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第20話 イタリアンレストラン
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「いらっしゃいませ、何名様でしょうか?」
「ここは……」
「うん、そう、サイゼ。あ、二名です」
「こちらのボックス席いかがでしょうか?」
「はい、大丈夫です。一ノ瀬さん、待たずに済んでよかったね」
「は、はい……」
イタリアンと言えばサイゼリヤだ。ちゃんと一ノ瀬さんの要望通り色々なメニューがある店だ。他にもジョナサンやガストが浮かんだが、やはり一ノ瀬さんみたいなオシャレ女子にはサイゼが一番だろう。
「さーて、何食べよっかな。やっぱディアボラ風ハンバーグは外せないよな。名前がカッコいいだけじゃなく、ちゃんと美味しいんだから流石はサイゼリヤだよね」
「えぇ、そうですよね……」
「ん? どうしたの? もしかして……ここ嫌い?」
浮かない顔でいる一ノ瀬さんに最後の部分は小声で尋ねる。
「い、いえ、好きですサイゼ!」
「だよねっ、良かった……。じゃ決まったら教えてね」
「分かりましたっ」
それから暫くしてメニューが決まったようで、二人分の注文をオーダーする。もちろんドリンクバーもセットだ。
「じゃ、乾杯しようか」
「はい」
「えぇーと、パーティー結成に?」
「フフ、乾杯っ」
こうして、俺たちはメロンソーダとウーロン茶でパーティー結成を祝う。うん、やっぱりお酒なんかよりメロンソーダの方が百倍美味い。
「……なんだか随分と長い一日だった気がするなぁ」
「フフ、同感です。んーーー、でも、とても楽しい一日でした」
ソファーにもたれてグッと背伸びをする一ノ瀬さん。胸が強調されて、ついスライムパーカー事件を思い出してしまう。
「ん? どうしました?」
「いえ、ナンデモナイデスヨ」
すぐに視線を外し、メロンソーダを飲んで誤魔化す。
「? 変な辰巳君」
「ハハハハ……あ、そうだ。その、連絡先とか交換しません?」
今後の連絡とかもあるし、まずは連絡先を交換すべきだとダンジョンを出た辺りから思っていた。しかし、一ノ瀬さんの方から聞いてくれるのを待ってるのもアレだし、男としてこっちから切り出すべきだとは考えていても──。
(すげぇ緊張するんだよぉぉぉ)
別に男女の仲というわけではなく、あくまでモーラーとしての攻略パーティーの連絡のために、だ。と内心で言い訳したところで一ノ瀬さんには聞こえないからな。言えて良かった。
「あれ? まだ交換していませんでしたっけ? あの、ラインで大丈夫ですか?」
「はい。あ、これQRコードです」
実はさっきからスマホをちょいちょいイジって、QRコードを待機させていた。
「では、失礼します。……フフ。辰巳君のアイコンの顔、すごく不機嫌そうですね。メッセージ送信しました。届きました?」
「妹に無理やり撮られて、アイコンに設定されたやつです。ん、今届いた。登録、っと。一ノ瀬さんのアイコンは随分小さい時の写真だね。この頃から可愛いん──ゲフンゲフンっ、ア゛ァ」
何を言おうとした俺はぁぁぁ。いかんいかん。
「んくんくんくっ、ぷはっ、ハァハァ」
とりあえずメロンソーダを一気飲みして誤魔化す。
「ど、どうされたんですか?」
「いや、喉が渇いたせいか、喉の調子が悪いみたいでね。……もっかい取り行ってくる」
「あ、はい。いってらっしゃい」
俺は空のグラスを持って席を立ち、ドリンクバーにおかわりをしにいく。次は山ぶどうスカッシュだ。
「フゥー。~~♪ は?」
連絡先交換という難関ミッションをなんとか終えて、ご機嫌に戻ったまではいい。だが、そこにはあり得ない光景が広がっていた。
「困ります」
「いいじゃん、いいじゃん。今からカラオケ行こうよ。俺めっちゃ歌上手いんだって」
