期限付きの猫

結城 鈴

文字の大きさ
7 / 30

7

しおりを挟む
 翌朝。月曜日。孝利はいつも通り十一時少し過ぎに起きてきたが、なんだか眠たそうだった。
「おはようございます。朝ごはん、どうしますか?」
「んー・・・。今日なに?」
「ゆで卵のサンドイッチです。」
「あ、食べる。」
トーストに飽きて、サンドイッチにしたのだが、良かったみたいだ。
「寝るの遅かったんですか?」
「んー・・・。男同士の、えっちなの見てた。」
「はぁ?」
思わず、変な声を出してしまう。それって、ゲイビってやつではなかろうか。
「なんでまた?」
「やり方勉強しようと思って。」
「・・・はぁ。」
それって参考になるのかな。あぁいうのって、慣れてる人が出てるんじゃ・・・。
思ったことは顔に出た様だった。
「処女狙いで見てみたんだけど、だんだん可哀そうになっちゃって。」
「・・・痛そう、とか?」
「うん。そう。」
やっぱ痛いのか。ここは、拒否するべきなのか、覚悟を決めるべきなのか・・・。
ビデオに出る人が、痛そうなんだから、よっぽどなんだろうな。孝利の、それなりのサイズだし。
唸っていると、孝利が笑った。
「してみたいけど・・・してみたいうちはやめとこうと思って。」
「なんでです?」
「入れたい、って思うまでは保留かなって。」
「よかった。今夜とか言われたらどうしようかと。」
「期限までは、まだ時間があるからね。お互いの気持ちがもう少し高まったら・・・。その時はしようか。やり方も、準備するものもわかったしね。お互い未経験だから、多分最初はうまくいかないよ。そのつもりでいて?」
積極的なのか、消極的なのか。孝利はそう言って苦笑した。
「可愛くて、抱きたい気持ちはあるんだ。タマの気持ちが追いついたら、その時はしよう。」
孝利は、自分の気持ちが、まだ「ちょっといいかも」くらいなのを見抜いていた。それで、待ってくれているのだ。キスはするのに。もっとすごいことも、されたけど。
気持ちいいことは好きなんだよなぁ・・・。
痛くてもいいって、思えるようになったらって、ことかな。
なるのかな・・・。
考えながら、サンドイッチを食べていたら、舌を噛んだ。
「っうー・・・。」
涙目になっていると、噛んだの?と聞かれる。口の中のものを飲み下してから、こく、と頷いた。
「変なこと言っちゃったからかな。ごめん。」
「いえ。変なこと考えてたのは自分なんで。」
答えると、孝利は嬉しそうに笑った。
「考えてくれてたの。・・・それって、嫌じゃないってこと?」
「考えること自体に嫌悪感はありませんよ。痛いの嫌だなぁくらいで。」
「驚いた。君、ゲイだったの?」
「孝利さんこそ。」
返すと、俺は違うかな、と首を傾げた。
「バイ、かな。ノーマルだと思ってたんだけど、君のこといいなって思う気持ちが止まらなくて。変なんだ。」
「僕は多分に絆されてる感じです。」
「あぁ。告白してくれた子を好きになってあげるタイプだ?」
されたの初めてなんで、これからですね。と目を伏せる。
「どうして下向いちゃうの?」
「っ・・・。恥ずかしいからです。」
朝から、なんて会話してるんだろう。きっと孝利は、朝方見た、男同士のいろんなものの記憶がまだ鮮明で、こんな流れになっているのだろうが、こちらはそうではない。
ため息をついていると、孝利が思い出したように言った。
「今日は、午後仕事で出るんだ。打ち合わせ。
このマンション、住人が使える施設がけっこうあるから、退屈しないと思うよ。ジムとか、大浴場とか、サウナとか。あと、図書室なんかも。暇になったら行っておいで。」
コンシェルジュに聞くといいよ、と食事を再開する。
「へぇー。さすがセレブマンション。」
呆れて、ため息をつく。
「夕ご飯どうします?」
「タマと一緒に食べたいな。遅くなりそうだったら連絡するよ。」
そう言うと、孝利は残りのサンドイッチを頬張った。

