短編BL

まこ

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くすぐりと限界エッチ

くすぐりと限界エッチ①

擽り/拘束/前立腺責

攻→サキ
受→ルナ/視点

◇ ◆

「今日は誰と寝よっかな」

大量に送られてきたDMを確認しながら、俺はご機嫌に呟いた。スマホをスライドさせながら好みの男性を探していく。

前に酔った勢いで仲が良かった友人とセックスして以来、完全に男とのセックスにハマってしまった俺は毎日誰かと体を重ねないと我慢出来ない体になった。

仲が良かった友達には土下座で謝られたので、誘える雰囲気もなく一夜限りで終わった。その後も友人関係は続いているけれど。

しかし世の中には男でも抱いてくれる人は山程居る。特定されない程度に顔を出して写真も載せればそれだけで大量のDMがくる。

スライドして見ている中で、一人イケメンを発見した。DM内容も紳士的な印象を受けたので、今日はこの人に決めた。

「今日お願いします」とだけ送ると、すぐに返信がきた。

『返信ありがとうございます。僕は少しフェチがありまして、くすぐらせてほしいんですが大丈夫ですか?』と返ってきた。

くすぐりかぁ。問題ないけど、ちゃんとセックスまでしてくれるのかがだけが心配。

「くすぐり強いですがいいですか?最後までしてもらえるならOKです」

『はい、最後までします。よろしくお願いします。21時に◯◯駅でどうでしょうか』

「大丈夫です。宜しくお願いします」

DMでのやりとりを終えて、俺は準備を始めた。
身分を証明するものは全て家へ置き、家の鍵と少しお金が入った財布だけ持って集合場所へ向かった。


◇ ◆


「初めまして、宜しくお願いします」

待ち合わせ場所に来たのは、画像で見るよりイケメンの高身長の男性だった。物凄くタイプ。

「こちらこそ、宜しくお願いします」

ニコッと微笑むと、相手も爽やかな笑顔を返してくれた。

「ここ行ったところにホテルがあるんで、そこに行きたいんですがいいですか?俺が決めたところが不安なら好きなところ言ってね」

「あ、どこでもいいですよ~」

隣を歩きながら決めてもらったホテルへ行った。外観は少し高そうな印象だ。パネルを見ながら部屋を探していると、ここはどうです?と、ベッドに拘束具が付いている部屋を指差された。拘束はしたことないので刺激的で楽しそう。

「うん。そこにしましょ~」

俺は即答して部屋へ入って行った。

「そういえばDMでも伝えましたが、くすぐり強いと思うんです。それでも最後まで気持ち良くしてくれます?」

「もちろんです。俺も頑張るんで、くすぐったいってなっても続けていいですか?」

「いいですよ~期待に添えないと思いますけど」

「あと、キスも好きなんでしたいんですがいいかな」

「うん、もちろん」

近づいてくるイケメンの顔に見惚れながら、目を閉じると柔らかい感触。いい香りがする。きゅっと相手の服を掴んで強請るように深いキスに変換していく。イケメンのキスは上手くて、それだけで股間は反応していった。唇が離れると糸を引き、エッチなことをしている気にさせられて興奮した。

「何て呼べばいいかな」

「…ん、ルナって呼んで」

イケメンに気を許した俺は本名を告げた。本名を言う人は少ないので、逆に問題ないだろう。

「あなたは?」

「サキでいいよ」

「サキくん」

「なーに、ルナちゃん」

「…えーっと、俺男だけど知ってるかな?」

一応プロフィールには男と書いていたが、たまに写真だけ見て勘違いする人も居るので、念の為確認した。

「うん、知ってる。ちゃん付けは嫌?」

「ううん、勘違いしてたら悪いから伝えただけ」

「大丈夫だよ」

抱き締められながらキスされると、早く入れて欲しくて堪らなくなる。

「ね、縛ってみてもいい?」

「うん」

抱き締められたまま丁寧に服を脱がされた。自分で脱ぐより恥ずかしくて少し顔を背けると、クイッと顎を持たれて顔を向けさせられる。全ての服を脱ぎ終えると、腕を左右に大きく広げた状態でベッドに固定された。