「そうそう、ヒロ君の歌めっちゃ上手いから。マジで。ね、ね、奢るし、いいじゃん。こんなとこに女を連れてくる男なんてマジ終わってるし、ギャハハハ」
「ブフッ、それなっ、マジ、それなっ!」
俺が座っていた席にオラオラしている男が二人座っていて、一ノ瀬さんをナンパしていた。しかも俺の頼んだピザとディアボラ風ハンバーグを食ってやがる。
「あ、辰巳君……」
「よぉ、タツミ君、こんばんは~。お邪魔してまーす」
「ついでにタツミ君はお邪魔なので、このお会計持って帰ってくださーい」
「「ギャハハハハッ」」
うーん。どうしたものか。店員さん……は、青い顔をしてオロオロしている。頼るのは可哀そうか。
「えぇと、そこは俺の席で、邪魔なのはあなたたちの方なので、自分の席に戻ってくれますか?」
ひとまず日本語が通じる相手だということを願って穏便にお引き取りを願う。
「え、カッコよっ、すごいじゃん。タツミ君めっちゃ堂々としてるっ。でも、俺たちぃー」
「実はー、コレなんだよね。だから、痛い目見たくなかったら、ほれシッシ」
二人が見せてきたのはD級のモーラーカードだ。つまり、こいつらはレベル100以上のダンジョンモーラー。ステータス持ちだ。
「モーラーが暴力を振るったらどうなるか知らないんですか?」
資格剥奪の上、刑務所にぶち込まれる。当然それは一般人より厳しい罰だ。
「あぁん? だから喧嘩なんかしないつってんの。俺たちとこの子が仲良くしようって言ってるのに邪魔してくてくるのはお前じゃん? 絡んでくるなら正当防衛で相手すっけど、って話し。日本語分かる?」
あ、ダメだ。こいつ話しが通じるタイプじゃないわ。
「では、私が失礼します。辰巳君、不快な思いをさせてすみませんでした。行きましょう」
「ちょちょちょちょっ、待てって」
「触らないで下さい」
立ち去ろうとした一ノ瀬さんの手首をギュっと掴む男。一ノ瀬さんはそれを振り払う。勢いよく振り払われた男の手は──。
ガンッ。
テーブルの縁に音を立ててぶつかった。
「ここは……」
「うん、そう、サイゼ。あ、二名です」
「こちらのボックス席いかがでしょうか?」
「はい、大丈夫です。一ノ瀬さん、待たずに済んでよかったね」
「は、はい……」
イタリアンと言えばサイゼリヤだ。ちゃんと一ノ瀬さんの要望通り色々なメニューがある店だ。他にもジョナサンやガストが浮かんだが、やはり一ノ瀬さんみたいなオシャレ女子にはサイゼが一番だろう。
「さーて、何食べよっかな。やっぱディアボラ風ハンバーグは外せないよな。名前がカッコいいだけじゃなく、ちゃんと美味しいんだから流石はサイゼリヤだよね」
「えぇ、そうですよね……」
「ん? どうしたの? もしかして……ここ嫌い?」
浮かない顔でいる一ノ瀬さんに最後の部分は小声で尋ねる。
「い、いえ、好きですサイゼ!」
「だよねっ、良かった……。じゃ決まったら教えてね」
「分かりましたっ」
それから暫くしてメニューが決まったようで、二人分の注文をオーダーする。もちろんドリンクバーもセットだ。
「じゃ、乾杯しようか」
「はい」
「えぇーと、パーティー結成に?」
「フフ、乾杯っ」
こうして、俺たちはメロンソーダとウーロン茶でパーティー結成を祝う。うん、やっぱりお酒なんかよりメロンソーダの方が百倍美味い。
「……なんだか随分と長い一日だった気がするなぁ」
「フフ、同感です。んーーー、でも、とても楽しい一日でした」
ソファーにもたれてグッと背伸びをする一ノ瀬さん。胸が強調されて、ついスライムパーカー事件を思い出してしまう。
「ん? どうしました?」
「いえ、ナンデモナイデスヨ」
すぐに視線を外し、メロンソーダを飲んで誤魔化す。
「? 変な辰巳君」
「ハハハハ……あ、そうだ。その、連絡先とか交換しません?」