 今日は、おやつがない。とはいえ、おなかが減ったので、コンビニへ。シュークリームを買って、お茶にすることにした。念のため、二個買う。
出がけに交換した、電話番号とアドレス。今のところ、連絡はない。
食べたらパン屋に行こう。暇を持て余して、近所の美味しいパン屋をリサーチしておいたのだ。今日は風もなく、比較的暖かい。朝はそろそろ霜が降りる時期だが。
朝の散歩もいいな。朝、焼き立てのパンを買って、食卓に出したら喜ぶだろうか。
アンの世話や、掃除洗濯以外、頭を悩ませるのは食事のこと。
夜食はカップ麺を食べてしまう孝利のために、少しでもバランスよく作ってあげたい。基本は、実家と同じく、肉と魚のローテーションで、最低一汁三菜は心掛けたいところだ。孝利は普段何を食べていたのだろう。
いる、いないに関わらず、孝利のことばかり考えている。恋人なんだから大事な人なのだろうが、気持ちには温度差がある。それをお互いわかっていて・・・。
半年後・・・はどうなっているんだろう。もっと好きにさせられるなら、それが今でも同じこと、と思う。でも・・・。
好きになるきっかけは、特にない。
キスや、もっとすごいことは、経験させられてしまったけれど。
それで好きになるかどうかは、また別問題のように思う。
孝利は、態度であらわしてくれるけれど。
今はまだ、その態度が、『嫌じゃない』にとどまっている気がする。こんな中途半端な気持ちで、いいのだろうか。
でも、あの手でまた、気持ちよくしてほしい・・・。
あさましい。一度覚えた快感を、体は追いかけてしまう。指先を、目で追ってしまう。あの手で、導かれたことを、忘れたくても、忘れられない。それくらい、衝撃的だった。
「やばい。ちょっとムラムラしてきたかも・・・。」
エレベーターで独り言。
帰ったらしようかな。退屈だし。
勧められた、風呂やサウナも魅力的だったが、気持ちいいことはもっと魅力的だった。出かけている今がチャンスだ。いくら個室が与えられていても、鍵をかけているわけではない。
耽るには、絶好の機会だった。
してくれるんなら、待ってるんだけどな。
昨夜も、先に、といいながらしてくれなかったし。
というか、この場合の先、ってなんだろう?最終到達点がセックスだとしたら、お尻開発されちゃったりするのかな?
されずに犯されれば、苦痛は想像を絶するだろう。ならば、された方がいい。
「気持ちいいのかな?」
そういう動画、見てみようか。自分がそれでイケるのかどうか。視覚的に駄目なら、セックスで快感を得るのは難しい気がする。それとも、やっぱり他人の手で弄られると、気持ちいいものなのだろうか。
気持ちいいことには貪欲な自分に、少々呆れて、シュークリームを冷蔵庫に入れた。そのまま自室にこもる。
ベッドにコロンと横向きに寝転がり、ベルトを外し、さて、これからと思った時に、スマホが鳴った。しかもメールではなく、電話の着信だ。がっかりして通話にする。
『タマ?』
孝利だ。
「はい?なんでしょう。」
遅くなる・・・のかな?
『思ったより、早く帰れそう。何か買って帰るものある?』
「特には。何時頃になりますか?お風呂、すぐに入ります?」
『あぁ・・・。タイミングがちょっとわからないな。道が結構混んでて。沸かすの面倒だったら、大きいお風呂に二人で行こうか。』
苦手じゃなければ、と誘われる。いいですよ、と返すと、電話越しに笑った気配がした。
『うちのお風呂じゃないと、えっちなことはしてやれないけど、いい?』
それを今邪魔されたんだけど、とはさすがに言わないけれど。
「いいですよ。下着と部屋着用意してればいいですかね?」
『うん。じゃぁ帰るよ。一時間見ておいて。』
一時間か。できないことはないけど・・・。
「気を付けて帰ってくださいね。」
決まり文句を言うと、電話の向こうが一瞬固まった。
「どうかしました?」
『あぁ・・・うん。いや・・・いいね。こういうの。』
ありがとう、と通話は切れた。
できないことはないけど、気がそがれた。諦めて、夕食の支度をしに、キッチンへと向かった。
パントリーにカレーがあったはず。ほかの材料はあったから、確認して肉だけ買ってこよう。
チキンカレーがいいかな。
パントリーを見て、ソファーに投げてあったコートを羽織った。

