46 / 62
第一章:天上のラストルーム
第46話:相談
しおりを挟む
そのままアーカイブへと戻りクエスト屋で報酬を受け取る。
一人当たりの報酬額は700Gあり、アシュラとの戦闘による獲得分も相まってエレナの所持Gは3470Gまで増えていた。
昨日の今日でこれだけ稼げれば、後はクエストを受けなくても普通にプレイしていれば目標額まで貯まるだろう。
食事を終えて元気になったはずなのだが、アルストにとって今回のクエストは相当疲労が溜まるものだった。
少しゆっくりしたいと二人に伝えると、その足でアリーナの武具店へ向かうことになった。
何故そうなったのかというと、三人が手に入れたドロップアイテムの使い道を相談するためだ。
いきなりでは迷惑だろうとアルストからメールをしたところ、『すぐに寄ってほしい』と送信して一分も経たないうちに返信がきたのですぐに向かった。
「さあ! 今すぐに見せてちょうだい!」
そして今、恐喝を受けているかの如く詰め寄られている。
こちらからお願いしたことではあるのだが、さすがに後退りしてしまう。
だがエレナは構うことなくドロップしたアイテムをアリーナに見せており、それを見たアリーナもルンルン気分で物色を始めた。
「これはアルスト君が持ってきたものと同じミスリルね。こっちは……へぇ……ねえ、もしかしてレアボスモンスターと戦ったの?」
「あー、分かりますか?」
「やっぱりねー。まあミスリルがある時点でだろうなって思ったけど、これはさすがにねぇ」
そう言って手に取ったのは素材アイテムの【ゲルセンギル】だった。
「それも貴重な素材アイテムなんですか?」
「レア度5だからね。ミスリルがレア度3だからって言えば分かるかしら?」
【ミスリル】でも一階層や二階層から出てくるのはおかしいと言っていたのだ。それ以上のレア度のアイテムとなれば当然貴重であり、レアボスモンスターと遭遇したのだと考えるのは当然かもしれない。
「エレナちゃんの場合はフレイム・ドン・スピアを買う予定だから武器を作るのは違うのよね。やっぱり防具を作る方がいいかしら?」
「その方が助かるぞ!」
「了解よ。だけど、素材から装備を作るのにもGが掛かるけど大丈夫?」
Gが掛かると言われてエレナの動きがピタリと止まった。
フレイム・ドン・スピア購入のために貯めているGであり、素材から装備を作るために掛かるGを考えていなかったのだ。
「……素材自体は用意してもらってるから、出来てる作品を買うよりは安く上がるわよ?」
「お願いします!」
「ちなみに、前払いだけど大丈夫? フレイム・ドン・スピアは買えそうなの?」
「そ、それは……」
エレナはここで現在の所持Gをアリーナに伝えた。
「へえ! もうそんなに貯めたのね!」
「だ、だがまだ足りない! ここで防具を作ってもらうとなると……ち、ちなみに、いくら掛かるんだ?」
「そうねぇ。ミスリルとゲルセンギルだから……全部で1500Gかな」
「た、高い!」
「これでも十分安いのよ? 出来上がった物だと一つでこれくらいするんだから」
金額に腰が引けてしまったエレナだったが、アリーナから出来上がった作品の相場を聞くと悩み始めてしまった。
商売上手だなとアルストは思っていたが、実際にその通りであることは知らなかった。
アリーナの武具店はとても健全なのである。
「……わ、分かりました! お願いします!」
「い、いいの、エレナちゃん?」
「構わん! 明日からイベントもあるんだ、絶対にまた貯めてみせる!」
「毎度ありー!」
そのまま素材を受け取ったアリーナは、次にアレッサへ視線を向けた。
「アレッサちゃんも素材を持ってるの?」
「それが、私は装備品しかドロップしなかったんです」
そう言って取り出したのは、どれも前衛職専用の装備だった。
「なるほどねー。レア度は高くても使い道がないってことか」
「……はい」
「フレイム・ドン・スピアと同じで私が代わりに売ることもできるけど……エレナちゃんに使ってもらうこともできるわよ?」
アルストの場合は出会ってすぐのエレナにレア度5という高レアリティの装備をあげることはなかったが、アレッサは違う。
エレナと一緒に天上のラストルームを始めて、パーティを組んでプレイしている。
現実でも友人ならばエレナに使ってもらうのはありではないだろうか。
「あっ! 確かにそうですね。エレナちゃん、私の代わりに――」
「ダメだ!」
だがエレナは声を大にして断ってきた。
きょとんとしてるのはアレッサだけではなく、アルストもアリーナも同様だ。
「……あっ、いや、その、何かを無償で貰うのは、あまり好きではないんだ」
「……そっか、そうだったね。アリーナさん、やっぱりこちらで置いてもらってもいいですか?」
