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第1章:異世界転生
つるはし作成
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湖に到着した時には、すでに西の空が茜色になっていた。
「……うん、飯の準備からだな」
つるはし作成は後に回し、俺は腹ごしらえを優先させる。
……だって、相当頑張ったんだもの。
米花を大きい葉っぱで包み蒸し焼きにしながら、でか豚の肉を焼いていく。
木材加工スキルを手に入れてからは木串もさっさと作れるようになったので非常に便利である。
加工系のスキルを持っていると色々と作れるのでサバイバル生活には必須のようだ。
これなら、木材加工や金属加工以外にも加工系のスキルがないか確認しなければならない。
「……よし、焼き上がったな」
木串から抜いた肉をナイフで薄くスライス、そしてこれも木材加工スキルで作った食器に米花を盛り、さらにその上にスライスした肉を盛っていく。
ここに、ここに焼き肉のタレなんかがあれが最高なのだが、今の俺には作れないので諦めるしかない。
ただ、これだけでも豪華な肉丼が完成した。
「……うん、香花のおかげでいい匂いだなぁ」
これだけでも食事をしているという感覚に陥ってしまうが、でか豚の肉もでか兎と同じでとてもジューシーだからめっちゃ贅沢な肉丼だと思う。
当然ながら、美味い。
明日は香辛料を作れる材料を探して森を探索しようかな。いやいや、アースレイロッグの半分を置いてきたし、あれを持ってくるのが先だろうか。
「うーん、悩むなぁ。だけど、動物たちがアースレイロッグをどこかに持って行っちゃったら、今日の苦労が半分水の泡になっちゃうし、先に取りに行くか」
その後に時間があれば香辛料の材料を探しに行こう。料理は今のところ苦慮しているわけじゃないしな。
腹ごしらえをした俺は食器を洗い片付けまで終わらせると、ようやく金属加工スキルの出番となる。
当初はどうやって加工するんだろうかと思っていたのだが、アースレイロッグを手に入れた途端にその方法が頭の中に浮かんできていた。
「素手で加工するとか、ちょっと思いつかなかったわ」
金属加工スキルを使用するには魔力が必要となる。
手に魔力を集めて鉱石に触れ、任意の形に変化させるらしい。
スキルレベルが1しかないので長時間や大規模な加工はできないが、レベルが上がればその限りではないようだ。
今回はつるはしのピック部分を作るだけなのでレベル1でも全く問題はない。
まずはピックに必要となる量のアースレイロッグをナイフで切り落とす。
そして金属加工スキルを発動させて突起を作るようにして加工していく。
それにしても不思議なものである。
木材加工に関してはナイフで削りその形を作っていった。
複雑な形のものに関しては、部品同士の組み合わせの作り方なんかも浮かんできたのでスキルがあるからこそなのだが、木材加工と金属加工では名前は似ているもののその使い方は全く違っているのだから。
そんなことを考えながらも加工は進んでおり、小さな部品だったからか一時間と経たずに完成してくれた。
続いての作業は木材加工スキルを使っての本体部分。
ただ、これに関してはすでに慣れたものであり、さらにスキルレベルもテーブルやイスを作っている間に2まで上がっている。
ピック作りよりも早い時間で本体が完成したことには俺自身も驚いたが。
「それじゃあ、本体とピックをくっつけて……おぉ、できた!」
俺は出来上がったつるはしを右手に持ってこれ見よがしに掲げてみせた。……俺以外に見る人はいないけどな!
「うん、うん。持ち手もしっくりくるし、これなら問題なさそうだ」
つるはしを満足気に眺めていた俺だが、ここでとあることに気がついた。
「……これ、剣とか刀も作れるんじゃないか?」
本来なら専門的な知識や技術が必要になるだろう武器の作成だが、木材加工は頭の中に作り方が浮かんでくるし、金属加工も細かな作業にはなるだろうけど自らの手で形作ることができる。
おそらく凄い逸品だろうナイフだけど、これだけでは心もとないと思っていたので、実験感覚で一本くらいは作ってみてもいいかもしれない。
「……だけど、それはまた明日だな。なんだか、ものすごく疲れが溜まってるんだよなぁ。もしかして、魔力を使ったからかな?」
なんというか、体を動かしてのだるさとは違い、内側から力が抜けるような倦怠感がある。
「魔力が抜けたってことなのかな? たった30しかない魔力だけど」
レベル7でようやく魔力は30まで上がったが、まだまだ魔法を使うにはほど遠い数字である。
いや、まてよ──
「金属加工スキルで魔力を使うなら、たくさん使ってレベルアップしたら一気に上がるんじゃないか?」
レベルアップするまでの過程で使った能力がより上がる傾向が今まででは見られたのだから、魔力をたくさん使えばと考えた。
「……よし、明日は予定変更だ。アースレイロッグを確保したら、金属加工スキルをたくさん使おう。その後にレベル上げをしてみようかな」
