夢で会ったインキュバスが忘れられないんだが

Sui

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夢の中で

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 予想通りの後孔に見惚れながら中指の腹をゆっくり撫で、力を入れて挿れようとすると、インキュバスからストップをかけられた。

「——コレを使ってくれよ」

 粘液みのある透明な液体が入っているボトル──潤滑剤が突然現れ、手渡された。夢っていうのは本当便利だな。

「インキュバスだとココは濡れないんだよ。サキュバスは愛液ってやつが出るんだがな」
「ふうん。人間と同じなんだな」

 ボトルの蓋を口で開け、後孔を目掛け垂らした。

「んっ……つめた……」

 後孔がキュキュと窄まり、まるで液体を飲んでるかのようだった。そっと襞を指で丸く塗りたくりながらゆっくりと挿れ、浅く抜き差しする。
 待ってましたとばかりにインキュバスの腰が揺れ、抜き差しと共に動いていた。

「はっ…、あっ、どうだ? 俺のナカは最高……だろ?」

 インキュバスが自分の手で尻たぶを広げ、抜き差ししたことで色付いてきた後孔をより見せようとする。

「……インキュバスというものは恥じらいがないんだな」
「ご所望なら恥じらってやるぜ?」
「今更だな」

 指をより深く抜き差しを何度か繰り返し、オトコの弱い部分——前立腺部分も強く擦ってやった。

「んっ、はっ、あんっ、あっ」

 喘ぎ声が増え、しゃべる余裕がなくなってきているのが分かる。指の本数を増やし、空いた手には乳首を触れようと胸をさすっていく。無駄がない筋肉に程良い弾力で手に吸い付く感じがする。
 途中でプクリと勃っているのを手で感じ取り、摘んだ。

「んん…っ」

 明らかに乳首で感じているのを察し、コリコリと転がしたり強く擦ったりといじり続けた。

「んっ、乳首ばっか…、は…っ」
「あぁ、悪い。ここが可愛くて夢中になってた」

 謝りながらも乳首をいじるのは止めない。指でいじるだけじゃ飽きたらず、いじってないほうの乳首にも舐めてやった。
 快感で震えているのを舌で感じ、気分が高揚する。

「早く……挿れてくれよ……! あんたさっき挿れたいって言ってただろうが……っ!」

 本当に早く挿れてほしいらしく、先ほどから後孔が俺の指を何度も締め付ける。
 確かに挿れたかったのだが、今はとにかく乳首をいじりたくてインキュバスの懇願は無視した。

「もう少し可愛い乳首を味わせてくれ」
「あっ、はっ、はぁっ」

 自分でもビックリするぐらい飽きずに舐めて吸って噛み、片方には指で弾いたり撫でたりした。乳首の周りには鬱血に歯形、そして唾液で濡れており、呼吸を整えるために上下している胸がたまらなく淫靡だった。
 乳首ばかりで、なおざりにしてしまった後孔を潤滑剤で滑りを足し、抜き差しを再開するとさすがインキュバスだけあって、もっと欲しいとばかりにクパクパしていた。要望に応えるために思いきり責め立てる。
 だんだんと後孔そして股間は潤滑剤と先走りでしとどに濡れていた。

「ひあんっ、あっ、ああんっ」
「なぁ、挿れる時はナマでも大丈夫なのか?」
「インキュバスなんだぜ…っ、ナマでなきゃ…あっ」

 感じながらもニヤリと笑う顔に、俺も同じようにお返しする。

「そりゃ極上なおもてなしだな」

 三本挿れていた指をすぐ抜き、俺自身が挿れやすいように足を広げて挿入すると、思ったよりスムーズで濡れた音まで聞こえてきた。

「ん…っ、あっ! おっき……ぃっ!」

 後孔を使うのは何故か慣れているようなので、遠慮なく激しく抽挿してやった。
 突き上げるたびに尻とぶつかる音がより興奮させる。程良い柔らかい尻が波打ってるのが見えるのがたまらない。

「ひあっ、ああっ、あんっ」
「さすがインキュバス。ココがキュウキュウ締め付けてやがる。お前最高だ……」
「あっ、ちょっ、まっ、ひああっ」
「激しいのが好みだろう? せっかくだから俺の形覚えておけよっ」
「覚えっ、ねぇ、よっ、いんきゅ、ば、すなんだぞっ、あっ」
「なら覚えてもらうまで俺はイかない」
「なんっ、で! …っああ——っ」

 突き上げながらインキュバスの陰茎をしごいてやるとすぐイッてしまったようだ。インキュバスの精液は一体どんな味がするのか気になり、鈴口からとぷとぷと出てきた白濁液を親指で掬い取り舐めてみた。

「……味は人間と同じか」

 その間にも腰を動くのを止めない。

「ひっ、イッた、ちょ、あっ、ああっ、サドぉっ、あっ」
「……覚えるっていったらイってやるよ」

 口角を上げ、インキュバスに深く口付けた。
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