその…… 期待を裏切らないであげて欲しいというか……」

 俯いたまま気不味そうに指を回すレイがそう言うが、直ぐに苦笑いを浮かべたままアルの顔を見る。

「えへへ。 何言ってるんだろうね私。 ごめんね! 何か変な事言っちゃって」

 そう言うとレイはパッと明るい表情に変わり、アルの肩をポンっと叩いた。

「じゃ花火の件よろしくね! 驚かせたいから、皆には内緒にしておくねっ」

「えっ? あっ、いや」

 レイはそう言うとアルの方を振り返る事無く、いそいそと浴場から出ていってしまった。

「まだ作れるって言ってないんだけど……」

 アルは少しポカーンとした表情をしていたが、気を取り直して小さく溜息を吐く。

「ハァ…… まぁ調べるだけ調べてみるか……」

 そう呟くとアルは自室へ戻っていった。

 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 自室へ戻ったアルは敷きっぱなしの布団にゴロンと寝転ぶと、ワンの著書に目を通していく。

「えーーっと…… 花火花火…… ってかあの爺さん、そんなの書いてるのかな」

 ワンの残していった著書は分厚く、様々な事が記載されている。

 本人が生活の知恵と言っていただけあって、内容は多岐に渡っていた。

「花火花火…… んんーー。 無いよなぁ……  んっ?」

 アルは本をパラパラと捲っていると、平仮名で【でんじゃー】と書かれた項目を目にする。

 そのページの目次には、毒や兵器等の文字が羅列されている。

「えぇっと…… なになに? 他人に知られちゃ不味いので書くの辞めた? んだよそれ……」

 目次に記載されている項目は、実際に内容までが記されていなかった。

 しかしパラパラと捲っていくと【火薬】の項目だけが記載されていた。

「火薬…… も武器になったら危険だよなぁ…… おっあるじゃん」

 そこには簡単な花火の製作方法が記載されていた。

「まぁこれくらいなら何とかなるかなぁ…… 材料は肥料とかで代用出来るみたいだし……」

 寝転びながら本を読んでいたアル。

 花火の項目の次のページを開いたアルは、ハッとしたように起き上がる。

 そこには、狼煙用に使う信号弾の内容が記されていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。

タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。 しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。 ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。 激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜

昼寝部
ファンタジー
 2XXX年、X月。  俺、水瀬アキトは戦争の絶えない地球で『戦場の悪魔』と呼ばれ、数多の戦で活躍していた。  そんな日々を過ごしていた俺は、ひょんなことから妹と一緒に異世界へ転移することになった。  その世界にはダンジョンが存在しており、ライトノベルなどで登場する世界観と類似していた。  俺たちはその世界で過ごすため女神様からチートスキルを貰い、冒険者となって異世界での生活を満喫することにした。  これは主人公の水瀬アキトと妹のカナデが異世界へ転移し、美少女たちに囲まれながら異世界で無双するお話し。

ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜

平明神
ファンタジー
 ユーゴ・タカトー。  それは、女神の「推し」になった男。  見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。  彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。  彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。  その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!  女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!  さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?  英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───  なんでもありの異世界アベンジャーズ!  女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕! ※不定期更新。 ※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜

KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞 ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。 諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。 そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。 捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。 腕には、守るべきメイドの少女。 眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。 ―――それは、ただの不運な落下のはずだった。 崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。 その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。 死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。 だが、その力の代償は、あまりにも大きい。 彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”―― つまり平和で自堕落な生活そのものだった。 これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、 守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、 いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。 ―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。

『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!

たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。 新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。 ※※※※※ 1億年の試練。 そして、神をもしのぐ力。 それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。 すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。 だが、もはや生きることに飽きていた。 『違う選択肢もあるぞ?』 創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、 その“策略”にまんまと引っかかる。 ――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。 確かに神は嘘をついていない。 けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!! そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、 神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。 記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。 それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。 だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。 くどいようだが、俺の望みはスローライフ。 ……のはずだったのに。 呪いのような“女難の相”が炸裂し、 気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。 どうしてこうなった!?

没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで

六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。 乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。 ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。 有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。 前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。

処理中です...