「私は構わないけど……本当にいいの?」
「はい」
困惑しているアリーナだったが、アレッサが言うならと二つの装備を預かることにした。
職業専用ではなく前衛職専用の腕当と脚当なので早い段階で売れるだろうと断言している。
疑問に思っていることに変わりはないが、そこは商売人として確信を得ていた。
そして視線はアルストへ向かう――が、次に発せられたアリーナの言葉に首を傾げてしまう。
「それじゃあ今日はここまでねー」
「えっ! あの、俺は?」
「アルスト君からは色々預かってるからね、これ以上預かっても手が回らないのよ」
「あー、確かにそうですね」
アルストは【ミスリル】二つに【ゴルイドの剛骨】を預けている。
言われてみれば頼り過ぎていたと反省したアルストは素直に従うことにした。
「アルスト君から預かったミスリル二つから仕上げて、その後にエレナちゃんのミスリルとゲルセンギルを仕上げるからさ」
「ありがとうございます!」
「それじゃあまずはお会計ねー」
「……はい」
カウンターでGの支払いを終わらせたエレナはとても落ち込んでいた。
だがここで一つの疑問が出てきたアルストはアリーナに声を掛ける。
「アリーナさん、俺は――」
「アルスト君、後で二人で話できないかな?」
しかしアリーナから意外な提案を持ち掛けられた。
「大丈夫ですけど……でも、ログインをしてると二人に気づかれますよ?」
「ふむ……後でメールするから見てちょうだい」
「は、はぁ」
何かあるのだろうか。疑問に思いながらもここで話さないということは、二人に関係したことなのだと察して追求はしなかった。
武具店の外に出てしばらくするとアリーナからメールが届き、アルストは内容に目を通す。
「……そういうことですか」
コミュ力皆無のアルストにとっては難易度の高い内容だったが、お世話になっていることもありすぐに返信を済ませる。そして――
「すいません。ちょっと今日は疲れたのでログアウトしましょうね」
「なに! Gを使ってしまったから、また貯めないといけないんだぞ!」
「二人だけでも十分にやれますよ。それに俺にも用事があるんです」
「……そうですか。それでは仕方ないですね。私達はもう少し楽しみたいと思います」
アレッサの言葉を聞いて少し申し訳なく思いながら、アルストはその場でログアウトした。
一人当たりの報酬額は700Gあり、アシュラとの戦闘による獲得分も相まってエレナの所持Gは3470Gまで増えていた。
昨日の今日でこれだけ稼げれば、後はクエストを受けなくても普通にプレイしていれば目標額まで貯まるだろう。
食事を終えて元気になったはずなのだが、アルストにとって今回のクエストは相当疲労が溜まるものだった。
少しゆっくりしたいと二人に伝えると、その足でアリーナの武具店へ向かうことになった。
何故そうなったのかというと、三人が手に入れたドロップアイテムの使い道を相談するためだ。
いきなりでは迷惑だろうとアルストからメールをしたところ、『すぐに寄ってほしい』と送信して一分も経たないうちに返信がきたのですぐに向かった。
「さあ! 今すぐに見せてちょうだい!」
そして今、恐喝を受けているかの如く詰め寄られている。
こちらからお願いしたことではあるのだが、さすがに後退りしてしまう。
だがエレナは構うことなくドロップしたアイテムをアリーナに見せており、それを見たアリーナもルンルン気分で物色を始めた。
「これはアルスト君が持ってきたものと同じミスリルね。こっちは……へぇ……ねえ、もしかしてレアボスモンスターと戦ったの?」
「あー、分かりますか?」
「やっぱりねー。まあミスリルがある時点でだろうなって思ったけど、これはさすがにねぇ」
そう言って手に取ったのは素材アイテムの【ゲルセンギル】だった。
「それも貴重な素材アイテムなんですか?」
「レア度5だからね。ミスリルがレア度3だからって言えば分かるかしら?」
【ミスリル】でも一階層や二階層から出てくるのはおかしいと言っていたのだ。それ以上のレア度のアイテムとなれば当然貴重であり、レアボスモンスターと遭遇したのだと考えるのは当然かもしれない。
「エレナちゃんの場合はフレイム・ドン・スピアを買う予定だから武器を作るのは違うのよね。やっぱり防具を作る方がいいかしら?」
「その方が助かるぞ!」
「了解よ。だけど、素材から装備を作るのにもGが掛かるけど大丈夫?」
Gが掛かると言われてエレナの動きがピタリと止まった。
フレイム・ドン・スピア購入のために貯めているGであり、素材から装備を作るために掛かるGを考えていなかったのだ。
「……素材自体は用意してもらってるから、出来てる作品を買うよりは安く上がるわよ?」
