短編BL

まこ

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くすぐりバイト

くすぐりバイト①

※小スカ有り注意※

拘束/くすぐり/羞恥/複数/焦らし/手コキ/小スカ/射精有

攻→青野あおの+部下
受→柚月ゆづき/視点

◇ ◆

「何そのバイト」

友達が見せてくれた求人は見たこともない内容だった。

「縛られてくすぐられるだけで結構高い値段貰えるみたい。俺行こっかなぁ」

「えー…明らかにやばそうじゃん」

「最近合コン続きで金欠なんだよなー金降ってこねーかなー」

「降ってきたら最高だよな」

友達のスマホを受け取り、バイトの情報を詳しく見てみた。『とある建物で全身拘束してくすぐられるだけのバイトです⭐︎お金持ちのくすぐりフェチのための求人です⭐︎』などと書かれていた。どんなサイトだよコレ。

最初に感度チェックを行い、苦手な箇所を集中的にくすぐり、最後は状況によっては手コキフィニッシュ⭐︎とも書かれており、男性限定の募集であることも分かった。露骨な風俗みたいな書き方に少し引いてしまい、そこで画面のスライドを止める。

「ここからがいいのに。金額とか詳しく書いてるよ」

横で一緒に見ていた友達がタップすると、日給5万円で、時間は2~3時間のようだ。

「やばぁ。これが本当ならすごいけど危なくない?」

「お前にも送っとくから一緒に行こうぜ」  

「まぁお金はあって困らないけど…」

送られてきたURLを開き、応募画面まで進むと入力画面には、名前、生年月日、雰囲気が分かる写真、連絡先を入力しなければならなかった。

「よっしゃ!俺応募しちゃった!」

「…まじか」

まぁアドレスも捨てアドでいいかと適当に入力し、俺も応募ボタンを押した。写真も雰囲気が分かればいいということなので以前にこいつに勝手に撮られたマスクを付けた時の写真を添付した。そこで講義が始まったのでスマホはカバンへしまう。


◇ ◆


「なぁ、俺ダメだったんだけど」

「え」

本気で落ち込んだ友達が話しかけてきたのは講義が終わってすぐだった。どんな写真を送ったかは不明だが、友達の見た目はかなりイケメンで顔で落ちることはないと思うのだが。

俺もスマホを確認すると、ぜひ来て下さいと連絡がきていた。

「えっ受かってんじゃん!どんな写真送ったの?」

俺の表情を見た友達はスマホを勝手に取り上げて悔しそうにしていた。

「…お前が前に撮ったこの写真だよ」

「えー確かに柚月は可愛いけどさぁ。もしかしたら可愛い系が好きなんかな。俺イケメンだから無理だったとか?」

「自分でイケメンゆーな」

「まぁ俺行けなかったし、嫌だったら断ってくれよ。巻き込んでごめんなー」

「いや、逆に俺もごめん。行ってくるから本当にその金額貰えたら合コン代、当分払ってやるよ」

「え、まじ?じゃあ普段の飯は俺が払うから」

「ややこしいからいーよ」

なんて話をしていると、追加でメッセージが来ていた。日時と場所が書かれており、案外電車で行けばすぐ近くのところで安心した。

「掘られんなよー」

「本当に掘られたら洒落にならんからやめろ」


◇ ◆


指定された場所は事務所のような建物だった。特に持ち物の指定もなかったので財布とスマホだけでやってきた。

中へ入るとほんわりとした雰囲気の男の人が一人、受付の様なところへ座っており、声をかけた。

「こちらへどうぞ」

案内された場所はいくつかの拘束具があり、少し顔が引き攣った。確かに拘束してくすぐるって書いてあったな。洋服を全て脱いでタオルを巻いて待ってて下さいと言われ、その通りにした。

誰かが来るまで待っているとガチャリと扉が開いた。そこにはすごく整った顔をした男の人が立っていた。

「初めまして、柚月くん。今日は応募ありがとうございます」

「よろしくお願いします」

「俺が求人募集していた青野です。可愛い男の子をくすぐるのが趣味なんだけど、中々見つからなくてね。募集かけさせてもらいました。希望があれば手コキもさせてもらうけど基本的にはくすぐることしかしないので安心して下さいね」

「あ、はい」

「時間は書いてた通り2~3時間を予定してるけど、楽しかったら延長するかも。その時はお金も倍にするけどどうかな?」

「はい…がんばります」

「じゃあこっちに来て」

案内されたのは座った状態で拘束出来る拘束具の前だった。足を伸ばした状態で座り、両手は左右に広がられて拘束された。足も指もガッチリと嵌るような作りで足の裏をピンと張ったような状態で固定された。

