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秋田県秋田市広面の蕎麦屋のにんにくねぎそばとづけまぐろ丼と細やかな気遣いを
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当時料理人修行をしていた俺は休日に勉強として、昼食の店を探していた。
腹が減ってどこでもいいから入りたい気持ちだ。有名なゴローちゃんなら焦るんじゃないとか言いそうだな。
おっ、そばやがあった。結構繁盛しているようだ。お店の名前が子供の名前みたいだな。外から漏れてくる鰹だしの匂いがまるで俺をナンパしているかのように食欲をそそる。よし、入るぞ!
ガラララ
やはりお客は多い。しかしカウンター席は空いているようだ。おっ、愛想の良さそうなおばちゃんがやってきた。
「いらっしゃいませ! 何名様でしょうか!」
「あっ、一人です」
「では、カウンター席のあいているところへどうぞ!」
さて、今日は何を食べようか。メニューに色々と気になるものがあるな。腹が減っているとどれもこれも美味しく見えるもんだが、焦らずに、今日俺が一番食べたいものを選ぶんだ。
ん? にんにくねぎそば? ねぎは分かるがにんにくまで入れるのはどうなんだろうか? にんにくだとそばの良さをぶちこわしにするのではないかと通ぶったことを思ってみる。しかし気になる! 気になる! だがここは王道のざるそばでいくべきではなかろうか? しかし、今日を逃したら一生このにんにくねぎそばを食べないかもしれない。よし、こいつで決定だ!
「ねぎそばにえび天ぷら一本つけてください!」
ん? メニューには天ぷらねぎそばというのはないが、そういう頼み方もできるのか。今日はかなりの空腹だし、俺もエビ天ちゃんを一本つけるか。
さて、そばもいいが、ごはんものもいいな。メニューを見るとそばにミニ丼をつけることができるのか。ん~~! そばやといえば天丼も旨いイメージだが、えび天があるからこれは外すか。カツ丼も悪くないがミニとはいえそばも食うとなると腹に重そうだな。
おや、づけまぐろ丼。寿司屋でづけまぐろはよくあるが、そばやのづけまぐろか~。ちょっと興味が湧いてきたな。こういう時は迷わず第一直感を信じた方が良い結果になる。
「すいませ~~ん!」
「は~~い!」
「にんにくねぎそばにエビ天一本つけたのと、ミニのづけまぐろ丼もお願いします」
「は~~い、少々お待ち下さいね~~!」
待っている時間はお店を見るか。色んな人がいる。子連れのお母さん、サラリーマン、老人、ジャージを着た中学生も。どんな人にも愛される店なんだろうなここは。
「お待ちどうさまで~~す!」
えっ、思っていたよりも早い! 結構お客が混雑しているのに、もうできあがったのか! この仕事の速さも繁盛の理由なのだろう。しかし、問題は味だ。味は絶対旨いという確信はあるが、このスピードで美味しい料理を出せるとなると本当に凄いことになる。
〇にんにくねぎそば+えび天ちゃん
よくある黒いそばの上にででんとエビ天とネギがのっかっている。にんにくと唐辛子の匂いがぷ~んとする。この匂いがジャンキーで食欲をそそる。
〇ミニづけまぐろ丼
良い感じで漬け込んだまぐろが乗っかった丼めしだ。丼に隠れているおかかが良い仕事をしている。
「いただきます」
まずはそばがのびない内にいただくか。
ずるっずるるっ
おぉ! こいつは新感覚のそばだ! にんにくとネギの香りがぷんぷんとくる! そばは二八の黒いそば! このジャンキーなつゆに合うコシと太さだ! でも、味のベースは王道のかつおだしの効いた甘辛いそばつゆだ。ジャンキーながらも、馴染みやすく、さっぱりとして旨い!
おっと、エビ天ちゃんもふやけないうちにいこう。
さくっ ぷりっ
ん~! 旨い! さくっとして、ぷりっとして、油っこくない。揚げ方が良いな~~っ! さくさくの衣もいいが、つゆがちょっとしみこんでふやけた衣もまたいいんだよな。
では、ここいらでづけまぐろ丼いくか。づけまぐろとごはんをバランス良くハシでつかんでぱくりと。
ぱくっ はぐはぐ
おぉ~~っ! づけのまぐろが旨い! づけのねっとりとした食感、生臭さもなく、良い塩梅だ! ごはんがすすむ! すすむ!
ん? この味はもしや、あっ、おかかだ! お店でだしをとったかつおを使っているのか。こういう使い方は素晴らしいな。もったいないと思ってごはんに入れて、これがまた味に良いアクセントを与えている!
だめだ、もう本能のままに一気平らげたい!
はぐはぐはぐ じゅるるる さくり
そばつゆも全部飲んじゃおう! 人の目や行儀なんか気にしたら美味しく食べれないもんな!
ずるるるる
ふぅ~、旨かった。腹はいっぱいだが、これは他のメニューも食いたくなるな。
「ごちそうさまです!」
「はい、ありがとうございます!」
あっ、恐らく口の中がにんにく臭くなっているな。あまり人には会いたくないなぁ。
「よろしければこちらもどうぞ」
おっ、レシートといっしょにガムもサービスしてくれた。にんにくねぎそばを食べたからか。こういう些細な気遣いも非常にありがたい
ガラララ
さて、食べ終えて旨かったという気持ちが強かった。そして店の仕事のやり方にもとても感心した。新しい味をを求める精神、もったいないと思う精神、気遣いの精神。猿真似をしていかんが、こういうのを俺の料理でもやれたらいいな。
腹が減ってどこでもいいから入りたい気持ちだ。有名なゴローちゃんなら焦るんじゃないとか言いそうだな。
おっ、そばやがあった。結構繁盛しているようだ。お店の名前が子供の名前みたいだな。外から漏れてくる鰹だしの匂いがまるで俺をナンパしているかのように食欲をそそる。よし、入るぞ!