これで魔力を効率的に上げることができれば、賢者への道も近づくというものだ。
……今のところは完全な狩人だからな。
「……うん、飯の準備からだな」
つるはし作成は後に回し、俺は腹ごしらえを優先させる。
……だって、相当頑張ったんだもの。
米花を大きい葉っぱで包み蒸し焼きにしながら、でか豚の肉を焼いていく。
木材加工スキルを手に入れてからは木串もさっさと作れるようになったので非常に便利である。
加工系のスキルを持っていると色々と作れるのでサバイバル生活には必須のようだ。
これなら、木材加工や金属加工以外にも加工系のスキルがないか確認しなければならない。
「……よし、焼き上がったな」
木串から抜いた肉をナイフで薄くスライス、そしてこれも木材加工スキルで作った食器に米花を盛り、さらにその上にスライスした肉を盛っていく。
ここに、ここに焼き肉のタレなんかがあれが最高なのだが、今の俺には作れないので諦めるしかない。
ただ、これだけでも豪華な肉丼が完成した。
「……うん、香花のおかげでいい匂いだなぁ」
これだけでも食事をしているという感覚に陥ってしまうが、でか豚の肉もでか兎と同じでとてもジューシーだからめっちゃ贅沢な肉丼だと思う。
当然ながら、美味い。
明日は香辛料を作れる材料を探して森を探索しようかな。いやいや、アースレイロッグの半分を置いてきたし、あれを持ってくるのが先だろうか。
「うーん、悩むなぁ。だけど、動物たちがアースレイロッグをどこかに持って行っちゃったら、今日の苦労が半分水の泡になっちゃうし、先に取りに行くか」
その後に時間があれば香辛料の材料を探しに行こう。料理は今のところ苦慮しているわけじゃないしな。
腹ごしらえをした俺は食器を洗い片付けまで終わらせると、ようやく金属加工スキルの出番となる。
当初はどうやって加工するんだろうかと思っていたのだが、アースレイロッグを手に入れた途端にその方法が頭の中に浮かんできていた。
「素手で加工するとか、ちょっと思いつかなかったわ」
金属加工スキルを使用するには魔力が必要となる。
手に魔力を集めて鉱石に触れ、任意の形に変化させるらしい。
スキルレベルが1しかないので長時間や大規模な加工はできないが、レベルが上がればその限りではないようだ。
今回はつるはしのピック部分を作るだけなのでレベル1でも全く問題はない。
まずはピックに必要となる量のアースレイロッグをナイフで切り落とす。
そして金属加工スキルを発動させて突起を作るようにして加工していく。
それにしても不思議なものである。
木材加工に関してはナイフで削りその形を作っていった。
複雑な形のものに関しては、部品同士の組み合わせの作り方なんかも浮かんできたのでスキルがあるからこそなのだが、木材加工と金属加工では名前は似ているもののその使い方は全く違っているのだから。
そんなことを考えながらも加工は進んでおり、小さな部品だったからか一時間と経たずに完成してくれた。
続いての作業は木材加工スキルを使っての本体部分。
ただ、これに関してはすでに慣れたものであり、さらにスキルレベルもテーブルやイスを作っている間に2まで上がっている。
ピック作りよりも早い時間で本体が完成したことには俺自身も驚いたが。
「それじゃあ、本体とピックをくっつけて……おぉ、できた!」
俺は出来上がったつるはしを右手に持ってこれ見よがしに掲げてみせた。……俺以外に見る人はいないけどな!
「うん、うん。持ち手もしっくりくるし、これなら問題なさそうだ」
つるはしを満足気に眺めていた俺だが、ここでとあることに気がついた。
「……これ、剣とか刀も作れるんじゃないか?」
本来なら専門的な知識や技術が必要になるだろう武器の作成だが、木材加工は頭の中に作り方が浮かんでくるし、金属加工も細かな作業にはなるだろうけど自らの手で形作ることができる。
おそらく凄い逸品だろうナイフだけど、これだけでは心もとないと思っていたので、実験感覚で一本くらいは作ってみてもいいかもしれない。
「……だけど、それはまた明日だな。なんだか、ものすごく疲れが溜まってるんだよなぁ。もしかして、魔力を使ったからかな?」
なんというか、体を動かしてのだるさとは違い、内側から力が抜けるような倦怠感がある。
「魔力が抜けたってことなのかな? たった30しかない魔力だけど」
レベル7でようやく魔力は30まで上がったが、まだまだ魔法を使うにはほど遠い数字である。
いや、まてよ──
「金属加工スキルで魔力を使うなら、たくさん使ってレベルアップしたら一気に上がるんじゃないか?」
レベルアップするまでの過程で使った能力がより上がる傾向が今まででは見られたのだから、魔力をたくさん使えばと考えた。
「……よし、明日は予定変更だ。アースレイロッグを確保したら、金属加工スキルをたくさん使おう。その後にレベル上げをしてみようかな」
これで魔力を効率的に上げることができれば、賢者への道も近づくというものだ。
……今のところは完全な狩人だからな。
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