「お願いします!」
「ちなみに、前払いだけど大丈夫? フレイム・ドン・スピアは買えそうなの?」
「そ、それは……」
エレナはここで現在の所持Gをアリーナに伝えた。
「へえ! もうそんなに貯めたのね!」
「だ、だがまだ足りない! ここで防具を作ってもらうとなると……ち、ちなみに、いくら掛かるんだ?」
「そうねぇ。ミスリルとゲルセンギルだから……全部で1500Gかな」
「た、高い!」
「これでも十分安いのよ? 出来上がった物だと一つでこれくらいするんだから」
金額に腰が引けてしまったエレナだったが、アリーナから出来上がった作品の相場を聞くと悩み始めてしまった。
商売上手だなとアルストは思っていたが、実際にその通りであることは知らなかった。
アリーナの武具店はとても健全なのである。
「……わ、分かりました! お願いします!」
「い、いいの、エレナちゃん?」
「構わん! 明日からイベントもあるんだ、絶対にまた貯めてみせる!」
「毎度ありー!」
そのまま素材を受け取ったアリーナは、次にアレッサへ視線を向けた。
「アレッサちゃんも素材を持ってるの?」
「それが、私は装備品しかドロップしなかったんです」
そう言って取り出したのは、どれも前衛職専用の装備だった。
「なるほどねー。レア度は高くても使い道がないってことか」
「……はい」
「フレイム・ドン・スピアと同じで私が代わりに売ることもできるけど……エレナちゃんに使ってもらうこともできるわよ?」
アルストの場合は出会ってすぐのエレナにレア度5という高レアリティの装備をあげることはなかったが、アレッサは違う。
エレナと一緒に天上のラストルームを始めて、パーティを組んでプレイしている。
現実でも友人ならばエレナに使ってもらうのはありではないだろうか。
「あっ! 確かにそうですね。エレナちゃん、私の代わりに――」
「ダメだ!」
だがエレナは声を大にして断ってきた。
きょとんとしてるのはアレッサだけではなく、アルストもアリーナも同様だ。
「……あっ、いや、その、何かを無償で貰うのは、あまり好きではないんだ」
「……そっか、そうだったね。アリーナさん、やっぱりこちらで置いてもらってもいいですか?」
「私は構わないけど……本当にいいの?」
「はい」
困惑しているアリーナだったが、アレッサが言うならと二つの装備を預かることにした。
職業専用ではなく前衛職専用の腕当と脚当なので早い段階で売れるだろうと断言している。
疑問に思っていることに変わりはないが、そこは商売人として確信を得ていた。
そして視線はアルストへ向かう――が、次に発せられたアリーナの言葉に首を傾げてしまう。
「それじゃあ今日はここまでねー」
「えっ! あの、俺は?」
「アルスト君からは色々預かってるからね、これ以上預かっても手が回らないのよ」
「あー、確かにそうですね」
アルストは【ミスリル】二つに【ゴルイドの剛骨】を預けている。
言われてみれば頼り過ぎていたと反省したアルストは素直に従うことにした。
「アルスト君から預かったミスリル二つから仕上げて、その後にエレナちゃんのミスリルとゲルセンギルを仕上げるからさ」
「ありがとうございます!」
「それじゃあまずはお会計ねー」
「……はい」
カウンターでGの支払いを終わらせたエレナはとても落ち込んでいた。
だがここで一つの疑問が出てきたアルストはアリーナに声を掛ける。
「アリーナさん、俺は――」
「アルスト君、後で二人で話できないかな?」
しかしアリーナから意外な提案を持ち掛けられた。
「大丈夫ですけど……でも、ログインをしてると二人に気づかれますよ?」
「ふむ……後でメールするから見てちょうだい」
「は、はぁ」
何かあるのだろうか。疑問に思いながらもここで話さないということは、二人に関係したことなのだと察して追求はしなかった。
武具店の外に出てしばらくするとアリーナからメールが届き、アルストは内容に目を通す。
「……そういうことですか」
コミュ力皆無のアルストにとっては難易度の高い内容だったが、お世話になっていることもありすぐに返信を済ませる。そして――
「すいません。ちょっと今日は疲れたのでログアウトしましょうね」
「なに! Gを使ってしまったから、また貯めないといけないんだぞ!」
「二人だけでも十分にやれますよ。それに俺にも用事があるんです」
「……そうですか。それでは仕方ないですね。私達はもう少し楽しみたいと思います」
アレッサの言葉を聞いて少し申し訳なく思いながら、アルストはその場でログアウトした。
0
あなたにおすすめの小説
癒し目的で始めたVRMMO、なぜか最強になっていた。
branche_noir
