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第一章:役立たずから英雄へ
12.来たる日に備えて
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戦争が避けられない事がわかったなら、やるべき事は一つだけだ。
「ライブラッド王国からの使者をカッサニア公国へ送るつもりだ」
「カッサニア公国ですか?」
確か、ライブラッド王国の南に位置する国だったっけ。
僕はカッサニア公国の成り立ちを思い出し、一つ頷いた。
「カッサニア公国は、ライブラッド王家の血筋の方が治めている国でしたね」
「その通りだ。今でも友好国として貿易も盛んだが、今回は貿易ではなく援軍をお願いするために向かわせる」
三年間で学んだ事がある。
それは、アルスラーダ帝国の軍事力は他国を遥かに凌駕しているという事だ。
実際に帝国の中にいる時は全く知る術がなかったのだが、外に出て知識を深めればその実力ははっきりとしてしまう。
特に、皇族の持つスキルはどれも貴重な上に強力なものばかりで、戦局をたった一人で塗り替えてしまう程の力を持っている。
僕を除けば皇子が三人、皇女が二人いるが、全員が上位のスキル持ちだった。
第一皇子ラグルスの特級スキル【雷帝魔法】。
第二皇子レンネルの特級スキル【炎帝魔法】。
第三皇子ロベルトの特級スキル【剣帝の加護】。
第一皇女リーネの特級スキル【絶氷魔法】。
第二皇女レイリアの一級スキル【癒しの加護】。
戦争ではどれも一騎当千のスキル持ち。レイリアだけは唯一の支援系であり一級スキルだが、【癒しの加護】を持つ者がいるというだけで前線に立つ兵士の士気は向上してしまう。
……そして、僕に唯一優しくしてくれた兄妹でもあるんだよね。
「おそらく、戦争となれば皇子や皇女も戦場に立つ事になるだろう。彼らの実力は、リッツ君の方がよく知っているだろう?」
「はい。直接目にした事はありませんが、帝国内での噂は耳にしています。……特にラグルス、レンネル、リーネの酷い噂は」
僕がそう口にすると、アルヌス王は少しばかり驚いたようにこちらを見ている。
「どうしましたか?」
「いいや。どうやら、吹っ切れたようだと思ってね」
「……あ」
そっか。今の僕は、兄上や姉上の事を呼び捨てにしていたのか。
「これからは、アークとイシスを兄と、ネルを妹と思いなさい」
「お父様! 私をお忘れではないですか!?」
「ニーナは……同い年だし、どうしたらいいんだ?」
「うっ! ……ど、どうしましょう、お母様!」
「あらまあ、どうしたらいいかしらね、リッツ君?」
うえぇっ!? ここで僕に話を振るんですか、エミリア王妃!
「えっと、それは……か、家族であり、親友、というのはどうでしょうか?」
「……家族であり、親友、ですか?」
「はい。……僕が提案していいのかはわかりませんが、敬語をなくして会話をし、それでいて家族の親愛を忘れることなく接するのです」
「敬語をなくすのか? うーん、それはどうかと私は思う――」
「それでいきましょう! リッツ様!」
不満顔のキリシェ様の言葉を遮り、ニーナ様が満面の笑みを浮かべて身を乗り出してきた。
「では! キリシェもそれでいいですね!」
「……姫様がそう言うのであれば」
絶対に納得していないような表情だが、この場はこれで良しとしよう。
後から訂正する事もできるだろうし、話も逸れちゃってるからね。
「それでです。先ほど名前を挙げた三人は、平気な顔で、時には笑いながら敵を殺し、生きたまま焼き、凍らせていたのだとか。……正直、想像しただけでも気分が悪くなってしまいます」
「そうだね。悪い噂にほど過度な誇張をされる事もあると聞くけど、アルスラーダ帝国の皇子や皇女に関しては、噂が本当らしいから恐ろしいよ」
三人の悪評は他国にも広がっていると見て間違いないだろうな。
「それじゃあ、残りの二人はどうなんだ? 確か名前は……なんだっけ?」
「第三皇子ロベルト、第二皇女レイリアだよ、イシスお兄ちゃん」
「ロベルトは良くも悪くもないです。というか、上の二人の悪評を何とか消そうと躍起になっている感じですけど」
