異世界では人並みに幸せになれますように

bokutinkei

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私は茶髪男を気にしながら先ずは部屋から出れるようにしないとと考える。


この部屋には出入り口が1つその出入り口は茶髪男の後ろ、
この部屋には荷物書類が一杯有るその荷物書類のお陰で隠れられている、
この部屋には私とルナちゃんだけ、、、


私とルナちゃんだけが助かれば良いんだ!


「ルナちゃん、わたしがおとりになるから、ルナちゃんは「駄目ルナが囮になる!」えっと~、、、」


「あれ?違うの?」


「うん、おとりにわたしがなるからルナちゃんにはやってほしいことがあってね」


「うん!ルナ何でもやるよ!」


「ありがとう、それでね、、、コショコショ、、、いいかな?」



「うん!わかった!リアちゃんも気おつけてね!」


お互いに頷きあい行動に移そうとした時にバァーンと音と共に出入り口が壊れ大声で名前を呼ばれた。


「おい!リア!ルナ!いるか!」
私は誰か解らずに身体が動けなくなったが、ルナちゃんは誰かわかったらしく大きな声を出した。


「アオ!居るよ!リアちゃんも居るよ!」


えっ、あおさん?ルナちゃんは信じてるみたいだけど、
私はあの時茶髪男と一緒に居た男の人だと思い出したけど本当に助けてくれるのか?
と疑問に思っているとルナちゃんは私の手を引きあおさんの所迄駆けて行った。


「リア!ルナ!大丈夫か?ドアを叩いても返事は無いし、
 ドアに鍵がかかっていたからこの荷物の量の部屋だから埋れているかと思って焦ってドアを蹴破っちまったよ

 大丈夫なんだな?」


私とルナちゃんはうんと頷き有ったが、
あおさんは私達の無事を確認すると目付きが鋭くなり私とルナちゃんの後ろに立って居るであろう男を睨みつけた。


「で?ボルグ、お前は何でこの部屋に居るんだ?」


茶髪男はボルグと呼ばれあおさんに向けてわざとらしく溜息を付いた。


「フゥー助かったぜアオ、俺も閉じ込められて困って所だったんだぜ」

ボルグは腰に片手を置きもう片方の手をわざとらしく頭をポンポンと叩いて、
苦笑いをし困っていた様に演技をした。


あおさんはジッと鋭い目付きで睨んだがボルグがそれ以上喋らないので諦めたようだ。


「そうか、お前休憩終わりだろ早く持ち場に戻れ俺も此処を片付けたら行く」


「へいへい、じゃーな先に行ってるわ」


ボルグはヒラヒラと手を振ると私達の横を通り過ぎて扉に向かって出て行った。


でも私は見てしまったボルグが私達の横を通り過ぎる時にあおさんの事を睨み付けていった所を。


あおさんは気付いたのかは解らないけど、ボルグが部屋から出て行くとあおさんは大きく息を吐き出した。


「フゥー、、、本当に大丈夫か?2人共?」


私とリアちゃんは頭を縦に振りうんと答えた。


「もう少しあおが遅ければ2人でどうにかしようとしていたんだけど、
 それまでは逃げてたから大丈夫だったよ、あお来てくれてありがとう」


私もルナちゃんと同じ思いでうんうんと頭を何度も縦に振った。


あおさんが私達を探してくれて本当に良かったよ。











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