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夕食を食べると、一休みして孝利は出勤していった。
また、一人の時間。
もちろん、風邪をひいて出勤していった孝利のことは心配だ。
心配だし、一人はなんだか不安で。でも、寝ておかないと、帰ってきた孝利の看病に差し支えるし、寝ておいた方がいいのは確か。アンが、人と一緒に寝るタイプの猫だったら良かったのに、リビングの床暖房に、専用のラグを敷いてもらい、今はそこを寝床にしている。快適そうだし、ケージで育ったアンは、人と一緒に寝る喜びを知らない。
知らない方が幸せなことってあるよな・・・。
一度だけ、孝利の部屋で寝かせてもらい、痛感する。
隣に人がいる安心感を覚えたら、一人の時間が苦痛なだけだ。
仕事をしている孝利にはわからないことだろうが・・・。
淋しいな・・・。
そうだ。お風呂でも入りに行こうか。大浴場はいつでも入れるって言っていた。少しは気もまぎれるだろう。そうしたら、あとはテレビでも見て、眠くなったら寝よう。
いそいそと支度をする。アンが、どこか行くの?とやってきたから、お風呂だよ、と頭を撫でてやった。孝利のビニールバッグを借りて、着替えやタオルを入れる。カードキーを持って、表に出た。廊下は冷え込んでいる。改めて、家の中の温かさを実感する。エレベーターが来たので乗り込むと、風呂までは誰にも会わなかった。着衣を脱いで、ロッカーに入れる。脱衣所は軽く暖房が入っていた。カラカラと引き戸を開けると、先客がいた。ぺこ、と頭を下げて、洗い場に向かう。すると、湯船にいた人がこちらにやってきた。
「あ、やっぱり環君だ。湯気で見えなかったから出てきちゃったよ。」
なんと、三度目の佐川だった。
「あ、佐川さん。すみません。僕も見えなかったから。」
「君、華奢だねー。なるほど。」
なるほど?
不思議そうな顔をしたのだと思う。すると、佐川は、あの人こういう趣味なのか、と呟いた。あの人、とは孝利のことだろう。そういえば、窓越しに見ていた、と孝利は言っていた気がする。かわいい子、って、本当に自分のことだったのだろうか。他に女の子がいたんだから・・・。なんて、まだ、気持ちを疑ってしまう。
孝利は、咥えて、飲んでくれたのに。
そんなこと、好きじゃなかったらしないだろう。少なくとも、自分にはできない。
「どうしたの?」
「へっ?あ・・・。」
佐川の存在を忘れて、物思いにふけっていた。
「佐川さんはパートナーは?」
「あぁ。ちょっと飲みに行った先で、飲みながら話してバイバイの関係が多いです。・・・別に振られてるわけじゃなくて、その程度の付き合いで満足なんだ。
でも、君かわいいね。」
な?!
思わず口をパクパクしてしまう。
「手を出したりはしないけど、そうだな・・・どちらかと言うと、北倉さんの方が趣味合いそう。って思ってた。」
「えっ?あ・・・そっち?」
「もうすぐ、イルミネーションの飾りつけあるでしょう?あれに、毎年参加してるの。もちろん、北倉さん目当てにね。でもあの人、すごくドライで・・・指示出し以外はあんまり話とかしてくれなくて。」
それは、仕事だと思っているからでは?
