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まこ

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訓練シリーズ

可愛い後輩二人にくすぐられる話

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由麗と千隼が柚木をくすぐるだけの話。柚木視点

◇ ◆

再び組織のメンバーでプチ宴会が行われたのは、前回から数日が経った頃。参加したい人だけが参加する様な簡単なものだった。

相変わらず七彩は風見先輩に捕まり、盛り上げ役に徹しており早々に潰されていた。

未成年の子達はお酒が飲めなくても参加している子も多く、みんなでワイワイ何かをしながら遊んでいた。

それを眺めながらチビチビ呑んでいると、由麗がこちらへやってきた。

「柚木先輩。さっきまでみんなですごろくして遊んでたんですけど、眠たいからみんな部屋に戻っちゃって。千隼と二人になっちゃったんで良かったら一緒にやりません?」

「ん、いいけど二人は眠くなってない?もう結構時間も遅いよ」

「まだ眠くないねって話してたんで俺達は平気です」

他の子達もたくさん居たら流石に入りにくいが、そういう理由なら別にいいかと了承すると由麗は嬉しそうにしながら俺の手を繋いで引っ張っていった。

「柚木先輩来てくれたんですね!嬉しいです!」

久しぶりの千隼は目を輝かせており、俺に駒を渡してくれた。

「ここに居たら酔っ払いに絡まれるかもだし、俺か由麗の部屋でやる?千隼は相部屋だから騒がしく出来ないし」

「じゃあ柚木先輩の部屋がいい!」

「おっけー。じゃあ移動しようか」

自分用のお酒と、由麗と千隼用にジュースやお菓子を持って自室へ向かうと、二人は嬉しそうに後ろをついてきた。


◇ ◆


部屋に着くなり、すごろくを広げてスタート地点に駒を置いた。手作り感満載のそのすごろくは可愛らしい字でたくさん書かれており、見ていてほっこりする。

「ふふ、可愛いね。これみんなで作ったの?」

「渚がメインで作りました。前の飲み会の時、すごろく作ろうって話になって。かなりふざけたマスもありますけどあんまり酷いやつは飛ばしていいことにしましょ」

「うん。渚が考えたならなるべく全部したいね。じゃあジャンケンして順番決めようか」

順番を決めると、由麗→千隼→俺になり、早速由麗はサイコロを回した。サイコロも紙で作った簡易的なもので、それも癒される。

サイコロが示した数字の分、進んだ由麗のマスは【変顔をする】といういかにも渚らしいもの。由麗は可愛い顔を崩して意外にもノリノリでやってのけると、千隼は年相応な無邪気な笑顔を見せていた。

俺達大人が飲んでいる時、未成年組はこんな可愛らしい事をしていたのかと思うと心が和む。由麗は未成年の中で一番年上なので率先してみんなの面倒を見てくれていて助かる。しかも本人もめちゃくちゃ楽しそうだし。

千隼は涙目になるまで笑った後、サイコロを転がすと止まったマスは【尻文字】だった。

(本当すげー可愛い事してんな)

