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第一章
5つのスキル取得
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ちなみにこの1年間で覚えたスキルは5つ、以前から覚えていた2つを足すと7つになった。
【SPEED】通常の動きから、意識することで全体的に速度が上がる。
【スタミナ】スタミナが上がる。
【ゴースト】一瞬だけ自分の残像を作り出す。
【隠密】敵に見つかりにくくする。
【サーチ】半径50mの敵を判別する。
【ソードアロー】5m先まで斬撃を飛ばす
【ソードタフ】武器の耐久が上がる
この1年間何かある度に『キュア』と唱え続けたが結局覚えられず。常に薬草を常備している。
僧侶じゃない限り薬草を常備するのは常識ではあるがやはり、回復手段はこだわりたいのが男の性!
クエスト以外にも、レベルアップを目指し洞窟や、森に出掛けモンスターを狩る事もやってはいた。他の冒険者でもモンスターを狩り、角や毛皮といった物を剥ぎ取り、売ることで生活している人達もいる。クエストとは違い期限が無いため、縛られるものがなく自由に出来る事が魅力だそうだ。
ちなみに、攻撃スキルを覚えてからは短距離・中距離と臨機応変に戦える事が出来るようになったことで、バリエーションが増え、効率的に狩りが行えてるし、ランクを上げたいので俺はクエスト派である。しかし、調子に乗ることは避けなければならない。
昨日も【ゴースト】を発動し裏に回って仕留めるはずが、クールなイケメンガイを真似て『残像だ』とか妄想していた結果、【ゴースト】ではなく【残像】と唱えてしまった結果。スキルは発動せずサンダーベアの一撃をもろにくらい死にかけた。
そんなわけで昨日の教訓を生かし、《coolになれ俺》と目標を立て、ギルドでクエストを探していると【ギア】と言う放浪冒険者に声を掛けられた。何でも色々な所で酒を飲みたいという気持ちで放浪してるという、人当たりは良いが変わったやつだ。しかしランクBと実力は確かだ。
「サンダーベアと昨日死にかけたらしいな。またニヤニヤしてたのか?変態くん?」
「ちょっと疲れていてボーっとしてただけですよ。ってか、変態くんではなくヒデです」
ニヤニヤしてたから死にかけたのは本当だが、そんなこと言ったら酒のつまみにされバカにされるのが目に見えている。
「疲れた時は酒を飲むのに限るぞ」
「いえ、酒の旨さはまだわからないので、遠慮します。ってかギアさんは今日はクエスト受けないですか?」
「俺が受けなきゃならないクエストが無いことが平和の証拠で良い事だ。だから今日も平和で酒が旨い! まー、頑張れ!」
そう言うと上機嫌でカウンターへと向かって行った。
ギルドでは周りからからかわれる事がちょくちょくあるが、真面目にクエストをこなしている為か、1年いた為かはわからないが、気兼ねなく話せる冒険者が大半になったと思う。
クエストを一通り見たが、これといったものが無かったので、今日は宿屋裏で素振りだなと思いギルドから出ようとすると、丁度ユキがギルドへ入ってきた。
嫌な予感しかしない。
なせなら、俺の顔を見るなり口元を隠していて分かりにくいが、目が笑っている。これゃさっきの町中でニヤニヤしてたのをイジられるな。
ホウキで空を飛んで逃げたい⋯⋯
【SPEED】通常の動きから、意識することで全体的に速度が上がる。
【スタミナ】スタミナが上がる。
【ゴースト】一瞬だけ自分の残像を作り出す。
【隠密】敵に見つかりにくくする。
【サーチ】半径50mの敵を判別する。
【ソードアロー】5m先まで斬撃を飛ばす
【ソードタフ】武器の耐久が上がる
この1年間何かある度に『キュア』と唱え続けたが結局覚えられず。常に薬草を常備している。
僧侶じゃない限り薬草を常備するのは常識ではあるがやはり、回復手段はこだわりたいのが男の性!
クエスト以外にも、レベルアップを目指し洞窟や、森に出掛けモンスターを狩る事もやってはいた。他の冒険者でもモンスターを狩り、角や毛皮といった物を剥ぎ取り、売ることで生活している人達もいる。クエストとは違い期限が無いため、縛られるものがなく自由に出来る事が魅力だそうだ。
ちなみに、攻撃スキルを覚えてからは短距離・中距離と臨機応変に戦える事が出来るようになったことで、バリエーションが増え、効率的に狩りが行えてるし、ランクを上げたいので俺はクエスト派である。しかし、調子に乗ることは避けなければならない。
昨日も【ゴースト】を発動し裏に回って仕留めるはずが、クールなイケメンガイを真似て『残像だ』とか妄想していた結果、【ゴースト】ではなく【残像】と唱えてしまった結果。スキルは発動せずサンダーベアの一撃をもろにくらい死にかけた。
そんなわけで昨日の教訓を生かし、《coolになれ俺》と目標を立て、ギルドでクエストを探していると【ギア】と言う放浪冒険者に声を掛けられた。何でも色々な所で酒を飲みたいという気持ちで放浪してるという、人当たりは良いが変わったやつだ。しかしランクBと実力は確かだ。
「サンダーベアと昨日死にかけたらしいな。またニヤニヤしてたのか?変態くん?」
「ちょっと疲れていてボーっとしてただけですよ。ってか、変態くんではなくヒデです」
ニヤニヤしてたから死にかけたのは本当だが、そんなこと言ったら酒のつまみにされバカにされるのが目に見えている。
「疲れた時は酒を飲むのに限るぞ」
「いえ、酒の旨さはまだわからないので、遠慮します。ってかギアさんは今日はクエスト受けないですか?」
「俺が受けなきゃならないクエストが無いことが平和の証拠で良い事だ。だから今日も平和で酒が旨い! まー、頑張れ!」
そう言うと上機嫌でカウンターへと向かって行った。
ギルドでは周りからからかわれる事がちょくちょくあるが、真面目にクエストをこなしている為か、1年いた為かはわからないが、気兼ねなく話せる冒険者が大半になったと思う。
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嫌な予感しかしない。
なせなら、俺の顔を見るなり口元を隠していて分かりにくいが、目が笑っている。これゃさっきの町中でニヤニヤしてたのをイジられるな。
ホウキで空を飛んで逃げたい⋯⋯
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