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むかしむかしある村に男の子がいました。
男の子の口ぐせは「おれはいつか王様がむかえにくるんだ!おれは王子なんだぞ」でした。
そんな男の子を周りの村人達の大人たちは子供だから「はいはい良かったねー」と、
相手にはしていませんでした。
でも1人だけそんな男の子の言うことを信じている女の子がいました。
女の子はいつも「わたしは信じているよ」と言うのでした。
そしてついに村長のところに王様から手紙がきたのです。
(その村に私の子供がいるので近いうちに迎えに行く)と。
村人達はみんな信じられないと思いながらも男の子が言っていたのは本当だったのだと、
男の子を王子さまあつかいするようになりました。
男の子に気に入られるようにいろいろな物をあたえたのです。
男の子も村人達のみんなが「王子王子」ともてなしますます「おれは王子なんだぞー!」と、
ワガママになっていきました。
しかし王様の手紙が届いてから1年2年とたち村人達はだんだんと、
(あれは間違いではなかったんじゃ!?)と思うようになりました。
そんな中、女の子だけが男の子を信じていました「わたしは信じているよ」と。
そうして何年もたち男の子も青年に女の子も女性に成長していきました。
青年になっても「俺は王子なんだぞ!」「私は信じているよ」と2人は言っていました。
青年になっても言い続ける青年に村人達は「いい加減に仕事をするように」
と言いましたが青年は働こうとせず青年の代わりに女性が働きました。
手紙が届いてから何年もたったある日とうとう村に王宮からの使者が来たのです。
青年はやっと来た使者に大喜びビックリしている村人達に「ほら見ろ俺は王子だっただろ!」と、
村人達に言うのでした。
村人達は使者を村人総出で迎える為に村の入り口で迎え入れました。
王宮からの馬車が村につき馬車から使者が降りると青年が「やっと俺を迎えにきて来れたんだな」と、
使者の前に行きました。
すると使者は言うのです「貴方はどちらさんですか?私はそちらの方王女様をお迎えに来たのです」と、
その使者のしめす方を見ると何と「信じているよ」といつも青年に言っていた女性だったのです。
「そんなの嘘だ!俺が王子なんだぞ!」と青年は言うが使者は青年の横を素通りし、
女性のそばに行き「遅くなり申し訳ございません王女様、王様がお待ちです私と共に王宮に帰りましょう」と、
女性の前にひざまずきました。
女性は「信じていました、はい帰ります」と笑顔で使者に応えるのでした。
そんな様子を見ていた青年は「嘘だー!」とその場で泣き叫ぶのでした。
すると女性が青年のもとに行き青年の頬にキスをしました。
そして言うのです「私と一緒に王宮に行きましょうそして結婚して下さい、そうすれば貴方は王子ですよ」と。
青年はその言葉を女性から聞くと直ぐに泣き止み「俺は王子だー」と喜ぶのでした。
そして女性は言うのです「私は信じていましたよ」と。。。
おしまい
題名…信じるもの…
男の子の口ぐせは「おれはいつか王様がむかえにくるんだ!おれは王子なんだぞ」でした。
そんな男の子を周りの村人達の大人たちは子供だから「はいはい良かったねー」と、
相手にはしていませんでした。
でも1人だけそんな男の子の言うことを信じている女の子がいました。
女の子はいつも「わたしは信じているよ」と言うのでした。
そしてついに村長のところに王様から手紙がきたのです。
(その村に私の子供がいるので近いうちに迎えに行く)と。
村人達はみんな信じられないと思いながらも男の子が言っていたのは本当だったのだと、
男の子を王子さまあつかいするようになりました。
男の子に気に入られるようにいろいろな物をあたえたのです。
男の子も村人達のみんなが「王子王子」ともてなしますます「おれは王子なんだぞー!」と、
ワガママになっていきました。
しかし王様の手紙が届いてから1年2年とたち村人達はだんだんと、
(あれは間違いではなかったんじゃ!?)と思うようになりました。
そんな中、女の子だけが男の子を信じていました「わたしは信じているよ」と。
そうして何年もたち男の子も青年に女の子も女性に成長していきました。
青年になっても「俺は王子なんだぞ!」「私は信じているよ」と2人は言っていました。
青年になっても言い続ける青年に村人達は「いい加減に仕事をするように」
と言いましたが青年は働こうとせず青年の代わりに女性が働きました。
手紙が届いてから何年もたったある日とうとう村に王宮からの使者が来たのです。
青年はやっと来た使者に大喜びビックリしている村人達に「ほら見ろ俺は王子だっただろ!」と、
村人達に言うのでした。
村人達は使者を村人総出で迎える為に村の入り口で迎え入れました。
王宮からの馬車が村につき馬車から使者が降りると青年が「やっと俺を迎えにきて来れたんだな」と、
使者の前に行きました。
すると使者は言うのです「貴方はどちらさんですか?私はそちらの方王女様をお迎えに来たのです」と、
その使者のしめす方を見ると何と「信じているよ」といつも青年に言っていた女性だったのです。
「そんなの嘘だ!俺が王子なんだぞ!」と青年は言うが使者は青年の横を素通りし、
女性のそばに行き「遅くなり申し訳ございません王女様、王様がお待ちです私と共に王宮に帰りましょう」と、
女性の前にひざまずきました。
女性は「信じていました、はい帰ります」と笑顔で使者に応えるのでした。
そんな様子を見ていた青年は「嘘だー!」とその場で泣き叫ぶのでした。
すると女性が青年のもとに行き青年の頬にキスをしました。
そして言うのです「私と一緒に王宮に行きましょうそして結婚して下さい、そうすれば貴方は王子ですよ」と。
青年はその言葉を女性から聞くと直ぐに泣き止み「俺は王子だー」と喜ぶのでした。
そして女性は言うのです「私は信じていましたよ」と。。。
おしまい
題名…信じるもの…
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