そう思いながら少しだけ恥ずかしそうに腰をくねらせてお尻を振る千隼を由麗と二人で眺めた。

俺もサイコロを転がして、同じ様な小さな恥ずかしい事をしながら進めていった。

酔っ払っているからもあり、無性に楽しくて二人と一緒に子供みたいに笑いながら本気ですごろくを楽しんだ。

──しかし、そんな和やかで楽しい雰囲気が変わったのは二人がゴールを決めた後だった。

「あー俺最後になっちゃったぁ。すっごい楽しかった。ありがとねー」

俺がそう言ってお開きにしようとすると、由麗が可愛らしい顔で俺を見上げてきた。

「ん?どうしたの。眠くなった?」

「柚木先輩。これ、最下位の人には罰ゲームがあるんです」

「あ、そうなの?俺、何したらいい?」

すごろくの内容を見る限り、一番恥ずかしいものでも笑って済ませられるようなものだったので余裕に思っていると、二人はニヤニヤした表情に変わっていた。

「勝った二人の言うことを聞くって感じなんですけど。寝転んでもらっていいですか?」

「? いいけど」

布団の上に寝転がると、俺の頭の辺りに腰掛けた千隼。万歳して下さいと言われたので従うと、千隼の細い腰の後ろに回されてタオルで腕が取れない様に結ばれた。

「──?」

取れないか確認した由麗は、こちらへ戻って来ると、ポスンと俺のお腹の上に跨った。

「柚木先輩をくすぐり責めしようと思います!」

「はぁ?」

一瞬だけ焦りを覚えたが、今日は七彩も酔い潰れてこの場に居ないし、まぁ大丈夫だろう。

「──いいよ。好きにしたら?」

俺が一切反応を見せなければ二人とも飽きるだろう。時間も時間だしもうそろそろ眠くなるだろうと思い了承すると、二人の手が服の中へ入ってきた。

寝巻きで緩い服を着ているので簡単に侵入した手。二人の手がゆっくりと動き出すと、自分でも驚く位にビクンと跳ねた。

ふわふわする程度には酔っ払っているので、普段の自分の感度になっているのか、少し擽られただけで結構なダメージ。

「んん……?──っ、あ、ちょっ、待って……」

サワサワと優しく動き出すと面白いくらいに跳ねる体。今にも吹き出しそうになり必死に力を込めると、二人はにんまり笑いながら優しく指を動かした。

「柚木先輩ってお酒飲んでたらくすぐり効くんですよね?前にちらっと七彩が言ってたんです」

「ぁ……っ、」

由麗の指が胸の横をこちょこちょと這うと、強い擽ったさに小さく声が漏れた。

「柚木先輩、腕にすっごい力入ってる」

千隼も楽しそうに笑いながら脇の下へ手を伸ばし、人差し指だけで優しく撫でてきた。

「~~ッッ!!」

「今まで千隼も俺も、柚木先輩にはたーくさんいじめられたので、こういう遊びの場でくらいならいいでしょ?いつまで我慢出来るかな~?」

「ちょっ……!!」

(やばい!)

そう思ってもこうなればもう何も出来ない。二人の優しく指の動きは少しずつ追い詰めてきた。

特に千隼の指の動きは結構キツイものがあり、窪みを爪で優しく引っ掻かれる度に勝手に体が跳ねる。

「──~~っ、んぅ……ッ」

必死に声を押し殺しても、鼻から抜けた変な声になる。二人はゆっくりと指を動かして反応を確かめながら、慣れない様に刺激を変えた。

「お腹ビクビクしてる~」

ツンツンと腹部や横腹を突かれると腰が跳ねて「ひぁっ」と変な声が出た。その声に顔が熱くなると、二人はニヤニヤしながらツンツンと人差し指で肌を突いてきた。

「──っひ、あっ!? な、なにっ、ぁ、…っふふ…んん、ぅぅ……」

突かれる度に体がビクビク跳ね、変な声も出てしまうしでめちゃくちゃ体が火照り出した。

(やばい恥ずかしい)

必死に力を込めて耐えていると、由麗の指が脇腹に食い込み、優しく揉むように動かされた。

「ぁはぁっ!あ、ははっ…や、やめてっ…ははは!!」

必死に我慢していた声が弾けてしまうと、もうどんなに力を込めても抑えることが出来なかった。俺が笑い出すと二人とも嬉しそうに微笑み、弱い部分を集中して擽ってきた。

「ちょ、と、待っ、やめ──っ、ぁはっ、はははっ、やめ、」

「「柚木先輩、こちょこちょこちょ~」」

「やっ…ははは!あはっ、ははははは! やめてっ、やめて、やめ、っ、」

二人で声を揃えて楽しそうに指を動かしてくると、笑い声が激しくなり、お腹が苦しくなってきた。

「柚木先輩、ここ苦手ですか?体凄くビクビクしてる」

千隼が目を輝かせながら脇の下を擽ると、ガクンと背中がのけ反った。

「よ、弱いっ、そこ、俺っ……だから、だから、やめてっ、千隼、!やめなさいっ」

「じゃあここを重点的にいじめますね」

指全体でサワサワと擽ってきたり、グニグニと窪みを押してきたりと、耐えきれない刺激が襲い、恥ずかしい位に跳ねながら笑い転げた。

「ぁはぁっ、…ひゃぁぁ、っ、」

バタバタと足を暴れさせると、由麗が寝そべって動きを封じてきた。

「柚木先輩暴れすぎー」

「降りろよ由麗ぁっ……やめっ、それやだってば!!千隼っ、やめて、やめなさい!──っぁはは、はぁっ、長いっ、長いからッ」

生理的に涙が溢れ出してきても、二人は指を休める気は無さそうで、ひたすらにこちょこちょと動かしてきた。

(やばい、やばいやばい、このまま続けられるとおかしくなる!)