 ヘルシーに、鶏むね肉のカレーを仕込んで、孝利の帰りを待っていた。電話が切れてから、一時間と十分。少し遅れている。なにかあったわけじゃないよな、とソワソワしだす。
待つのは、あまり得意な方ではない。特に、なにかトラウマがあったりするわけではないが、待っている相手が遅れていると、何も手につかなくなってしまう。気を紛らわそうかと、テレビをつけた。夕方のニュースの時間帯。いつも通り悪いニュースから始まって、グルメリポートへと移行してゆく。運転中なのだから、連絡はないだろうし・・・。あったら悪い連絡だろうし。ぼんやり、テレビを見て待っていると、しばらくして、玄関ドアが開く音がした。
「ただいま。ごめん、待たせたね。」
「お帰りなさい。何かあったのかと。」
見たところ、変わったところはない。ホッとしてため息をついた。
「単純に渋滞にはまってたのと、ガソリンスタンドに寄ったから。」
「あぁ。・・・でも、帰ってくる家ここですもんね。待ってればいずれは帰ってくるんですもんね。」
「嫌味だなぁ。」
「違いますよ。」
本音です、と苦笑する。
「お疲れ様です。お風呂行ってからご飯にしますか?」
「うん。外は冷えるね。」
家の中は温かい。どうやら、リビングだけ床暖房だ。どおりでアンが、ソファーから降りて、床に転がっているわけだ。
猫は温かい場所も、涼しい場所も知っている。
「じゃぁ、行こうかお風呂。」
支度してくるよ、と、孝利は寝室に消えていった。
待っていると、ビニールバッグに着替えを入れた孝利が戻ってくる。
「あと、バスタオルと、フェイスタオルね。」
「用意してます。」
孝利は、軽くおっけーと言うと、バッグを持って玄関へと向かった。場所がわからないので、黙ってついていく。なんでも、二階が図書室や談話室。三階が、ジムやサウナ、風呂のスペースらしい。ジムにはあまり興味がないが、サウナは少し好きだ。長居はできないけれど。
広めの脱衣所で着替えるが、他に人はいない。裸になって、タオルで股間を隠しながら、引き戸を開けると、浴室にも誰もいなかった。
「うわ、広い。」
「でしょ。まぁでも、家の風呂がだいたいあんな感じで広めだから、お客さんが来たときとかしか使われないよね。普段からこんなだよ。」
「へぇー。もったいない。こういうのも、家賃に含まれているわけでしょう?」
「うん。まぁね。」
いったいいくらの賃料なのか。気になるけれど、怖くて聞けなかった。
洗い場で、備え付けのボディーソープやシャンプーを使い、体を洗う。その隣で、やはり体を洗う孝利。バランスのとれたいい身体。つい横目でチラチラと見てしまっていた。
カッコイイんだよなぁ。顔立ちは、どちらかと言うとインテリ系。眼鏡をかけるともっとそんな感じ。コンタクトの時は、少しだけ親しみやすい感じになる。悪く言えば、すこし冷たそうな感じもする。付き合ってみると、意外と砕けた印象に変わるのだが・・・もしかしたらそれは、自分に向けている態度だからかもしれない。他の人にはどうなんだろう?
「終わった?先に湯船に入ってるね。」
泡をシャワーで流して追いかける。孝利は、湯船に長々と伸びて、体を休めていた。その横に、とぷんと音を立てて、足を入れる。
「湯加減丁度いい。」
「うん。温泉だったら最高だけど、ただの水道水だよ。」
「そういうことは言わなくていいです。」
孝利は、笑って一段高くなっているところに座った。
「温まるねぇ。ねぇ、俺がいない間何していた?」
「いつも通りですよ。おやつを買いに行って、孝利さんの電話受けて、鶏肉買いに行って、あ、今夜はチキンカレーです。」
報告すると、うん、いい匂いしてた、と孝利は嬉しそうだ。
「いつも、っていうほどまだ日数経ってないね。でも、慣れてきた?それとも、疲れが出るころかな?」
気遣われて、しかし疲れてもないなと思う。
「夜、しっかり寝かせてもらえてますし、元気ですよ。」
「よかった。これからしばらく、俺は夜いない日が増えるから、寝ててもらえると安心できるよ。」
「お仕事ですか?」
「クリスマス商戦が始まるから。」
なるほど。ウインドウの照明いじったりするのかな。
大変な仕事だ。
孝利の指先一つで、売り上げが変わってくるのだろう。
「それって、一晩何件やるんですか?」
「店舗の中もやらせてもらえると、件数数えきれないな。」
ショッピングモールの中なんかに入ったら、もう大変。と肩をすくめる。
「その他に、自分の仕事もするんですもんね。」
「ステンドグラスはしばらくお休み。アトリエに行ってる暇がったら、寝ていたい。」
なるほど。確かにこの時期にはハウスキーパーが必要だ。
主に食事係として。
「頑張ってご飯作りますね。」
小さくガッツポーズを作ると、よろしく、と返された。