うちではどちらかと言うと饒舌。
「ちょっと、妬けちゃうな。」
佐川はそう言うと、湯船の方に戻っていった。
体を洗い終えて、湯船へと向かう。佐川は、裸を隠しもしないで、湯船に悠々と浸かっていた。孝利と比べても、見劣りしないような逞しい体つき。
「北倉さん、タチだったんだねぇ。」
「タチ?」
聞き返すと、くすくす笑われた。
「タチとネコ。知らない?」
頷いて見せる。
「突っ込む方がタチで、突っ込まれる方がネコ。」
ずいぶんな言い方だが。ということは、自分がネコ。
もう、指は入れられたし。
ライバル登場かと思ったけど、勝負にならないや、と佐川がお湯で顔を拭った。
「昼間も言ったけど、暇してるなら話し相手になるよ。あと、困ったこととか、悩みごととか。」
「悩みごと、ですか?」
「性の。初めてなんでしょう?」
バージンいいなぁ。と佐川が天井を仰ぐ。
「初めて同士だから、きっとうまくいかないって、北倉さん言ってましたけど。」
「えっ?そうなの?」
「男は初めてだって。」
「じゃぁなおさらだね。もう痛いこととかされた?」
「それは絶対しないって。」
約束してくれた。でも、浣腸はちょっと、すごく痛かったなぁ、と思い出す。
「あ、なんか嫌なこと思い出したでしょう?」
「・・・浣腸とかって、絶対した方がいいですよね?」
思い切って聞いてみる。
「あー・・・そうだね。そういうこと、もうしてるんだ?」
「ちょっとだけ。お腹痛くなって嫌だなぁって。」
「それはちょっとしかたないなぁ。」
やっぱりそうなのか。しかたないなら、しかたないけど・・・。
ほぼ初対面の人と、なんて話をしてるんだろうか。
でも、この佐川という人、話しやすい。聞き上手なんだろうな。だからこそ、ちょっと話して満足できるのだろうけど。
お酒飲みながらだったら、もっとすごいこと話してしまいそう。
「俺は出るけど、君どうする?来たばっかりだもんね。もう少し浸かってく?それも、談話室でなにか飲みながら話でもする?」
少し考えたが、今日は断ることにした。孝利が、具合悪いのに無理して働いているのだ。自分だけ遊んでるのは悪いと感じる。
「そうなの。北倉さん風邪なんだ?」
わけを話すと、佐川は納得してくれた。
「あれ、でもあの人喘息あったよね?猫なんて飼って大丈夫なの?」
「あっ!そうだ・・・そうですよね。掃除はしてるし、空気清浄機もあるけど・・・。」
アンがいるからと言って、発作らしい発作はない。けれど、良くないに決まってる。
合わなかったから、って、返すことはまだできる・・・。
毛足の長い猫だし・・・。
でも、アンのいない夜は、きっともっと淋しい。
そんな理由で、孝利の健康を害するわけにはいかないだろうけれど。とはいえ、アンは孝利が買った猫だ。本人の意向を聞いてみないことには、始まらない。
「チャレンジャーだなぁ。・・・というより、そこまでして君が欲しかったんだろうね。」
かぁっと顔が熱くなる。
「かぁわいい。なるほどねぇ。君みたいな子を泣かしてみたりしたいのかもね。
さて、湯冷めしないうちに帰ろうか。」
佐川は、話しを切り上げてくれた。
帰りのエレベーター。
佐川が七階で、じゃぁ、と降りていく。なんだか不思議な一日だった。日に三度も同じ人と会うなんて。この広いマンションで!でも、悪い人じゃなさそうだった。手は出さないって言ってくれたし、孝利とも面識はあるようだったし。帰ってきて、具合よさそうだったら早めに話そう。秘密は、持ちたくない。友達を作ったらだめだとか、言われたわけじゃないけれど、なんとなく、佐川は友達とは別枠の人種な気がした。
でも、と思う。サウナとか、ジムとか、図書室とか、知り合いができそうな場所じゃないか?そんなところを勧めておいて、いざ友達(?)ができたら、四の五の言ったりする、だろうか。
相手にもよる・・・か。
なんとなく、孝利と佐川は相性が悪そうな予感がするのだ。佐川の方は、かなり好意的に見ていたようだったが。お仲間だと思っていたのだから、さもありなん。
今年のイルミネーションの飾りつけにも参加するんだろうなぁ。他にはどんな人が来るんだろう。
少し楽しみな気分になって、家へと帰った。