「先輩、顔真っ赤で可愛い。──脇腹はこうやってこちょこちょ優しくしてあげたら弱いですよね」

由麗は今までにないくらいニヤけながら脇腹を擽ると、また激しい笑い声が出た。負けじと千隼も脇をグリグリと穿ってくるので、二つの異なる刺激に頭が痛くなった。

「もっ…もぉ、やめてっ……いつやめんのっ、…早くっ、早く寝なさい!ぁ、はぁ、ひゃはははぁっ、や、やめっ…むりむり、もうだめ!だめだってば!──ひぁははは!」

「柚木先輩よりは年下ですけど、俺達ももう立派に任務こなしてるんですよー?子供扱いする意地悪な人にはこうですー」

「──っ、!? ひゃははは!やめっ…千隼!!千隼やめてっ……やだっ、ははははは!」

漸く脇から指を離してくれたが、次に擽られたのは首。一番苦手な箇所なのもあり、激しく暴れると指の動きも合わせて強くなった。

「わぁ。本当に首弱いんですねぇ。──先輩、可愛い。子供みたい」

「るさい…っ、千隼っ、あとで覚えてなよ…っ!」

「まだそんなに強気な態度なんですか?」

「やだ…っ、ぁははっ!やめて、やめてっ、ごめんごめんっ、やめて!」

「そんなに首窄めても無駄ですよー。ほらほら、こちょこちょこちょ」

「ひゃはははっ…待っ、苦し…っ、ぁははは!あはっ、やぁ────っ!?」

首に気を取られていると、由麗ももそもそと動き出し、膝辺りに軽く腰掛けていた。俺に背を向けた状態で、ゴソゴソ用意している様子。

「な、に──っ、ひゃはははっ、ぁあっ…もぉ、っ、ゃだ…っ!やめれっ……」

何してんのと言う暇もなく、千隼が首を擽ってきたので笑い泣いていると、足の裏に激しい衝撃が走った。

「ッあ、あああああ!!」

「これ、くすぐり用に買ってきた櫛です!足の裏はこういうの苦手な人が多いって聞いて」

土踏まずの少し上の拇指球辺りをゴシゴシと櫛が掻くと、堪らない刺激に更に体が暴れた。

「っ、も、もぉぉ!!やめてっ、二人ともやめて!!分かっ、た、分かったからぁぁあ!! やははははっ…しんどいっ……もぉだめっ、ひはぁっ、や、あ"あぁぁあ!!」

「あ、先輩って指の付け根ダメなんですか?」 

「そこっ──やめて!!やばい!由麗待っ、やあ"ぁぁぁああああッッ!!」

グイッと足の親指を固定され、付け根の辺りをゴシゴシと容赦なく櫛で擦られるとガクンと腰が跳ねて制御出来ないくらいに体が暴れ出した。

二人とも俺より小さいくせにガッチリと押さえ込んでくるので殆ど動けず、ついには開きっぱなしの口からは涎が垂れ始めた。

(こんな顔見せたくなかった)