「タオル取るね」

スルリと身に纏っていた物を取られると、男同士とはいえ少し羞恥がある。

「苦手な場所とかある?出来れば可愛く泣いてくれるところを中心にしていくんだけど」

「…あんまり経験ないんで分かんないです」

「じゃあたくさん調べてあげるね」

男の人は後ろへまわり込むと優しく脇腹をくすぐってきた。その瞬間、ビクッと反応したので腕に拘束された拘束具がガチャンと音を鳴らす。

ゆっくりと探るような触り方は、くすぐったさと気持ち良さが混ざった様な不思議な感覚。

「ん…」

サワサワと触れられると小さく息が漏れる。今の触り方だと我慢出来そうではあるが。

「気持ち良くなってもいいからね」

耳元でそう囁かれると、変な気持ちになったのも確かで。フルフルと首を振り、意識を途切れない様にさせた。

「ん!んん…ッ!」

ソフトタッチな触り方から一転、激しくくすぐるように指を動かされると声が出そうになった。

「…っぅ、んん…!」

指の動きは変わらず、脇腹を上下したりお腹へ回り込んだり忙しく動き回る。声が出ない様に唇を噛みながら俺は耐えた。

「声出してほしいな」

「…っん、」

自分の声に恥ずかしくなり、フルフルと首を振ると、顔が見える位置へ移動して俺の顎を持ち上げて訊ねた。

「どうして声出さないの?」

「…は、恥ずかしくて…」

「そっか、じゃあ無理矢理出させちゃうね?」

次に来る刺激に備えて目を瞑り、唇も噛み締める。
が、いつまで経っても刺激がこないのでチラリと目を開けてたら途端に脇をくすぐられた。

「ふぅ…っ!んんっ」

「可愛い」

前からくすぐられるため、顔をしっかり見られて恥ずかしい。出来る限り顔を見せない様に下を向いた。

「ちょっと他の人も呼んでくるね」

「え…?」

「今から本格的に感度チェックして、弱い場所が分かったらそこを重点的にさせてもらうね」

さっきまでの軽いものでもきつかったのに、あと何時間も我慢出来るのだろうか。不安に襲われながら待つ時間はそれさえも長く重苦しく感じた。

戻ってきた時には数人男の人が居て、各箇所に一人ずつ配置された。

「…ッ」

足裏に左右一人ずつ、内股や太もも辺りに一人ずつ、そして脇腹が触れる位置に一人ずつ、合計6人が俺の周りを囲んだ。さっきまで俺をくすぐっていた青野は椅子に腰掛け俺を眺めていた。

「はい、どうぞ」

「ひ…ッ!!ひゃははは!!」

もちろん複数にくすぐられて声が我慢出来るわけもなく俺は盛大に笑い転げた。

「ぁはははは!!ぁあっ、やっ、ははは!」

何処が一番くすぐったいのかも分からない。とにかく全身がくすぐったい。

「ぁあ…っ!ひゃぁぁぁあ!」

ガチャガチャ拘束具が当たる音が響きながら、かなり苦しい時間が続いた。

「よし、じゃあ少し解れたところで何処が一番反応いいのか一箇所ずつお願いしていいかな」

青野がそう言うと、まずは左の足の裏をくすぐられた。

「ぅう…っやだっ」

指を開いた状態で固定されているので、しっかりと張った足の裏は爪の刺激を受けると我慢が出来ない。嫌だとバタバタ動かしても止まることはなく、右の足裏も同時にくすぐられるとビクンと大きく体が跳ねた。