その晩、アンと疲れるまで遊んでやり、あとは、テレビを見たり、ネットを見たりして過ごした。十二時。あと七時間ほどで、孝利は帰ってくるだろう。風邪が悪化していないといいが。風邪を治す薬はない。対症療法のみだ。喘息が出てなければいいのだが・・・。
眠くなり、うと・・・と枕を抱きしめる。この家は、居心地がいい。自分にとっても、アンにとっても。孝利は、急に住人が増えて、大丈夫なのだろうか。疲れが出てないか聞かれたが、もしかして、孝利の方が疲れていたのかもしれない。だから風邪なんて・・・。
空調を切った深夜帯に仕事をすることが多いはずだ。慣れてるはずなのに。
浮かれてたなぁ。もっとちゃんと、ハウスキーパーとしてケアしてあげなきゃいけなかったんだ。
喘息は、知らなかったから仕方ないけれど。
明日から、掃除機は朝晩二回だな。空気清浄機も、増やすように提案してみよう。今は、リビングと、寝室に一台ずつあるが、猫の毛に特化したものもあったはず。二人と一匹で長くやっていくためには必要なものだ。
あとあと、一人と一匹になった時には、もっと必要なもの。
なんで、アイボとかにしておいてくれなかったんだろう・・・。
そんなことを考えているうちに、眠りに落ちた。
また、一人の時間。
もちろん、風邪をひいて出勤していった孝利のことは心配だ。
心配だし、一人はなんだか不安で。でも、寝ておかないと、帰ってきた孝利の看病に差し支えるし、寝ておいた方がいいのは確か。アンが、人と一緒に寝るタイプの猫だったら良かったのに、リビングの床暖房に、専用のラグを敷いてもらい、今はそこを寝床にしている。快適そうだし、ケージで育ったアンは、人と一緒に寝る喜びを知らない。
知らない方が幸せなことってあるよな・・・。
一度だけ、孝利の部屋で寝かせてもらい、痛感する。
隣に人がいる安心感を覚えたら、一人の時間が苦痛なだけだ。
仕事をしている孝利にはわからないことだろうが・・・。
淋しいな・・・。
そうだ。お風呂でも入りに行こうか。大浴場はいつでも入れるって言っていた。少しは気もまぎれるだろう。そうしたら、あとはテレビでも見て、眠くなったら寝よう。
いそいそと支度をする。アンが、どこか行くの?とやってきたから、お風呂だよ、と頭を撫でてやった。孝利のビニールバッグを借りて、着替えやタオルを入れる。カードキーを持って、表に出た。廊下は冷え込んでいる。改めて、家の中の温かさを実感する。エレベーターが来たので乗り込むと、風呂までは誰にも会わなかった。着衣を脱いで、ロッカーに入れる。脱衣所は軽く暖房が入っていた。カラカラと引き戸を開けると、先客がいた。ぺこ、と頭を下げて、洗い場に向かう。すると、湯船にいた人がこちらにやってきた。
「あ、やっぱり環君だ。湯気で見えなかったから出てきちゃったよ。」
なんと、三度目の佐川だった。
「あ、佐川さん。すみません。僕も見えなかったから。」
「君、華奢だねー。なるほど。」
なるほど?
不思議そうな顔をしたのだと思う。すると、佐川は、あの人こういう趣味なのか、と呟いた。あの人、とは孝利のことだろう。そういえば、窓越しに見ていた、と孝利は言っていた気がする。かわいい子、って、本当に自分のことだったのだろうか。他に女の子がいたんだから・・・。なんて、まだ、気持ちを疑ってしまう。
孝利は、咥えて、飲んでくれたのに。
そんなこと、好きじゃなかったらしないだろう。少なくとも、自分にはできない。
「どうしたの?」
「へっ?あ・・・。」
佐川の存在を忘れて、物思いにふけっていた。
「佐川さんはパートナーは?」
「あぁ。ちょっと飲みに行った先で、飲みながら話してバイバイの関係が多いです。・・・別に振られてるわけじゃなくて、その程度の付き合いで満足なんだ。
でも、君かわいいね。」
な?!
思わず口をパクパクしてしまう。
「手を出したりはしないけど、そうだな・・・どちらかと言うと、北倉さんの方が趣味合いそう。って思ってた。」
「えっ?あ・・・そっち?」
「もうすぐ、イルミネーションの飾りつけあるでしょう?あれに、毎年参加してるの。もちろん、北倉さん目当てにね。でもあの人、すごくドライで・・・指示出し以外はあんまり話とかしてくれなくて。」
それは、仕事だと思っているからでは?
