異世界では人並みに幸せになれますように

bokutinkei

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アリアと手を繋ぎながら廊下をトコトコと歩いているけどやっぱり足の包帯が邪魔をして歩きずらい。


アリアを見るとニコニコしながら歩いている楽しそう、
何でだろう?と思いじーっと見てしまいその視線にアリアがきずいた。


「んっ?お嬢様どうしました?歩くの早かったですか?」


「ちょっとあるきずらいけど、だいじょうぶ
 ね~アリアはどうしてそんなにたのしそうなの?」


「えっ?楽しそうですか?うぅーん、、、
 それはきっとお嬢様とご一緒だからでしょうね」


どうゆう事だろう?首をコテンとしてしまった。


「分かりませんか?私もそうですけどテレビジョン家にいらっしゃる皆お嬢様の事が大好きなんです、
 そのお嬢様が病気の間はお屋敷全体が凄く暗かったんですよ。

そのお嬢様がまだ本調子では無いと思いますけどこうして歩ける用おなりになり、皆喜んでいるんです。

スクイズお坊っちゃまのあんなに楽しそうにしているお顔も久しぶりに見ました」


「そうなんだ」


「はい、ですのでもう無茶はしないで下さいですよ」


「あっうん、、、」


大好きって言われた、、、凄く嬉しい。


今までも愛子の時何てそんな事言われた事何てなかった、
何時もお父様お母様の言う事だけ聞いて生きていた。


嫌われ無い用にこれ以上嫌われ無い用に言う事を聞いて、、、
それでも受け入れてもらえなかった私が女の子で産まれてきたから、何度男の子になりたいと思った事か。


少しでも受け入れてもらいたくて勉強も頑張った、少しでも良い学校に行く為にそして就職もした、
働けたのは少しだけど、、、
誰かプレゼント渡してくれたかなぁー。

嬉しいって思ってくれたかなぁー。

私が居なくなってどう思っただろう、少しは悲しんで、、、
駄目!お父様お母様はお仕事忙しいのに私がいきなり死んで迷惑を掛けたかもしれない、
ふふっ私って生きていても死んでも迷惑掛けてしまったのかもね、、、。


「お嬢様?疲れてしまいましたか?」


「あっだいじょうぶだよ」


「そうですか?もう少しで着きますからねお嬢様が行かれましたらきっと旦那様は驚くでしょうねーフフッ」


アリア楽しそうだね、私は本当のアムルリアでは無いけど迷惑はかけない用にしないと、
本当のアムルリアと変わった時に私のせいで迷惑を掛けちゃいけない。


今はもう少しだけ貸してね、、、。


アリアに手を引かれてトコトコと歩いて居るとお父様の執務室に付いた、
お父様と誰かが話している声が何となく聞こえる。


(それで神殿からの依頼でカイル殿下が行くのか?)
ん?カイル?


(はい、ジルの両親を無事にお連れするにはカイル殿下が行った方がスムーズにいくとの判断です)
ん?ジル?


(そうかこの事は知られてはいないだろうな)
ん?誰に?

(はい、速やかにとの事です、
ラルクリム様が又問題を起こさぬ用に共仰っておいででした、、、しっ!)
ん?ラルク?


私は話しに夢中で聞いていた為に段々と扉に耳を当てて聞いていた。


そして、バンッ!と勢いよく扉が開いた。









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