「やだっ、やめて…!くすぐったい…!」

「次は太腿お願い」

「!!ひ…ッ」

サワサワと内股を撫でられるとむず痒い様な感覚が襲う。

「ひぁぁっ、やっ、めて!」

サワサワ、こちょこちょ、様々なくすぐられ方をしていると、片方が足の付け根をクニクニと揉み始めた。その瞬間に拘束具が壊れそうな程に音が鳴り響いた。

「ひぁぁっ!!やだぁぁぁあ!!!!」

「あ、そこ良さそう。長めに触ってあげて」

「ぁあ、やめて!!離して!触んないでっ!!」

必死に懇願しながら両方から足の付け根を触られ、時折自身にも触れられると恥ずかしさと気持ち良さ、そしてくすぐったさに汗が吹き出す。

「ゃぁあッ!やめてぇっ、ぁははは!あっ、んんっ!!」

声なんて我慢出来ずに涙をボロボロ溢した。口も開けっぱなしなので涎も滴りそうなので恥ずかしい。

「だめーーっ!!やめてー!!!」

「可愛い、もうしばらくしてあげて。たまに恥ずかしいところも愛撫してあげてね」

青野がそう言うと、足の付け根以外にサワサワと玉や竿を撫でられ、快感が倍増する。涙と汗と涎が顔を汚したところで一旦刺激を止めてもらえた。

「足の付け根は刺激対象だね。次は脇腹お願い」

「はぁぁ…!やだっ、もう無理ぃ…!!」

左右の脇腹をくすぐられると先程よりはマシだったが、キツイものはキツイ。

「ぁはははっ、もっ、休憩させてぇ…!!」

俺の声は届くことはなく、脇腹をくすぐる手は動き続けた。

「はぁ…っはぁ、あ…」

叫びすぎて声が枯れ始めた頃に水を飲ませてもらえた。喉を潤す水分は少し意識も回復させてくれた。

「柚月くん、お顔トロトロ。そんなに良かった?」

「…っはぁ、ぅるさい…」

グッタリした体は動かすことも出来ない。ただ息を荒く吐き続けた。

「次は脇の下にいくからね」

「もぉ…ちょっと休ませて…」

「はい、みんなよろしく」

青野が笑顔でそう言うと、脇へ刺激が走る。

「ぁぁっー!!!はははは!だめっ、だめ!!!」

ブンブン首を振りながら涙を流した。それも見てニンマリと満足そうに笑う青野。くすぐりってこんなにキツイのか。お金もらえても合コン奢りたくなくなってきた。

「何別のこと考えてるの?もっと集中して?」

青野が近付き、胸の横辺りを前からくすぐると、ズクンと下半身に熱が走る様な、くすぐったいような変な感覚になった。

「ぁぁっ!?なにっ、そこやだっ!」

「あぁ、ここ?開発すればここだけでイける様になる場所だよ」

「一緒に触んないでぇっ…やばいっいやぁぁぁ!!」

脇と胸の横、そして軽く乳首を触られるとくすぐったさより気持ち良さが勝ち、自身が立派に反応し始めてしまう。それが恥ずかしくて堪らずに、意識を分散させようと体を捩りまくった。

「ほらほら、ダメだよ感じちゃ。今日はたくさんくすぐるんだから」

「ぁぁあ…っ!ひゃははは!」

胸から離れたことで、脇にだけ送られる刺激にまた気持ちはシフトし、くすぐったさを感じた。

「ぁあ…っもぉっ、むりぃ…」

俺が意識を保てずにいると、それに気付いて一旦刺激をやめさせた。ぼーっとしている俺の拘束を解くと、ベッドに移動させた。その間、俺は何も考える事が出来ずにされるがままベッドに拘束された。

「はい、水たくさん飲もうね」

こぼれ落ちないように口元へ水へ運んでもらい、コクコクと全て飲み干した。

「ふふ、もっと飲もうか」

追加でペットボトルを開けられ、また口へ水を流し込まれる。相手の意図が分からず素直にそれもゆっくりと飲み干した。

「はぁ…もう…今でどれくらいですか…」

「やっと一時間経ったよ」

「…」

まだたった一時間。それを聞いて余計絶望感が襲う。しばしの休憩を終えると、次はお腹へ指を当てられた。

「ん…!」

サワサワと依頼者がお臍の周りをくすぐり出す。くすぐったいというよりむず痒い感覚に近い刺激は、少し萎えていた自身を復活させた。

「ぁ…っあ、ん…!」

「お臍は感じちゃうみたいだね。可愛いから少しご褒美あげる」

「!!ひゃぁ…」

お臍の周りを舌でなぞられながら、反応している自身をやんわりと握られた。くすぐったい刺激に比べると幾分も楽な気持ちになる。

「ぁ…だめ…っイキそう、かも」

俺が恥ずかしく思いつつもそう告げると、自身を握っていた手は止められ、ゆっくりとお臍の中に尖らせた舌が入り込む。

「ひっ…ぁぁあ…!ぁはぁ、ぁ…!」

お臍の穴を舌先で犯されると頭がぼんやりとし始める。それを見て、他の男が俺の胸の横辺りを優しく刺激した。

「ふぁぁ…あっ、あ…!だめっ、ぁ…」

完全に喘ぎ声が止まらない俺。それを恥ずかしいと感じる余裕すらなくなり、与えられる刺激に素直に感じていた。しかし、自身への刺激は止められたので、イクことは出来ず、焦ったさにおかしくなりそうだった。