SF
<カクヨムSFジャンル週間1位>
<カクヨム週間総合ランキング最高3位>
<小説家になろうVRゲーム日間・週間1位>
現実に疲れたサラリーマン・ユウが始めたのは、超自由度の高いVRMMO《Everdawn Online》。
目的は“癒し”ただそれだけ。焚き火をし、魚を焼き、草の上で昼寝する。
モンスター討伐? レベル上げ? 知らん。俺はキャンプがしたいんだ。
ところが偶然懐いた“仔竜ルゥ”との出会いが、運命を変える。
テイムスキルなし、戦闘ログ0。それでもルゥは俺から離れない。
そして気づけば、森で焚き火してただけの俺が――
「魔物の軍勢を率いた魔王」と呼ばれていた……!?
癒し系VRMMO生活、誤認されながら進行中!
本人その気なし、でも周囲は大騒ぎ!
▶モフモフと焚き火と、ちょっとの冒険。
▶のんびり系異色VRMMOファンタジー、ここに開幕!
カクヨムで先行配信してます!
俺の職業は【トラップ・マスター】。ダンジョンを経験値工場に作り変えたら、俺一人のせいでサーバー全体のレベルがインフレした件
夏見ナイ
SF
現実世界でシステムエンジニアとして働く神代蓮。彼が効率を求めVRMMORPG「エリュシオン・オンライン」で選んだのは、誰にも見向きもされない不遇職【トラップ・マスター】だった。
周囲の冷笑をよそに、蓮はプログラミング知識を応用してトラップを自動連携させる画期的な戦術を開発。さらに誰も見向きもしないダンジョンを丸ごと買い取り、24時間稼働の「全自動経験値工場」へと作り変えてしまう。
結果、彼のレベルと資産は異常な速度で膨れ上がり、サーバーの経済とランキングをたった一人で崩壊させた。この事態を危険視した最強ギルドは、彼のダンジョンに狙いを定める。これは、知恵と工夫で世界の常識を覆す、一人の男の伝説の始まり。
ゲーム内転移ー俺だけログアウト可能!?ゲームと現実がごちゃ混ぜになった世界で成り上がる!ー
びーぜろ
ファンタジー
ブラック企業『アメイジング・コーポレーション㈱』で働く経理部員、高橋翔23歳。
理不尽に会社をクビになってしまった翔だが、慎ましい生活を送れば一年位なら何とかなるかと、以前よりハマっていたフルダイブ型VRMMO『Different World』にダイブした。
今日は待ちに待った大規模イベント情報解禁日。その日から高橋翔の世界が一変する。
ゲーム世界と現実を好きに行き来出来る主人公が織り成す『ハイパーざまぁ!ストーリー。』
計画的に?無自覚に?怒涛の『ざまぁw!』がここに有る!
この物語はフィクションです。
※ノベルピア様にて3話先行配信しておりましたが、昨日、突然ログインできなくなってしまったため、ノベルピア様での配信を中止しております。
【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
───────
自筆です。
アルファポリス、第18回ファンタジー小説大賞、奨励賞受賞
勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~
名無し
ファンタジー
突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。
自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。
もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。
だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。
グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。
人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
もふもふと味わうVRグルメ冒険記 〜遅れて始めたけど、料理だけは最前線でした〜
きっこ
ファンタジー
五感完全再現のフルダイブVRMMO《リアルコード・アース》。
遅れてゲームを始めた童顔ちびっ子キャラの主人公・蓮は、戦うことより“料理”を選んだ。
作るたびに懐いてくるもふもふ、微笑むNPC、ほっこりする食卓――
今日も炊事場でクッキーを焼けば、なぜか神様にまで目をつけられて!?
ただ料理しているだけなのに、気づけば伝説級。
癒しと美味しさが詰まった、もふもふ×グルメなスローゲームライフ、ここに開幕!
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる