裏世界で開催されるショーに参加したら予想外の結末になりました。

まこ

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本編②

01 出場してみる?

裏世界で開催されているショーに出場し、響くんという可愛い恋人も出来て数ヶ月が経った頃。

響くんが作ってくれたお弁当を食べながら休憩室でまったりしていると、スマホから振動音がした。

送り主は珍しく響くんからだった。

【休憩中かな?お昼からも頑張ってね】

【この前出たショーなんだけど、参加条件に少し変更があってね、】

【レベル3の優勝者もレベル3+に出れるんだって】

【一応今さっき先輩にそう言われたから忘れる前に伝えておこうと思ってさ】

【じゃあ午後からも頑張ってね、ご飯作って待ってます】

ブーブーと複数の振動音と共に、短文のメッセージが届いた。

レベル3+といえば確か、ミニゲームみたいなのが出来るショーだったと聞いている。

裏世界で開催されるショーという非日常のスリルと、恋人になった響くんに見られながら攻められるという興奮に、少しだけ胸が高鳴った。


◇ ◆


「たっだいまー!響くんっ!」

「詩、お帰りなさい。お仕事お疲れ様、今日は先にお風呂にする?ご飯はあっためるだけでいけるよ」

本日休みの響くんがシンプルな男性用のエプロンを付けながらお出迎えしてくれると、俺は手洗いうがいを済ませた後に抱き付いた。

「んん~!先にご飯食べる~いい匂い~」

「分かった。じゃああっためるから良い子に座ってて」

ポンポンと背中を撫でてもらった後、お言葉に甘えて椅子に腰掛けた。

「なぁ、昼間のメッセージの件だけどさ。レベル3+ってどんな内容だっけ?」

「あぁ、何かね。そこもしっかりとしたルールになったみたいなんだけど、ミニゲームが出来るの。5分間、お客さんから責められてイカなかったらお小遣いボーナスが貰えるんだって。もしイッちゃったらもう5分間、意地悪されちゃうみたい。NG自体は出せるから、どうしても触れられたくない場所があるならミニゲームが始まる前に言えるみたいだけど、面白みが欠けるから投票はされにくいんだって」

食事が乗せられた木製のトレイが運ばれてくると、相変わらず美味しそうな料理に涎が出そうになった。

「わぁぁぁ、美味しそう!」

「今日はお肉が安かったからガッツリにした。明日はお魚にする予定」

「いっただっきまーーす!」

「いただきます」

自分から聞いておいて何だが、目の前の食事にしか気がいかなくなった俺は、説明は後にして、いつも通り黙々と食事を食べ進めた。

「美味しいぃ…」

「良かった」

一緒に住み始めたら食事しながら今日あった事とか、色々話したりするのかと思いきや、お互い食べるのに必死で食事中は殆ど会話はない。

それでも一緒に美味しい物を食べるという大切な時間は、とても幸せで。

「ご馳走様でしたっ、響くん、美味しいご飯をありがとう!」

「お粗末様でした」

「後片付けはやるからゆっくりしてて」

「ありがとう」

食器を下げて後片付けをしている時にふとショーの事を思い出した。

「あ、それでショーはどうする?」

「俺は詩が攻められてる時に止める事が出来ないから積極的に出たいとは思わないかな。詩は?」

「俺はすげーー出たい!!」

「あ、そうなんだ。玩具でいじめられるけど平気なの?」

「うん!日々あんたに調教されてるからなっ!響くん以外に攻められても感じる気がしない!」

「日に日に敏感になってるから俺以外に攻められても感じると思うけど。ていうか調教してないし」

「まぁ感じるかもしんないけどさぁ、響くんと一緒に出た興奮は正直忘れられないから…出れるなら出ないなーなんて。やっぱり恋人が攻められるの嫌?」

「まぁ三回も攻められてるの見てるから何も思わないけど」

「いや思ってよ!」

「だって詩は俺しか見てないもん。だから何も思わない」

「ふふふ、まぁ俺は響くん一筋ですからねぇ」

「俺も詩一筋だよ」

結局響くんも後片付けを手伝ってくれて、二人で皿洗いをしながらショーの出場について話し合った。

「じゃあ出る方向でいこうか。日程は決まってるから後でスケジュール確認しよう」

「うん」

後片付けが終わると、響くんが入れてくれたカフェオレを飲みながらスケジュールを確認した。

「お、行けるじゃん。出よ出よ。ね、久しぶりにホテル行って玩具責めの練習しよ?」

「いいよ。本番だと思ってやるから覚悟しなよ」

「うん!!」

「まぁお金はたくさんあるし、賞金を本気で狙いに行くんじゃなくて楽しみにいこうね」

「うん!!じゃあお互い明日休みだし、早速ホテル行こうよ。責められるとしたらどんな感じかなー。前に参加してくれてた人達も来てくれるかなー」

「前投票してくれてた人達、みんな優しかったもんね。出来たら来てほしいね。レベル3+に参加した事ある先輩に聞いたけど、結構ガンガン攻められるらしいよ」

「へぇ、じゃあ明日は響くんの鬼畜攻めを受けれるわけですねぇ。楽しみ楽しみっ」

「そんな余裕も全部剥がしてあげるよ」

そう言ってクスッと微笑んだ顔を見て、ゾクリと背筋が震えた。

(わぁ…なんか久しぶりのドSの表情…!楽しみ!)

そうして響くんとの非日常への日々は再び始まったのだった。

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