「お願いします…イカせて…下さい…」

「いいよ、可愛く素直におねだり出来たから特別にイカせてあげる」

「ぁ…あっ、気持ち良い…!イク…!」

お臍や胸への刺激はそのまま、ゆっくりと自身を扱かれると、俺は恥ずかしい事を口走りながら果てた。

「どうだった?」

「…」

ニヤニヤ嬉しそうに訊ねられると、急に意識が戻り恥ずかしさにそっぽを向いた。

「ほら、ドロドロなんだけど」

「…見せんなっ!」

わざとらしく俺の吐き出した欲を見せつけられると顔全体が熱くなった。

「少し休憩したら苦手な箇所を集中して攻めさせてもらうね。まだ時間はたっぷりあるから」

「…その前にちょっとトイレ行っていいですか」

俺がそう言うと、更に皆がニヤつき始めた。

「…?」

「たくさんお水飲んでもらったのは何でだと思う?」

「は…?」

質問の意味が分からず怪訝な顔を向けると、スッと腹部を撫でられた。それにより尿意も強まるわけで。

「…っぅ、」

「ふふ、くすぐりといえばお漏らしでしょう?」

「…は!?」

やっと先程の意図が分かり、サァッと青ざめた。

「ちょ、ないないない。くすぐりしかしないって最初に…!」

「うん、くすぐりと手コキくらいしかしないって言ったよ?」

相手の顔を見て、流石にまずいと感じて素直にお願いすることにした。この年齢で、こんな大勢の前で漏らすとか恥ずかしすぎる。

「……トイレ行かせて下さい。お願いします」

「さぁ、みんな始めようか」

「や、やめて…!お願い!!やめて!!」

「はい、可愛い声たくさん聞かせてね?」

「ぅっ、ぁーーー!!!!」

両方から足の付け根をクニクニと触られると発狂レベルで大きな声が出た。左右から伸びて来ているたくさんの手は、俺の脇腹や脇をくすぐり出す。

「ひゃあははははは!!!やめっ、ぁははは!」

我慢しようにもくすぐられると力が入らない。青野はうっとりした表情で俺を見下ろしながら、腹部を押すように刺激する。

「おさな、っいでぇぇ!!ひゃはは!いや!やめっ、いやぁぁぁあ!!!」

もうどこもかしこも触られると色んな感情が入り混じる。尿意は限界に迎えたのでそう叫ぶと、ベッドを汚さないようにするためか、俺の先端に何かが当てられた。

「出る…っ!ほんとにっ!やめてっ!やぁぁぁあ!!離してぇぇぇぇ!!」

俺の叫び声も虚しく、勢いよく発射されると、恥ずかしさで涙も一緒にボロボロ溢れた。

「はぁ…っぁ、ふぇ…っぐすっ」

俺が泣きながら鼻をすすると、当てがわれていたもののおかげで、体もベッドも汚れることはなかった。男たちは俺の出したものを綺麗に処理しに行き、青野と二人だけになった。

「ふふ、みんなの前で漏らしてどんな気持ち?」

「…最悪に決まってんだろ!!」

「出るー離してーやめてーあんあんー」

「…てんめっ、殺すぞ!!」

「イク時も気持ち良いーイクーって可愛かったねぇ」

「…ぐっ」

「顔真っ赤、可愛い。いいなぁ柚月くん」

「…っ」

「今日は頑張ってくれたから、これくらいにしておいてあげる。また次も来てくれない?」

「無理!!もう来ないからな!」

拘束を外され、服を着替えるとさっさと帰ろうと準備した。その時に、ズッシリと重たい封筒が渡された。明らかに5万の重さじゃないのは分かった。

「え…?」

「君、俺のすごくタイプだったんだ。もし良かったら本当にまた来てほしい」

中身を見て大量の札束に興奮を覚えてしまう。

「…次会うとしたらいくらもらえるんですか」

「同じだけあげるよ。次からは俺と二人だけで、自宅に来てもらうことになるね。もし君さえ良ければキスもしたい。もちろんお金はその分渡すよ」

「…」

大学生には破格な金額。俺はゴクリと喉を鳴らした。

「…おね、がいします」

お金に負けた俺は躊躇いながらもそう答えると、嬉しそうに微笑んでいる。

「良かった、ありがとう。また連絡するよ」

頭を撫でられて、連絡先を交換して解散となった。
もし本気で嫌なら行かなければいい。そう思いながら俺はその場を後にした。

end.
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