 夕食を食べ終えて、冷蔵庫からシュークリームを出し、ケーキ皿にのせる。デザートがあることを伝えると、孝利は嬉しそうだった。もともと甘いものが好きなのだろう。
「はいどうぞ。」
テーブルにシュークリームと紅茶。今日はおやつがなかったからか、孝利はシューにかぶりつくと、美味しそうにクリームを舐めた。
「これ、下のコンビニのやつだ?」
「よくわかりますね。」
ケーキ屋にもシュークリームは売っているのに。
「好きで、よく買うんだよ。ケーキ屋のもカスタードが美味しいよ。でも、生クリームと一緒に入ってるのが美味しい。」
はむはむとクリームをこぼさないように器用に食べている。そんな様子を見ながら、紅茶を一口した。香り高いセイロンだ。自分の方には、ミルクを入れていた。これで温度がちょうどいいのだから・・・。
「孝利さん、紅茶熱いかも!気を付けてくださいね。」
慌てて注意を促す。孝利は、カップに触れて、ほんとだ、と呟いた。
「牛乳か、氷入れますか?」
「いや。いいよ。冷めるの待ってるから。」
そうか、と、立ち上がりかけた椅子に戻る。孝利が、ゆっくり楽しんで、と笑った。ソワソワしすぎかも。
「何か期待してるの?」
案の定孝利に首を傾げられてしまう。
「期待というか・・・。」
「今キスしたら、甘いね。」
ごく、と喉が鳴るのを意識した。孝利が、指についたクリームを、わざとゆっくり舐めとる。
「あぁ。舐めてあげたいな。」
「なっ?何を・・・?」
「可愛い乳首とか、ピンク色のペニスとか。」
かーっと顔に血が上る。股間も、じんわりと熱くなる。トクトクとそこが反応した。
「どう?この後、俺の部屋に来る?」
昼間、やり損ねたそこは、欲求不満を蓄えていた。
されてみたい・・・。
体は正直で、もう半立ちになっていた。
「いいの?」
「俺が誘ってるんじゃない。」
舐めるだけで、終わってくれるのかな。舐めろ、って言われるのかな。できるかな・・・。
「何を考えてるの?」
「僕にも、してって言うのかなって。」
孝利は、あぁ、と頷くと。口元を見つめてきた。
「八重歯可愛い。歯を当てないで、咥えられる?」
「わかんないです。孝利さんの大きいし、舐めるのはできても、咥えられるかな・・・。」
うーんと唸っていると、孝利が吹き出した。
「何を真面目に。タマのことは、俺が勝手に好きになったんだから、まだそこまで要求しないよ?できるできないは、愛情があるかないかで決めてほしいし。」
愛情・・・か。孝利は優しいけど、孝利のペニスに愛情を向けられるかは別の話だった。だって、ゆくゆくは、中に入るかもしれない凶器なんだから。
「セックスって・・・痛そうなんですよね?」
「うん。でも、ちゃんと拡張?してやれば初めてでも結構イイみたいだよ。いくつかおもちゃでも買おうか。指でするのがベストみたいだけど・・・どうしたい?」
「あの・・・それって、僕が一方的にされる分には、愛情っていらないんですか?」
おもちゃとか言い出した孝利が怖くなって、尋ねてみる。
「そこは、信頼関係かな。俺は絶対君に痛みを与えないし、怪我もさせないよ。約束する。拡張までは、そうだけど、セックスするとなったら、愛情は欲しいな。たぶん。苦しいとは思うから、それを受け入れても俺と愛し合いたいっていう気持ちがないと、君が泣くことになる。そういうのは嫌かな。」
体から入る場合もあるかもしれないけどね、と言って、少しぬるくなった紅茶で口を湿らせると、孝利ははっきりとこう言った。
「俺は君に愛情がある。」
だから、舐めるのも咥えるのも、たぶん飲むのもできるよ、と。

