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好きなのに
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しおりを挟む「湊和くん…どうして…」
先程からの理解できない行動にとうとう義経は湊和にその理由を問うと湊和はうってかわり弱々しく義経の肩に額を押し当て泣いているようにも思えた。
「ごめん…」
謝りながら義経の手と肩を壁に押さえ込んだ湊和はそのまま、義経に抵抗すらさせない素早さで唇を重ねると、強引に唇を割り込み奥に逃げ込んでいた舌を絡めとるとくちゅと水音が零れた。義経は舌を絡められる度、湊和が角度を変えて唇を啄む度にまるで身体中に電流が走るように体から自由を奪われていく。義経の体はもはや力を入れようにも入らず、崩れ落ちそうになるのを湊和と後ろの壁に支えられやっと体勢を保っている状態だ。
「ごめん…どうしてもチカ君に渡したくない…」
「っ!!んんっ!!」
回らない頭で湊和が何を言ったのか理解する前に義経は再び唇を塞がれ、湊和の太股に熱を孕んだままの股間を刺激されると、その痛みを感じるほどの快楽に逃げようとしたものの湊和はそれを許してくれる訳もない。深くなる口付け、わざとらしく響かせる水音に義経の体はどんどんと熱を溜め続け自身の強度を増していく。
呼吸すらままならない義経は苦しさを訴えるとすぐに唇は離され、またすぐに塞がれてしまう。これを何度か繰り返している内に湊和の手が下着に侵入し義経自身を素早くしごき出すと堪えられる訳もなく嬌声も飲み込まれたまま義経は下着の中に勢いよく白濁を吐き出した。
「っ…はぁはぁはぁ…」
とうとう湊和の体に崩れ落ちた義経の体を支えながら、それでも湊和の手は義経の下着の中で動き続けそのまま固く閉じた後ろの蕾に指を突き立てると義経からは「ひぁ!!」と悲鳴に似た声が上がった。
「…ヨシの中に入りたい…」
お互いの体が密着したまま唇で義経の耳を刺激すると、吐精した余韻なのだろう小刻みに体を跳ねさせると湊和に縋りつく形になるが湊和は義経の体を壁に押し付け白い首筋に強く吸い付き情痕を残していく。
「ん…ぁ、ひっ!ゃだぁ…ぅう…んぅ…」
湊和が首筋に吸い付く度に義経の腰に電気が走り、意識とは無関係に腰が揺れてしまう。しかも、そちらに気を取られていると湊和の細い指が後腔の入口をほぐし奥へ侵入してこようとしているのだから義経は堪らず拒絶の意思を示すが、湊和の耳には届かないようで義経は震える手で湊和の肩を押し返した。
「…ヨシ…力抜いて…?」
「やっ、っう!!ゃだっ!やだぁ…」
必死の抵抗に湊和はようやく義経の首筋から唇を離すと、押し返した手を取られ力の入らない体は無理矢理反転させられ義経は壁に両手をつかされ立ちバックのように尻を突き出す格好となった。いくら性の知識に疎い義経でも今からなにをされるか想像ができ、それでも、湊和の体を慮り一瞬躊躇いつつ後ろ蹴りで湊和を牽制するが、後ろから覆い被さられるようにされて抵抗を封じられてしまう。恐怖や羞恥や失望など色んな感情が混ざり合いながら義経は鼓動と呼吸を早くしていく。
恐る恐る下腹部の方に視線を向けると、足の間から湊和自身が露になっていて、そそりたつソレがまるで自分を突き立てるナイフのように思えて義経の体はガタガタと音を立てる程震え出した。
「…これからなにされるか分かるんだ?」
余裕なく笑う湊和は獣の雄の顔をしていて、義経は力なく首を横に振ると後腔に湊和自身が宛がわれるのが分かった。
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