異世界では人並みに幸せになれますように

bokutinkei

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私の部屋で皆それぞれ騒いでいると何時の間にか夜になり食事の時間になってしまい皆で食堂に向かう事になった。


食堂に付き暫く席で待って居ると国王様と王妃様が席に付き一緒に食事が始まった。


ジルは王宮の食事が初めてで凄い勢いで食べ始めた。


「美味い美味い、あっこっちのも美味い」


ジルは少し興奮気味だ、国王様と王妃様がいるので大丈夫かなぁ~?
と思ったけど国王様も王妃様も気にして居ないみたいだ。


カイルは国王様と王妃様と謁見の間でも言ってたみたいで久しぶりの再会を楽しみながら会話をしている。


初めは私も皆と楽しく食事をしていたけど私の好きなお魚の料理を目にして益々確信を持ち初め、
私は食欲が段々と無くなり出してしまった。


それよりも国王様と王妃様の顔が気になりチラチラと見てしまっていた。



国王様も王妃様も私は知っている、、、
まだハッキリとは信じられないけど此処に本当はいて欲しい人達が私はいる、、、でも、、、居ない、、、。


もしかして他の部屋にいるのかもしれ無いけど何で顔を見せてくれないんだろう?
あれ?そもそも私は、、、もしかして、、、要らない子、、、だからテレジョン家に?
此処でも要らない子だったから!?此処?


私は少しづつ思い出しているのに、、、私では無く本当のアムルリアが思い出しているのに、、、
私が本当のアムルリアじゃ無いからあの人達は居ないの?、、、だからあってくれないの?


私はどんどんと胸が苦しくなる。


私は幸せに此処の王宮でお父様お母様お兄様と暮していた、、、
でも私が熱を出して寝込んでしまって一緒に出掛けられなくなったその後に私はもうテレジョン家にいた。


私は本当のお父様お母様お兄様を忘れて、テレジョン大公家のお父様お母様お兄様を本当の家族と思っていた。


何故私はテレジョン家にいるの?本当のお父様お母様お兄様は此処に居るんだよね?
私戻って来たよ、、、今此処にいるよ。


国王様と王妃様にはあってるよ、でもお父様お母様お兄様はあってくれないの?如何なっているの?
、、、如何なっているのか分からない誰か教えてくれないの?


私は食事をしながら考える、、、


会いに来て、、、会いたい、、、何処にいるの、、、私は何で此処にいないの?、、、
此処が私の家ではなかったの、、、何でテレジョン家に私を預けるの?、、、


モヤモヤと食事をしながら考える、、、


食事何てしてる場合では無いの!如何すればこの苦しい気持ちから解放されるんだろうか、
国王様と王妃様に聞いて良いのかな私はカイルとジル国王様王妃様をチラチラと見ながら考える、、、。


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