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夢と現実の狭間
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しおりを挟むまだ足りないのか、またペニスをくわえてきた。オトコは確か俺が初めてらしいが、フェラがだんだん上手くなっている。俺の好みが分かっているのか、上達しているのか。
どちらにせよ、他のオトコにくわえさせるつもりはないが——。
のど奥まで飲み込むのがどうやら気持ちいいらしくあえて自らぐいぐいとやっている。
その様子を眺めたままでいるのはなんだかつまらなくなり、先ほどから見え隠れするルイスの乳首をキュッと摘んでみると、驚いたのかのど奥で少し絞まった。
「へほ……っ、やべほ」
驚いた際に一回止まったが、すぐに再開した。おかわりがどうしても欲しいらしい。
さきほど摘んだ乳首の感触がもっと味わいたく執拗にいじると、ルイスが俺の手首を掴んでやめさせようとしていた。だが感じているのかあまり力が入っておらず、ただ掴んでる感じである。
そのままいじり続けていると、ルイスはフェラをやめ、ようやく掴んでいる手に力が入った。
「やめろって! 集中できないだろ!」
ルイスの口まわりが唾液でべたべたになっており、顔が火照っていた。
リトは思わず手が伸び、ルイスの唇を親指でぬぐった。それをルイスは手ではねのけて自分の服を消しながら、仰向けに寝ころんだ。
「口でおかわりしてもらえないなら、早くここでくわせろ」
恥ずかしげもなく早々と自ら脚を広げ、まだ濡れてもいない後孔に、ルイスはあえて自分の指をつんつんとつつき、キュッとする様子を見せられた。
ごくりとのどを鳴らしてしまい、それを打ち消すかのように上唇を舐めながら、ルイスの膝を掴みちんぐり返しをする。
これならルイスの顔やペニスを見ながら後孔をいじることが出来ると、舌を出して窄まりをゆっくりと舐めた。
初めてここに舐めた時は嫌悪感なかったが、おそらく現実でもきっと躊躇せずに舐められるだろう。現実で会えた時にはまずやってみようと決心し、舌をとがらせて軽くねじこんだ。
「ちょ、そこに潤滑液があるだろう」
早くペニスを挿れてほしかったルイスはベッドの端にあった潤滑液が入ったボトルを目掛けて腕を伸ばしたが、その前に俺が取り上げ後ろに放り投げた。
床に落ちる音ではなく水音が聞こえ、思ったより遠く投げたらしいことに軽く笑い、再び後孔を舌で抜き差しする。
張りのある尻たぶを押しこんで、後孔を唾液だけでしとどになるまで愛撫すると、長いことちんぐり返しされているルイスは少し苦しそうな顔をしていた。だがペニスは先走りで胸から鎖骨あたりで濡らしていて、感じていることが分かる。
このまま続くとさすがにしんどいだろうと思い、脚を降ろしてから濡れそぼっている後孔に早々指2本を挿入したが、難なく受け入れていた。
「もう……はやく……」
指を動かさず入れているだけなのに、後孔がキュウキュウと締めて自ら快感を受けにいくのが分かる。
それならば、より喜んでもらえるよう手が空いている方でリト自身を手早く擦り、硬くしておいた。後孔もより解れるために指の付け根まで穿ったり開いたり、時には前立腺付近にも擦ったりしてやる。
時折漏れるあえぎ声に興奮しながら、充分解れた後孔を目視確認し、リト自身をあてがった。
やっと貰えるといった感じに後孔が弛緩したり収縮してるのをしばらく眺めたのち、遠慮なく腰を押し進めた。思ったよりスムーズに挿入し、その際に擦られたのが気持ち良かったのかルイスは痙攣を起こしていた。
ドライオーガズムは何度見ても気持ちが高揚するな……。
「ちょっ、まて。ひあっ」
「なんだよ。早く欲しかったんだろ」
ルイスの懇願を無視し、数度腰を振ってやるとルイス自身から白濁液がとぷとぷとこぼれていた。
「——擦ってないのに、出てきたな」
腰を振るのを止めずに続けていると、飛び散る白濁液がルイスの身体中に付着する。だがルイスはそんなことを気にせずに、ただ目の前の食糧を得ようと健気に後孔を締め付けてくる。
もう少しでイきそうだと思い、抜き差しのスピードを早め、より奥深く出すためにがつがつと穿った。その時はもうルイスは声を抑えるのを諦めたのか遠慮のない喘ぎ声が飛び出てくるようになった。
「……ほら、おかわり」
我ながら寒い台詞だと思いながら、奥深いところで爆ぜた。
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