「ならば、本質はどうだと思うかね?」
「本質ですか……ラグルスやレンネルよりも、皇帝の座に固執しているように思います」
第三皇子だから争えないとは考えず、自分こそが時期皇帝にふさわしいと考えている。
だからこそ、アルスラーダ皇族の悪評を消そうとしている姿を国民に晒して、民意を得ようとしているのだ。
「第三皇子は確か【剣帝の加護】を持っていたよね」
「はい。アーク様と同じスキルになります」
「んじゃあ、相対するなら兄貴の方だな。俺は第一皇子か第二皇子って事か。久しぶりに俺の【風帝魔法】を暴れさせられそうだな!」
「第一皇女と第二皇女が出てくる可能性もあるのでは?」
「なら、私も行く。【水帝魔法】も、強力だもの」
ライブラッド王家のスキルも上位のものばかりとなっている。
話に出てきたイシス様の【風帝魔法】とネル様の【水帝魔法】はどちらも特級スキルで、アルヌス王の【地脈魔法】もそうだ。
確かエミリア王妃の【知性の加護】とニーナ様の【聖女の祝福】は一級スキルだったはず。
朝食の席は気づけば作戦会議の場になっている。
僕たちが意見を交換していると、アルヌス王がやや大きめの声で口を開いた。
「ニーナとネルは行かせんぞ?」
「そんな! どうしてですか、お父様!」
「【水帝魔法】、強いのに?」
「ネルには、わたくしたちと一緒に王都を守ってもらう必要があります」
「……あの、私は?」
エミリア王妃が名前を挙げたのはネル様だけで、ニーナ様の名前は出てこなかった。
そんなニーナ様の問い掛けに、エミリア王妃はニコリと微笑みこう答えた。
「ニーナとキリシェ、そしてリッツ君には、使者としてカッサニア公国へと向かってもらいます」
「……えっ?」
ニーナ様と護衛騎士のキリシェ様はわかるとして、どうして僕まで?
「ライブラッド王国からの使者をカッサニア公国へ送るつもりだ」
「カッサニア公国ですか?」
確か、ライブラッド王国の南に位置する国だったっけ。
僕はカッサニア公国の成り立ちを思い出し、一つ頷いた。
「カッサニア公国は、ライブラッド王家の血筋の方が治めている国でしたね」
「その通りだ。今でも友好国として貿易も盛んだが、今回は貿易ではなく援軍をお願いするために向かわせる」
三年間で学んだ事がある。
それは、アルスラーダ帝国の軍事力は他国を遥かに凌駕しているという事だ。
実際に帝国の中にいる時は全く知る術がなかったのだが、外に出て知識を深めればその実力ははっきりとしてしまう。
特に、皇族の持つスキルはどれも貴重な上に強力なものばかりで、戦局をたった一人で塗り替えてしまう程の力を持っている。
僕を除けば皇子が三人、皇女が二人いるが、全員が上位のスキル持ちだった。
第一皇子ラグルスの特級スキル【雷帝魔法】。
第二皇子レンネルの特級スキル【炎帝魔法】。
第三皇子ロベルトの特級スキル【剣帝の加護】。
第一皇女リーネの特級スキル【絶氷魔法】。
第二皇女レイリアの一級スキル【癒しの加護】。
戦争ではどれも一騎当千のスキル持ち。レイリアだけは唯一の支援系であり一級スキルだが、【癒しの加護】を持つ者がいるというだけで前線に立つ兵士の士気は向上してしまう。
……そして、僕に唯一優しくしてくれた兄妹でもあるんだよね。
「おそらく、戦争となれば皇子や皇女も戦場に立つ事になるだろう。彼らの実力は、リッツ君の方がよく知っているだろう?」
「はい。直接目にした事はありませんが、帝国内での噂は耳にしています。……特にラグルス、レンネル、リーネの酷い噂は」
僕がそう口にすると、アルヌス王は少しばかり驚いたようにこちらを見ている。
「どうしましたか?」
「いいや。どうやら、吹っ切れたようだと思ってね」
「……あ」
そっか。今の僕は、兄上や姉上の事を呼び捨てにしていたのか。
「これからは、アークとイシスを兄と、ネルを妹と思いなさい」
「お父様! 私をお忘れではないですか!?」
「ニーナは……同い年だし、どうしたらいいんだ?」
「うっ! ……ど、どうしましょう、お母様!」
「あらまあ、どうしたらいいかしらね、リッツ君?」
うえぇっ!? ここで僕に話を振るんですか、エミリア王妃!
