異世界では人並みに幸せになれますように

bokutinkei

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有る程度話しが終わったのだけれど、私もジルの為に何か出来ないかと考えた。


私が居なくてもカイルは滞り無くジルの家族を連れて来てくれると思うけど、、、


(如何したアムル?)


(ラルク私って本当に何も出来ないんだなぁーと思って、、、
だってジルは私に色々としてくれたの、怪我だってしたのよ!でも迎えに行くのはカイルで、
私は何も出来ない、、、)


私は結局自分では何も出来ない、愛子のときも今も、、、自分が本当に惨めに思えた。


(ではアムルも一緒に行けば良いではないか)


(えっ?)


(アムルだって行くって言っていたではないか)


(それはそうなんだけど、、、)


私はジルの国が隣の国とは思っていなかった、隣の国と言う事は何日も掛かる。


私は中身は大人、愛子の時も誰も手伝ってくれなかったので、
小さい頃から1人で大体の事はやらないといけなかったので有る程度の事は出来る、、、
そっか!


(大丈夫だ私も行く)


「えっ!」


「如何した?リア」


私は思わず声に出していた。


此処で言わないと!


「あのね、わたしもジルのかぞくをむかえにいく!いきたいの!」


「「「えっ!」」」


お父様お母様お兄様が一誠に驚いた。


「アムルリア迎えに行くのは隣の国だぞ」


「そうよアムルちゃん、お隣の国フラディー国よあそこは、、、」


「アムル僕を置いて行くのかい!?」


「えっと、おとなりのくになのはしっているよ、おにいちゃまにはわるいとおもうけど、、、
 わたしねしんでんでジルにたすけてもらったの、
 なにかあったらいってって、ちからになるっていったの。

 それがいまなんじゃないかっておもうの!
 おねがいわたしもつれてって、
 めいわくはかけないようにじぶんのことはじぶんでするからカイルでんか!」


「リアに話せば一緒に行くと言うかもと思っていたよ」


カイルは分かっていた用に私の顔を見て苦笑いした。


そう言えば私が行きたいって言った時に驚かなかったなぁー?


「カイル!お前それが分かっていてアムルリアの前でこの話しをしたな!」


お父様カイルに対してその言いようは不刑ですよ!カイルは皇子ですよ。


「何か問題でも?テレジョン卿、
 俺はただ単に国王の命令でテレジョン家に協力を頼みに来ただけだが?
 リアの発言は俺が言わせたのではない、俺を疑うのは筋違いだと思うのだが?」


カイルはお父様に少し黒い笑顔を見せた。


その時にチラッとラルク事ライ君を見ていたのだが私は気付かなかった。


「ワンッワンッ!」


突然ラルク事ライ君が吠え出したので私はビックリしたけど、
そうだ!


「このこもいっしょだからだいじょうぶだよ」


私はドヤ顔で言って見たけど皆はハァーと頭を抱えていた。


えっ!何で?と私は首をこてんとしてしまった、仔犬だけど強いよね?ラルク?


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