ボロボロと涙を流しながらやめてと懇願しても、訓練の時の俺と同様に緩める気はなさそうで。

「先輩可愛い……」

首から指を移動させた千隼の指が、ペットを愛でるように顎を撫でてくるとそれも擽ったい。

「可愛い、のはっ、ふたり、だからぁっ…もぉ、許して…っ、罰ゲーム、にっしては長すぎるからっ!!」

バタバタと動かせる部位だけでも暴れさせると、千隼の指は再び脇へ戻ってきた。

「首、少し慣れちゃったみたいなんでまたこっちの方くすぐりますね」

少しだけ慣れた刺激もまた最初に逆戻りして、もう何処も擽ったくて堪らない。腕をバタバタ動かしてもタオルは外れてくれなくて、ずっと万歳から逃れられない。

「やぁぁははははは! やめっ……やめて、やめっははははっ、はぁっ…は…っ、くるし、…っ」

「柚木先輩って踵も足の甲も弱いですね~もう今体バグってますー?前はあんな冷静に「何処触っても平気」みたいにに言ってたくせに~」

「ぅるさいっ、…仕方っ、ないじゃんっ…お酒、飲んだらぁっ、こうなっちゃうの……っ、もぉっ…やめて…本当に、むりっ、むりだからぁっ」

「俺達も無理って訴えてもやられましたし、今までのお返しです」

今までのは訓練だったから仕方ないだろと思ったが、由麗はそれ以外でもいじめてきたので返されても仕方ない──かもしれないけど。

「ぁははっ……も…本当に…っ、だめ…っ、はぁっ」

流石に笑いすぎて声が出なくなってきた頃、足をいじめていた由麗がこちらへ向き直すと、にんまりと微笑んだ。

「──ここ、触っていいですか?」

指さしたのは前「触れば?」と冷静に言った股間付近。もちろん今は無理なので力無く首を横へ振ると、ズボンを脱がしてきた。

(こいつ後でぶっ飛ばしてやる)

そう心の中で思ったのが伝わったのか、こしょこしょと内股や足の付け根を擽ってきた。

「はぁ…っ、ぁ……や…めっ、ろ、…いい加減にしなよ由麗…っ」

「前触っていいって言ってくれたじゃないですか。勃ってるわけじゃないし恥ずかしくないでしょー?」

「っ、恥ずかしいわバカ!いい加減にしろってば!!」

「柚木先輩、そんなに由麗くんのこと怒らないでー?笑って下さいよ。可愛い顔が台無しです」

「…っ、ぅそ…もぉぉ…やめっ、ゃははぁっ、!!それやめっ、ろ千隼!!やめ──ッッ」

人差し指で優しく脇の窪みをなぞられると感度の上がりきった今の状態ではきつい。激しい刺激に変換されて体が悶えると、嬉しそうにこちょこちょと人差し指を動かしてきた。

「やっ!!それ、だめっ…お願いっ、やめて!やめっ…ぁはは!!むりむり!!耐えれないっ、…離せ、いい加減にしろっ、──んゃぁぁぁあ!!」

「まだ怒ってるみたいなんで、可愛い笑顔になるまで徹底的にしてあげますね」

大好きで可愛い後輩二人が、今は悪魔にしか見えない。涙で霞んだ視界に映る顔は今までに見たことがないくらいに意地悪な笑顔だった。

(俺も攻めてる時はこんな顔してんのかな──すっっげぇ腹立つわ…)

そう思いながら、終わりが見えない攻めを受け続けた。


◇ ◆


漸く解放されたのは俺の声が完全に出なくなり、ピクピクと痙攣するだけになった頃だった。

時間にするとどれくらいだったか分からない。涙やら汗やら、色んなもので汚れた顔を拭いてくれたのは由麗だった。

「わぁ、めちゃくちゃキレてるぅ」
「──まじで覚えとけよお前」
「今にも人を殺しそうなドスきいた声ですね。笑いすぎて枯れ果てたからですか?」
「本気で腹立ってるからだよ」
「はい。綺麗になりましたよ」
「──どうも」

起き上がることの出来ない俺は情けなくも布団に寝転んだまま。ふと千隼の顔を見るともう随分おねむそうだったので、ポンポンと頭を撫でやった。

「千隼、もう寝なさい。由麗連れて行ってあげて」

「ん、柚木先輩……可愛かったです…お休みなさい」
「じゃあまた明日ーお休みなさーい柚木先輩!」

かなりうとうととしている千隼と、未だ元気な由麗は部屋を出ようと扉を開けると。

「うわぁぁぁぁあっ!びびらせんなよバカ七彩!!」

扉を開けた瞬間、黒い笑みでにっこりと笑う七彩が立っていた。

「ほらほら、由麗ぁ。早く千隼連れてってあげてー?」
「──今、柚木先輩動けないから余計な事すんなよ」

由麗は既に眠った千隼を抱えながら部屋を出ていくと、入れ替わりで七彩が入ってきた。

「何だよ。さっき聞いたろ。俺もう動けねーの。とっとと部屋戻れよ」

「人が上司の相手して頑張ってたのにー柚木ちゃんは可愛い姿を晒してたわけですかぁ?」

「──はぁ?」

「この前俺以外に可愛い姿見せんなって言ったばっかじゃーん?」

「え…ま、待て待て来んな今マジで無理だか──っぎゃああああああ!!」

その後、アルコールが入ったままのタチの悪い七彩にも擽られ、解放されたのは朝方になってからだった。

end.
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