 あんな風に言われて、落ちない女の子いるのかな・・・。
なんで僕、男なんだろう。女の子だったら自然なのに。孝利は、たぶんバイだと言っていた。僕が女の子でも、恋してくれたかな・・・。
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】

星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。 だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。 しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。 王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。 そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。 地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。 ⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。

貴族軍人と聖夜の再会~ただ君の幸せだけを~

倉くらの
BL
「こんな姿であの人に会えるわけがない…」 大陸を2つに分けた戦争は終結した。 終戦間際に重症を負った軍人のルーカスは心から慕う上官のスノービル少佐と離れ離れになり、帝都の片隅で路上生活を送ることになる。 一方、少佐は屋敷の者の策略によってルーカスが死んだと知らされて…。 互いを思う2人が戦勝パレードが開催された聖夜祭の日に再会を果たす。 純愛のお話です。 主人公は顔の右半分に火傷を負っていて、右手が無いという状態です。 全3話完結。

《完結》僕が天使になるまで

MITARASI_
BL
命が尽きると知った遥は、恋人・翔太には秘密を抱えたまま「別れ」を選ぶ。 それは翔太の未来を守るため――。 料理のレシピ、小さなメモ、親友に託した願い。 遥が残した“天使の贈り物”の数々は、翔太の心を深く揺さぶり、やがて彼を未来へと導いていく。 涙と希望が交差する、切なくも温かい愛の物語。

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

病弱の花

雨水林檎
BL
痩せた身体の病弱な青年遠野空音は資産家の男、藤篠清月に望まれて単身東京に向かうことになる。清月は彼をぜひ跡継ぎにしたいのだと言う。明らかに怪しい話に乗ったのは空音が引き取られた遠縁の家に住んでいたからだった。できそこないとも言えるほど、寝込んでばかりいる空音を彼らは厄介払いしたのだ。そして空音は清月の家で同居生活を始めることになる。そんな空音の願いは一つ、誰よりも痩せていることだった。誰もが眉をひそめるようなそんな願いを、清月は何故か肯定する……。

[BL]憧れだった初恋相手と偶然再会したら、速攻で抱かれてしまった

ざびえる
BL
エリートリーマン×平凡リーマン モデル事務所で メンズモデルのマネージャーをしている牧野 亮(まきの りょう) 25才 中学時代の初恋相手 高瀬 優璃 (たかせ ゆうり)が 突然現れ、再会した初日に強引に抱かれてしまう。 昔、優璃に嫌われていたとばかり思っていた亮は優璃の本当の気持ちに気付いていき… 夏にピッタリな青春ラブストーリー💕

俺の婚約者は小さな王子さま?!

大和 柊霞
BL
「私の婚約者になってくれますか?」 そう言い放ったのはこの国の王子さま?! パミュロン王国で次期国王候補の第1王子アルミスから婚約を求められたのは、公爵家三男のカイルア。公爵家でありながら、長男のように頭脳明晰でもなければ次男のように多才でもないカイルアは自由気ままに生きてかれこれ22年。 今の暮らしは性に合っているし、何不自由ない!人生は穏やかに過ごすべきだ!と思っていたのに、まさか10歳の王子に婚約を申し込まれてしまったのだ。 「年の差12歳なんてありえない!」 初めはそんな事を考えていたカイルアだったがアルミス王子と過ごすうちに少しづつ考えが変わっていき……。 ※不定期更新です

君に望むは僕の弔辞

爺誤
BL
僕は生まれつき身体が弱かった。父の期待に応えられなかった僕は屋敷のなかで打ち捨てられて、早く死んでしまいたいばかりだった。姉の成人で賑わう屋敷のなか、鍵のかけられた部屋で悲しみに押しつぶされかけた僕は、迷い込んだ客人に外に出してもらった。そこで自分の可能性を知り、希望を抱いた……。 全9話 匂わせBL(エ◻︎なし)。死ネタ注意 表紙はあいえだ様!! 小説家になろうにも投稿

処理中です...