うちではどちらかと言うと饒舌。
「ちょっと、妬けちゃうな。」
佐川はそう言うと、湯船の方に戻っていった。
体を洗い終えて、湯船へと向かう。佐川は、裸を隠しもしないで、湯船に悠々と浸かっていた。孝利と比べても、見劣りしないような逞しい体つき。
「北倉さん、タチだったんだねぇ。」
「タチ?」
聞き返すと、くすくす笑われた。
「タチとネコ。知らない?」
頷いて見せる。
「突っ込む方がタチで、突っ込まれる方がネコ。」
ずいぶんな言い方だが。ということは、自分がネコ。
もう、指は入れられたし。
ライバル登場かと思ったけど、勝負にならないや、と佐川がお湯で顔を拭った。
「昼間も言ったけど、暇してるなら話し相手になるよ。あと、困ったこととか、悩みごととか。」
「悩みごと、ですか?」
「性の。初めてなんでしょう?」
バージンいいなぁ。と佐川が天井を仰ぐ。
「初めて同士だから、きっとうまくいかないって、北倉さん言ってましたけど。」
「えっ?そうなの?」
「男は初めてだって。」
「じゃぁなおさらだね。もう痛いこととかされた?」
「それは絶対しないって。」
約束してくれた。でも、浣腸はちょっと、すごく痛かったなぁ、と思い出す。
「あ、なんか嫌なこと思い出したでしょう?」
「・・・浣腸とかって、絶対した方がいいですよね?」
思い切って聞いてみる。
「あー・・・そうだね。そういうこと、もうしてるんだ?」
「ちょっとだけ。お腹痛くなって嫌だなぁって。」
「それはちょっとしかたないなぁ。」
やっぱりそうなのか。しかたないなら、しかたないけど・・・。
ほぼ初対面の人と、なんて話をしてるんだろうか。
でも、この佐川という人、話しやすい。聞き上手なんだろうな。だからこそ、ちょっと話して満足できるのだろうけど。
お酒飲みながらだったら、もっとすごいこと話してしまいそう。
「俺は出るけど、君どうする?来たばっかりだもんね。もう少し浸かってく?それも、談話室でなにか飲みながら話でもする?」
少し考えたが、今日は断ることにした。孝利が、具合悪いのに無理して働いているのだ。自分だけ遊んでるのは悪いと感じる。
「そうなの。北倉さん風邪なんだ?」
わけを話すと、佐川は納得してくれた。
「あれ、でもあの人喘息あったよね?猫なんて飼って大丈夫なの?」
「あっ!そうだ・・・そうですよね。掃除はしてるし、空気清浄機もあるけど・・・。」
アンがいるからと言って、発作らしい発作はない。けれど、良くないに決まってる。
合わなかったから、って、返すことはまだできる・・・。
毛足の長い猫だし・・・。
でも、アンのいない夜は、きっともっと淋しい。
そんな理由で、孝利の健康を害するわけにはいかないだろうけれど。とはいえ、アンは孝利が買った猫だ。本人の意向を聞いてみないことには、始まらない。
「チャレンジャーだなぁ。・・・というより、そこまでして君が欲しかったんだろうね。」
かぁっと顔が熱くなる。
「かぁわいい。なるほどねぇ。君みたいな子を泣かしてみたりしたいのかもね。
さて、湯冷めしないうちに帰ろうか。」
佐川は、話しを切り上げてくれた。
帰りのエレベーター。
佐川が七階で、じゃぁ、と降りていく。なんだか不思議な一日だった。日に三度も同じ人と会うなんて。この広いマンションで!でも、悪い人じゃなさそうだった。手は出さないって言ってくれたし、孝利とも面識はあるようだったし。帰ってきて、具合よさそうだったら早めに話そう。秘密は、持ちたくない。友達を作ったらだめだとか、言われたわけじゃないけれど、なんとなく、佐川は友達とは別枠の人種な気がした。
でも、と思う。サウナとか、ジムとか、図書室とか、知り合いができそうな場所じゃないか?そんなところを勧めておいて、いざ友達(?)ができたら、四の五の言ったりする、だろうか。
相手にもよる・・・か。
なんとなく、孝利と佐川は相性が悪そうな予感がするのだ。佐川の方は、かなり好意的に見ていたようだったが。お仲間だと思っていたのだから、さもありなん。
今年のイルミネーションの飾りつけにも参加するんだろうなぁ。他にはどんな人が来るんだろう。
少し楽しみな気分になって、家へと帰った。
その晩、アンと疲れるまで遊んでやり、あとは、テレビを見たり、ネットを見たりして過ごした。十二時。あと七時間ほどで、孝利は帰ってくるだろう。風邪が悪化していないといいが。風邪を治す薬はない。対症療法のみだ。喘息が出てなければいいのだが・・・。
眠くなり、うと・・・と枕を抱きしめる。この家は、居心地がいい。自分にとっても、アンにとっても。孝利は、急に住人が増えて、大丈夫なのだろうか。疲れが出てないか聞かれたが、もしかして、孝利の方が疲れていたのかもしれない。だから風邪なんて・・・。
空調を切った深夜帯に仕事をすることが多いはずだ。慣れてるはずなのに。
浮かれてたなぁ。もっとちゃんと、ハウスキーパーとしてケアしてあげなきゃいけなかったんだ。
喘息は、知らなかったから仕方ないけれど。
明日から、掃除機は朝晩二回だな。空気清浄機も、増やすように提案してみよう。今は、リビングと、寝室に一台ずつあるが、猫の毛に特化したものもあったはず。二人と一匹で長くやっていくためには必要なものだ。
あとあと、一人と一匹になった時には、もっと必要なもの。
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そんなことを考えているうちに、眠りに落ちた。
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