「えっと、それは……か、家族であり、親友、というのはどうでしょうか?」
「……家族であり、親友、ですか?」
「はい。……僕が提案していいのかはわかりませんが、敬語をなくして会話をし、それでいて家族の親愛を忘れることなく接するのです」
「敬語をなくすのか? うーん、それはどうかと私は思う――」
「それでいきましょう! リッツ様!」
不満顔のキリシェ様の言葉を遮り、ニーナ様が満面の笑みを浮かべて身を乗り出してきた。
「では! キリシェもそれでいいですね!」
「……姫様がそう言うのであれば」
絶対に納得していないような表情だが、この場はこれで良しとしよう。
後から訂正する事もできるだろうし、話も逸れちゃってるからね。
「それでです。先ほど名前を挙げた三人は、平気な顔で、時には笑いながら敵を殺し、生きたまま焼き、凍らせていたのだとか。……正直、想像しただけでも気分が悪くなってしまいます」
「そうだね。悪い噂にほど過度な誇張をされる事もあると聞くけど、アルスラーダ帝国の皇子や皇女に関しては、噂が本当らしいから恐ろしいよ」
三人の悪評は他国にも広がっていると見て間違いないだろうな。
「それじゃあ、残りの二人はどうなんだ? 確か名前は……なんだっけ?」
「第三皇子ロベルト、第二皇女レイリアだよ、イシスお兄ちゃん」
「ロベルトは良くも悪くもないです。というか、上の二人の悪評を何とか消そうと躍起になっている感じですけど」
「ならば、本質はどうだと思うかね?」
「本質ですか……ラグルスやレンネルよりも、皇帝の座に固執しているように思います」
第三皇子だから争えないとは考えず、自分こそが時期皇帝にふさわしいと考えている。
だからこそ、アルスラーダ皇族の悪評を消そうとしている姿を国民に晒して、民意を得ようとしているのだ。
「第三皇子は確か【剣帝の加護】を持っていたよね」
「はい。アーク様と同じスキルになります」
「んじゃあ、相対するなら兄貴の方だな。俺は第一皇子か第二皇子って事か。久しぶりに俺の【風帝魔法】を暴れさせられそうだな!」
「第一皇女と第二皇女が出てくる可能性もあるのでは?」
「なら、私も行く。【水帝魔法】も、強力だもの」
ライブラッド王家のスキルも上位のものばかりとなっている。
話に出てきたイシス様の【風帝魔法】とネル様の【水帝魔法】はどちらも特級スキルで、アルヌス王の【地脈魔法】もそうだ。
確かエミリア王妃の【知性の加護】とニーナ様の【聖女の祝福】は一級スキルだったはず。
朝食の席は気づけば作戦会議の場になっている。
僕たちが意見を交換していると、アルヌス王がやや大きめの声で口を開いた。
「ニーナとネルは行かせんぞ?」
「そんな! どうしてですか、お父様!」
「【水帝魔法】、強いのに?」
「ネルには、わたくしたちと一緒に王都を守ってもらう必要があります」
「……あの、私は?」
エミリア王妃が名前を挙げたのはネル様だけで、ニーナ様の名前は出てこなかった。
そんなニーナ様の問い掛けに、エミリア王妃はニコリと微笑みこう答えた。
「ニーナとキリシェ、そしてリッツ君には、使者としてカッサニア公国へと向かってもらいます」
「……えっ?」
ニーナ様と護衛騎士のキリシェ様はわかるとして、どうして僕まで?
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