「ルナちゃんは何処が一番気持ち良い?」

「奥を突かれる時が一番好き」

「わかった。じゃあたっぷり慣らしたあとに嫌って言うほど突いてあげるからね」

頬に手を添えられ、ニッコリと欲情した瞳で見つめられると、既にキュンキュンしてしまう。

「くすぐったいの平気って言ってたよね、何処触ってもいいかな?」

「いいよ。くすぐったい演技した方がいい?」 

「演技はダメ。もし声出ちゃったらさ、罰として俺が満足するまでくすぐっていい?」

「…声出なかったら?」

「ルナちゃんが満足するまで奥いじめてあげる」

「ふふ、いいよ」

サキくんは俺の上へ覆い被さると、ちゅっと音を立てながらキスをしてくれた。すぐに移動すると、フゥッと耳へ息を吹きかけられた。

「ん…」

耳はゾワゾワして気持ち良い。

「気持ち良い…」

「良かった」

ペロリと耳を舌でなぞられ、ゆっくりと首筋を指でくすぐられる。あぁ…気持ち良い…。フワフワした気持ち良さに蕩けていると、腋をこちょこちょとくすぐられた。

「ん…っ」

「くすぐったくない?」

「気持ち良い方が強いかな」

「そっか、もっとこちょこちょするね」

「…っん、」

いやらしく動く指に初めて不快感を覚えた。

「くすぐったくなっても逃げれないからね」

「…っ」

グッと腕を動かしても、拘束の所為でもちろん出来ない。

「こちょこちょ」

「…っつ、」

なんだか言葉の所為か気持ち良いより、気持ち悪いという不快感が大きくなる。これがくすぐったいという感覚なのか。

「ほら、閉じれないね」

「…ぁ、あのっ、言葉…やめてもらっていいですか」

「どうして?くすぐったくなっちゃった?」

「ちが…」

「じゃあいいでしょ。ほら、可愛い腋、たっぷりいじめてあげる」

「…~~っ」

ツンツンと突いたり、円を描くように動かされると腰がモゾモゾと動いてしまう。

「こっちもくすぐったいよ」

ツゥッと脇腹に指を這わさせると、小さく体が跳ねた。

「ここも弱い人多いけど、ルナちゃんも感じちゃうかな」

「ふ…っ、ぅ」

「声出てるのは気持ち良いから?」

「…そう、だよっ」

「そっか、ルナちゃんの閉じれない腋、両方こちょこちょしちゃおっかな」

ずっと耳元でそういう風に言われると、逃げれない状況に精神的に追い詰められていく。

「こちょこちょ」

「…ぅう、ッやめて…!」

「くすぐったくないんだよね?」

「なんか…っ変っ、嫌だっ!」

「じゃあ認める?」

「認め、ないっ、ただ気持ち悪いだけ!」

「そっかぁ」

止まらない指の動きにどんどん笑いが込み上げてきた。初めてくすぐったさを体験した。

「ぁ…っぁ、やめっ、ぁはは…っ」

「笑い声出てるよ?」

「ひゃっははは、やだっやだっ」

「可愛い」

こちょこちょと腋に置かれた指が動かされると、堪えきれなくなり笑ってしまう。

「くすぐったいのって精神面も大きいんだよ。逃げれない状況とかに置かれたらだんだんくすぐったくなっちゃうみたい」

「やめぇ…っぁははは!」

「声出ちゃったから俺が満足するまでやるよ」

「だってっ、こんなっ知らないっ!」

「こんな感覚、知らなかった?俺が初めてかな」

「サキくんが初めてぇ…っ」

「ほら、可愛い笑顔見せて」

「ひゃははははは!やめてーっ!」

ブンブン首を振って気を紛らわせるけど、もちろん何の意味もなかった。

「ふふ、可愛い。ちょっと休憩させてあげる」

サキくんは体を移動させると、先走りで濡れた自身にキスをした。

「ふぁ…」

待ち望んでいた快感に、俺は安堵にも近い気持ちになった。

「ぁ…気持ち良い…」

「今から泣いちゃうくらい奥いじめてもいい?」

「うん、いいよ」

「足大きく広げて?」

「うん…」

きっと俺の顔はトロトロになっているだろう。言われた通りに足を広げると、用意していたローションを手に取り、ゆっくりと入れてくれた。

「ルナちゃんは何処がいいかな」

「ん…もっと奥…」

「力抜いててね」

ゆっくりと挿入された指が、クイッと曲げられる。

「ふぁ!…ぁっ」

「ふふ、ここかな」

グイグイと押さえられると望んでいた快感。気持ち良すぎてこのまま昇天してもいいくらい。普段からヤり慣れているので指も数本簡単に受け入れる。それを確認すると指を引き抜き、サキくんは自身をあてがった。

「色んな人としてるの?」

「うん」

「これから俺だけにしなよ」

普段している人たちとは比べ物にならないくらい大きいソレはヤり慣れている俺でもキツく感じた。

「…っつ、ぅ…」

「痛い?ごめんね、慣らしたつもりだったんだけど」 

「おっきくてびっくりしただけ、ねぇ…っいっぱい奥突いてぇ…」

我慢出来なくなり快感で溢れた涙を溢すと、サキくんは生唾を飲んだ。

「いいよルナちゃん」

「ひぁっ!おっき…っぁぁああ!」

長さもあるからか、いつもは当たらない場所までガンガン刺激される。目がチカチカ光って仕方ない。いつもは相手に抱き付いて爪を立てたりしていたが、この無防備な状態だとダイレクトな刺激に感じてしまう。