ガラララ
やはりお客は多い。しかしカウンター席は空いているようだ。おっ、愛想の良さそうなおばちゃんがやってきた。
「いらっしゃいませ! 何名様でしょうか!」
「あっ、一人です」
「では、カウンター席のあいているところへどうぞ!」
さて、今日は何を食べようか。メニューに色々と気になるものがあるな。腹が減っているとどれもこれも美味しく見えるもんだが、焦らずに、今日俺が一番食べたいものを選ぶんだ。
ん? にんにくねぎそば? ねぎは分かるがにんにくまで入れるのはどうなんだろうか? にんにくだとそばの良さをぶちこわしにするのではないかと通ぶったことを思ってみる。しかし気になる! 気になる! だがここは王道のざるそばでいくべきではなかろうか? しかし、今日を逃したら一生このにんにくねぎそばを食べないかもしれない。よし、こいつで決定だ!
「ねぎそばにえび天ぷら一本つけてください!」
ん? メニューには天ぷらねぎそばというのはないが、そういう頼み方もできるのか。今日はかなりの空腹だし、俺もエビ天ちゃんを一本つけるか。
さて、そばもいいが、ごはんものもいいな。メニューを見るとそばにミニ丼をつけることができるのか。ん~~! そばやといえば天丼も旨いイメージだが、えび天があるからこれは外すか。カツ丼も悪くないがミニとはいえそばも食うとなると腹に重そうだな。
おや、づけまぐろ丼。寿司屋でづけまぐろはよくあるが、そばやのづけまぐろか~。ちょっと興味が湧いてきたな。こういう時は迷わず第一直感を信じた方が良い結果になる。
「すいませ~~ん!」
「は~~い!」
「にんにくねぎそばにエビ天一本つけたのと、ミニのづけまぐろ丼もお願いします」
「は~~い、少々お待ち下さいね~~!」
待っている時間はお店を見るか。色んな人がいる。子連れのお母さん、サラリーマン、老人、ジャージを着た中学生も。どんな人にも愛される店なんだろうなここは。
「お待ちどうさまで~~す!」
えっ、思っていたよりも早い! 結構お客が混雑しているのに、もうできあがったのか! この仕事の速さも繁盛の理由なのだろう。しかし、問題は味だ。味は絶対旨いという確信はあるが、このスピードで美味しい料理を出せるとなると本当に凄いことになる。
〇にんにくねぎそば+えび天ちゃん
よくある黒いそばの上にででんとエビ天とネギがのっかっている。にんにくと唐辛子の匂いがぷ~んとする。この匂いがジャンキーで食欲をそそる。
〇ミニづけまぐろ丼
良い感じで漬け込んだまぐろが乗っかった丼めしだ。丼に隠れているおかかが良い仕事をしている。
「いただきます」
まずはそばがのびない内にいただくか。
ずるっずるるっ
おぉ! こいつは新感覚のそばだ! にんにくとネギの香りがぷんぷんとくる! そばは二八の黒いそば! このジャンキーなつゆに合うコシと太さだ! でも、味のベースは王道のかつおだしの効いた甘辛いそばつゆだ。ジャンキーながらも、馴染みやすく、さっぱりとして旨い!
おっと、エビ天ちゃんもふやけないうちにいこう。
さくっ ぷりっ
ん~! 旨い! さくっとして、ぷりっとして、油っこくない。揚げ方が良いな~~っ! さくさくの衣もいいが、つゆがちょっとしみこんでふやけた衣もまたいいんだよな。
では、ここいらでづけまぐろ丼いくか。づけまぐろとごはんをバランス良くハシでつかんでぱくりと。
ぱくっ はぐはぐ
おぉ~~っ! づけのまぐろが旨い! づけのねっとりとした食感、生臭さもなく、良い塩梅だ! ごはんがすすむ! すすむ!
ん? この味はもしや、あっ、おかかだ! お店でだしをとったかつおを使っているのか。こういう使い方は素晴らしいな。もったいないと思ってごはんに入れて、これがまた味に良いアクセントを与えている!
だめだ、もう本能のままに一気平らげたい!
はぐはぐはぐ じゅるるる さくり
そばつゆも全部飲んじゃおう! 人の目や行儀なんか気にしたら美味しく食べれないもんな!
ずるるるる
ふぅ~、旨かった。腹はいっぱいだが、これは他のメニューも食いたくなるな。
「ごちそうさまです!」
「はい、ありがとうございます!」
あっ、恐らく口の中がにんにく臭くなっているな。あまり人には会いたくないなぁ。
「よろしければこちらもどうぞ」
おっ、レシートといっしょにガムもサービスしてくれた。にんにくねぎそばを食べたからか。こういう些細な気遣いも非常にありがたい
ガラララ
さて、食べ終えて旨かったという気持ちが強かった。そして店の仕事のやり方にもとても感心した。新しい味をを求める精神、もったいないと思う精神、気遣いの精神。猿真似をしていかんが、こういうのを俺の料理でもやれたらいいな。
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