今後の連絡とかもあるし、まずは連絡先を交換すべきだとダンジョンを出た辺りから思っていた。しかし、一ノ瀬さんの方から聞いてくれるのを待ってるのもアレだし、男としてこっちから切り出すべきだとは考えていても──。
(すげぇ緊張するんだよぉぉぉ)
別に男女の仲というわけではなく、あくまでモーラーとしての攻略パーティーの連絡のために、だ。と内心で言い訳したところで一ノ瀬さんには聞こえないからな。言えて良かった。
「あれ? まだ交換していませんでしたっけ? あの、ラインで大丈夫ですか?」
「はい。あ、これQRコードです」
実はさっきからスマホをちょいちょいイジって、QRコードを待機させていた。
「では、失礼します。……フフ。辰巳君のアイコンの顔、すごく不機嫌そうですね。メッセージ送信しました。届きました?」
「妹に無理やり撮られて、アイコンに設定されたやつです。ん、今届いた。登録、っと。一ノ瀬さんのアイコンは随分小さい時の写真だね。この頃から可愛いん──ゲフンゲフンっ、ア゛ァ」
何を言おうとした俺はぁぁぁ。いかんいかん。
「んくんくんくっ、ぷはっ、ハァハァ」
とりあえずメロンソーダを一気飲みして誤魔化す。
「ど、どうされたんですか?」
「いや、喉が渇いたせいか、喉の調子が悪いみたいでね。……もっかい取り行ってくる」
「あ、はい。いってらっしゃい」
俺は空のグラスを持って席を立ち、ドリンクバーにおかわりをしにいく。次は山ぶどうスカッシュだ。
「フゥー。~~♪ は?」
連絡先交換という難関ミッションをなんとか終えて、ご機嫌に戻ったまではいい。だが、そこにはあり得ない光景が広がっていた。
「困ります」
「いいじゃん、いいじゃん。今からカラオケ行こうよ。俺めっちゃ歌上手いんだって」
「そうそう、ヒロ君の歌めっちゃ上手いから。マジで。ね、ね、奢るし、いいじゃん。こんなとこに女を連れてくる男なんてマジ終わってるし、ギャハハハ」
「ブフッ、それなっ、マジ、それなっ!」
俺が座っていた席にオラオラしている男が二人座っていて、一ノ瀬さんをナンパしていた。しかも俺の頼んだピザとディアボラ風ハンバーグを食ってやがる。
「あ、辰巳君……」
「よぉ、タツミ君、こんばんは~。お邪魔してまーす」
「ついでにタツミ君はお邪魔なので、このお会計持って帰ってくださーい」
「「ギャハハハハッ」」
うーん。どうしたものか。店員さん……は、青い顔をしてオロオロしている。頼るのは可哀そうか。
「えぇと、そこは俺の席で、邪魔なのはあなたたちの方なので、自分の席に戻ってくれますか?」
ひとまず日本語が通じる相手だということを願って穏便にお引き取りを願う。
「え、カッコよっ、すごいじゃん。タツミ君めっちゃ堂々としてるっ。でも、俺たちぃー」
「実はー、コレなんだよね。だから、痛い目見たくなかったら、ほれシッシ」
二人が見せてきたのはD級のモーラーカードだ。つまり、こいつらはレベル100以上のダンジョンモーラー。ステータス持ちだ。
「モーラーが暴力を振るったらどうなるか知らないんですか?」
資格剥奪の上、刑務所にぶち込まれる。当然それは一般人より厳しい罰だ。
「あぁん? だから喧嘩なんかしないつってんの。俺たちとこの子が仲良くしようって言ってるのに邪魔してくてくるのはお前じゃん? 絡んでくるなら正当防衛で相手すっけど、って話し。日本語分かる?」
あ、ダメだ。こいつ話しが通じるタイプじゃないわ。
「では、私が失礼します。辰巳君、不快な思いをさせてすみませんでした。行きましょう」
「ちょちょちょちょっ、待てって」
「触らないで下さい」
立ち去ろうとした一ノ瀬さんの手首をギュっと掴む男。一ノ瀬さんはそれを振り払う。勢いよく振り払われた男の手は──。
ガンッ。
テーブルの縁に音を立ててぶつかった。
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