「はっ、ぁっ、あああ、」

普段から声は出している方だが、今日はいつもと違って甲高い声が出てしまう。

「本当、淫乱さんだね」

「ぅあっ、ぁ…!気持ち良いっ、サキくんっ、」

突かれる度に涙が出た。こんなに気持ち良いのは初めてだ。本当に俺はとんだ淫乱なのかもしれない。

「イッ、イキたい…っ!前もっ、触ってぇ、」

「ダメだよ。俺のだけでイッて」

「ふぁぁ!無理だよっ、無理っ」

中イキの経験がないので今の状況は苦しくて堪らない。溢れ出る先走りが光る俺の自身は限界でパンパンに大きくなっていた。

「おねがっ、サキくん…!」

「だーめ。たくさん奥突いてっておねだりしたのはルナちゃんだよね?」

「ちがっ、ぁぁ、イキたいのっ!イケないからっ、お願い!!」

「んー?」

ニヤニヤした表情に段々と苛立ちを覚えるが、その間もガンガンと突かれると文句も言葉も出てこない。イキたい気持ちしかなくなってしまう。

「ぅうあっ、あ!あ!!」

「もっと泣いて善がって狂いなよ」

「イキたぃぃぃっ!!ぅぁあぁっ!」

自分でも初めて聞く声に驚いた。イケないのに快感がキツすぎる。イキたい、イキたい。

「ぅぅぅ、っうぇ、…」

ボロボロと本気で涙を流しても、サキくんは前を触る気はないみたいで。

「いじめていいって言ったのはルナちゃんだよ?責任持ちなよ」

挿入したままちゅっとキスされるが、もうそれどころではない。

「ねぇ、このまま腋こちょこちょしちゃおっか」

「やめっ、やめてぇぇぇ!」

「ほら、こちょこちょ」

「いやぁぁぁぁぁぁあ!!!」

動かす腰は止めないまま、両方の腋をくすぐられたらもう頭がおかしくなった。

「くすぐっ、ないでぇ!!いやぁぁあ!」

「ほーら、大好きな奥も突いてあげる」

「イカせて!!お願いっだめっ!!」

「イッちゃえばいいでしょ?」

「だっからぁっ、イケないっつってんだろ!!触れってば!!」

「あらあら。怖いなぁ、笑ってよ」

「ひゃぁあっ、やだっ!ぁははは!」

笑顔でこちょこちょと腋やお腹をくすぐられると、動ける範囲でジタバタと足を動かした。

「そんなに動いたら…こうなっちゃうよ?」

「…ッ!?ぅ、ア!」

腰を掴まれると、グッと更に奥まで挿入され、一瞬意識が飛びそうになる程の快感が襲った。

「もっ、抜いてぇ…っ!やめっ、」

「大好きな奥突いてあげてるのに」

「おねがっ、もぉ…無理です…!」

「俺もやめるなんて無理だよ」

グイッと俺の片足を持ち上げると、サキくんの肩に乗せられ、更に奥をつくように腰を動かされる。

「ひ…っぐぅ、ぅっ、ぅぅ!!」

いつもなら気持ち良いしか思わない奥への刺激は、辛すぎて仕方ない。早くイッて終わってほしい。

「たすっ、けてぇ…!許してっ、ごめ、なさっ」

「別に怒ってないよ?約束通り奥をいじめてあげてるの。あとは声も出ちゃったから俺の気が済むまでくすぐるだけ」

「ふぇ…っぅ、ええ…っ」

「ほーら、こちょこちょ」

「ひぁぁぁ…ぁ、ひはぁ…っ」

奥を激しく突かれ、くすぐられ続けたら人というものは簡単に精神がやられてしまう。俺の反応が薄くなってきた辺りで懇願して以来、初めて自身に触れられた。

「ぁ…ぁ…、」

もう声も少ししか出ないが、俺の自身は大量に欲を吐き出してサキくんの手を汚した。

「やりすぎちゃったかなぁ。経験値がある君なら俺についてこれると思ったんだけど、ごめんね?」

ぼんやりとした記憶の中、意識を失う前にサキくんがそう呟いていた気がする。


◇ ◆


「おはよ、ルナちゃん」

「……おはよ」

「どうだった?」

「…死ぬかと思った」

「はい水」

「サンキュー…」 

起きると体は綺麗にされていて、ちゃんとバスローブも着せてもらっていた。身体中が痛い中、ゴクゴクと差し出された水を飲んだ。

「もう会ってくれないよね?」

「……会ってもいいけど、イカせてほしい」

「何回でもイカせてあげる」

「いやちょっと待って。お前の場合まじでずっとイカせてきそうだな…」

「いじめるのは適度にするから、また会ってくれない?」

顔もタイプだし、相性も良かった。しつこささえなければ最高の相手。俺は悩んだ結果、また会うことを約束した。

「ねぇ、今って一人暮らし?」

「そーだけど」

「俺の家に住まない?」

「はぁ?」

「ルナちゃんの投稿ずっと見てたんだ。毎日誰かと会ってるよね。俺だったら満足させてあげれると思うけど」

「いや…お前とだとセックスしすぎて死ぬよ俺…」

「じゃあしない日も作ろう?心配なんだよね、ひどいことされないかとか」

「今日その本人にひどいことされたけどな」

「…だめかぁ」

確かにリスクが大きいのは百も承知だ。今までやばい人とも出会ってきた。この人が本当に安全な人か分からないけど。

「…週末だけ、から始めませんか」

「うんっ!!!嬉しい!」

そうして俺たちの謎の週末同棲生活が始まったのだった。  

end.
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